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【海外生活と自己肯定感】外国暮らしの幸福度が自分への評価で変わる理由!

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画像ファイル国際結婚で海外に住んでいます。

移住を機に日本での仕事を辞めて渡航しましたが、

外国で、前のような仕事を見つけるのはかなり難しい…。

夫の国ではいつまでたっても「社会的に半人前」で、自己肯定感の低下が止まりません。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshino)です。

海外生活での気分の浮き沈み、私もたくさん経験してきました。

学生として過ごしたイギリスや、会社員として過ごしたアメリカとカナダでは、「頑張っている自分」を感じることができて、

海外生活 = 自己肯定感アップ

状態でした。

 

ところが、結婚を機にフランスに移住して以来、なかなか自分に自信がもてずにもがくようになりました。

海外で、ゆったりとした気持ちで子育てをし、家族と共に静かに暮らす生活を、昔は憧れていたはずなのに、です。

海外生活 = 無力感爆上がり

という状況…。

この気分的な違いは、海外での自分の立ち位置や幸福感を左右する、わりと重要な要素なんですよね。

長いこと自分なりに葛藤してきたので、この記事を通じて共有したいと思います。

国際結婚で海外在住だけど、思い通りの仕事も見つからず、自分がワンランク下に落ちたような気分になる
日本と違って、簡単なお役所の届け出も難しく感じて、自分が無価値に思えてしまう

など、落ち込みがちのかた、海外で弱気になってしまうのは、あなただけではありません。

 

この記事では、

 海外生活で高い自己肯定感が重要な理由

 自己肯定感の高め方

についてご紹介していきます!

 

海外生活で自己肯定感が上がる人・下がる人

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それではまず、海外に住んで自己肯定感が上がる人と下がる人にはどのような違いがあるのでしょうか。

自分への評価が上がる人とは?

自己肯定感が上がるのは次の7つの要素を持っている人でしょう。

  1. 現地語に強い
  2. フットワークが軽い
  3. 海外で活かせる強みを持っている
  4. おしゃべり好き
  5. 人と会うのが好き
  6. 好奇心が旺盛
  7. 熱中できる学業・仕事・趣味がある

 

現地語に強い

海外生活において、自信を左右する最大の要素は言語ではないでしょうか。

やはり現地の言葉が得意、という人は堂々としていますよね。

筆者が特にそう感じるのは、自分の経験からです。

英語圏では、英語がわりとすんなり習得できたため、「自分のスキルや能力に自信が持てない」ということは意外と少なかったんです(いや、未熟すぎてダメなことに気づいていないだけだったかも…笑)。

ところが、現在住んでいるフランスでは、アラフォーから学び始めたフランス語がなかなか上達しないまま。なので、何においても弱気になりがちなんですね。

フットワークが軽い

これもめちゃくちゃ重要!

海外で、自信を持って暮らしていくにはフットワークが軽いことが大切だと思いますね。

面倒がらずに、いろいろなイベントに参加してみるとか、習い事なんかも挑戦してみるとか。

積極的に動くことで、「自分は頑張れている」という気持ちになるし、色んな意味で前進できますよね。

海外で活かせる強みを持っている

なにかしら得意なものがある人は、どこに行っても自信を失わずにいられますよね。

特に、海外で活かせる強みのある人は有利です。

上で説明した語学もしかり、音楽や工芸などの芸術系もしかり。

「自分にはこれがある」というしっかりとしたバックボーンがある人は強いですね。

おしゃべり好き

おしゃべり好きな人は言語習得にとても有利です。

話したい気持ちが強ければ強いほど、なんとかして表現しようとしますから。

なれない言語でも、下手でも、どんどん人との会話に入っていける人っていますよね。

こういう人は、海外でも自己肯定感を高く持ち続けられる人だと言えますね。

人と会うのが好き

人と会うのがとにかく好き、という性格も海外でしっかり楽しめる大切な要素

おしゃべり好きにも通じる要素かと思いますが、積極的に人の輪に入っていけると現地の生活に慣れるのも早いです。

そしてこのタイプも現地語の上達が早いので、自分に対しての自信にもつながりますよね。

好奇心が旺盛

知りたがり、見たがり、聞きたがり、行きたがり、試したがり…。

好奇心が旺盛な人も、現地生活を楽しめるタイプ

おっくうがらずに外に出ていけば、他人とのネットワークも広がります。

現地に馴染めば馴染むほど、そこで暮らす自分への肯定感も高くなるでしょう。

熱中できる学業・仕事・趣味がある

これは、自分の経験から自信を持って言えることです。

何かの目標を持って必死にがんばっているときは、自分への評価もあがります

それは学位や資格取得のための勉強でもいいし、仕事でもいいんです。

または、没頭できる趣味でもいい。

とにかく、何かに向かって前に進んでいるときは自己肯定感も高まりますよね。

 

自分への評価が下がってしまう人とは?

では、海外生活で自己肯定感が下がってしまうという人はどうでしょうか。

5つの要素が考えられます。

  1. 現地語が苦手
  2. 日本と比較してしまう
  3. 家族や仲間がいない
  4. 人付き合いが苦手
  5. 実は移住したくなかった

 

現地語が苦手

現地語が苦手、というのは生活する上で大きなハンデを背負っている状態

生活上のさまざまな手続きも、夫や他の人に頼らなくてはいけないのは、その状態が長引くと本当につらいです。

いつまでたっても「半人前」。

移住前に、社会で活躍していればいるほど、ギャップに悩まされるもの。

しかも「現地語が苦手」というのは、簡単に払拭できるハンデではないところがしんどいですよね。

日本と比較してしまう

海外在住日本人あるあるの代表的なもののひとつ、「日本との比較」。

比べるだけならいいですが、なにかにつけて「日本では〇〇だったのに、この国はダメ!」と批判してしまう。

これ、単に自分を「不幸な気分」に導いているだけです。

現地生活を愚痴れば愚痴るほど、そこにいる自分への肯定感も下がっていくというネガティブスパイラルですね。

家族や仲間がいない

いざというとき頼れる家族や仲間、大切ですよね。

特に、自分を信頼してくれる人たちとの絆は、大きな自己肯定要素。

そういう親しい人たちが周りにいないのは、ちょっと落ち込んだ時とかにはつらいものがあります。

多少つらくても、凹むことがあっても、「自分には、自分をそのまま受け入れてくれる人たちがいる」という思いは、自己評価を高く保つために大切かと思います。

他人を気にしすぎる

他人の意見を気にしすぎたり、承認欲求が強すぎる人は自己肯定感が低くなりがちです。

欧米の人が「自信満々」に見えるのは、彼らの多くが「自分は自分、他人のことは気にしない」という文化の中で育っているから。

日本人の多くは、

⚫︎ みんなと同じじゃないといけない

⚫︎ 誰々さんより優れているかどうか

といった、相対評価を気にしますよね。

周りに合わせるという日本の人付き合いは、社会を円滑に回してくれますが、一方で、他人を気にしすぎて自己価値を小さく評価しがちにもなります。

実は移住したくなかった

最後は、「実は海外に移住したくなかった」という人。

海外移住って、最初がけっこう肝心だったりします(もちろん、あとから居住国を好きになるケースもありますが…)。

海外生活は楽しいことばかりではないのですが、「ここに住みたかった」という情熱は苦難を乗り越えるベースになるもの。

トーナメント戦で「シード権」をもらっているようなものです。

いっぽう、ネガティブな気持ちでスタートすると、うまくいかないことがあるたびに自分の否定的な感情を確認するようになるんですよね。

そういう環境では自己肯定感も高揚しないというわけです。

 

海外生活に自己肯定感が重要な5つの理由

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いいなあ、外国生活〜

よくそう言われるけど、住んでいると楽しいことばかりじゃないよ

たとえば?

せっかく積み上げた日本のキャリアが、全く活かされないことも多いし

でも、何年も海外で暮らしていたら外国語もバッチリでしょ?

とは言っても、なかなかネイティブレベルにはなれないし、生粋の現地人のようにはいかないことばかり…

 

移住の場合、短期で数年滞在するのと違って、本格的に現地の生活に入っていくわけです。

自分の国である日本とは勝手が違うことが多く、「外国人」として暮らす上では必ずしも楽しいことばかりではありません。

そこで大切なのが、ぶれない自分への評価、ではないかと思うのです。

 

自分をありのままで肯定できる人は、海外でも幸福度が高いでしょう。

その理由は、次の5つです。

海外生活では高い自己肯定感が重要な5つの理由
  1. 他人の評価に左右されずにすむ
  2. 積極的になれる
  3. 言語習得に役立つ
  4. 人的ネットワークを築きやすい
  5. 海外生活が楽しくなる

 

他人の評価に左右されずにすむ

自分というものをしっかり持っていることが、海外生活では特に大切だなと思います。

 

しっかりした自己肯定感を持つ人は、

● 必要以上に周りに怯えないですむ

● 堂々と振る舞えるので幸福度が高い

といえます。

 

自分も含め、国際結婚を選んだ海外生活者は、いったん積み上げた社会人としての経験を捨てて移住しています。

こういった人たちにとって、移住は、ゼロからのスタートではなく、マイナスからのスタートになります。

● 言語は移住先の一般の人よりずっと低いレベル

● キャリアを移住先でそのまま活かせるケースは少ない

● さまざまな社会習慣に慣れていない

という感じで、常に「人並み以下の自分」と対峙することになります。

 

「自分のレベルが下がってしまった」と自己嫌悪に陥りがち…。

そんな時に強いのは、高い自己肯定感を持つ人なんですよね。

 

積極的になれる

海外生活では、いかに現地の社会に入っていけるかが大切。

日本で暮らす以上に、社会に出ていく積極性がその人の幸福度に直接影響すると思います。

言葉の壁があっても、どんどん自分をアピールしていく人には、出会いでも仕事でもチャンスが巡ってくるでしょう。

これには、多少のことではひるまない自己肯定感の高さが必要なんですね。

 

言語習得に役立つ

自己肯定感の高い人は、言葉の習得も早いと思いますね。

「ああ、自分なんてダメだなあ」なんて思っていると、外国語も上達が遅いんですよ。

「自分って、いいセンいってると思う」と思える人は、現地の人とも積極的に関わっていこうとするので言語習得も早いんです。

当然、海外での人脈作りやキャリア形成など、可能性が広がっていきます。

 

人的ネットワークを築きやすい

友達作りでも、恋愛でも同じなんですが、

「この人と一緒にいると楽しそう」

と思われる人って、いつも人に囲まれていますよね。

自己肯定感の高い人は、人的ネットワーク作りも上手。

多くの人と出会えば、真の友人に恵まれる可能性も高いわけですし、将来のパートナーとの出会いのチャンスも増えます。

海外生活って、この人とのつながり作りが実はものすごく重要。

なぜかというと、海外では、人脈をいちから作り上げなくてはいけないからです。

地元の子供の頃からのつきあいとか、親戚とかご近所さんとかといった、日本でなら当然のようにある基盤が海外にはないからなんですね。

 

海外生活が楽しくなる

外国語ができたり、その国が好きだったり、好きな人が一緒だったりなど、海外生活を楽しむための要素はいろいろあります。

いっぽうで、海外生活がつらくなってしまう要因というのもいろいろありますよね。

思い通りの生活ができないとか、言葉がうまく話せない、住んでいる国の文化に馴染めない、孤独すぎるなど、あげればきりがないかもしれません。

海外生活って、「けっこう大変」なことがいっぱい。

とはいえ、できたら毎日の暮らしは楽しみたいものですよね。

ここで幸福感に差がつくのは、自分への評価の高さじゃないかなと思います。

ぶれない自己肯定感を持っている人は、「自分はこれがいい」と思い切れるので海外生活に強いんですよ。

 

海外生活での自己肯定感の高め方

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自己肯定感の高さが海外生活の幸福度を左右する…。

とはいえ、海外生活って、言葉の壁もあるし、日本では普通にこなせていたこともうまくいかない場合がけっこうあります。

差別を受けたり、明らかに軽くみられてるな〜と感じることも多いです。

気分が上がらない時に、こういった嫌なことが重なると、自分がとっても無価値に思えてしまうんですよね。

では、自分に自信が持てない時、どうやって気持ちをアップさせていけばよいのでしょうか。

簡単な順に7つほどご紹介します。

「すごい自分」リストを作る

得意なこと、これまでうまくいったことなどを思いつくままにリストアップしてみましょう。

例えば、

 中国語で会話できる

 デジタルイラストが描ける

 日本史だったら教えられるくらい得意

 剣道3段、根性だけは誰にも負けない

 クロールで2キロ泳げる

 編み物が得意

 私のコロッケは日本一おいしい

などなど、どんなことでも「これは自分のウリ!」と思うことを書き出してみます。

改めてリストにしてみると、なかなかイケてる自分を再発見すると思いますよ。

 

「本日のポジティブ」をピックアップする

どんな日でも、たいていひとつぐらいはポジティブなことがあるのではないでしょうか。

小さなことでいいので、その日の「良かったこと」にフォーカスしてみませんか。

例えば、

 今日は青空が気持ちよかった

 今日は雨が降って家でゆったりできてよかった

 今日は30分ジョギングの時間がとれた

 今日のお味噌汁は特別美味しかった

 今日は友達から美味しいお菓子をもらった

といった感じで、ごく普通の日常から「よかった」と思えることをピックアップしましょう。

ポジティブなことに目を向けて、自分の暮らしの良い面を認識することで自己肯定感もアップします。

もっと動く

単純なことなのですが、体を動かしたり、ちょっとだけ非日常な時間を過ごすことで自分に対してポジティブな気分になることができます。

ジムやヨガに通うほどでなくても、プールで泳ぐとか長めの散歩をするとかだけでも気分が変わりますよね。

せっかく外国にいるなら、いつも住んでいる町の「普段は行かないエリア」を探検してみるのもいいかもしれません。

いつもと違う道、いつもと違う街並み、きっと新しい発見があるでしょう。

これ、実際にやってみると本当に気分転換になり、「すごくいいことをした」気持ちになりますよ。

 

言い方を変える努力をする

就職の面接などで、よく使う方法なんですが…。

自分が短所だと思っていることも、別の見方をすると長所ととらえることもできるんですよね。

「頑固」は、「意志が強い」と言い換えることができますよね。

「計画性がない」は、「応用力がある」という見方もできます。

このように、物事のとらえかたや表現を別の角度からみるようにすると、ネガティブに考えがちのことも、ポジティブに変換することができます。

意識して努力する必要がありますが、自分のプラスの面に気づくことができますよ。

 

現地の言葉に強くなる

海外で自己肯定感を高める1番の方法は、現地語をマスターすることでしょう。

自分自身の経験から、これは断言してもいいと思います。

現地語に強い人(まずはスピーキングとリスニングが上手であること)は、海外生活のすべてにおいて「シード権」をもらったようなもの。

海外での自立への一歩を確実に踏み出せます。

現地の人々との付き合いも円滑にできるし、新しいことにも挑戦しやすいし、仕事を探す上でも絶対的に有利です。

語学習得は、どのレベルからスタートするかにもよるでしょうし、一朝一夕で上達するものではないですよね。

ひたすら継続して努力する必要がありますが、一歩一歩ステップアップしていくことでも自己肯定感もアップしていくはずです。

 

SNSはほどほどに

最近の傾向では、SNSにのめり込みすぎる人は自己否定に陥りやすいみたいですね。

いろいろな人と簡単にネットでつながることができるSNSはとても便利。

筆者も、海外生活情報などSNSに助けられることが多いです。

ただ、なかには自分の投稿への「いいね」が少ないことで落ち込む人も…。

「いいね」の数がそのまま自分への評価だと思ってしまうと、危険です。

また、SNSの世界の中に溢れている、「キラキラした海外生活を送る人々」「社会的に成功している優秀な人々」と自分を比較してしまって自信をなくしてしまう場合もあります。

他人の評価を気にしやすい人は、SNSはほどほどにしておくのが良策でしょう。

 

堂々と生きればいい!

海外で、なかなか自分の思い通りの生活が築けないとき、どうしても自分を肯定的に思えないものです。

ある程度の社会人経験を経て、家族の都合で海外に移住した場合などは、そのケースの最たるものではないでしょうか。

言葉も習慣も教育システムも違う外国で、積み上げたキャリアを活かした転職が難しいケースは多いです。

でも、だからと言って自分を小さく評価する必要はないんですよね。

たとえ思ったような仕事が見つからなくても、たとえ言葉がなかなか上達しなくても、外国で頑張っているわけですから。

堂々としてればいいんですよ。

アウェーの環境で、ちゃんと生きてる、それだけですごいことじゃないですか!

 

まとめ

毎日楽しいことばかりではない海外生活。

本格的な移住ともなれば、アウェー生活が辛くなってくることも多いもの。

 

日本ではなんでも自分でできていたことが、できない…。

日本では社会で活躍できていた自分が、なにもできない…。

 

思い通りに進まないことが重なると、自分自身への評価も下がりがちです。

でも、海外で幸福に暮らしていくために重要なことのひとつが高い自己肯定感。

少し自信をなくしてしまった…というときには、ちょっと休んで、また自分の気持ちをアップさせるよう工夫してみませんか。

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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