フランス人はクリスマスをどんなふうに過ごすの?
日本との違いはどんなところなんだろう。
他の欧米の国とも違うんだろうか?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
長い夏の休暇が終わると、あっという間に秋が深まるフランス。
トゥーサンと呼ばれる万聖節前後の秋休みの後は、クリスマスに向けてまっしぐらという感じ。
クリスマスは、夏のバカンスと同様にフランス人にとって最も重要なイベント。
そこにかけるエネルギーも(予算も)半端じゃないんです。
晩秋からクリスマスにかけては、なんとなく浮かれているような、妙にピリピリしたような空気が街中に広がるんですよね。
フランスのクリスマスについて、どんなイメージをお持ちですか?
映画に出てくるようなロマンチックなイメージでしょうか。
それとも、ほんのりと心温まる家族団欒のイメージでしょうか。
この記事では、
フランスのクリスマスの準備風景
フランス人の典型的なクリスマスの過ごし方
フランスのクリスマスあるある
についてご案内します。
フランス人がどんなふうにクリスマスを過ごすのか、ご興味のあるかた、ぜひぜひご覧ください!
目次
フランスらしいクリスマス準備風景
11月に入ると日本でもクリスマス商戦が始まりますよね。
「え?昨日までハロウィン、ハロウィンだったんじゃ?」というくらい、一夜にしてショップのデコが変わります。
フランスも日本ほどではありませんが、11月初旬にはクリスマスグッズが街に並び始めます。
大通りのクリスマスイルミネーションもこの頃セット完了。
トゥーサン(万聖節)休暇と呼ばれる秋休みが終了すると、クリスマスに向かって全国一斉に走り出す、という感じ。
キリスト教国であり、カトリック教徒が多いフランスですが、クリスマスは宗教的色合いと同じくらい「商業的」なイベントなんですね。
では、フランス的なクリスマスの準備風景とはどんな感じなのか、代表的なものをご紹介します!
日本と違う点はどんなところ?
◆ 「誰と過ごすか』が違う
◆ 「どう準備するか」が違う
「誰と過ごすか』が違う
まず最初に、「誰と過ごすか」が大きく違います。
日本の場合、クリスマスというと「恋人イベント」「子供イベント」の色合いが強いですよね。
フランスでは、クリスマスは家族と過ごすもの。
都会に暮らす独身の若者や、地元を離れて家庭を持った人たちも、実家に集まるのがクリスマスです。
「どう準備するか」が違う
そして、「クリスマスをどう準備するか」も違います。
日本でいうクリスマスの準備とは、イベント実行のための予約や買い物が主じゃないでしょうか。
若い世代は、彼氏や彼女へのプレゼントを選んだり、イブの日に食事をするレストランの予約をしたり。
ファミリー世代は、子どもへのプレゼントを買い、ケーキの予約をしたりというのが一般的かと思います。
日本人にとっては、準備に時間もお金もかけるのはお正月。
年賀状を書いたり、大掃除をしたり、正月飾りを準備したり、おせち料理を作ったりと、「しっかり用意して新しい年を迎える」という気合が入りますよね。
フランスの場合は、1年の最大のお祭りがクリスマス。
この期間は、家族と過ごすもの、という大前提があります。
クリスマス直前は、日本のお盆とお正月の如き「民族大移動」。
高速道路も鉄道も空路も混雑します。
アドベントカレンダーを買う
フランスのクリスマス準備は10月末からの、アドベントカレンダー購入で始まります。
このアドベントカレンダー、フランスでは Calendrier de l’avent (カレンダリエ ダヴァン)と呼びます。
アドベントとは、キリスト教でイエス・キリストの誕生を待ち望む期間で、11月30日に最も近い日曜日からクリスマスイブまでの約4週間。
その期間を待つためのカレンダーがアドベントカレンダーなのですが、これが子供たちのお楽しみなんです。
木箱などに24個の小引き出しや包みをつけて、中にお菓子やカードを入れたものがトラディショナルなカレンダー。
最近の主流は、おもちゃメーカーや製菓会社が販売するものではないでしょうか。
人気のおもちゃシリーズのアドベントカレンダーは、発売直後に売り切れてしまうことも。
このアドベントカレンダー、毎日1つずつ、箱型のカレンダーに作られた小窓を開けていきます。
中からは、人気玩具のキャラクターや小物が出てきたり、いろいろな形のチョコレートが出てきたり。
小さい子たちは、アドベント期間のカレンダー開けが毎日楽しみ!
また、大人向けにもコスメカレンダーやフレグランスカレンダーなども販売されています。
クリスマスツリーを買う
フランスでは、クリスマスツリーは本物のもみの木を買うのが一般的。
Sapin de Noël (サパン ド ノエル)と呼ばれるものです。
11月中旬になると、ホームセンターや園芸店、スーパーや花屋など街中いたるところでもみの木の販売が始まります。
とても気安く買えるので、本物のもみの木を飾る家が多いのかもしれません。
ツリーの購入は、子どもたちが「サパンはいつ買うの?」と楽しみにしているクリスマス行事の一つなんですね。
クリスマス用品売り場を見て回る
インテリアショップや園芸店などでは「クリスマス用品売り場」が作られるんですが、これが見るだけで楽しい!
ツリーに飾るオーナメントはもちろん、キリスト生誕の物語を表現したクリブのパーツや、ジオラマ、クリスマスデコのミニチュアハウスやミニチュア遊園地など、キラキラと可愛いんです。
見て回るだけでクリスマス気分が盛り上がりますよ。
クリブの準備をする
クリスマスのクリブって日本ではあまり聞かないですよね。
キリスト生誕物語を再現するミニチュアセットのことなんですが、フランスではこれを Crèche de Noël (クレッシュ ド ノエル)といいます。
(託児所のことも同じくクレッシュと呼びますね)
イエスキリストが生まれたと言われる馬小屋を模したミニチュアに、聖母マリアやジョゼフ、天使たちなどの人形を飾ります。
クリスマス前に飾りますが、赤ちゃんのイエスキリストだけは25日に加えるんです。
教会では大きなクリブを作るところも。
▶︎ アドベントにクリブ?知っているようで知らない、キリスト教国での庶民のクリスマス準備をご紹介します!
クリスマスマーケットに行く
フランスのクリスマスマーケットといえば、特に有名なのはストラスブールでしょうか。
毎年、話題に上がりますね。
でも、ストラスブールに限らず、クリスマスマーケットはフランス各地の市町村で開かれる年中行事。
広場にいかにもクリスマスらしい木組の小屋が並び、オーナメントや手工芸品、プレゼント向けの食品などが売られます。
ヴァンショーと呼ばれるホットワインの屋台や、クレープ、ソーセージなどの軽食を売る屋台も出て、「縁日」のような感じなんです。
日本の「酉の市」や「羽子板市」みたいですよね。
開催期間は、11月下旬からクリスマスまで(もしくは年末まで)のところが多いよう。
大量のプレゼントを買う
フランス家庭、クリスマス時期にはどこも大量のプレゼントを用意します。
クリスマスイブやクリスマス当日に集まる家族や親戚の全員分だったりするので、この時期の出費は覚悟の上。
12月は、ショッピングモールやデパートなども日曜日も営業するのですが、買い物客でごった返す師走の風景となります。
当然、道路も混雑、駐車場は満車で、なんとなくピリピリした雰囲気が漂うというのも毎年のこと。
フランス人はクリスマスに何をする?
クリスマスというと、ツリーを飾り付けて、仲間とパーティーをして、プレゼント交換をして、彼氏とデート?…みたいな流れの人が少なくないのではないでしょうか。
一緒に過ごす恋人や家族がいないと、「クリスマス時期はかなり寂しいぞ」、という強迫観念すら覚えがちな日本ですよね。
では、フランス人はクリスマスに誰と何をするんでしょうか。
クリスマスは誰と過ごす?
これはもうフランス人の誰に聞いても同じ答えになるのでは、と思いますが…。
クリスマスは家族と過ごすのが一般的です。
日本のお正月を思い浮かべていただくとピッタリくるかと思います。
結婚している人も独身の人も、クリスマスは「実家中心」。
たまに20代のラブラブカップルなど、どちらかの実家に一緒に帰省する場合もあります。
おじいちゃんおばあちゃんの家に、独立した子ども世代の家族たちが集まるというのも、日本のお正月に似ていますね。
そして、大晦日は友達や恋人とにぎやかに過ごすという人が多いですよ。
(フランスに限らず、他のキリスト教国でも同じで、クリスマスは家族や実家、大晦日は友達や恋人と過ごすようです)
▶︎ 外国人の彼氏と国際恋愛中?日本と欧米、クリスマスの祝い方はかなり違いますよ〜!
フランス人のクリスマスイブの過ごし方
フランスといえば「アムール(愛)の国」。
情熱的に恋愛を楽しむフランス人なので、クリスマスもロマンチックなんだろうなあと勝手に想像していた私。
でも、実際は全然ロマンチックなんかじゃなくて、クリスマスは「西洋版のお盆かお正月」。
ですのでクリスマスイブもロマンスとはあまり関係がありません。
ただ、子どものクリスマス休暇開始と同時に休みをとっている大人も多く、商店・デパートも時短営業だったり。
クリスマスイブに駆け込みクリスマスショッピングという人も。
クリスマスイブはミサと冷製ディナー
ごく普通の家庭でのイブの過ごし方は、静かな感じで、教会のミサに家族で行き、その前後にディナーをします。
イブのディナーのメニューはわりとシンプル。
スモークサーモンや、エビや生牡蠣、フォアグラなどをいただきます。
こってり豪勢な食事は、翌日のクリスマスディナーが中心。
ミサの時間は教会や年によってまちまちで、中には深夜にミサを行うところもあるとか。
古くは「日没からが新しい日」とされていたそうで、日が沈んだらクリスマスデーということになり、イエスキリストの誕生を祝福するのがイブのミサなんですね。
忘れてはいけないイブの儀式
このあと、寝る前に絶対に忘れてはいけないのが、クリスマスツリーの周りに自分のスリッパか靴を置いておくこと。
これが、ペール・ノエル(サンタクロース)が間違いなくプレゼントを配るための重要な目印になるんです。
そして、夜が更けて「良い子がみんな寝静まった」頃になると、大人たちがごそごそと動き出します。
用意してきたプレゼントを、それぞれの相手のスリッパの周りにおいてまわります。
親族が何組も泊まっているなんていうときは、それぞれさりげなく時間をずらしてプレゼント配りをするんですよね。
フランス人のクリスマスデーの過ごし方
12月25日のクリスマス当日はどうするのかというと…。
プレゼントの開封
フランスでも他の欧米諸国と同じで、クリスマスは12月25日がメイン。
朝起きて、家族がツリーの前に揃うと、一つずつプレゼントを開けていきます。
「これは、〇〇あてのプレゼントよ」
「あ、こっちは△△だわ」
みたいに…。
お目当てのものが出てくると大歓声で、「もらっても困る」系のどうでもいいプレゼントにも一応大げさに喜んでおくのがマナー。
「Oh, merci père noël !(サンタクロースさん、ありがとう!)」
クリスマスディナー
お昼ごはんをクリスマスのメインディナーにするお宅もあるようですが、たぶん多くは夜にメインをいただくのでは?と思っています(とにかく夜の食事にウェイトをおく家庭が多いので)。
ちなみに、うちの義実家(と、年によっては多数の親戚も)のクリスマスディナーの流れはこんな感じです!
午後7時頃から | アペリティフ | シャンペンや食前酒各種とナッツ、サラミ、プチトマトなど |
午後8時半くらいから | ディナー 前菜 | – フリュイドメール(生牡蠣、エビ、つぶ貝盛り合わせ) – フォアグラ ☆ 合わせるお酒は、シャンパンや白ワイン、ソーテルヌワイン(甘口) |
メイン | – シャポン(去勢鶏)のローストと栗のファルシ(詰め物) – インゲンのソテー ☆ 合わせるお酒は、赤ワイン | |
午後10時半くらい | サラダ&チーズ | – グリーンサラダ – 地元産のチーズ各種の盛り合わせ ☆ 合わせるお酒は、赤ワイン |
午後11時くらい | デザート | – ブッシュドノエル ☆ 合わせるお酒は、シャンパン |
ほぼ深夜 | カフェ | – エスプレッソ – ショコラ |
フランス人のクリスマスケーキとは?
クリスマスといえばケーキというくらい、日本人にとってケーキは大切なクリスマスのメインアイテム。
ふわふわのスポンジをしっとり生クリームで包み、赤いイチゴをのせたクリスマスケーキが主流ですよね。
でもあの生クリームたっぷりのクリスマスケーキ、あれは日本だけ。
たとえばイギリスでは、クリスマスプディングという、ナッツやドライフルーツをふんだんに使ったパウンドケーキのようなものに、温かいカスタードをかけていただきます。
カナダやアメリカでは、特にケーキは用意されません。
強いていえば、クリスマス用に準備したジンジャークッキーやパウンドケーキのようなものをいただく、という感じですかね。
北欧フィンランドではブルーベリーをコンポート状にした冷たいスープがデザート。
フランスはといえば、日本でも知られている「ブッシュドノエル」が定番です。
「クリスマスの丸太」という意味で、丸太をかたどったケーキです。
日本で知られているのは、ロールケーキにチョコレートクリームを塗ったものですが、本場フランスでは実にいろいろなブッシュドノエルがあります。
チョコレートムースにラズベリーを挟み、チョコレートでコーティングしたもの。
ホワイトチョコレートムースとスポンジを丸太形にし、ホワイトチョコレートでコーティングしたもの。
フルーツムースをチョコレートでコーティングしたもの。
いずれにしても、中身にムースを使っているものが多いですね。
フランス人に好まれるデザートは、「こってり、スムーズ、しっかり甘い」が重要なようですよ。
海外の他の国とフランスのクリスマス、違いはある?
あくまでも自分が知っている範囲なんですが…。
たぶん、欧米の国のどこに行っても、クリスマスに向けての商業的な盛り上がりは一緒だと思います。
12月のフランスの百貨店やショッピングモールの「ごった返しぶり」も、きっとどこでもある風景。
カナダでは、日本と同様に「マーケティングに乗せられている」感がありました。
「クリスマスなんだからこうしなくちゃいけない」
「クリスマスだからOK」
「クリスマスだからお金がかかっても仕方ない」
みたいな…。
日本のお正月とにてますね。
イギリスでは、あまりに昔で英語力もおぼつかず、記憶が甚だ怪しいのですが…、
とにかく「飲んで食ってを繰り返す」というイメージを持ちました。
家族親族、全員昼間から酔っ払い続け、という感じ(イギリス人は、ああ見えてすごくアルコール好きですよ。ものすごい量を飲む人もいます)。
フィンランドでもクリスマスを過ごしたことがあります。
こちらは、英語圏とは違って「静謐」という言葉が似合うクリスマス。
昼間の時間が極端に短く、雪に閉ざされた世界はまるでファンタジーのようでした。
サウナで温まって、雪の上を裸で転がる、というのもとってもフィンランドっぽかったですね。
クリスマスディナーも、七面鳥とか鶏とかじゃなくて、巨大なローストハム。そして塩で締めたサーモンや根菜類のグラタン、ベリー類のデザートが素朴で美味しかったのを覚えています。
商業色が濃くて、でもやっぱり宗教もかなり絡んで、そして家族・親族のつながりが何より重要なのがフランスのクリスマス。
こうして考えると、欧米のクリスマス、やはりどこもあまり大差ないかもしれません。
フランスのクリスマスあるある
フランスのクリスマスの様子をご紹介してきましたが、クリスマスならではの「あるある」を6つほどご案内したいと思います。
(実際、毎度同じことが繰り返されるので、長いこと住んでいるとウンザリ、という気持ちにもなりますが…。)
イベント盛りだくさんで忙しい
きっとみんな「クリスマスまでにはこれをやっておかないと…」と思うことが、いくつもあるはず。
特に、子どもがいる家庭では慌ただしさが増すことでしょう。
12月の20日前後から学校は2週間のクリスマス休みに入るので、休み前にあれもこれもと行事がはいります。
学校によってはクリスマスコンサートを行ったり、教会や大聖堂でクリスマスキャロルを披露することも。
また、休みの期間に実家や親戚の家に出かけるための準備や、スキー・スケート教室の申し込みなどもこの時期までにしておきます。
街も道路も激混みになる
国中みんながクリスマスに向けて準備を始めるため、当然のごとく道路も街中も混み合います。
クリスマスイルミネーションや移動遊園地、クリスマスマーケットを訪れる地元の人や観光客でごった返すのも例年のことです。
週末のショッピングモールは、駐車場も満車続きなので、みんながイライラ状態に…。
財布のひもがグンとゆるむ
「Ah, c’est noël!(まあ、クリスマスだしね)」
と、何かにつけて太っ腹になってしまうのは、日本人の正月準備と同じ。
フォアグラがちょっと高いけど、「クリスマスだからいいっか!」。
ワインどうしよう、「クリスマスだから、ちょっといいやつ買おう!」。
プレゼント、ちょっと予算オーバーだけど「クリスマスだしね」。
クリスマスという言葉が(フランスでは Noël(ノエル)ですが…)、クレジットカードを気軽に使う免罪符になっています。
親族間でもめる
毎度これでイライラする人多いのでは?
「今年はどこでクリスマスやるのか」
「義実家に行きたくない」
「夫と妻どっちの実家に行くか」
「どこで誰とやるのか早く決めろ」
などなど。
日本の年末年始帰省とほぼ同じような状況ですが、いかんせんフランスの義実家滞在は週単位だったりするのでとても疲弊します。
プレゼント購入と予算に悩む
自分の家族へのプレゼントもそれなりに悩みますよね。
相手が喜ぶものを贈りたいし。
でも、フランスの場合、義実家や親戚へのプレゼントに大いに頭を悩ませます。
普段の暮らしをよく知らない相手へのプレゼントって難しい。
おまけに、義父母やら、おじさん・おばさん、義理の兄弟とその家族へのプレゼントはお金もかかるし、好みがわからず大変。
お互いに「こんなもの要らないのにな…」というものを、わざわざお金を使って贈り合うのがどうも無駄に思えてしまいます。
まだ日本のお歳暮は「消え物」が主流なので、もらってありがたいものが多いんですけどね(なつかしい荒巻鮭、ハム、お菓子など、助かりますよね)。
フランスの親戚その他へのプレゼントは、
「とりあえず何か」と思って買ってきたな…
という雰囲気のものばかりで、もらっても使わないものがほとんどだったりします。
ストが行われる
フランスの公共交通機関、国民が大移動する長期休暇に合わせてストを行います。
もちろん、「わざと!」です。
空港労働者、管制官、空港保安係員、国鉄労働者、バス運転手などなど、クリスマス休暇初日からスト突入とか多いです。
そういう時は、交通機関は大混乱。
日本への一時帰国とスト初日がぶつかり、
「一番早くて4日後ですね、日本へ飛べるのは…」
と言われた時の怒りと絶望感といったら、一生忘れません(笑)。
本当にストが多いフランス、いい加減にしてもらいたい!とみんな思ってますよ。
▶︎ 国際結婚カップルの多くが悩む、日本とは意外に違うクリスマス時期の憂鬱とは?
まとめ
いかにもロマンチックそうなフランスのクリスマス。
恋人同士が愛を語り合う夜、なんていうイメージを持っている人もいるかもしれません。
でも実態は、日本のお盆やお正月のように家族・親族単位で過ごすのが一般的。
国民こぞって実家に帰省し、教会のミサに行き、親族が集まり、飲んで食べてのグルメ三昧がフランスのクリスマスです。
家族が集う年間行事、というのは多くの欧米諸国と同じ。
そして、プレゼントを贈り合い、大切な人を想う期間なんです。
この記事では、フランスの人々が、どんなふうにクリスマスの準備をして、どんなふうにクリスマスを迎えるのかご紹介しました。