こんにちは、まのんです。
「英文解釈」はお好きですか? というより、学生時代にお好きでしたか?
私は苦手意識があって、好きではありませんでした。「大好き!」という人も友人の中にはいませんでした。
でも、たくさんの英語を読むと、ライティング(英作文)も上達するらしいんですよね。
それでも、自由に書ける英作文なんかよりも、人の書いた文章をあれやこれやと詮索する英文解釈、どうしても好きになれませんでした。
そして、ずいぶんいい年の大人になった今、こんどは悩ましい仏文解釈、やはり大嫌いです(一度、単位落としました)。
でも読書は大好きです(フランス語はまーだまだなので、仏語原書は苦手なまま)。
英語で書かれた小説やエッセイ、その他、これまでずいぶん読みました。いっときは、仕事で必要なもの以外、日本語の活字を全く読まなかった時期もありましたね。
さすがに、最近はやはり日本語が一番ラクなので、余暇はもっぱら日本の小説を読んでいます。
英語の原書では、女性の一代記的なものが好きでしたが、その他にも、かつて海外の書店に行くと真っ先に時間を過ごす売り場がありました。
英語の本、とっつきやすいのは、自己啓蒙本
昔から、本屋が大好きでした。
あの独特の紙とインクの匂い。妙に落ち着くんです。
かなり前から海外の大きな書店ではカフェが併設されていたり、ソファがあったりして、掃除の行き届いたトイレもあり、ゆっくり過ごせるお店もありました。
はたきをもったおじさんに「シッシッ、立ち読みはダメだよ」なんてしかられることもなかったし。
そのゆったりムードの海外書店のおかげで、ゆっくりいろいろな本を見て回ることができたわけですが、20代の前半からノンフィクション部門の「自己啓蒙本」をいろいろと手にしてきました。
Self Help とか Personal Development とかといった売り場に置いてある本です。いろいろ思い悩むことが多かったので、興味を惹かれるものがたくさんありました。
Relationship(人間関係、家族関係、恋愛など)に関する本もまた、同様の売り場にあり、特に平積みで売られているものは人目をひくタイトルで、思わず買ってしまうこともありました。
こういったノンフィクションの、それもライフスタイルに関するお悩み解決本は、自分の悩んでいることに直結しているため、興味がわきますよね。
そして、その多くが大衆向けに書かれているので、誰が読んでもわかりやすいものが多いように思います。
文学書を手に取るよりも、悩み特化型の「自己啓蒙本」なら気軽に読めるのではないでしょうか。
英語の啓蒙本は、なぜ、読みやすいのか。
誰にでもわかりやすい英語だから読みやすい
それは、ひとつには前述したように、大衆向けに書かれているため、誰が読んでもすぐに理解できるように書かれているということがあります。
小説の場合は、その内容、登場人物の心情や行動を理解するために、時代背景や著者のバックグラウンドなどを知らないと理解が難しいものです。でも、啓蒙本の多くは、ずっとわかりやすい平易な英語で書かれたものが多いです。
自分のニーズで選んでいるから読みやすい
ふたつめには、すでに読者があるニーズを持って読み始めるので、ゴール(その本を読んで得る知識)に向かって読み進めやすい構成になっているとも言えます。
読者としては、読み進めるごとに悩み解決のための発見や学びがあるため、テンポよく読めるし、充足感もあるでしょう。
なんとなく人生にうまくいっていないなあと感じている時、失恋からなかなか立ち直れないでいる時、その道の専門家や達人たちが書いた自己啓蒙本を読んで救われたことが少なからずあります。
日本語の書籍でも、悩み解決系の自己啓蒙本はたくさん書店に並んでいますよね。手に取ってみたことのある方ならご存知と思いますが、興味を引くタイトルのものが多いです。
中を開けてみると、また見出しにも「これで自分の悩みは全て解決できそうだ」と思うような内容が並んでいます。
英語だって同様です。
読みやすくておもしろく、自分の悩みに寄り添ってくれる一冊に出会えると、一気に読み進められると思いますよ。
英語を原書で読むことは、ボキャブラリーの強化につながります。それは、ライティング(英語で書く)のスキルにも直結します。
ためになって面白い、自己啓蒙本、ぜひ、お試しください。