英語が上手になりたい!
がんばっているけれど、リスニングが苦手。
日本人にとって、英会話の最大の難関はリスニングだ!と誰かが言っていました。
英会話に限らず、外国語会話の最大の難関は、絶対にリスニングだと思うのですが、いかがでしょうか。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
英語の聞き取り(リスニング)が苦手だという方。確かに、英語を聞き取る時は「何が飛び出してくるかわからない予測不能の不安」がありますよね。
こちらの記事では、英語のリスニング力アップには不可欠な「ちゃんと自分のものになったボキャブラリー」の増やし方について考えてみました。
目次
英語の聞き取りは本当に難しい?
英語は幼児期から始めると良い?
学生と社会人のはざまの頃、幼児英会話教室の立ち上げのお手伝いをしたことがありました。
その時に、学校を運営する会社で受けた研修のなかに「子供の聴覚の発達は6歳までがピークなので、英語は幼児から習い始めると良い」という話がありました。音楽教育などでも、5〜6歳までに音楽教室に通い始めると音感が身につくと言いますよね。
中学に入学して初めて学習を開始した英語。やはり聞き取りが一番難しいと感じます。
大人の英語リスニング
では、大人になってから英語を勉強しようと思った時、リスニングに関しては「手遅れ」で、打つ手がない?ということでしょうか。
これまで特にリスニングで「まいったなー」という経験はしてこなかったのですが。。。、先日のこと。
久しぶりに英語ネイティブの友人とお食事に出かけました。
生活環境が似ているので、さほど難しい話題があるわけでもないのですが、急に自分のボキャブラリー不足を感じてしまいました。
騒音の多いレストランだと、相手の話を聞くにも、ものすごい集中力を必要としている自分がいるわけです(単に年をとっただけ?)。
慣れた相手の英語は聞き取れる?
仕事だけでなく、友人たちや家族と長年、英語を使って暮らしてきました。毎日の暮らしの中に、ごく自然に、その一部として英語があったわけです。特に言葉に不自由を感じることもありませんでした。
家族や恋人同士の特別語
でも、先日、同じく国際結婚している知人がこんなことを言っていました。
「母語が違う人間同士でも、長く一緒にいると二人だけとか家族だけとかで通じ合える言葉ができあがるから、だんだん元の共通言語(例えば英語)がくずれていくよねー。」
その通りかもしれませんね。
かつて職場で、数多くの「日英堪能」なはずの日本人応募者の面接をしましたが、その時、英語圏の夫を持つ日本人女性の英語が必ずしも上手ではない現実を目の当たりにしました。当人たちの日常の共通語は英語だというのに、です。
我が家も夫婦の間の日常語は英語ですが、お互いの母国語も理解できるので、それぞれに母語を使うことも頻繁です。はたから見たら、へんな英語、なのでしょうね。
そのせいか、最近、本当に英語のボキャブラリーレベルが落ちているなあと感じます。
豊富なボキャブラリーがリスニング力を左右
外国語のリスニングには、その言語でのさまざまなスキル(知識)が総合的に必要なのですが、ボキャブラリー量はそのひとつ。
外国語のリスニング力を左右するのは、文法力、ボキャブラリー量(音と語意が連結したボキャブラリー)、聴力(音を聞き分ける力)の三つ巴でしょう。なかでもボキャブラリー量が豊富だと、リスニングの力は強くなると思います。
英語のボキャブラリー量を増やす方法
では、ボキャブラリー不足を感じた時、どのようにしたら解決できるのでしょう。
ボキャブラリー強化のいい方法があったらと思い、調べてみました。
1.興味のある分野からトライ
ボキャブラリーを増やすと一言で言っても、ただ単に英単語をやみくもに覚えるのはベストな方法ではありません。
まず、面白くない、楽しくない!です。
そして、単純な暗記は、身につきにくいです。
試験のために詰め込むわけではなく、英会話の中で使えるボキャブラリーを強化したいなら、「いざ、英語で話すぞ!」という肝心な時に使えなくては、意味がありません。
興味のある分野、自分にとって必要な分野の言葉をまずモノにするべきです。
例えば、海外旅行を計画していて、その時に「英語でスラスラ話したい!」というのが目下の目標だった場合。
旅行に関連した言葉をピックアップして覚えるといいでしょう。例えばトラベル英会話といった参考書をもとに、旅行を頭の中でシュミレーションしながら(妄想旅行?)、そのシチュエーションに出てくる言葉を自分のものにしてしまう。
音声付きの教材がネット上にもありますので、そういったサイトを活用しつつ、ボキャブラリーを増やしてはいかがでしょう。
2.インプット&アウトプットを繰り返す
ボキャブラリーを「自分の言葉にする」には、その言葉をインプット(聴く、見る、書きとる)するだけでは、なかなか身につかないものです。
インプットされた言葉は、何度もアウトプット(話す、書く)することによって、記憶に深く残って「自分の言葉」になるわけです。
中学1年の英語の教科書の最初の単元、覚えていませんか?
これ、いろんな人に聞いてみたんですが、意外とスラスラ覚えている人が多いんです。もう何十年も昔の話なのに。
同じように、小学1年生の国語の教科書の最初の単元も、スラスラ言える人って多いです。高齢者の方でも「小学校の最初の国語の勉強は〜」なんて言えたりする。
それは、きっと新しいことにワクワクしながら臨み、何度もなんども反復練習したからだと思います。
大人の英語学習だって同じではないでしょうか。
興味のあること、明日からでも必要なことのために英語を習得しようとするなら、そこにはワクワクがあるはず。アウトプットを反復することで、きっときっかりはっきり脳裏に焼きつくことと思います。
3.即、使ってみる
アウトプットの続きですが。。。
とても大切なことだと筆者は思うのですが、「アウトプットはその日のうちに」、です。
新しいボキャブラリーに出会ったら(言葉を知り、意味を知って、音(発音)も知る)、必ずその日のうちに、自分の言葉として使ってみることを強くおすすめします。
できたら、英語日記をつけて、その中で今日出会った言葉を使ってみるとよいでしょう。
別に毎日難しい単語を覚えなさいというのではなく、Phrasal Verbs(句動詞)など新しく知ったら、それを日記で早速使ってみては。
例えば、come across。
Comeは、「来る」という意味ですよーと中学で習いました。Acrossも、「横切る」とか、「〜を渡って」とかという意味ですよ、と習いました。
二つ合わせると、「横切ってくる」だけではなくて、
I just came across a super idea for the new product. (今、新製品のすごいアイディアを思いついた)
I came across my colleague in the bookstore.(本屋で同僚に出くわした)
When I was cleaning the attic, I came across an old photo of my parents. (屋根裏を掃除していたら、両親の古い写真を見つけた)
と、こんな感じでしょうか?
こういった言葉を、その日のうちに日記で使ってみると、「自分の言葉」として頭に残ります。そうすると、英語を話す時も、また聴き取る時にも、その「自分の言葉」はきっとスルスルと出てくるはずだと思います。
英語日記つけてみませんか?
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記事はこちらから:【英語日記は効果絶大】英語力が簡単にアップする8つのポイントとは
おわりに
リスニング力を左右する、文法の知識、音の聴き分け能力、ボキャブラリー。文法もそこそこ勉強したよという方は、自分のボキャブラリー量の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
ボキャブラリーが豊富になれば、リスニング力の向上にも直接つながりますので、ぜひお試しを!