憧れの国フランスの旅!
えっ、でも困った、トイレが見つからな〜い!
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
寒い時期に日本に帰省すると、とても有り難く感じるもののひとつが、「日本のトイレ」です。
ほんのりじんわり温められた便座に、至れり尽くせりの装置。駅や公共施設、商業施設には、かならず無料のトイレがあり、しかも幾つもの個室が並んでいます。
学校やホテルにも、幾つもの個室が並ぶトイレがあります。
「え?それって当たり前じゃないの?」
そう思った方。いえいえ、そんなぜいたくなトイレ事情は日本だけかもしれませんよ!
フランスにやってきた日本人が困ってしまうことの一つが、「トイレ」です。
楽しい旅の前に、うっかりトイレで困らない情報、お届けします。旅の参考にしていただければうれしいです!
目次
フランスのトイレで日本人が困る理由
圧倒的にトイレの数が少ない
本当に公共の場や商業施設のトイレの数は少ないんです。
オドロキ① ある地方都市の百貨店。4階建ての建物に、トイレは男女1カ所ずつ。
オドロキ② 私立小学校。1フロアに150〜200名の児童数なのに、トイレは男女共用が1つ。
オドロキ③ 広大な敷地の公園。東京ドーム5.5個分の広さに、トイレは1つ。しかも、結構な頻度で壊れている。
簡単にトイレが見つからない
日本では、街中ならスーパー、コンビニ、商業施設、駅や公園など、わりと簡単にトイレが見つかります。
地方に出かけても、コンビニはいたるところにあるし、道の駅などもあるので、山間部などでなければ、さほどトイレ探しに困ることは少ないかと思います。
フランスでは、街中であろうが地方であろうが、簡単にトイレが見つかりません。大きな公園などに自動洗浄トイレが設置されていますが、「故障中」であるケースがとても多いです。
トイレに困る日本人続出
現地で日本人が集まると、良く出る話題が「トイレ難民」。特に女性は「トイレがなかなか見つからなくて困るよね」という人が多いんです。
また、見つかっても「故障中」だったり、想像を絶する不衛生さだったりすることも、よくある話ですね。
フランスのトイレの実情はどうなっているの?
数の問題
上の項で書きましたが、トイレの絶対数が少ないと思います。
学校は本当に論外!っていうくらい少ないですよ。幼稚園はまだしも、小学校以上になると、児童数100人に対して1つのトイレ、という感覚だったりします。大学も同じ!
駅や博物館、公園などの公共施設ではトイレがあるところが多いですが、数が本当に少ないんです。大勢の人間が集まるコンサート会場とか、博物館などでは長蛇の列になっていたりしますね。
トイレ頻度が違う?
えー、それじゃみんなトイレ待ちで困るんじゃないの?と思いますが、そうでもないんですね。
日本人ほどの頻度でトイレに行かないようです。特に若い世代は外出中に小用でトイレに行く人が少ないのか、商業施設などの女子トイレ、必ずと言っていいくらいみなさん「大」の使用で使っているようですよ(ニオイでわかる。。。)。
子供が言っていましたが、「1日中トイレに行かない子って多いよー」とのこと。
確かに、私たち日本人が、よその家におよばれすると必ず1回はトイレを貸してもらいます。でも、フランス人は長いディナーで何時間も飲み食いしても、絶対トイレにいかないんです。トイレ持久力抜群なんですよ(笑)。
衛生状態の問題
最近、日本の公衆トイレもきれいになりましたよね。駅のトイレも本当にきれいです。
フランスでは、「すごいきれい!」というトイレに巡り合ったことがないです。掃除はしているようなんですが、全然きれいじゃない。。。
「臭い」「きたない」「こわれてる」の、まさに3Kです。
かといって他の欧州諸国もそうなのか?というと、そんなことはないんですよね。公共トイレは有料という国もありますが、スイスやオーストリアのようにどこにいっても清潔なトイレが整備されているところもあります。
いかにもトイレにお金を使っていなさそうなイギリス(失礼!)でさえ、フランスよりは数も多く清潔かと思います。
フランスでのおすすめトイレ対策
トイレはともかく、フランスには訪れるべき魅力的な場所がたくさんあります。美しい建造物、息をのむ自然の景色もあります。
トイレ問題に煩わされることなく、フランスを満喫するために、次のような対策を頭の片隅に置いておいていただくとよいかと思います。
必ずトイレがある場所
必ずトイレが見つかる場所というのがあります。訪問地の、その場所をチェックしておくと安心ですよね。
必ずトイレあります!
- 大規模な商業施設
- 観光地の観光案内所付近
- テーブル席のあるカフェ(なにか飲み物などを注文する必要あり)
- テーブル席のあるバー(なにか飲み物などを注文する必要あり)
- 美術館・博物館
街中のファーストフードにもトイレはありますが、使用するには「トイレ使用コード番号」が必要なところが多いです。飲み物か食事を購入した際のレシートにコード番号が記載されています。
逆に、「いかにもトイレがありそうだけれど、ない」という場所もあります。期待していくとがっかりします。
ありそうだけどトイレがないことが多い場所(期待しないほうがよい)
- 教会や大聖堂
- 小さい美術館や博物館
- 個人所有で一般公開されている歴史的建造物(お城など)
- 公園
- 駅(小さい駅はトイレなしのところも多い)
下調べがおすすめ
上記でご紹介した、「必ずトイレが見つかる場所」。
フランスの地方を回るなら、訪れる町の、その場所をぜひ事前にチェックしておきましょう。
知らない町で、「トイレに行きたいのに全く見つからなーい!」と焦るのは避けたいもの。いざというときに用が足せる場所がわかっていれば、安心ですよ。
(必要なときに見つからないパニックに何度も陥った経験アリ!)
自分がコントロールする
トイレが近くなってしまう要因って、ありますよね。
- 足元が冷えてしまった。
- 生理が近い、もしくは生理中。
- お茶やコーヒーをたくさん飲んだ。
- ビールを飲んだ。
思い当たることがある場合、田舎道を車で長時間移動するとき、トイレがなさそうな場所に行くときは、事前にコントロールするのも大切かと思います。
空気が乾燥しているフランスは、暑い夏でも天気次第で急に肌寒くなります。そんなとき、素足で冷えすぎちゃった、なんてならないよう薄手のストールなどを足にかけるとだいぶ違います。
また、カフェやバー、レストラン、博物館など、「トイレがある場所で、必ず用を済ませておく」のも忘れずに。
あとは、「トイレに行ける場所がわかっている」なら、あまり神経質にならずにフランスならではの文化や景色を楽しむことに集中しましょう。
まとめ
日本人の憧れの旅行先のひとつ、フランス。
グルメ、ファッション、史跡に文化。楽しむことが盛りだくさんな国です。
インフラも整っているし、人々は親切な人が多いし、住めば都の素敵なところ。でも、日本人にはちょっと合わない、、と多くの女子が悩むのがトイレ事情です。
今回の記事では、フランスのトイレ事情について詳しくご紹介しました。
ご旅行の際には、「あ、今すぐトイレ行きたい、どうしよう!」とならないよう、ぜひ事前に下調べをし、心に余裕を持ってフランスを楽しんでくださいね!