海外生活中だけど、今、超ホームシック!
日本にめちゃくちゃ帰りたくなってる〜。
どうすればいいの?
国際結婚や海外駐在、留学などで海外生活を送る日本人のみなさん!
ときどき、どうしようもなく「日本に帰りたい!」気持ちになりませんか?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
海外生活、いつの間にか長くなりました。それでもホームシックというか、いてもたってもいられないほど日本に戻りたい!と思うことがあります。
寅さんは、そういう時に柴又に帰っちゃうけど、海外生活を送っているわたしたちはそう簡単に故郷に帰れないですよね。
日本に、どうしようもなく帰りたい気持ちになってしまった時に、ホームシックを和らげる方法をいろいろご紹介していきたいと思います。
海外生活の長い人や、留学生やワーキングホリデーなど、いろいろな人の経験や知恵ですので、ご参考にしていただければ嬉しいです。
目次
海外生活、やはり「日本に帰りたい」気持ちになるもの
憧れて臨んだはずの海外生活なのに、ちょっとしたきっかけで里心がついてしまうことってありますよ。
季節の変わり目や、体調不良、仕事や学校での悩みなど、海外にいるからこそのいろいろなストレスがあり、気持ちが疲れてくると住み慣れた日本が恋しくなるものです。
海外生活者の誰にでも起きることですから、できれば深刻にならないうちに手を打ちたいものですよね。
せっかく目標を持って外国に来たわけですから。
【日本に帰りたくなるきっかけとは?】
海外生活は、楽しいだけではなくて意外とストレス満載。「日本に帰りたい!」とホームシックになることも多いもの。海外在住の日本人が、日本に帰りたくてたまらなくなる瞬間とはどんな時なのでしょう。
海外生活で、「日本に帰りたい時」ラクになれる方法
海外で暮らしていて、どうにもこうにも日本に帰りたくてたまらなくなった時…。
自分でさんざんホームシックを経験してみて、編み出した対策があります。
それはとても単純なこと。
普段から、段階別に、「ホームシックのなだめ方」を考えておく、ということなんです。
- 軽度の「帰りたい」
- 中程度の「帰りたい」
- 重度の「帰りたい」
というように、レベルごとにいくつかアイディアを持っていると、それだけで少し気分が軽くなると思いますよ。
軽度の「帰りたい」ならこの方法
それほど深刻ではない、「ホームシック気味」のときに、気持ちを切り替えたり和らげたりすると、それ以上深みにはまることなく済むことも多いですよ。
そもそも海外に飛び出した理由をよく思い出してみる
「故郷は遠きにありて思うもの」とは、かの有名な室生犀星の『小景異情その二』の言葉ですよね。
そこに住んでいる時は、けっこう日本の社会に批判的だったりしても、海外に住むようになるとやはり懐かしくなる日本。
離れているから、簡単には行けないから、美化されるということありませんか?
日本の社会が窮屈ではありませんでしたか?
通勤電車のつらさに「もっと人間的な暮らしがしたい」なんて望んでいませんでしたか?
暑い夏のギラギラに「ヨーロッパのカラッとした気候だったらいいのに!」と思いませんでしたか?
それよりなにより、日本を飛び出し海外に来た理由、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?
書き出してみると、気持ちが整理できますよ。
思い切り体を動かす
心にモヤモヤがたまり始めたら、体を動かすとポジティブな気分になれたりします。
ホームシック気味のとき、街を散歩してみませんか?今まで気がつかなかった裏通りなど、面白いお店やカフェが見つかるかも。
体力に自信があるのなら、ジョギングや山登りなどもいいですよね。
特に山登りは「山頂を極める」という、わかりやすい目標を立てられるので、達成できると気持ちが晴れます。ついでに携帯コンロなどを持参して山頂コーヒー(淹れたて♪)などいかがでしょうか。
カップヌードルで「やまごはん」という手もありますね!
それから水泳。不思議なことに、水に浮いているだけで気持ちが落ち着きます。オススメです。
一緒に楽しめる友達がいるのなら、スカッシュ!これいいですよ。スカッとします。
おしゃれに集中する
女性の場合、思いっきりおしゃれしてみるとかもいいですね。
プロにネイルをお願いして、いつものスニーカーをヒールの靴にして街に出るだけでもいいじゃないですか。
デートではなくても、インナーまでばっちりにしてみてはいかがでしょう。
いつもと違う自分になりきることで、リフレッシュできること請け合い!
(北米時代によくやりました。これ、効きます。)
集中ダイエットをする
「気持ちが沈んでる時はダイエットのエネルギーなんてでないよ」と怒られそうですが、そういう時だからこそ美しくなることに気合いを入れてみてはいかがでしょうか。
ただ単に「食べ物に気をつけよう」じゃなくて、カロリー計算をして食事を摂り、有酸素運動を取り入れます。
体が疲れるし、ダイエットハイになるしで、「日本に帰りたい」病がどこかに飛んでいくはずです。
女子会(男子飲み会?)
ストレス解消には「おしゃべり!」という方には、これ。
海外についたばかりだとお友達は限られているかもしれませんが、パーティーを企画して主導することで気分転換になります。
それぞれ食べ物を持ち寄って、ホームパーティーもいいですよ。
日本食三昧
まずは食べればストレス軽減できます!というタイプの方には、これですね。
大都市にお住まいなら、本格的な日本料理店や日本食料品店があるので、たまには贅沢してはいかがでしょうか。
地方の場合、自分で工夫して日本食を作りましょう。
料理には癒し効果もあると思うのです。いろいろな材料をタイミング良く準備する料理は、マルチタスキング。余計なことを考えずに目の前のことに集中できます。
その上、美味しいお食事ができれば最高。幸せにお腹がふくれれば気持ちも和むものです!
中程度の「帰りたい」にはこの方法
「いろいろ辛くて泣きたい。この国いやだ、日本に帰りたい!」なんて思い始めてしまった時。そんな時におすすめの方法です。
今日1日を全力で動いてみる
試しにやってみてください。
息がきれるほど、1日活動するんです。
家にいる方なら「断捨離」。
海外に来たばっかりで断捨離するものないし!という方は、プール、公園でジョギング、ショッピングなど、なんでもいいのでとにかく全力で体を使って1日を過ごしてみてはどうでしょうか。
ヘトヘトになって1日が終わる頃、ゆったりとお風呂でしめくくり。気持ちがラクになると思いますよ。
やりたいことしかやらない日を作る
私自身、一度これをやってみたいと思っています。
子供のいる主婦はなかなかできないので、しばらく「自分のことしかケアしない日」というのを持てていません。
独身の頃は、週末など徹底して「やりたいことしか今日は絶対しない!」と決めてストレス解消していました。
昼風呂に浸かりながら、ビールを飲み、漫画を読む。
ほろ酔い加減になったところで(笑)、泣ける映画を見て「他人事」に大泣き。
とにかく終日ダラダラ。
心に効きますよ。
日本に帰りたい理由、帰ったら何がどう良くなるのか書き出す
海外在住日本人の多くは、自ら海外生活を選んだのではないでしょうか。
それなのに、なぜそんなに日本に帰りたいと思うのか、その理由を書き出してみます。
思いつくままに書いてみましょう。
そして、日本に帰ったら何がどう良くなると思うのか書き出してみてください。
どうですか?
冷静になれるでしょう?
「もう少しがんばってみよう」という気持ち、湧いてきませんか?
帰省プランを立てる
実際にすぐ帰省できる人ばかりではないと思いますが、「日本に帰りたい!」気持ちになったら未来の帰省プランを立ててみてはいかがでしょうか。
次は、誰に会って、どんなレストランに行って、何を買って、など想像していると楽しい気持ちになるはず。
本当に帰省できる日まで、プランをいろいろ考えるのも楽しいものです。
うちなんて、一時帰国から海外に戻る時には家族で次回のプランを話し合っていますよ。「次はあの温泉に行こーよ!」なんてね。
人生の中長期プランを考える
なんか大げさですが。。。
落ち込んだり、強いストレスの真っ只中にいる時って、自分の目の前のことしか見えてなかったりします。
そういう時は、今なぜ自分はこの外国で、言葉の壁と戦いながら一生懸命仕事しているのか、意義が見えなくなりがち。
3年後に自分のなりたい姿、5年後、10年後と考えてみましょう。
今、何をすべきかがわかると思います。すると、前向きな気持ちになれるはずです!
小旅行
気持ちを切り替えるのに小旅行もいいですよ。
日本からだと遠いけれど、アメリカなら「ちょこっとカナダへ」「カリブへ」が可能ですよね。
ヨーロッパ在住なら、近隣のヨーロッパ諸国へちょっと足を伸ばしてはいかがでしょう。
中には、「隣の国まで車で5分」なんていうところにお住まいの方もいらっしゃるでしょう。車で外国にいけるなんてヨーロッパならではじゃないですか?
そんな身近にいろいろな国がひしめいていながら、不思議なことに国が変わると街の雰囲気がガラッとかわるんですよね。たとえば、同じフランス語圏のフランス、ベルギー、スイス。隣り合っているのに、国境越えたら町並みまで変わるんですよ。
気分転換にはもってこいじゃないですか。
エステやスパで思い切り自分を甘やかす
いいじゃないですか、贅沢!
毎日じゃないんですから。
落ち込んだ時、ホームシックにかかったときは、心が疲れている時です。今こそ、自分をうんと甘やかしていい瞬間ですよ!
重度の「帰りたい」にはこの方法
カウンセリングを受けてみる
心が本格的に風邪をひく前に、プロの助けを借りるのもいいアイディアです。
企業によっては、社員のために臨床心理士などと契約していて、無料でカウンセリングを受けられることもあります。
アメリカの場合、Psychologist (心理学者)は博士号を持つ心理学のエキスパートで、ほかには修士過程を修めたプロの免許を持つカウンセラーやソーシャルワーカーなどが、カウンセリングを行っているようです。Psychiatrist は精神科医になります。
カナダで会社員をしていた頃、会社の福利厚生でカウンセリングを受けられると知って、いろいろ悶々と悩んでいた時に数回のセッションを受けたことがありました。
カウンセラーはただ話を聞いてくれるだけなんですが、心のモヤモヤが晴れて、迷いがなくなりましたね。とても効果がありました。
思い切って一時帰国する
最後の手段です。
どうしても「帰りたい」気持ちが止められないなら、(可能であれば)思い切って一時帰国をしてみてはいかがでしょう。
海外生活そのものがストレスになっているのなら、ストレス源(海外)から離れてみるんです。
日本に戻って、海外で夢に見ていた「日本ならこうなのに!」ということを実際にやってみてください。意外と、大したことないかもしれませんよ。
しばらくいない間に、東京の混雑についていけなくなっているかも。
「ああ、やっぱり海外がいい!」なんて言っている自分に気づくかもしれません!
まとめ
海外生活をしていて「ああ、もうダメ!日本に帰りた〜い!」という気持ちになることは、たびたびあるものです。
でも冷静になって考えると、自分が住む海外の暮らしもそうそう悪くないかも?なんて思い返したり。
ホームシック気味になった時の対策法を、帰りたい気持ちの強度三段階にわけてご紹介しました。
ちょっとしたきっかけで気持ちがまた前向きになることも多いので、よかったらぜひ試してみてくださいね!