フランス人男性と出会った。
ロマンチストで遊び上手って感じのフランス人男性だけど、付き合うのは初めて。この先ちょっと不安!
フランス人男性と日本人女性との国際恋愛。たくさんカップルがいそうですが、意外とそうでもなかったりします。
でも、日本大好き、日本人と出会いたい!と願っているフランス人って(男性も女性も)本当に多いですよ!
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
この記事では、フランス人男性にありがちなこと、「これぞ典型!」という「あるある」をご説明させていただきたいと思います。
フランス人社会と関わって15年の筆者が、フランス人男性の考え方や態度をたっぷりご紹介します。
フランス人彼氏とのおつきあいの楽しさ、知っていただくきっかけになればと思いますので、どうぞごらんください!
フランス人男性と恋をするということ
日本人男性との恋愛とは全く違う
違う点はたくさんありますが、第一にフランス人男性の多くは、「恋愛慣れ」していて超ロマンチスト。でも、恋愛慣れしているので、恋に対して現実的。
愛情が薄れたら、あっさり次の女性に乗り換えたり。「情があって離れられない」なんてことはなさそうです。
そして、フランス人男性は「告白」とか「交際申し込み」をする文化がないので、恋人なのかそうでないのか明確なラインがわかりにくいです。
英語圏の男性との恋愛ともかなり違う
「告白」がないという点では、英語圏の男性との交際もフランス人男性の交際も同じです。スタート地点が不明なので、「私って、彼の恋人?」と悩む日本女性も多いでしょう。
イギリス男性の「辛口ひねりジョーク」、アメリカ男性の「妙なポジティブさとハイテンション」とは一線を画すフランス男性(もちろん、みなさん一人一人違いますが。。。)。
どこがどう違うかというと、やはりフランスならではのロマンチックセンスが違う、という感じでしょうか。
英語圏男性がグイグイ自分のペースに巻き込んでいく一方で、フランス人男性はふんわりと上手に女性を引き込んでいくなあと思います。
「フランス人ならでは」がたくさんある
フランス人男性と出会って恋をすると、たぶん、いろんな「初めて知る」ことに出会うと思います。
彼らならではの考え方、女性の扱い方から、食へのこだわりまで、新発見の連続でしょう。
フランス人男性あるある22選
それでは、ここからは「フランス人男性あるある」を見ていきます。
1. ロマンチスト
「アムール(愛)の国」と呼ばれるだけあって、フランス人男性は、こと恋愛に関してはロマンチストが多いです。
恋の雰囲気を楽しみ、女性とは甘い時間を過ごしたいタイプ。けっこう、服装とか女性らしさに欠けるとコメントしたがりますね。
2. 恋をするとマメ
例を2つあげます。
2人で夜を過ごした翌朝。彼が先にさっとベッドを出てどこかに行ったと思ったら、焼きたてのクロワッサンを買ってきて朝ごはんを用意してくれた…
彼女の喜ぶ顔が見たくて、大きなバラの花束を抱えてデートに現れる…
こんな光景、現実にあるんですよ。
恋をすると、フランス人男性はよりいっそうマメになります。
3. スキンシップが濃い
もともとビズといって、家族・親戚・友人・同僚など、知っている人と挨拶をするときには両頬に軽くキスをするフランス人。
彼氏と彼女の間柄になると、フランス人男性は濃密なスキンシップをしてくるでしょう。
人前であろうと「2人だけの世界」。街中で飽きずに抱き合って長時間キスを続けるカップル、多いです。若者に限らず、中高年もです。
4. 恋愛に対してオープン
スキンシップが濃厚で、恋人である女性に対しては「俺の彼女」的にベッタリしたいフランス人男性。
でも、本命が定まるまでは複数女性と同時にデートしている人も。しかも、男女両方ともが複数とデートしていたりして、ややこしい。
また、結婚にこだわらない人も多くて、「お互い連れ子で同棲」というカップルも珍しくないフランスでは、お互いの恋愛に関してもオープンだなあと感じます。
学生を見ていても、くっついたり離れたり、案外さっぱりしたものです。
フランス人男性と交際するなら、本格交際に入るまでは他の女性の影がちらつく、なんていうことがあるかもしれません。
▼ 恋愛上手といわれるフランス人。本気かそうでないのか、どこで判断したらいいのか迷った時の10のチェックポイント!
5. 女性に優しい
総じてフランス人男性は女性に優しいと思います。
女性の扱いを心得ている、と言ったらいいのでしょうか。フランスでは当たり前の、女性への優しい態度ですが、日本人女性にとっては「彼は私にこんなに優しいから、愛されているに違いない」という勘違いにつながることも。
6. 納得しないとお金を使いたくない
フランス人は節約家だ、とよく言われます。でも、ケチというのとはちょっと違うんです。
納得しない無駄なお金は払いたくない、ということです。
例えば、私たち日本人がやりがちな「帰り道になんとなくコンビニに寄って、なんとなく買い物をしてしまう」みたいなことをフランス人はやらないかも。
「なんとなく買っちゃう」、といったお金の使い方をしないという感じですね。
7. 本命女性にはお金を使う
節約家と言われるフランス人ですが、本命と決めた女性へのプレゼントなどは太っ腹かもしれません。
誕生日や記念日には、ケチることなく、「大切な日だから」とプレゼントやレストランへの誘いは忘れない人が多いですよ。
ネット情報の多くに「外国人とのデートは割り勘が基本」という記事を見かけますが、「本命の彼女との食事なら自分が払う」というフランス人男性も結構いるようです。
8. カップル単位で行動したがる
フランスは男女カップルの単位が基本。ホームパーティーも、冠婚葬祭も、既婚者や事実婚などカップルでの出席が普通です。
恋人時代でもパーティーや飲み会、お食事会などはカップルで出かけることが多いですよ。
「彼、本気かな?」と不安な時、仲間や家族との集まりに誘われたなら、彼はあなたを「彼女」として扱っているということになります。
9. 肉が好き
フランス人男性(女性も)は、お肉が好きな人が多いです。
しかも農業国フランスは、お肉の質と味の良さでは定評がありますよね。
牛肉や子羊など、「男子の好きな肉」と言えるでしょう。(一方、鶏肉というと「お母さんやおばあちゃんの料理」のニュアンス)
塩こしょうして、バターを熱したフラパンでさっと焼いた分厚い赤身肉のステーキは、男子の燃える食欲にぴったりです。
10. 驚くべきチーズ消費量
日本人の想像を超える、チーズの消費量を誇るフランス。
最も身近な食材のひとつで、スーパーでも市場でも専門店でも、多種多様な種類のチーズが揃っています。なので、フランス人男性の冷蔵庫にも必ず何種類か入っているでしょう。
そして、もちろんたくさん食べます。
11. 本当にワインに詳しい
さすがに本場。だいたいどの男性もワインにはとても詳しいです。
- どの産地のワインが、どういう食事に合うか。
- 産地ごとの「当たり年」が何年か。
フランス人男性にとって、ワインは日常生活に欠かせないものの一つです。
12. 夕食は自宅でもコース料理だったりする
シンプルな夕食でも、コース仕立てにしてしまうフランス人。
ナッツやスティック野菜とともに食前酒。
半分に切ったアボカドに塩こしょうした前菜。
さっと炙ったお肉にマスタードを添えて、グリンピースやいんげんなどと共に主菜。
グリーンサラダとチーズ(もちろんパンも)をいただいた後に、フルーツヨーグルトでデザート。
自宅にいながら、コース料理です。
13. 料理男子率が高い
ワイン、チーズ、肉。味にこだわるフランス人男性には、料理好きな人が多いです。
自宅でのディナーやホームパーティーの時など、男性が料理することも珍しくありません。中には、デザート作りが得意という男性もたくさんいます。
しかも、普段の家族のための食事も作っている、「料理お父さん」も多いんです。いいですよね。
14. 家事を積極的にやってくれる
子供の頃からしつけられているからなのでしょうか。食事の後片付けなど、さっと立ち上がってサクサクしてしまう男性たち。
料理するだけでなく、片付けや掃除なども手際よくテキパキとしてくれたり。
「家庭科」の授業などないフランスですが、よく働く男性が多いです。
15. おしゃべり
ラテン系のフランス人ですから、想像通り多くの人は「おしゃべり」です。男性も、もちろん話好き。
話し始めると長かったり、議論好きだったり。
親戚が集まるクリスマスや、冠婚葬祭など夜が更けるのも忘れて延々とおしゃべりが続くんです。思い出話から政治談議まで、よく話すネタがつきないなーと思うくらいですよ。
16. マザコン
男性は大なり小なりみんなマザコンですが、フランス人男性のマザコンぶりはちょっとすごいかも。
結婚していても、自分の嫁や子供との時間よりも「ママンとの時間」を優先する男性もいるくらいです(日本でも同じかも?)。
日本人女性がフランス人男性と国際結婚をして、最初にモヤっとすることの代表が「マザコン」かもしれません。なぜか?と考えてみましたが、きっといい年したおっさんが「ママーン!」と頰っぺたにチューしている姿が強烈だからかなあ。。。
17. プライドが高い
総じてフランス人はプライドが高い国民です。
昔はフランス語が国際共通語だったこともあり、フランス語がもっとも美しい言語と言ってはばからない時代も長かったですよね(だから今も英語は苦手な人が大多数)。
ものすごい学歴社会で、格差社会なので、高学歴の人たちのエリート意識、半端じゃないですよ。
18. カッとなりやすいが基本平和主義
すぐにカッとなりやすい人が多いなあと思います。でも、使い捨てライターの火の如く、すぐにその怒りは消えてあと腐れがないんですね。
決して争いを好む人は多くなくて、自己主張はしても相手と喧嘩にならないように平和的解決してしまう、という感じです。
年がら年中、何らかの政策に反対してはストやデモを繰り返すフランス人。ただ、多くのデモは破壊的ではなくて、和やかにワイワイみんなで楽しく抗議している様子ですよ。
19. 日曜大工が大好き
フランス人男性といえば、ブリコラージュ(日曜大工)。
長期で休める夏の直前、ホームセンターには日曜大工男子がウヨウヨ。そして晴れた日曜は、もっぱら日曜大工です。
棚を吊るとかだけでなく、キッチンや浴室のリフォームから電気工事や給湯設備まで、なんでも自分でやってしまう男性が多いんですよ。(そして友達同士で自慢し合う)
20. スピード大好き
高速道路でも、一般道路でも、フランス人男性はスピード出します。
「危ないからやめて!」、というような曲がりくねった田舎道でも猛スピードで飛ばしますよ。
トロトロ走ってる車なんて、絶対に抜かしてやる!という感じ。自動車レースとかも好きですしね。
男子はどこの国でもスピード狂なんでしょうか。
21. 時間の感覚が大雑把
男性に限らず、フランス人は時間の感覚がとても大雑把です。
「あ、ちょっと2秒待って」
「2分で終わるから」
こういう時は、かならず10分以上待たされますね(笑)。
だいたい、家に招かれた時には、呼ばれた時間より遅れていくことという全国的な暗黙の了解があるくらいですから。(時間ちょうどに行くと、準備をしている招待側が慌てるからいけないそうです)
慣れると、決まりがゆるくてラクです。
22. 意外とマッチョ(男性上位主義)
女性を大切にして、情熱的な恋人であるフランス人男性。
でも、ラテン系はみなそうであるように、本来は男性上位主義なんだと思います。男尊女卑な態度をとる男性のことを「マッチョ」と言ってからかいますが、ほとんどのフランス人男性は絶対マッチョですよ。
離婚率の高いフランスで、長く仲良く暮らしているカップルを見ると、ほぼ100%「表面上は女性上位。でも、実際は夫がかなりのマッチョで、妻が夫を立てている」ケースです。
フランス人との恋は楽しい
典型的なフランス人男性にありがちな「フランス人男性あるある」をずらーっと並べてみました。
そんな彼らとの恋愛で得られるものも、もちろんたくさんあります。
新しい世界が広がる
まず、外国の文化や言葉に触れるチャンスに恵まれます。
フランスの食文化や、生活習慣、そして言葉。きっと今まで知らなかった世界が見えてくることと思います。
日本や日本人に興味のあるフランス人男性の中には、日本語が上手な人もいるでしょう。でも、大多数は「フランス語しか話せない」、もしくは「英語ならなんとか話せる」人たち。フランス語や英語に触れるチャンスです。
女性であることの楽しさを味わえる
フランスは、他のどの国よりもおそらく「男」と「女」であることを楽しめる国。女性は、強く美しくしなやかに、が美徳。
そして、パートナーである女性が美しくセクシーであることを強く望む男性たち。
フランス人男性との恋愛では、きっと女性であることの楽しさを実感できると思います。
▼ 事実婚が多く、離婚も多いフランスですが、果たして日本人はフランス人と結婚してうまくいくのでしょうか?詳しくはこちらの記事で!
まとめ
日本国内にも意外とフランス出身の人たちがたくさんいます。また、フランスにも日本文化に深い興味を持ち、日本人と親しくなりたい、日本に行きたいと思っている人たちがたくさんいます。
ふと気がつくと周囲がフランス人だらけだったので、「フランス人男性あるある」をまとめてみました。個性をとても大切にするフランス人ですから、ここに当てはまる人も、全く当てはまらない人ももちろんいます。
でも、総じておおらかで親切な人が多いフランス。フランス人男性とのおつきあいもきっと新しい世界が広がる素敵な体験になるはずです。
楽しい恋になりますように!