英語を勉強したいので語学留学を考えています。
「語学留学は効果ないよ」とも聞くけれど、本当なのかな？
こんにちは、まのん（@ManonYoshino）です。
海外の語学学校に通う「語学留学」。
入学のための試験もなく、必要なのは費用と時間。その気になれば誰でも行ける可能性があるのが大きなメリットです。
でも、その一方で
「語学留学では英語ができるようにはならないよ…」
という人も多いようです。
本当に語学留学は意味がないのでしょうか。
この記事では、
「語学留学は意味がない」と言われる理由
語学留学が成功するパターン
語学留学を意味あるものにする５つの秘訣
についてご案内します。
「語学留学したいけど、効果は？」と迷っている方、ご覧いただけたら嬉しいです！
【 この記事を書いている管理人と英語の関わり 】
語学留学をきっかけに、その後は日本やカナダ・アメリカで英語を生かした仕事に従事。
以来、英語での仕事・生活歴30年以上。
目次
語学留学では英語ができるようにならない？
「語学留学くらいじゃ、英語は話せるようにならない」
「語学留学したけど、日本人同士で遊んだだけで、語学の勉強は進まない～」
これ、実際に英語圏の国の語学学校に通った人たちからよく聞くコメントです。そして、私がイギリスやカナダで出会った人たちの中でも、本当に「語学学校で英語バッチリになった！」という人はあまりいませんでした。
でも、本当に語学留学は意味がないのでしょうか？
経験者としては、「そんなことはない！」とお伝えしたいです。
「語学留学は準備と過ごし方次第で成功」できると思いますよ。
管理人が見た現実：
語学留学は、海外で生きた英語に触れる貴重な体験。
未知の自分を発見する可能性も大いにある。
ただ、事前に英語知識を身につけてから渡航しないと、効果が出ない人も多い。
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語学留学で英語ができるようにならない理由
いくら手軽に行ける時代になったとはいえ、語学留学にはかなりの費用がかかります。
語学学校の授業料、渡航費用、現地での宿泊費や生活費…。
例えば、英語圏の国で語学学校に半年通うとすると、ザックリ計算で150万円から200万円くらいが必要になりそうです。
これは、思い切った投資ですよね。
ですから、語学留学するのならば、ぜひとも実りある留学にしたいもの。
ただ、気になるのは「語学留学じゃ英語はできるようにならないよ」という言葉です。
正直なところ、この言葉はまんざら嘘ではないんですよ。
語学留学では、人生の転機になるような充実した生活を送る人がいる一方で、ほとんど効果のない人もやはり多いんです。
それはなぜなんでしょうか。
語学学校は「ネイティブ環境」ではない
重要なのは、語学学校は「ネイティブ英語環境ではない」ということ。
英語圏の国であっても、語学学校の生徒たちは「英語を学ぶために来ている」人たち。したがって、彼らはネイティブ英語話者ではありません。
国やエリアによっても、季節によっても、またクラスのレベルによっても在籍生徒の国籍はさまざま。
イギリスを例にとると、夏休み期間は短期でやってくるヨーロッパ諸国の学生がいっぱい。大学の長期休暇を利用した日本の学生も多いです。
秋学期は、年末のケンブリッジ検定試験目当てのスイス人学生が、中上級クラスに多数在籍。
仮に「全然英語できません」レベルで初級クラスからスタートすると、ほとんど会話が成り立たないクラスメートたちと授業を受けることになります。
欧米の語学授業ではグループワークが多いので、訛りが強い初心者同士がグループになってもなかなか会話には発展しないんですよね。
これ、かなり疲れます。体力的にも、精神的にも…。
お互いに理解しようとすることに疲れてしまって、「テキトーに」時間を過ごしてしまうことも多いのが現状。
なので、語学学校に行きさえすれば「常に生きた英語漬け」になる、というのは幻想なんです。
英語圏の語学学校に通っても英語漬けとは限らない
英語圏の国に滞在し、語学学校に通う…。
これだけで英語が上達しそうに思いますが、現実はそうでもないんです。
語学学校では、みんなそれぞれ自国（もしくは言語が似ている国）の人たちと固まりがち。
「え、英語学習のために大金払って留学してるんでしょ。なんで、日本人ばかりと一緒に過ごすの？意味ないじゃん！」
と、思いますよね。
でも、海外で生活していると、やはり親しくなるのは日本人や、親日家の人たちが多いんですよ。
留学生のなかでも、日本人同士で集まり、日本人同士で付き合ったり…、というケースが本当に多いです。
英語を使うのは、語学学校の授業（1日数時間）と買い物や外食のときくらい、だったり。
海外生活では、何かとストレスも多いため、学校の時間以外は日本人コミュニティという癒しを求めてしまうのもしかたないのかもしれません。
語学学校の学習だけでは十分ではない
大抵の場合、語学学校の授業は終日みっちりというわけではないようです。
よくあるパターンは、1日４〜５時間程度。
午前中3時間、午後１〜２時間ほどといった感じではないでしょうか。
宿題がしっかり出される場合もありますが、語学学校だけでは、 「話せる英語の訓練」の時間は十分とはいえないかもしれません。
よく言われているのは、
海外の現地企業で就職すると飛躍的に語学力が伸びる
ということ。
これは、本当にそう思います。
個人の経験ですが、イギリスの学生時代と、カナダの会社員時代を比較すると、会社員になってからの方が英語を使う時間が飛躍的に増えました。
終日、英語漬けという状態でしたよ。
語学学校だけで、英語力の急な伸びを期待するのは、かなり難しいかなと思います。
語学留学は本当に意味がないの？
前項では、語学留学で英語が伸びない理由を、３つのポイントでご説明させていただきました。
でも、語学留学は本当に意味がないのか、というと私はそうは思いません。
語学留学の成功は取り組み方次第
筆者が暮らしたイギリスでもカナダでも、語学留学で飛躍的に英語力を身につけた人たちを見てきました。
要は取り組み方次第、現地での過ごし方次第、と言えると思いますよ。
海外で過ごす時間は、語学習得のみでなく、貴重な体験をする機会です。
言葉も価値観も、文化背景も違う人たちとの出会いから学ぶことはたくさんあります。
自分をしっかり見つめなおす機会にもなりますしね。
▼ 人生を変えるきっかけになることもある語学留学。管理人の場合は、イギリスの語学学校への留学が大きなターニングポイントになりました。
迷っているなら情報をもっと集めよう
ネットを検索すると、実にたくさんの留学関連情報があふれています。海外語学留学を斡旋してくれる留学エージェントも、たくさんあるんですよね。
行きたい国が決まっているなら、エリア特化型エージェントにまずは連絡してみることをおすすめします。
エリア特化型エージェントの場合、現地オフィスを持っている企業が多いのが特徴。リアルタイムな現地情報もゲットできるし、いざ留学した際の現地サポートが心強いです。
語学留学はしたいけれど、行き先にまだ強いこだわりがない場合は、世界各地の語学学校への斡旋をしている総合留学エージェントをまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。
無料カウンセリングをしてくれるエージェントも多くて、生きた情報やアドバイスをもらえます。
総合留学エージェントの中で注目すべきが『スマ留』。スマートな留学、という意味らしいですが、誰もが気軽に経験できる手が届く海外留学というのが『スマ留』がすすめる形です。
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次の項では、語学留学で英語力をぐんと伸ばす秘訣について５つのポイントでご案内します。
語学留学で英語力をぐんと伸ばす５つの秘訣
「効果がない」「意味がない」と否定的に言われることもある語学留学。
それでも、英語力をぐんと伸ばす人もいるんです。
自分自身や友人たちの体験から考える、語学留学で英語を伸ばす秘訣について詳しく見ていきたいと思います。
１. 出発前に基礎力をつけておく
よく、「英語力ゼロでもOKな海外留学」とか言いますよね。
これ、否定しません。（実は、自分がほぼこの状態に近かったです笑）
でも、限られた時間と予算で語学留学を成功させたいなら、出発前にしっかり準備するといいと思います。
何を準備すればいいかというと、少なくとも次の２点は頑張っておきましょう。
英語の音に慣れておく
中学レベルの文法をしっかり頭に入れておく
英語の音に慣れる方法は、テレビの英会話講座や市販の英会話教材でもOKかと思いますよ。
通勤時間やスキマ時間に効率よく学習したいなら、アプリの活用がおすすめです。
一つの例としては、リクルートの英語学習アプリ『スタディサプリEnglish
』は、初心者から上級者までレベルに合わせて使えるので便利だと思います。
私も使ってみましたが、一回の学習時間も短いし、教材もわかりやすくて使い勝手も抜群でした。
ちなみに『スタディサプリEnglish』では、基礎文法もしっかり学べるようになっていますよ。
２. ベーシック会話はおぼえていく
語学留学で成果を出すための２つ目の秘訣は、
出発前に簡単な英会話フレーズがすっと出るように練習を重ねておく
ということです。
語学学校では、どれだけ積極的に授業に参加できるか、で伸び方が違ってくるもの。
先生の言っていることが「だいたい理解」できて、クラスメートとのグループワークにも「積極的に参加」できると、授業も楽しいし、密度の濃い学校生活が送れます。
そのためには、英語にビクビクしないためのベーシック会話ができるとぐんと有利です。
また、授業初日のプレースメントテスト（クラス決めのレベル判定）でも、少しだけでも話せるとスムーズです！
前項でふれた、英会話学習アプリ『スタディサプリEnglish』では、オンライン英会話とのタイアップコースも設定されています。
アプリで自学した内容を、外国人講師とオンラインで実践するシステムなんですが、自信がつきますよ。
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３. 現地生活を楽しむ
「え、そんなこと？」
と、思われるかもしれませんよね。
でも、語学留学を成功させる秘訣の一つは、「現地生活を楽しむこと」だと思います。語学学校に通って学生生活を送る海外での時間は限られています。
終わってしまえば、あっという間の出来事だった、と思うはず。
現地で学校に通い始めると、必ず出くわすのが「現地否定派」の人たち。
例えばイギリスなら、
「イギリス人って、〇〇がダメだよね」
「イギリスって、〇〇ができてないよね〜」
という具合。
日本人同士固まっては、現地の愚痴を言い合って過ごす人の多いこと、多いこと。
これ、ものすごくもったいないです！
せっかく海外まで飛び出したんですから、現地での時間の1秒1秒を楽しんでみてください。
ショッピングモールを見て回るも良し、ドラッグストアでコスメを試すも良し、ベーカリーで見慣れないパンを試すのも良し。
できるだけ、現地の人たちと触れ合う時間を持ちましょう。
お店の店員さんとちょっとしたスモールトークが出来るようになったら、こっちのもの。どんどん英語を話すことが楽しくなっていくはず。
使えば使うだけ、絶対に英語力は伸びます。
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４. 語学学校以外のアクティビティに挑戦
語学学校の教室で学ぶだけでは、なかなか英語力はアップしません。
非ネイティブのクラスメートとの会話には限界があります。
そこで、おすすめしたいのが語学学校以外のアクティビティ。
地元自治体や教育委員会が、大人向けの趣味講座やカルチャースクールを開いているのならトライしてみてはいかがでしょう。
筆者の経験ですが、カナダとイギリスの例を少し…。
カナダのトロントでは多種多様な講座があって、数ヶ月の講座が破格の授業料でした。
イギリスでも同様に地元自治体の趣味講座が開かれていて、地元の人々と知り合える貴重な機会の一つでした。
他にも、YMCAやフィットネスクラブ、テニスクラブなどのスポーツレッスンを受けるのもいいかもしれません。
ダンス、ピラティス、テニス、ゴルフ、調べてみるといろいろあるはず。
地元の人と交流できる場を積極的に探してみましょう！
日本人以外の友達を作る
海外なんだから現地の友達ができて当然、と思われるかもしれませんが、意外と難しいんですよ。
語学学校では、生徒同士の交流のためのイベントが開催されることも多く、いろんな国籍の人と知り合いになるチャンスはあります。
でも、割と「知り合い」程度で終わってしまうんですよね。
みんな気楽に話せる同国人や同言語で会話できる人と仲良くなっていきます。
だからこそ、前項でご紹介した校外活動が効果的なんです。
意外なところから友達の輪が広がる可能性大です。
ホームステイ先の学生同士が仲良くなることも多いです。これは、斡旋されたホストファミリー次第というところですね。
また、やはり語学留学で飛躍的に語学力が伸びる人には、現地でしっかり恋愛も楽しんでいる人が多いです。恋の力は、コミュケーション力アップにすごい効力を発揮するので…。
「留学先で恋人なんて、後の別れがつらい」なんて先に心配して、敬遠する人もいますが、その人の価値観次第ですね。
留学先で知り合った人が、生涯のパートナーになったという例は、本当に多いですよ。
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まとめ
「語学学校に通っても英語はできるようにならない」…。
語学留学を考えている人にとっては、とても気になる言葉ですよね。
いくら英語圏の国であっても、ただ語学学校に少し通うだけでは英語力を飛躍的に伸ばすのは実は難しいものです。
それでも、語学留学をきっかけに、その後のキャリアが大きく変わる人もいます。
また人生の大きな転換を迎える人もいます。
十分な準備をして、語学留学の期間を有効に使えば効果は必ず出るはず。
語学留学を計画しているなら、そのチャンスを生かしてみてはいかがでしょうか。
海外生活の経験は大きなステップアップにつながるはずですよ！
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