こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
学生時代、英作文は好きでしたか?
英語で文を書くことは好きですか?
英作文が大嫌い、英語で文を書くなんて、とんでもない!と、いう人、たくさんいるのではないでしょうか。
かくいう筆者も、学生時代には英作文はもちろん嫌いでした。
目次
もちろん、英語のライティングは苦手でした。
英語で文章を書くなんて「ありえない」ほど難しい!?
そもそも、なんだかよく作りのわからない言語=英語で、文章を書くなんて「ありえない!」と思っていたような学生時代。
高校時代は、とにかく教科書の内容を詰め込まれた、、、という感じですね。
英語の科目もいくつかに分かれていて、リーダー(読解)、グラマー(文法)、コンポジション(英作文)の3科目があったと記憶しています(ちょっと不確か)。
リーダーはまあまあOKとして、グラマーとコンポジションは人気がありませんでした。とっても大切な内容なのに、とにかくつまらない!
受験のためだけの英語はつまらない!
「ここでしっかり文法と作文を学習すれば、仕事にも活かせるし、いろいろな国の人たちと交流できるぞ!」なんて考えていた学生はたぶん一人もいないくらい、教室はしらけかえっていたのを覚えています。
グラマー・コンポの時間は早弁の時間と決めていたクラスメートもいたくらい。。。
先生は、まったく英語を話すことなく、来る日も来る日も英語の構造を述べて、延々と言語の決まりを抑揚もなくしゃべり続けるだけ。
「この文は、エスヴイオーオーですから、(云々かんぬん)、はい、そこの人、次の文はどんな文型ですか?」
「え? わかりません(けど、それがなにか?)」
と、こんな様子。
まったく楽しくもなく、うれしくもなく、ただ単に試験のためにだけ勉強したという感じ。したがって、「英作文は苦手、できっこない」と思い込んでいました。
英語のライティングが好きになったきっかけ
「英語で書きたい」と思わせてくれた一冊
もともと、文章を書くのは好きな子供でした。
作文も読書感想文もけっこう好きでした。ただし日本語オンリー。
英語に関しては、語学留学時代に英語日記を書き始めたのがきっかけで、なんとなく毎日、思ったことをヘタな文章で書きなぐっていた程度だったんです。
そんな私に大きな衝撃を与えたのが、カナダで暮らしていた頃に出会った一冊の本。
『Story of My Life』
80年代のハリウッド映画『Bright Lights, Big City(邦題『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』)』の原作者ジェイ・マキナニー(Jay McInerney)の作品です。
書店で何気なく手にした本なのですが、私にとって、それまで抱いていた英文の小説のイメージを一転させた一冊です。
主人公の一人称で書かれているものなのですが、まるで誰かが、今、そこで喋っている(「話している」、ではなくて「喋っている」)かのようなライブ感がいっぱいで、ぐんぐん引き込まれたのです。口語体のその文章は、すべてがその時代の、生きたボキャブラリー。
それまで英語の原書といえば「英文解釈」の授業で使われるようなクラシックな小説ばかりしか知らなかった私には衝撃でした。
自由に書くだけのライティングなら、英作文が好きになる
英語も、自由に自分の言葉で書いていいんだ!
文法を気にする前に、書きたいことを、思いのたけを、言葉にすればいいんだ!
こう思って以来、英語で文章を書くのが嫌いではなくなり、むしろ楽しくなったんです。
学問だと思うから難しく考えちゃうわけで、普通に、思ったことを自由に書いていけばいいと思ったら気持ちが楽になって、書くのが好きになったわけです。
好きだなー、と思い始めたら、どんどん書きたくなって、書くことがもはや苦痛ではなく娯楽にかわったのでした。
気楽に英語のライティングを楽しもう
最近は、以前ほど英語で文章を書く機会がなくなったので、あまり偉そうなことは言えないのですが、やはり「好きこそ物の上手なれ」。
自由に気楽に書いてもいいと思い始めてから、いくらでも書き続けることができるようになりました。
もちろん正式な書類などの作成時は、英語圏出身のジャーナリストの友人にアドバイスをもらうことが多かったですが、「自分の英語で十分OK」みたいな自信も芽生えました。
だってみなさん、日本語で文章を書くときに「はたしてこれは文法的に100%正解か?」と調べながら書きますか?そうじゃないでしょう?
伝えたいことを、相手にきちんと伝わるように書く。
これが基本じゃないですか?
日本語だって英語だってフランス語だって同じだと思うんです。もちろん、基本的な文法は大切です。それがわかっていないと、誰にも伝わらないただの文字の羅列になってしまいますものね。
ただ、100%正解を目指さなくていい。これ、大切です。
英作文が苦手でなくなる3つのポイント
① 伝えたいことを、相手に伝わるように、きちんと書く。
② 書くことを億劫がらない。
③ 100%を目指さなくていい。そもそも、ムリ!
この3つを心がけたところ、筆者の場合は英語で文章を書くことが怖くなくなり、むしろ大好きになっていきました。
『Story of My Life』以来、英文で書くことも読むことも大好きになったわけですが、そのおかげか、以来、英語でのコミュニケーション力がそれまでより向上したと思います。
読むと新しいボキャブラリーや表現に出会えます。そして、書くと、その新しいボキャブラリーや表現が「自分のもの」になるのです。
生きた英語表現ができると、やはり英語を使って仕事をするときに有利なんですよ。同僚や取引先とのやりとりがスムーズになるし、冗談を言い合えるようにもなります。
それもこれも、英作文ギライの自分から脱出させてくれた貴重な一冊との出会いのおかげだと思っています。
まとめ
高校で学習する英文法は、なんだかちっとも面白くなくて、「ありえないくらい」嫌でした。同じく、英作文も、授業はつまらないし、細かいところをチクチク採点されるため苦手でした。
でも、楽しむための言葉として英語を捉えられるようになって、気楽に伝えたいことを自分なりに自由に書くようになってから、英作文への苦手意識はなくなりました。
100%を目指さない英作文で、どうかリラックスして書くことを楽しまれてみてはいかがでしょうか。