こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
そうなんですよ、カナダ人って本当にパーティーが大好きなんです。(パーティーの理由見つけるのが上手なのかも。)
カナダって、日本から見ると馴染みがあるようで、でも本当はよく知られていなかったりしますよね。
「首都はどこ?」なんていうクイズがありますが、それくらい未知の部分が多かったりするんですね。
カナダといえば、思い浮かぶのはなんですか?
アメリカ合衆国の北にある寒そうな国。
英語を話すエリアとフランス語を話すエリアがあるらしい。
かの有名な『赤毛のアン』はカナダが舞台。
アメリカやフランスなどと比べると、日本人のカナダへの興味関心度はイマイチというところでしょうか。
ちょっと一歩、カナダの深いところのご案内というと、やはり彼らのパーティー好きな部分になるかと思います。
この記事では、カナダの「普通の生活」の一部であるパーティーについて、
どんな時に
どんな人たちと
どんな風に
パーティーをしているのか、ご紹介していきたいと思います。
カナダのこと、生活者の毎日視点がちょっと見えてきますよ!
目次
カナダ生活スタイル、ホームパーティー
ホームパーティー、好きですか?
独身でカナダに住んでいた時、幸せな家族像のイメージを持っていました。
「広いプール付きの庭がある郊外の家に住んで、週末は友人や家族と庭でバーベキュー」という、実に単純明快なもの。
でも、それがカナダの「よくある家庭の風景」なんです。
とはいえ、別に家庭を持っていなくても、二人以上集まれば「ホームパーティー」になってしまうのがカナダ人。
冬が厳しくて長いだけに、特に、夏場は天気が良ければいつでもパーティー日和なんです。(天気が良くなくても、肌寒くても、それはそれでパーティー日和)
名目さえ作れば大パーティー
カナダのオンタリオ州で会社員生活を送っていた数年間。いろいろな形のホームパーティーを開いたり、およばれしたりしました。
住居が東京などと比べると、広くて開放的にできているので人を呼びやすいというのもあるかもしれません。
様々な名目のパーティーがありましたよ。
引っ越しパーティー
誰かが引っ越せば、それをサカナにパーティーを開きます。新居を友人たちに紹介する、ハウスウォーミングパーティー(House warming party)。
お互いに気遣い過ぎないように、「Bring your own refreshments! (飲みたいもの持ってきて!)」などと言葉を添えて。
招待する方は、簡単なおつまみ類やドリンクを用意し、招待を受けたほうは、気の張らないプレゼント(花束、観葉植物、チョコレートやデザート類)を持って行きます。
クリスマス
欧米最大の年間行事、クリスマス。
日本でも「まだこれから秋本番」と言える11月には、早々とクリスマスデコが始まってしまいますよね。英系移民&仏系移民の手で開拓されてきたカナダですから、もちろんクリスマスは盛大。
友達とクリスマスパーティー
ただ、欧米諸国はどこでも同じだと思いますが、クリスマス当日は「家族のもの」。友人たちとのパーティーは、クリスマス前に。
日本のお盆や年末年始と同様に、独身たち、クリスマス休暇は帰省する人が多いので、12月前半に職場の同僚や友人たちとパーティーを開くケースが多いのではないでしょうか。
持ち寄りが基本
カナダ時代、うちでもエラい盛大なパーティーを開いていました。食べ物は基本、一人一品持ち寄りで、飲み物も各自飲みたいものを持ってきます。
20人集まると、20種類の食べ物が並ぶので壮観ですよ。
一度、決して広くはない家に60人もの人が集まりました。主催者なのに、初対面のゲストがたくさん。
「はじめまして、この家の住人まのんです。どなたのお知り合い?」みたいな。
外は雪なのに、あまりの人の多さに暑くて窓全開状態!
ハロウィン
近年、非英語圏でも盛んに開かれるようになったハロウィンパーティー。フランス語で「フェッドゥアロウィーン」なんて言ってます。
有名なTrick or Treating(「Trick or Treat(お菓子くれないとイタズラしちゃうよ〜)!」と言いながら子供がご近所の家を回って歩き、お菓子をもらってくる)で、本当に近所の子供がやってきたりします。
ハロウィンをすっかり忘れていた我ら独身たち、お菓子の用意など全くなかったために、ルームメイトと一緒に家の電気を消して居留守をつかったこともありましたっけ。。。
大人も変装して集まって楽しみます(飲みます)。
誕生日
むろん、お誕生日もパーティーを開くよい機会。
サプライズパーティーというのをよくやりましたね。家でもレストランでも。。。
誕生日の本人にはとぼけて何も言わず、友人の一人がその本人を1日連れ回し、最後に内緒で集まった仲間たちで、物陰からどっと飛び出し「Surprise! Surprise! Surprise!!!!」。
しかしながら、家族を持ってヨーロッパに暮らして初めて気付きましたが、独身時代のバースデーパーティーは「地味なほう」だったということ。
日本の子供達のお誕生日パーティーがどのようになっているか、想像もできないのですが、こちらはとっても派手で、お金もかけるケースがほとんど。バースデーなどのイベントをしてくれる会場で開くことも多いし、自宅で開く家庭もあります。
10人前後の子供を招くケースがほとんどで、それぞれが大体20ユーロ(2,600円〜2,700円くらい)のプレゼントを用意してやってくるのです。こちらも年間10回程度は呼ばれるので、結構な出費なんです。
カナダについても調べたところ、子供のお誕生会、やはり賑々しく、かつお金をかけて開いているようですよ。
大人は、節目節目の誕生日には「大バースデーパーティー」を開くケースも。18歳、50歳、60歳などは、すごーーーーくお金をかけて大会場を借り切って100人くらい招待する人もいます(結婚式並みの派手さ)。
パーティーの理由はなんでもOK
会社での飲み会などが意外とないので、親しい同僚や友人などと、何かと理由をつけて集まった独身時代。3人以上集まれば、なんとなくパーティーの始まりで、その場にいない人物の名前を挙げて片っ端から呼び出したりして。
簡単に集まれる距離に、友人・知人が住んでいる(=街自体が大きくない、みんな独身)という条件があったからこその「いつでもパーティー」でした。
ホームパーティーを開きやすい環境
都市部でも職住接近
欧米の都市は、東京や大阪と比べると意外とこじんまりしているんです。
中心部は歩いて回れてしまったりします。
カナダ最大の都市トロントも、同様です。市内に住んでいる場合、職場には自転車・地下鉄・バスなどで通いますが、職場と住居がさほど遠くないんですね。
簡単に集まれる距離に、友人・知人が住んでいる(=街自体が大きくない、みんな独身)とからできる「いつでもパーティー」です。
住居がパーティー向き
カナダ(欧米全体もそうです)の家やアパートは、もともとパーティー向きだと言えます。
それは、基本、外からそのまま入るから(土足)。
「はい、ここで靴脱いで、スリッパはここです」なんてやらずに、 「Com’on in!(さあ、どうぞ入って入って!)」だけですもん。
また、入ってすぐにリビングがある住居が多くて、人を招きやすいと思います。
まとめ
カナダ生活を振り返ると、一番に思い出すのがなんだかんだと理由をつけて開いていたパーティーです。
ルームメイトの友達が来たから、「じゃあ飲み会しようか。ついでに、別の友達にも声かけちゃおうか」みたいな。
もしかしたら、夏が短く冬が厳しいという環境だからこそ、家や室内で楽しもうという気持ちが強い人たちなのかもしれませんね。
カナダ生活、楽しいですよ!