ずっと一人旅をしてみたいと思っていました。
旅の計画しているけれど、なんとなく不安。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
日本国内と海外で数多くの一人旅を楽しんできました。
思えば、人生の中での重要な選択を迫られた時、何かを真剣に考えたい時は、いつも一人で旅に出ていました。
非日常の中でこそ自分の心の声を聞き取れる、そんな気がするからです。
そして、重要な出会いも、いつも一人旅で気持ちを整理した後に訪れていたように思います。
自分で計画して、自分で動き、全てを自分で受け止める…。一人旅で得られるものは計り知れません。
一人旅で得られるものについて、具体的にご紹介していきたいと思います。
目次
一人旅の常連たちが旅で得たものとは
一人旅はリピーターになる人が多いんですよね。
自由に予定が組める
余計な気を遣わなくていい
自分のしたいことだけできる
日常から100%離れてリラックスできる
このようなことが、一人旅に魅力を感じる理由ではないでしょうか。
では、一人旅に慣れた「常連さん」たちは、その旅でどんなものを得ることができているのでしょうか。
自分への自信がついた
初めて一人で旅をするって、かなりドキドキしますよね。
何かアクシデントがあっても、すべて自分で対応しないといけないし。
飛行機や電車の予約から、貴重品の管理まで、自分一人の責任。
海外一人旅なら、なおさら緊張すると思います。
言葉の心配や、滞在地での安全など、気を配ることは山ほどあります。
一人旅は、自分としっかり対話できる時間がたっぷり。
だから、普段の生活では気づかなかった自分の姿に出会えることも。
意外と自分はなんでもできる人間だった\(^o^)/
なんて自信につながることも多いようです。
コミュニケーション能力がアップした
一人旅で、コミュニケーションの力がアップした!という人もいます。
パッケージツアーなら旅行会社や添乗員が、先回りしてお世話をしてくれますよね。
友達や家族との旅行でも、会話はそのグループ内完結で、見知らぬ他人と積極的に関わる機会は少ないもの。
いっぽうで、一人旅の場合は自分で全部やるしかないわけで…。
海外一人旅なら、外国語で対応するしかないので、なんとかするしかありませんよね。
英語や現地語がめちゃくちゃでも、意外に通じちゃったりして、自分のコミュニケーション力の高さに気づくことも。
柔軟な考え方をするようになった
誰かがすべてセットしてくれた旅と違って、個人旅行には小さなアクシデントがつきものです。
国が違えば、人の考え方や習慣も違います。
自分の常識が、ぜんぜん通じない国も当然たくさんあります。
例えば、フランス人は時間の感覚がとてもおおらか。
日本人は「約束の時間はちゃんと守るもの。約束の時間より早くつくほうがよい」と思いますよね?
でも、フランスではちょっとくらい遅れるのは全く問題なしなんです。
個人のお宅に伺う時には、15分くらいは遅く行くのが常識。
これはほんの一例ですが、世界にはいろんな人がいて、いろんな考え方・価値観があるんですよね。
一人旅では、これらの違いをたった一人で受け止めるので、自然と柔軟な考え方も身につくようです。
応用力がついた
例えば、計画していた旅のルート。
行ってみたら急な「電車の運休」💦。
これは、私自身の「一人旅あるある」とも言えます(よくあるんです)。
プランAがダメなら、じゃあ突発的にプランBを作ろう…。
こういう速攻のアクションが取れるようになるのも、一人旅の経験から得るもののひとつです。
実戦での応用力って、仕事でも育児でもめちゃくちゃ役に立ちますよ。
企画力がついた
個人旅行って「企画・運営」ですよね。
すごくクリエーティブな作業。
【 個人旅行のプランニング作業 】
- 目的地を決め、ルートを考え、交通手段を考える。
- 飛行機や電車のチケットを購入する。
- 宿を探して吟味し、予約する。
- 訪れたいスポットの情報を集め、必要に応じて予約する。
- 現地で動きやすいように、交通手段や通貨・気候なども調べる。
海外旅行にはさらに、次のような準備もします。
【 海外個人旅行のプランニング作業 】
(国内個人旅行の作業にプラスして…)
- 旅行保険の申し込みをする。
- 万一のアクシデントに備えて情報を整理しておく。
- 英語や現地語での簡単な会話を練習する。
楽しい作業ではあるけれど、けっこう時間も労力もかかるものなんですよね。
でも、ちゃんと綿密に調べないと困るのは自分。
企画力を養えるのも一人旅のメリットですよね。
国境・言語の壁を超えた友達
一人旅の面白さのひとつに、「出会い」があります。
日本人の一人旅同士が出会うこともあるし、さまざまな国の人との出会いの可能性もあります。
たとえば、同じ日本人同士でも旅先で出会う人は、普段の暮らしでは接点が全くないタイプの人だったりするんですよね。
現地の人との出会いも、もちろんあります。
その国や街の人ならではのフレッシュな情報を教えてもらったり、自分とは全く違う考え方や価値観に触れたりすることも…。
生涯の伴侶
「えー、そんなドラマみたいな話!」って思いますよね。
ところが、実際、けっこうあるんですよ。
旅先で生涯の伴侶に出会ってしまうケース。
海外で暮らす日本人って、「なぜその国に暮らすことになったのか?」と疑問に思いませんか?
「この人はどんな縁があってこの国に暮らしているんだろう?」と、海外で暮らす日本人に話を聞いてみると、
「旅行中に出会った人と結婚したから」
という答えが帰ってきたことが一度や二度じゃないんですよ。
▼ 一人旅には「自分発見」があり、「人生の大改革」への道筋が見える可能性がある!
一人旅で実現できたこと
ここからは、私自身が一人旅を通じて得たものをご紹介したいと思います。
自分自身との対話
毎日の暮らしって、けっこう忙しいですよね。
朝起きて、仕事に行って、帰宅するとバタバタと食事や入浴、あっという間に深夜だったりします。
何も深く考える時間がないまま1週間が過ぎちゃうんですよね。
一人旅のよいところは、
考える時間がふんだんにある
という点です。
私は、忙し過ぎて煮詰まると、よく京都や奈良に行っていました。
「そうだ、京都行こう!」的に思いついたら新幹線、です。
海外旅行の場合は、まとまった休みが必要ですが、東京から京都なら2時間ちょっと。
日帰りでも行けちゃいます。
なにしろ一人なので、会話する相手がいません。
だから自分と対話する時間がたっぷり。
電車での移動時間、街を歩きながら、寺社巡りをしながら、ホテルでリラックスしながら…。
時には、ノートに思いを綴りつつ、自分と向き合います。
迷いを吹っ切ることができる
自分との対話時間がたっぷり取れる一人旅は、人生の選択肢から答えを選ぶ時間でもあります。
仕事で行き詰った時など、「辞めちゃおうかな」という気持ちを整理するには一人旅が一番。
恋愛も同じです。
「この恋、もうやめちゃったほうがいいんじゃないかな」という時、物理的に彼と離れてみると冷静になれるんですよね。
私の場合、重要な選択や出会いは、いつも一人旅がきっかけになっていたように思います。
とことん好奇心を満たせる
もともと好奇心はとても旺盛なタイプなんですが、好奇心を満たすには一人旅がぴったりなんですよね。
一人旅の場合、誰かの都合に合わせることなく、行きたいところに行けるし、時間も自在に使えます。
私は、奈良・平安時代の仏教建築や、中世イギリスの建築にとても興味があるんですが、これらを満喫しようと思うとやっぱり一人旅を選んでしまいます。
もちろん、友達や恋人との旅は本当に楽しいですが、一人旅の自由さも捨てがたいものがありますね。
見たいものがあると何時間でも歩いて見に行きたいというワガママ者なので…。
真摯な気持ちになれる
自分と真面目に向き合うと、すごく真摯な気持ちになれるんですよね。
真剣に人生考えよう、みたいな。
これまでの生き方を振り返って、これからの人生をプランして。
けっこう普段の暮らしに煮詰まっていても、ちょっと自分のいる場所を変えてみるだけで、俯瞰でものを見られるような気がします。
「あああ、もうダメ、この仕事ムリ!」
なんて思っていたはずなのに、1,000年もそこにあり続ける古城とか寺院とかの一角に立ってみると、自分の悩みが小さく見えちゃうんですよ。
「帰ったら、もうちょっと頑張ってみよう」
一人旅が人生を応援してくれている感じです。
身近な幸せに気づける
一人旅の旅先は、自由ではあるけれど、寂しくもあります。
田舎旅の夕暮れ時、幸せそうなカップルを見たり、楽しそうに笑うファミリーを見たりすると「いいなあ、楽しそうだなあ」と思います。
海外一人旅では、特にその思いは強くなる傾向があるんですよね。
そういう寂しい気持ちに包まれた時は、自分の身近な幸せを実感するときでもあります。
「今は一人だけど、自分には大切な人たちがたくさんいる」と、思えるんですよね。
▼ 海外一人旅、行ってみたいけど勇気が出ない…。「これなら私も行ってみようかな」と思っていただけるヒントを集めました。
まとめ
自分だけの旅時間を通して得るものがたくさんあります。一人旅に出ることで、新しい自分の可能性を広げることだって可能なんです。
好奇心を満たし、未知の世界に出会う一人旅。
思いきって出かけてみませんか。