外国の人との国際恋愛。
お互いが惹かれあってスタートした恋愛ですが、日本人同士の恋愛と同じように、長い間には小さな波や大きな波が二人の間に立つ事だってありますよね。
ましてや言葉の壁や文化の違いなど、国際恋愛には数々のハードルが待ち受けていたりします。
こんにちは、まのん (@ManonYoshino)です。
「喧嘩するほど仲がいい」ということわざが、国際恋愛で通用するのかどうか。別記事【必読!国際恋愛】外国人恋人とも「ケンカするほど仲がいい」?で考えてみました。喧嘩と言ってもその内容とやり方によっては決定的な破綻を招く事もあります。
今回は、国際恋愛カップルの喧嘩の原因パターンを見ていきたいと思います。原因を知っておけば、余計な喧嘩を避けることもできますし、彼と楽しくお付き合いするヒントになればうれしいです。
目次
国際恋愛の喧嘩の原因1 言葉の問題
国際恋愛は異言語で語り合う恋愛
生まれ育った国や言語が違うふたりが恋愛するということは、どちらか一方(もしくは両方)が常に外国語で会話をしている状態になります。
たとえふだん流暢に外国語を話していたとしても、ちょっとしたニュアンスが伝えにくかったりすることもありますよね。
一緒に働いた外国人上司たちのなかには、日本語がとても上手な人もいました。日常会話には全く不自由していない様子で、普段は日本語で冗談を言ったりしているのに、重要な会議のときは必ずプロの通訳を付けていたんですね。
「自分の日本語は完璧にはほど遠くて、微妙なニュアンスを勘違いすることもある。だから、重要な場面では自分は母語の英語で話に集中し、日本語にするのはプロの通訳にたのみたい」とのこと。
愛があっても言葉はやはり重要
「愛があれば言葉なんかどうにでもなるよ」なんて言う人もいます。
でも、やはり言葉で考えていることや思いを伝えない限り、相手に理解してもらうのは難しいと思います。相手を理解するためにも、言葉で伝えてもらわないとわからないですよね。
ましてや恋人たちの間なんて、ちょっとしたことで不安や誤解が入り込んできます。そういう大波小波を上手に乗り越えていくには、やはり言葉によるコミュニケーションは不可欠ではないでしょうか。
「そんなつもりでいったんじゃないのに。。。」
「ちゃんと言ってくれなきゃわからない。。。」
「何を考えているの?」
二人の間に強い共通言語がないと、小さなわからないことが大きな誤解につながることもあります。
それがちょっとしたいさかいの原因になり、ケンカにもなるわけですよね。愛を育む恋人たちにとって言葉はとても大切だと思うのです。
国際恋愛の喧嘩の原因2 文化的な違い
宗教で悩む
カナダで、イスラム系の男性と恋をしてその家族関係の複雑さに頭を悩ませていた友人が数人いました。
彼には国に養わなくてはいけない家族・親戚がたくさんいるので結婚ができないと言われたとか、イスラム教に改宗してもらわないといけないと言われたとか、悩みはつきないようでした。
「告白」という日本の文化
宗教の違いは、文化的な違いの一つの例。国や言語が違うとこんなにも文化が違うのかということはたくさんあります。
たとえば、「告白」。
日本の恋人たちは、男女どちらからか「つきあってください」といったような、恋人スタートラインをひいてからお付き合いすることが多いと思います。
欧米ではそういった言葉の線引きはなく、カジュアルなデートから始まって、お互いに意気投合した時点で男女の大人の付き合いになることがほとんどではないでしょうか。
恋人の定義
また、そういった付き合いになったからといって「恋人」同士だとは限らないもの。お互いに「ボーイフレンド」「ガールフレンド」(英語圏の場合)と認め合って初めて、一対一の恋人同士です。
それ以前は「お試し期間」という考えの人も多く、複数の相手がいることもあります。
大人の関係だからといって恋人だと思っていたら、相手は、まったく違って単なる Casual Relationship のつもりだった、なんていうこともありがちです。
But we are not really going out, aren’t we? We are not Boyfriend and Girlfriend.
(え? だって、ぼくたち付き合っているってわけじゃないでしょ?恋人同士ってわけじゃないし。)
なーんて、ぬけぬけと欧米男子に言われてショック!なんていう日本女子、けっこういるんじゃないかなあ。
真剣交際の場合は、We are committed などという言い方をします。お互いに「この人だと決心している」という意味ですね。
お互いを Boyfriend や Girlfriend と呼び合う場合も、一対一で付き合っている状態といっていいと思います(この場合は、かならずしも将来を見据えた交際とは限りませんが)。
国際恋愛の喧嘩の原因3 価値観の違い
日本人同士だって価値観が合わなくてうまくいかなくなるカップルは多いですよね。これが国際恋愛ならもっと多いではないでしょうか。
国際結婚して長いカップルでも、相手との価値観のズレに驚くことがあるようです。
口論の絶えないカップルを見ていると、どうも人生のさまざまな場面での大小のできごとに対する考え方の違いからきているように思われます。
例えばそれは、高齢の母親を常に気にかける欧米男性に対し、「マザコン!」と不満を募らせる日本人女性であったり、子供はのびのび育てたいと思う欧米の父親に対し、できる限りの教育をと熱心に勧める日本人の母親であったり。
価値観がずれてくるとやはりケンカの回数もふえるようです。
国際恋愛の喧嘩の原因4 習慣の違い
恋愛の最初はどちらも遠慮があるので、それほど気にならないかもしれない習慣の違い。
付き合いが長くなり、やがて一緒に暮らしたりすると小さな習慣的な違いが、イライラや喧嘩の原因になることもあります。
たとえば、家の中のこと。
皿洗い方法ひとつとっても、習慣の違いはあります。洗剤を洗い流さない習慣の家に育った彼と、流水で洗い流す習慣の家に育った彼女では、食後の皿洗いのやり方も違う。
シャワーをさっと浴びる習慣の彼と、毎日湯船にお湯を張ってゆっくり入浴する習慣の彼女では、習慣の違い以上に水やお湯の消費に関する考え方が違うかもしれませんよね。
国際恋愛の喧嘩の原因5 金銭的な壁
「え?お金?」と思われるかもしれません。
でも、国際恋愛では金銭的なことも揉める原因の一つなんです。国際結婚になるとより一層シビアです。
デートの時にどっちが支払うとかいうことではなくて、カップルのどちらかが祖国からアウェー状態なので、国際恋愛は真剣な交際に発展すればするほど、やっぱりお金がかかることも多いのです。
だって、相手の家族を訪ねる時も旅費がかかるでしょ。ある程度の金銭的余裕がないとお互いの国を行き来することも難しいのです。
大切なのは。。。
いうのは簡単なのですが、国際恋愛で大切なものは、コミュニケーション、思いやり、敬意かなと思うのです。
- ちゃんと言葉で思いを伝えること。
- 相手の立場に立って思いやれること。
- 相手の国や言葉、文化に対して敬意を持って接すること。
「あたりまえでしょ!」と思われるかもしれませんが、これができずに破局に至るカップルってとっても多いのです。特に、三番目ですかね。意外と軽い気持ちで、相手の国の批判をしていたり。。。
口は災いの元、ですからね。。。