夢だった海外生活!
でも、言葉のストレスは想像以上だった。。。
なんとかならないの?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
子供の頃から外国生活に憧れて、夢を叶えて海外生活。でも、現実はけっこう厳しくて、ストレスたまりまくり〜、なんてことありませんか?
海外での暮らし、いいこともいっぱいありますが、大変なことも多いですよね。
大変なことのトップ3のひとつは、きっと言葉の問題なのではないでしょうか。
今回は、海外生活の言葉のストレスについて、自分や友人たちの長年の経験と知恵を集めて、どうしたらラクになるのかアイディアをご紹介したいと思います。
言葉のストレスの軽減法がわかって、リラックスできますよ!
目次
海外生活の大きなストレスは言葉
言いたいことが伝わらない
日本人として生まれて、日本語を国語として勉強して、大人になったみなさん。
言いたいことが言えない…
一生懸命に話しているのに伝わらない…
そういう経験って、日本に住んでいるとあまりないですよね。
仕事などで、うまく意図が伝わらずモヤモヤなんてことはあるでしょう。でも、日常生活の中で、買い物や病院、電話応対などで、基本的な会話が通じない経験は少ないのでは。
これが海外に出ると、慣れないうちは、しょっちゅう「伝わらない」んです。大きなストレスになるんですよね。
簡単なことが自分で出来ない
電話の応対をする、お店で買いたいものを説明する、お医者に行って病状を説明する、役所で書類を申請する、などなど。
海外生活を始めて、言葉を自由に操ることができないと、簡単なことが自分で出来ないジレンマに感じる人も多いです。
日本では「当たり前にこなしていた」日常のことが、簡単なはずなのにできないんですから。
馬鹿にされる
欧米では、やはり日本人は「一目でわかるアジアの人」。
外国人に慣れていない人たちにとって、われわれは「言っていることがきっとわからないであろうアジア人」なんですね。
最初から「はあ?言ってることわかんないんすけど。あんたの英語、訛ってるし〜」的な態度の店員とかいますよ。
眉間にシワよせて…。
RとLの発音が怪しい(というか、できない)日本人を馬鹿にして、下手な発音を真似して繰り返す現地人とかいますしね。
悔しいですよね。
日常的に言葉で緊張している
海外にいるということは、よくスポーツで言う「アウェーのグラウンドで試合」している状態なわけです。
環境違う、水違う、空気も違うし、人種も違うし、文化も違う…。
これにプラスして言葉まで違うんですから、日常的に緊張を強いられている状態。
ストレスを感じるのも当たり前ですよね。
海外生活の言葉の壁、どうする?
言葉の壁をなくす方法
言葉の壁をなくす方法は、もしかしたら「ない!」のかもしれません。
なぜって、上達すればしたで「もっとわからないこと」が出てくるからです。
しかも、大人になって覚えた言語って、ちょっと気を緩めるとすぐに忘れてしまうんですよ。
最近思うのですが、言葉の壁とは、もしかしたら自分自身が勝手に作っているものなのかもしれません。
外国語が初級の頃は「どうせ下手だし、笑われてもオッケー」と平気だったので、言葉の壁はあまり感じることなく過ごしました。
少し上手に話せると「お、天才かも?」なんていい気になったりして(笑)。
中級以上になってくると、自分が「ちっともできていない」ことを知る機会が増えるので、言葉の壁は厚くなるように感じます。
そのうち、日本語まで怪しくなったりしてね。
言葉の壁はメリット?
言葉の壁というのは、ネガティブな側面だけじゃないですよ。
100%通じない、聞き取れないと思っていると、実はメリットもあるんです。
言葉の壁を感じている人は、謙虚な気持ちで、相手を理解しようと努力します。
思いやりを持って対話ができると思うのです。
また、適当に聞き流したほうが人間関係うまくいくこともあります。
嫁姑の関係なんかその最たるものじゃないでしょうか。
なまはんか理解できるようになると、お姑さんのチクチク嫌味が心に刺さるようになったりするもの。
これは多くの国際結婚の女性たちが感じることですね。
完璧でなくても言葉は通じる
英語を毎日使う暮らしを、もう30年も続けてる自分の英語も、実は「完璧から程遠い」です。
特に、日々不自由をそれほど感じずに長年暮らしているので、あえて難しい勉強をしていません。
だから、何年も英語を学問として勉強していらっしゃる方たちからしたら「へ?」のレベル。
それでも、どこにいっても通じますよ。
また、ぜーんぜん上達しないフランス語だって、万年中級でも、だいたい生活できていますよ。
不自由じゃない!とは言えず、しょっちゅうストレス感じていますけどね。
なんとかなるんです。ちょっとくらい言葉が下手でも、堂々と生きてりゃいいんですよ。
要は、相手をわかろうとする真摯な気持ちと、わかりたいと思う熱意、じゃないでしょうか。
海外で言葉に疲れた時の対処法
ここからは、海外生活で言葉のストレスに悩んだ時、すぐにできる具体的な対策法についてご紹介します。
ストレス対策リスト
あらかじめ準備する必要があるのですが、ストレスを和らげる自分なりのリストを作っておきます。
ストレスを和らげて、できれば撃退したいので、個人的には「ストレスバスターリスト」と呼んでいます!
言葉に限らず、あらゆることに使えるので、おすすめです。
具体的に、わたしが作っているリストの内容は次のようなものです。
ストレスレベル1: カフェでホットチョコレート
ストレスレベル2: 好きなアロマオイルを買い足す
ストレスレベル3: とっておきの羊羹と緑茶でティータイム。もしくはお汁粉を作って至福の時を過ごす!
ストレスレベル4: マッサージに行く
ストレスレベル5: エステに行って、フルコースで全身トリートメント!
以下、贅沢度がグレードアップしながら続き、ストレスレベル10(Max)は、イギリスに行って大好きなお城巡りをするに至ります。
だいたいが食べ物と、リラクゼーション系ですね(笑)。
こうしてリストを作っておくと、安心するためか、意外と「羊羹以上のストレス(笑)」にはなりにくいという長年の経験です!
あえてブートキャンプ状態にする
ショック療法というやつですね。
言葉で苦しいので、いっそのこと「苦しみハイ」になってしまう!
外国語しか話せない環境にしばらく自分を置いてみるんです。
国際結婚でしたら、夫抜きで義実家に数日行ってみるとか、義理の姉妹の家に数日お邪魔してみたらどうでしょうか。
留学生なら、シェアハウスやルームシェアでどうでしょうか。
駐在員の方は、もうすでに駐在先のオフィスでブートキャンプ状態なので、これ以上苦しむことはないかと。。。(でも、仕事で言葉の苦しみを味わうと、めちゃくちゃ語学力は伸びますよ!明るい将来につながるので、がんばって!!)
言語交換に挑戦する
ランゲージエクスチェンジですね。
言葉のストレスの癒しを求めているわけですから、よりいっそう言葉のストレスを強めてどうするんだ?と怒られそうですが、言語交換はちょっと違います。
ストレスの要因の一つは、「自分がみじめ」ってことじゃないですか?
言葉が不自由で、なんとなく自分がグレードダウンしたような気がしていませんか?
ランゲージエクスチェンジなら、言葉を習うだけでなく、相手にも日本語を教えるので、「グレードダウンした自分像」から脱却できるかもしれませんよ。
探し方は、ネットの掲示板や、現地の大学の掲示板、ローカル新聞などに「言語交換求む!」の広告を見つけるか、自分から広告を出してみる方法があります。
または、会社の同僚や、現地生活の先輩に情報をもらったり、紹介してもらうという方法もありますね。
たまには日本に浸る(日本デーを作る)
朝から晩まで日本のドラマや映画を見るなんていうのはどうでしょう。
自分なら、「日本デー」をつくるとしたら、凝りに凝りますね(笑)。
例えば:
- 朝ごはんは炊きたての白ごはん。ワカメとお豆腐のお味噌汁に、卵焼きと焼き海苔。日本のテレビを見ながらゆっくり食べます。
- お昼はお弁当を用意しておきます。のり弁やおにぎりなど。キレイに切ったカットフルーツやとっておきの和菓子も用意して。
- だらだらと気の向くままに、日本のテレビドラマや映画ざんまい。
- 飽きたらマンガでも読みましょう。
- 日が暮れるまで、ガッツリ日本。
こういう日がたまにあってもいいんじゃないでしょうか。
(子供や、現地人の夫がいると、なかなかできないですが。。。)
スッキリしますよ〜!
美味しいものを食べる
ストレスにはおいしいもの!
毎日、こってり贅沢をしろというわけではないので、たまにはメタボを気にぜずにケーキや、おいしいお酒を楽しんではいかがでしょうか。
レストランもいいですが、上質なハムやチーズを専門店で買い求めて、おいしいパン屋さんで焼きたてパンもケーキも買って、おウチ飲み会もいいですよね。
普段は一桁の値段のワインしか買わないけど、たまさかなのでちょっと贅沢なワインもいっしょにね。
日本人ネットワークを最大活用する
海外生活で、やはり心強いのは現地の日本人ネットワーク。
いろいろな生活情報の交換もできるし、頼りになります。
みんなそれぞれ、海外で頑張っている仲間たちですから、共通の話題も多いですよね。毎日のおかずのことから、仕事のこと、子育てのこと、老後のことなど、日本語で気楽に話せる地元のご近所さんたちは大切な仲間。
たまには誘い合ってランチに行ったり、家族ぐるみで飲み会したり、女子会したり。
お互いに悩みを話したりして、ストレスを癒したりできます。
体を動かす
ストレスには運動も効果大です。
あれこれ悩んでないで、まずは歩こうよ、という感じ。
走るのもいいですよ。
座って悶々と考えていると悩みはどんどん大きくなりますが、体を動かしているとポジティブパワーが出てくるというか、悩みが軽減されるように思います。
せっかくの海外生活、街歩きひとつでも新たな発見があること請け合いです。
郊外に歩きに行ってもいいし、広い公園をジョギングするのも心の健康には大切かもしれません。
しばらく別のことをする
「ああ、英語ができない、わからない。いやだなあ」と思うなら、いっそしばらく別の熱中できることに集中するのも一つの手です。
例えばですが、、
- 集中ダイエットを試みる
- 編み物をする
- おかしづくりに集中する
- プロ級のメロンパンが作れるようになる
- フルマラソンに挑戦する
そのうち「あれ?英語がラクになったような気がする」瞬間が必ずやってきますよ。
まとめ
海外生活で多くの日本人(いえ、日本人だけじゃないです)がぶちあたる言葉のストレス。
そのストレスを感じている真っ最中の本人にとって、これは一大事なんです。時には、すべてを投げ捨てて日本に帰っちゃおうと思わせるくらい、大きな負担。
このストレスを感じた時、一番大切なことは、「言葉のストレスは当たり前のこと、誰でも感じること。だって外国にいるんだもーん!」と気持ちをラクに構えることではないでしょうか。
少しでもラクになれる対処法もご紹介しました。
- ストレス対処リストを作っておく
- ブートキャンプに挑戦
- 言語交換に挑戦
- 現地の人と交流する
- たまには日本に浸る
- おいしいものを食べる
- 日本人ネットワークを最大活用する
- 体を動かす(前に進むことで、気持ちが前向きになる)
- しばらく別のことをする
友人や同僚たち、筆者自身が海外生活で実際にやってみた(今もときどきやりますよ)ことなので、お役に立てれば幸いです。
海外生活が楽しいものになりますように!
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