
旅行大好きで、次は一人で海外に行ってみようと思う。
でも一人だと移動時間が退屈しそう…
みんなはどうしてるの?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
一人旅、ますます人気ですよね!
近場の一人旅も楽しいですが、海外一人旅派の人も実は多いよう。
遠い海外で多少の不安はあっても、「こだわりを追求したい」「自由に動きたい」という人にはやはり一人旅。
自分のペースで休暇を取れるし、予算も自分次第なのが一人旅の良さでもあります。
そんななかで、
「海外一人旅では移動時間が退屈しそう」
「移動の時間をもっとラクに、楽しく過ごす方法はないの?」
という意見も…。
この記事では、海外一人旅の「移動」にフォーカスして
旅の移動パターン別の過ごし方
海外一人旅で注意したいこと
をご紹介します。
一人旅に出かける前の心の準備にお役に立てましたらうれしいです!
目次
海外一人旅は移動時間を有効活用!
海外旅行の移動時間って、合計するとかなりの長さになります。
飛行機に乗る前後の、自宅から空港への道のり、空港での待ち時間や飛行機内での時間、そして渡航先の交通機関までいれると本が何冊も読めてしまうくらい!
「移動」と言ってしまうとなんだか味気ない感じがしますが、この時間も立派な旅のひととき。
ぜひ有効に使いたいですよね。
移動時間は一人旅の楽しみの一つ
さきにちょっと書いたように、「移動時間=退屈、つまらない」という意見もあるようです。これは個人的な感覚もあるでしょうが、私は「移動時間は一人旅の楽しみの一つ!」と思っています。
飛行機搭乗前後の空港での時間をどう過ごすか?
国際線の機内での長い時間に何をするか?
到着先での移動時間はどう過ごすか?
次の行き先を考えると同時に、「移動時間の有効活用」については、いつも情報アンテナを張っています。
一人旅の移動時間を楽にするコツ
移動時間の過ごし方について具体的にご説明する前に、一人旅の移動をラクにするコツをいくつかご紹介しますね。
- 直行便を利用する
- 目的地には早めの時間に着けるよう調整する
- 空港からの移動手段をしっかり調べておく
- スーツケースなど荷物を工夫する
それぞれ見ていきますね。
直行便を利用する
海外のメジャーな都市への直行便は、経由便に比べて割高になることが多いです。
日本と海外の主要空港間を直行で結ぶのは、日系航空会社かその国のフラッグ・キャリア(国を代表する航空会社)。
ロンドンやパリなど、観光客やビジネス客がたくさん訪れる大都市への直行便は、やはりネームバリューの高い航空会社になるので、お値段もそのぶん高め。
それでも、直行便はラクです。
乗り換えがないので、「遅延があって乗り継げなかったらどうしよう?」「預け荷物がちゃんと着くかな」といった心配が減るのが何よりものメリット。
そして、機内持ち込み荷物を持って(意外と重い)乗り継ぎ空港内をウロウロせずに済むのも大きなメリット!
ピーク期を避けて旅行するとか、早めに航空券を購入するとか、お得に利用できる場合も多いので要チェックです!
目的地には早めの時間に着けるよう調整する
少なくとも最初の到着地には、可能な限り早めの時間に着けると理想的です。
その後の行程がなにかとラクです。
早い時間ならタクシーもつかまえやすいですし、電車移動も不安が少ないはず。
飛行機のスケジュールに左右されることなので、日中に必ず目的地まで行けるかどうかは難しいところですが…。
もし、国際線・国内線の時間の関係で目的地到着が夜遅くなると言う場合は、無理せずに空港周辺のホテルで1泊することも考えて!
空港からの移動手段をしっかり調べておく
海外の空港に到着した後、最初の宿泊地までどう移動するか?
一人旅では、空港からの移動手段も事前にしっかりと調べておくことをおすすめします。
到着後は「睡眠不足」「時差ぼけ」「緊張」と、体はかなりのストレスを感じているはずなので、できるだけ負担と不安の少ない方法がいいですよ。
女性一人なら、「空港タクシー」で宿泊先に直接向かうのがベスト。もしくは空港から主要駅まで直行の電車があればそれを利用するのもいいでしょう。
スーツケースを抱えて、見知らぬ夜の街を一人でウロウロしないですむように下調べを!
スーツケースなど荷物を工夫する
移動時間をラクにするには、荷物の工夫も重要ですよね。スーツケースは軽量のものを(ハードケースよりソフトケースの方が重量が軽い)!
女性一人旅なら、
● 軽めのスーツケース
● 機内持ち込み用のリュック
● 貴重品などを入れて斜め掛けできるメッセンジャーバッグ
の3点が基本かなあと思います。
もし旅行日程が短くて荷物が少ない、と言う場合は機内持ち込みできるサイズのキャリーケースにリュックサック。
貴重品を入れるメッセンジャーバッグは、搭乗時にはリュックに収納します。
機内持ち込みできるのは、既定サイズ内のかばん一つと、女性ならハンドバッグなどの手回り品を一つまでなので…。
▼ 一人旅ができる(楽しめる)タイプと、逆に一人旅には向いていないタイプとは?一人旅を楽しむコツとは?

旅の移動時間パターン別の過ごし方とは?
ここからは移動時間の過ごし方アイディアを、移動パターン別にご紹介していきます。
① 空港での過ごし方アイディア
② 飛行機内での過ごし方アイディア
③ 現地での移動時間の過ごし方
ひとつずつ見ていきましょう。
空港での過ごし方アイディア
旅の移動時間には「空港での待ち時間」も。
羽田空港の至れり尽くせりなサービスは別格として、海外空港の乗り継ぎ時間やチェックイン後の時間も有意義に過ごしたいですよね。
まず、利用する空港の施設について事前にチェックしてみましょう。
どんなお店があるか、どんなサービスがあるか、インターネットの空港サイトや旅慣れた人のブログなどを参考に。
なかには、「この空港に行ったらこれを食べるべし!」みたいな情報もあって、旅のイメージがふくらむはずです。
待ち時間が長い時、じっと座って時間をつぶすのはもったいないですよね。
大きな国際空港なら「シャワールーム」や「マッサージサロン」などもあるので、利用してみるのもいいでしょう。航空会社のラウンジでは、シャワー室が利用可能な場合もあります。
飛行時間の長い国際線フライトの前後のフットマッサージ、すごくいいですよ〜!
また、短距離フライトに搭乗する時、ちょうど食事時間にかかるならサンドイッチや飲み物などを事前に買っておくとベター。
最近の短距離フライトでは、飲み物・軽食すべて有料ということも多いので…。
その際、保安検査場通過後の出発エリアに軽食を買えるお店があるかどうかも、事前に調べておくといいでしょう。場合によっては、液体以外のものは保安検査前に買ったほうがいいこともあります。
飛行機内での過ごし方アイディア
国際線の飛行機、ルートによっては14〜15時間も狭い座席に座って過ごすことになります。どう過ごしたらよいのか、事前に作戦を考えておかないとかなり退屈。
座席がフルフラットになるビジネスクラスならまだしも、大したリクライニングもないエコノミーの座席ではそれほど長時間眠れるわけでもないですし。
よくみなさんがやっていらっしゃるのが、つぎのようなこと。
● 機内エンターテイメントを楽しむ
● 事前に動画をダウンロードして、スマホやタブレットなどで観る
● 電子書籍にダウンロードした小説やコミックを読む
● 旅先の下調べやプランニングをする
● ダイアリーをつけたり、絵を描いたりする
● 仕事をする
● 眠る
私は、まず機内エンターテイメントをチェックします。
観たいドラマや映画があればそれを楽しみ、なければ電子書籍で「ほどほどに読みやすく、かつ睡眠をさまたげない話」を読みますね。
動画を事前にダウンロードしないのは、機内エンターテイメントのドラマや映画には普段観ないタイプのものがあって試してみたいから。
紙の本を読んだり、書き物をしたりすることはあまりしません。
座席の背もたれに読書灯がついていればいいですが、天井の読書灯しかない場合、これを点けると周りの人に悪いかなとおもってしまうので…。
そして、長年の経験から「酔うほどのアルコールは飲まない」ようにしています。
機内でいただくお酒は、すぐに眠くなりますが眠りが浅くなりがちで喉が渇くんですよね。
また、到着地でパワフルに動き回るために、できるだけ睡眠を確保するようにもしています。でもこれが結構難しい!そう簡単に座った姿勢で眠れないんですよね。
さらに、飛行機内では常にエンジン音がしており、空気は乾燥しています。ほかにも、周囲の乗客の皆さんが使う読書灯の光や、斜め前方の乗客のビデオモニターの光も気になりがち。
ですので、必ず耳栓、保湿用のマスク、アイマスクを準備し、低反発ピローを持って搭乗しています。
▶︎ 膨らますタイプではなく、低反発タイプのネックピローだと首がラク。「かさばるのでは?」と思いますが、手荷物のキャリーケースやリュックにくっつけて運びます。
▶︎ いろいろなタイプの耳栓を試した結果、お気に入りはこれです。やわらかくフィットし、気になる騒音をカットしてくれます。
ちなみに、家族はノイズキャンセリングのヘッドホンを愛用していますが、あの圧迫感が苦手なので私は耳栓派です。
▼ 海外旅行リピーターの人には「これを必ず持って行く」というマストアイテムがあるもの。特に女性の一人旅には、何が役に立つのでしょうか?

現地での移動時間の過ごし方
海外の目的地に到着後、さらに短距離路線の飛行機や電車移動をするという人もいるでしょう。または鉄道パスで周遊旅をするという人もいるでしょう。
海外に到着したあとの移動時間も貴重な海外旅行タイム。有効に使いたいですよね。
私は、基点となる都市に宿をとり、鉄道パスを利用してあちこち日帰りで訪問するのが好き。
例えば、ホテルを早朝出発し、特急利用で遠距離日帰りなんていう日には、合計8時間を電車移動に使ったこともあります。
そんな時は、車窓からの風景を堪能しつつ、「絵日記」を描いたり、「一人ブレスト」をしたり。(私の一人ブレストは、紙に「旅行から帰ったら挑戦したいこと」を書き出したり、「休み明けの仕事で使うアイディア探し」を書き出したり。旅の移動中って、なぜか集中できるんですよね)
実は一人旅をたくさんしていながら「おひとり様ディナー」が苦手なのですが、この移動の車中でピクニックをしてしまうことも。
長距離列車なら、座席で食事をしている人も珍しくないですよね。
乗車前に駅ターミナルでサンドイッチやサラダ、デザート、ドリンク類を購入し、あとはゆっくり車窓を流れ行く異国の風景を見ながら電車ピクニックです。
▼ 一人旅してみたいけれど、時間を持て余したりつまらなかったりしたら…とためらっている方に、一人旅を満喫する「旅の空き時間の使い方」をご紹介します!

海外一人旅の移動で注意したいこと
さて、一人旅ならではの移動中の注意点にもふれておきましょう。
特に女性一人の海外旅行では、犯罪に巻き込まれないためにも、気を付けておきたいことがいくつかあります。
- 荷物から目を離さない
- 貴重品は身につける
- 夜間の一人歩きはできるだけ避ける
- トイレは行ける時に行っておく
こちらもひとつずつ見ていきましょう。
荷物から目を離さない
海外旅行では常識かもしれませんが、日本のように気軽に「荷物を置いて場所取り」はとってもキケン。
日本ではお馴染みのチェーンのカフェでも、荷物を空いた席に置いて飲み物を買いに行く…なんてことはしないでくださいね。盗まれる可能性大です。
また、空港や駅ではスーツケースをベンチ付近に置いてトイレに行くのもNG。
持ち主の手を離れた荷物は「不審物」扱いになって、警備員に持っていかれちゃいますよ。
貴重品は常に身につける
財布やスマホ、パスポートなどの貴重品は、移動中には必ず身につけておきましょう。
飛行機内では、ずっとこれら貴重品をいれたバッグを抱えていることもできないのですが、電車移動のときにはメッセンジャーバッグなどに入れて身につけておきたいもの。
電車のテーブルに財布やスマホを置いたままにしないように。
置き引きの被害は、電車の中でも起きています。
ターミナル駅のカフェで時間待ち、というときはさらに注意して絶対にテーブルに置かないように気を付けたほうがいいですよ。
目の前に置いてあるのに、サッと盗んでいかれた…というケースがけっこうあるそうですので。
日本にいるときとは勝手が違うので、電車で居眠りすることすら本当は危ないこともあります。
夜間の一人歩きはできるだけ避ける
女性一人旅に限らず、夜間の一人歩きはできるだけ避けるようにしましょう。
ヨーロッパでは、日本と大きく違ってターミナル駅周辺は安全ではないんですよね。犯罪が多発するエリアでもあるので、注意が必要です。
イギリスを旅していてよく遭遇するのは、鉄道駅が町や村の中心部から離れている…というケース。
田舎道をてくてく歩かないといけないことがあって、夜は照明もほとんどないような場所に駅があることも(宿泊地を移動する場合は、目的地に日中到着できるよう計画することをおすすめします)。
トイレは行ける時に行っておく
ヨーロッパ一人旅をしていて、何度か困った経験があるのが「トイレ」です。
必要な時にトイレが見つからない…
大きな荷物を持ってトイレに入れない…
という2つの問題に遭遇することがよくあります。
フランスに暮らして気づいたのですが、こちらの人ってトイレの回数が非常に少ない!
したがって、日本のようにあちこちに公衆のトイレがなかったり、さらに絶対数が少なくて壊れていることもよくあるのです。
アドバイスとしては、
● トイレは行ける時に行っておくことと
● 移動日には利用作用のある飲み物を飲みすぎない(紅茶やコーヒー)
くらいなのです。
到着空港を出る前、長距離電車の車中、カフェやホテルなどで済ませておきましょう。
そして、行程のなかでトイレが使えそうなところをあらかじめ調べておくと安心できます。
入場料を取る文化遺産や、博物館・美術館などにはほぼ必ずトイレがあります。
でも、日本と違って小さな駅や個人が有料開放している文化遺産(お城など)にはトイレがないことも多いのでご注意を!
▼ 女性一人の海外旅行、行きたいけれどやっぱり不安?安心して旅を楽しむためのコツをお伝えします!

まとめ
海外一人旅は楽しみだけれど、実際に出かけるとなると不安もいろいろ出てきます。
移動時間をどう過ごせばいいのか、一人旅ならではの注意点はあるのか、など心配を払拭して出かけたいですよね。
海外一人旅をたくさん経験してきたリピーターとして、旅行者視点でコツなどをご紹介しました。
今度出かける旅が、思い出いっぱいの楽しいものになりますように!