英語で日常生活 PR

【フランスの食事、ここがびっくり!】ちょっと衝撃、フランス流の献立

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

画像ファイル

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

私たち日本人の、「行ってみたい海外旅行先」に常に上位ランクインしているフランス。ファッションや観光名所めぐりはもちろんですが、フランスといえば何と言っても「グルメ」ですよね!

日本でもフランスのお洒落な食材や料理がいろいろ紹介されています。

 

でも、フランス人がいつも普通に食べている食事って、意外と知られていないんですよね。

今回は、「フランスの普通の食事」についてご紹介します。「えっ、ホント?」な内容ですので、最後までお付き合いいただければうれしいです!

 

★ フランス人の食生活や、キッチンや食の常識をご紹介した記事はこちらから ★

【フランス人の食文化】日本とは違いすぎる食生活やキッチンの常識!

 

フランスの食事は「食前酒(アペリティフ)」から始まる

画像ファイル

 

食前酒って聞くと、なんだかとっても正式かつゴージャスなディナーというイメージありませんか?

たしかに、きちんとしたディナーには必ず食前酒の時間があります。

でも、フランスの人たちはごく普通の日常でも食前酒(アペリティフ)を楽しんでいますよ。

「食前酒におつまみ」はごく日常

日本でいう「晩酌」?

週末など、時間に余裕のある晩ごはんの前や、親戚や友人たちとのおうちディナーの前には、食前酒を楽しみます。

飲み物は、本当にそれぞれの好み!

ワイン、ビール、ウイスキー、ジュースやコーラなど。そして、ポルトやパスティスなどを楽しむ場合もあります。

この時、もちろん「つまみ」は必須。多くは塩味スナックやナッツなどの乾き物です。

食事前のポテトチップスやクラッカー

夕食時間が午後8時や9時から、なんてことがザラなフランス。みんなもちろんお腹ペコペコなんですね。

週末やバカンス中の食前酒には、サラミやオリーブなどにプラスして、ポテトチップスやクラッカーなどが出てくることが多いです。めちゃくちゃ早いスピードでなくなります。

ヘルシー志向ということで、プチトマトやラディッシュなども登場します。

 

ちなみに、こういった食前酒のおつまみを大人たちに「どうぞ」と言って回るのは、同席している子供たちの仕事だったりします。

 

フランスの朝ごはんをのぞいてみる

画像ファイル

 

1日の始まりは朝ごはんから。フランス人はどんな朝食をとっているのでしょうか。

普段の朝はとても簡単

おしゃれなカフェボウルに入ったカフェオレに、焼きたてクロワッサン!

なーんて普段から食べている人は稀ではないかと思います。太っちゃいますよね。

普段は、とっても簡単な朝ごはんの人が多いフランス。定番は、前日の残りのバゲットをトースターで焼いてバターやジャムを塗った「タルティーヌ」とコーヒーです。

子供達は、ココアを牛乳で溶いたものにパン。もしくは、シリアルの牛乳かけ。

朝から「調理」なんて絶対しないんです。(むろん、遠足以外で子供の弁当を作ることもありません。)

ゆっくり朝はクロワッサン

週末や、バカンス中などは朝寝坊して、クロワッサンやパンオショコラ(チョコパン)を食べることもあります。

恋人と過ごす週末、気の利いた男性が、さっとベッドを抜け出して焼きたてクロワッサンを彼女のために買ってくる、な〜んて話も(現実にあります)。

それでも、やはり朝食のために「調理」はしない!

他のヨーロッパ諸国との大きな違い

画像ファイル

 

フランスと他のヨーロッパ諸国の朝食の違いは、一言で言うと単品かどうか、かなあと思います。

フランスは飲み物と炭水化物をなにか1種類、が普通です。

イギリスの、盛りだくさん朝食「イングリッシュブレックファースト」は有名です。一番美味しいイギリスの料理は朝ごはん、というくらいです(実際そうかもしれません)。

そのイギリス側から見る大陸、つまりはヨーロッパ大陸ですが、こちらの食事はコンチネンタルブレックファースト(大陸の朝食)と呼ばれて、「パンとコーヒーのみの簡素な朝食の代表」みたいに言われてきました。

でも、ヨーロッパ数カ国を回ってみて、本当にパンとコーヒーくらいしか出てこないのはフランスだけかも、と思います。

フランス以外、どこのホテルに泊まっても、ハムやサラミ、チーズ、フルーツやヨーグルトなどが並びます。卵料理が並ぶところも多いです。

 

フランスの晩ごはんは、毎晩コース料理?

画像ファイル

 

朝ごはんは、すごく簡単なものしか出ないフランス。昼は、子供は学校、大人はオフィス近辺などで済ませます。

どちらかというと、量もカロリーも夜の比重が高いケースが多いですね。

一般的な「晩ごはん」

平日はみなさん、手軽に作れるものを食べているようです。

肉を塩胡椒で焼いただけのステーキと、ジャガイモのフライやサラダ。これが、一番の定番かもしれません。

それでも、料理は手軽ながら晩ごはんは「コース仕立て」になっています。

  1. まず、なにかしら前菜。
  2. メインは肉か魚、そして付け合わせの野菜。
  3. サラダ。
  4. チーズ、デザート

と、こんな感じ。

テーブルに一度にずらっと並ばず、コース料理のごとく順番に出します。

ただ、ひとつひとつが手をかけずにできるものです。例えば、前菜にはアボカド。半分に切って種をとり、塩胡椒をかけてスプーンで食べる、とか。

和食レストランでは汁物はいつ出る?

画像ファイル

 

日本の家庭では、汁物(お味噌汁など)はご飯と一緒に出てきますよね(料亭でいただく懐石は別ですよ)。

フランスの家庭の晩ごはんでは、汁物は前菜扱いか、もしくは前菜のあとになります。

なので、フランスで日本食レストランに行くと、よほど正式な懐石レストランでないかぎり、メインの前に出てきてしまいます。しかも、ラーメンのごとく「レンゲ」がそえられて。。。

日本人経営で、日本人スタッフが働くレストランでは「お味噌汁はお食事とご一緒がよろしいですか?」と聞いてくれますね。

「ちらし寿司」はコースのどこに入る?

家庭のちらし寿司。かんぴょうや油揚げなどの甘煮をすし飯にまぜ、錦糸卵や海苔などをトッピングした、あの「おかあさんのちらし」。

私たち日本人には、ごはんもの以外なにものでもない「ちらし」ですが、フランス人にはサラダ。

丹精込めてメインコースとしてちらし寿司を作ったら、「このサラード・デュ・リ(ライスサラダ)は、前菜ね」と言われて、ちょっとがっかりしたことがあります。

フランス流「ご飯」の常識

画像ファイル

フランス人も米は大好きなようです。

食卓によく登場します。「付け合わせの野菜」として。

野菜としての役割なので、調理方法は塩茹で。むろん、洗いません。

食べ方は、肉料理や魚の付け合わせで、もちろんパンも一緒にたべます。炭水化物オンパレードですが、日本にも「ラーメンライス」がありますよね。

チーズはいつ食べる?

日本人の間でも、チーズやワイン好きという方、多いですよね。

もちろん本場フランスでは、みなさん大量に消費します。その量たるや、一人当たりの消費量は日本人の10倍以上だとか。必ず冷蔵庫には数種類のストックが置いてある、とても身近な食材です。

さて、このチーズ、食べるタイミングはというと、食事の最後です。

「チーズで腹を合わせる」というくらい、お腹の満足具合に合わせて最後に詰め込むものなのです。

サラダの存在は?

画像ファイル

サラダを前菜として食べる場合と、サラダは肉料理の後に食べる場合があります。

家庭によっても、「うちは必ず肉料理の後!」というふうに、サラダのタイミングに好みがあるようです。

一般には、レタス(サニーレタス系)単品を、マスタードやオリーブオイルベースの手作りドレッシングでいただきます。

サラダに使うレタス類にもいろいろ種類があり、それぞれ名称があるのですが、ぜんぶひっくるめて「サラード(Salade)」と呼んでいます。

デザートは必須!

毎日ケーキを食べるわけではないのですが、食後のデザートは「必須」というご家庭が多いのではないでしょうか。

デザートと言っても、みかん1個の場合もあるし、ヨーグルトのこともあります。要するに、お口の味を変えるなにか甘いもの系、という感じですね。

なぜ甘いもの系が食べたくなるかというと、日本料理とちがって、フランスの料理には砂糖がほとんど使用されていないからだと聞いたことがあります。

 

フランス人とパンの関係

画像ファイル

日本の食卓に「ほかほかごはん」がかかせないように、フランスの食卓にもパンが欠かせません。

食事前の時間になると、長〜いバゲットを小脇に抱えて家路を急ぐ人をたくさん見かけます。

どんなときにもバゲット

たとえ食事のメニューがなんであろうと、ある一定の年代より上の人には、必ずパン(多くはバゲット)が必要なようです。

和食のフルコースを作っても、「パンはないかしら?」。

イタリアンで、ピザやパスタを食べつつも「あれ?パンは?」。

どんなときでも、パンが必要なフランス人です。

ライスとともに食卓へ

パスタでもピザでも、かたわらにパンが必要なように、もちろん「ごはん」がテーブルにあってもパンは必要。

上に書いた「ちらし寿司」も、義家族はバゲットと一緒に食していました。

 

 

まとめ

英語圏での暮らしの経験から、「フランスの食生活だって大して変わらないじゃない?」とタカをくくっていました。

ところが、意外に新発見することが多くて、びっくり。

どんな質素な献立でも「コース料理」に仕立ててしまうセンス、斬新な食材でも保守性を捨てきれないプライド。

最後はかならず「お茶漬け」が食べたい昭和の日本人のように、何は無くともぜったいにパン!という頑固さ。

食はその国の文化や国民性の縮図のよう。

フランスの食生活は、やはり誇り高き国民性のごとく独特なのです。フランスに旅行するときには、ぜひそのあたりも体験してみてくださいね!

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください