一人旅って楽しいのかな。
一人で観光地をまわっても楽しくなさそうだけど?
リピーターはみんな何が楽しくて一人旅するの?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
一人旅をするというと、
「へえ、一人で旅行して楽しいの?」
なんていう質問を受けたりします。
一人旅をする理由は、皆さんいろいろあると思います。
● 自由に動きたいから
● タイミングよく一緒に行ける人がいないから
● 強い興味がある場所に行きたいから
● 一人の時間を楽しみたいから
● 出張のついでに寄り道するから
…などなど。
筆者も一人旅を多くしてきました。
「一人旅が大好きなの?」
と聞かれると、実は答えには迷います。
一人旅も好きですが、友達との旅も好き。
カップル旅も楽しみましたし、その彼氏と家族になってからは家族旅を楽しんでいます。
それぞれの旅の形態にはメリットとデメリットがあるんですよね。
一人旅にも、もちろんメリットとデメリットがあるわけです。
この記事では
一人旅を楽しくないと感じるとき
一人旅の楽しいところ
一人旅の難点を克服するコツ
についてご紹介します。
一人旅の「ここは楽しくないな」という部分。
たしかにそれは存在するんですが、一人旅には誰かと一緒の旅では味わえない素晴らしい点もいくつもあります。
「行ってみたい場所があるけれど、タイミングよく一緒に行ける人がいない。一人旅は楽しめる自信がないし…」
というかた。
新しい旅の形への参考にしていただけましたらうれしいです!
目次
一人旅が楽しくないと感じるのは?
筆者の一人旅、海外・国内、出張を合わせると100回以上になると思います。
たくさんの変え難い旅の時間を過ごしました。
一人旅だからこそ味わえた、貴重な旅の思い出もいっぱいです。
でも、本心を言えば
「これは楽しくない…💦」
と感じてしまう瞬間もありました。
「行きたくてたまらないから行った」というプライベート旅でも、やはり複雑な気持ちになったこともあります。
一人晩ごはん
何度も一人旅をしているリピーターでも、
「苦手だな…」
という人が多い、というのが一人で食べる晩ごはん。
これ、ビジネストラベラーの多い大都市では、そんなに苦にならないんですよね。
一人で食事をしている人をよく見かけますし。
ヨーロッパの場合、夜のレストランでの「おひとりさま」がとても少ないんです。
レストランは、恋人や家族、友達と行くところ。
おしゃべりとお酒と食事を同時に楽しむところなんですよね。
「ザ・観光地」というような場所の一人ごはんも居心地が悪いです。
仕事でスイスに行った時に、週末を挟んだのでマッターホルンのおひざもとツェルマットを訪れました。
どのレストランに行っても観光客のグループだらけで、「おひとりさま」は自分だけ。
かなり困りました…。
絶景に出会ったとき
息をのむような絶景に出会ったときって、誰かとその感動を共有したくなるんですよね。
「すごいねえ」
「ほんと、すごい」
これだけの会話でも、相手がいるのといないのとでは大違い。
すごい景色を共有した旅仲間とは、何年経っても、その時の感動を共有できるのが素晴らしいと思うのです。
絶景を見た時は、
「一人で来るんじゃなかったかも」
と思ってしまいますね。
自分だけ「ソロ」なとき
一人での晩ごはんよりも苦手なものが、「周りを見回すと自分だけソロ」という状況。
ウォーキングツアーなどに参加した時に、
⚫︎ 一人参加は自分だけ
⚫︎ 日本人(アジア人)自分だけ
という状況になることがわりと多いんですよね。
せめてほかに一人参加の人がいてくれるといいんですけど…。
あれは居心地が悪いです。
居心地の悪さナンバーワンだったのは、有名なリゾート地のペンションに泊まった時…。
プライベートではなくて、仕事でした。
そのペンションをイベントで使うかどうかのロケハンだったんですが、自分以外の宿泊客は全部カップル!
これは、最高に楽しくない一人旅でした(笑)。
孤独を感じたとき
「一人旅最高だなあ」なんてしみじみ思うのは、歴史の流れを感じるスポットでゆっくり時を過ごす時。
でも、それが実はそのまま「孤独だなあ」という思いにもつながりがち。
想像してみてください…。
晩秋の奈良大和路。
思ったより早く日暮れどきがやってきて、家路を急ぐ人々を尻目に自分だけひとり…。
古刹から宿に戻る道すがら、木枯らしが吹いてきて…なんていうシーン。
人恋しくなります。
深い孤独を感じてしまいます。
こういう時は、「誰かと一緒に来ればよかったかも…」と思ってしまいますね。
移動が大変なとき
大きな荷物を持って一人で移動、って意外と大変。
誰かと一緒の旅なら、お互いに荷物番をしながらトイレに行ったり、移動中に食べるサンドイッチを買いに行ったりできますよね。
一人の場合は、移動中の荷物をずっと自分で見ている必要が…。
特にスーツケースを持っての移動中は、トイレも買い物も大変なんです。
また不慣れな土地での鉄道移動もハプニング起きがち。
イギリスを旅していてたびたび起きたのが、乗った電車が途中で運行中止になる…という事態。
いきなり、
「この電車は次の駅で運行を中止します。全員降りてください」
というアナウンスが流れて、見知らぬ途中の駅で待ちぼうけ。
誰か一緒だと心強いのに…と思う瞬間です。
▼ 女性一人の海外旅行、行きたいけれどやっぱり不安。安心して旅を楽しむためのコツをお伝えします!
一人旅の楽しいところは?
一人旅、実際に出かけてみると全部が全部「楽し〜い!」という時間だけではないんです。
「これはちょっと…」という時もあります。
それでも「一人旅はやめられない、また行きたいと思ってしまう!」という人も多いわけで…。
ここからは、一人旅の楽しいところについてご案内します。
一人を満喫できる
普段の暮らしって、いつも何かしら人との関わりの中で生きていますよね。
まとまった時間を一人きりになるのは結構難しいもの。
● 一人になって自分自身を見つめ直したい
● これからの進む道を一度しっかり考えたい
● 人と関わるストレスから一旦解放されたい
などと考える人は少なくないのではと思います。
でも、なかなかそんな贅沢な時間は取れないわけで…。
私の場合は、自分をリセットする時間が欲しい…と思って一人旅を選ぶことが多かったです。
仕事のストレスが溜まってしまうと、ちょっとガス抜きが必要になるんですよね。
そんな時、まとまった休暇が取れれば海外、週末だけなら奈良・京都、といった具合に旅をしていました。
一人を満喫しつつ、でもちょっと孤独だな、なんて思って。
ぽつんと一人で旅をしていると、家族や恋人、友達のありがたみを普段以上に感じることができるのもメリット。
帰るところがある自分を「恵まれてる」と実感できるんですね。
そして「また頑張ろう!」とエネルギーをチャージして帰途につくわけです。
自分だけのプランが作れる
「自分だけのプラン」で旅ができるところも、一人旅の楽しさ。
友達と「温泉行こうね〜!」と話していても、なかなか予定が合わずに延び延びになってしまうことありませんか?
海外旅行ならさらに調整が大変。
一緒に旅行に行く人とは、少なくとも次の4つのポイントがぴったり合う必要があります。
- 一緒に旅して楽しい相手
- 行きたい目的地が同じ
- 同じ時期に休暇が取れる
- 旅行費用の準備ができている
これら全部が合う人というとすごく限られてきます。
30代以降は、結婚、出産、子育て、仕事などで忙しい時期。
友達同士で簡単に旅行に行ける人って、とっても少なくなる年代なんですよね。
だからこそ、自分の都合だけで旅行プランが立てられる一人旅がぴったり。
また、海外旅行の場合は、まとまった旅費が必要になります。
こだわりの行き先がある、という場合は自分の予算に合わせて旅ができる一人旅がやはり楽しいですね。
人に気を遣わなくてすむ
年齢を重ねていくと、プライベートな旅でも相手に気を遣う場面が増えてくるように思うんですね。
お互い最後まで気持ちよく旅をしたいと思うと、やはり相手に気を遣います。
そして、女性にわりと多い、急に不機嫌になったり、無言になったりする人…。
「気まずい時間」は女性同士の旅が疲れる理由の一つ。
せっかくの旅行なのに、片方が不機嫌になってしまって、モヤモヤしたまま旅を終える…なんてこともありがちです。
その点、一人旅は気楽です。
誰かに合わせることなく、自分の自由に時間を使えます。
そして、人の気分に合わせることも必要ないので、ストレスがたまりません。
旅の間に他人の気遣いをしなくていいのが、一人旅が楽しい理由のひとつですね。
非日常の時間が味わえる
友達と旅行したら、よもやま話に花が咲いて、道中の景色を全然見ないで目的地についちゃった…
こんなことってよくあります。
家族と友達との旅行は、感動を共有できるので楽しいですが、「日常を旅先に持っていく」状態。
結局、恋の悩みや仕事のグチを言い合って旅情を味わう余裕がなくなったりするんですよね。
その点、一人旅は非日常時間の連続。
旅の間は、いつもと違う空間で、普段とは違う自分を見出すこともできます。
ストレス解消には最高なんです。
▼ 未知の世界を知り、新しい自分の可能性を広げることもできる一人旅。そこで得られるかけがえのない経験とは?
一人旅の難点を克服するコツ
旅をしたい、一人で行ってみようかなと思うけれど、一人旅の〇〇は苦手だな…という場合。
一人旅を楽しむために、その苦手な部分をクリアできる方法があれば大丈夫ですよね?
ここからは、「一人旅の苦手な点」の代表的なものについて対策をご紹介していきます。
一人旅ご飯をどうする?
さきにご紹介したように、リピーター間でも「苦手…」という人が多い旅先での一人ごはん。
私も、何度一人旅を経験しても少し苦手なのが、旅先の一人晩ごはんです。
昼間の一人ごはんは全然気にならないのに、夜はやはり居心地の悪さを感じてしまうんですね。
自意識過剰、なんですかね…。
とはいえ、苦手なものは苦手。
「誰もあなたのことなんて気にしてないよ」と言われても、なんとなく人の目が気になってしまうという人は多いのではないでしょうか。
なので、これまでいろいろ対策を考えてきました。
都市にステイするなら、ビジネスタイプのホテルの館内レストランを利用する。
カフェやデリで食事する。
テイクアウトを利用する。
ルームサービスを利用する。
いずれにしても、一人旅の晩ごはんを気持ちよくいただくためには、事前のリサーチが必要かなと思いますね。
▼ 一人旅の食事について、詳しくはこちらの記事でご案内しています↓↓↓
人の目が気になる人は?
一人ごはんと同じで、観光地などでの行動中も人の目が気になるという人は少なくないのでは?
こちらも「誰もあなたのことを気にしていないよ」と知りつつも気になってしまうんですよね。
自分も気にしがちなので、この気持ち、すごくわかります。
まわり全部がカップルや友達旅だったりすると、居心地が悪いですよね。
寂しい女だと思われていない?
友達のいない悲しい人だと思われていない?
この嫌な気持ちの根底にあるのは、人に憐れまれたくない、惨めな気持ちになりたくない、という自尊心。
実際のところ、一人旅する人に関して他人の感じ方はさまざま。
確かにネガティブに思う人もいますが、好意的な人も多いようですよ。
一つ言えるのは、人の目を気にして旅のチャンスを逃すのはもったいないなということ。
旅では新しい自分を発見したり、出会いがあったり、学ぶことがあったりと、得ることが多いからです。
▼ 一人旅をしてみたいけれど、他人の目が気になるという心理と、リラックスして旅を楽しむアイディアはこちらから!
一人旅でとても困るトイレの対策
一人で大きな荷物を運びながらのトイレ、困りますよね。
日本ほど公共の場のトイレがきれいに整備されている国は少ないですし、トイレ自体がなかなか見つからないこともあります。
スーツケースを持っての移動中に、トイレに行きたい時…。
一人だとどうすればいいのかって思っちゃいます(対策はありますが)。
また、ヨーロッパを旅していると、わりと頻繁に「トイレが見つからない!」という問題にもぶちあたるんですよね。
ようやく見つけたら壊れていて使えなかった、とかもよくある話。
なので、一人旅をゆったり楽しみたい人は、あらかじめトイレにまつわる「あるある」をよく知っておくといいかもしれません。
▼ 女性の海外一人旅で、意外と困ってしまうポイントは「トイレ」。一人旅のトイレの悩みにおこたえするトイレ対策はこちらをどうぞ!
まとめ
女性の一人旅。
自分のペースで旅ができるということで、昔も今も一人旅が大好きという人がけっこういます。
一方で、一人旅に対するネガティブなイメージも…。
● 一人旅だと寂しい人だと思われそうで恥ずかしい
● 一人で食事をするのがイヤ
● 周りが家族や恋人と楽しそうにしているのにポツンと一人は辛い
● 話し相手がいないと退屈すぎる…
一人旅好きな人たちは、旅を楽しくないと感じることがあるのか?
リピーター目線で「実は楽しくない」と思うこと、難点の克服のコツをご紹介しました。
グループ旅やカップル旅にはその良さがあるように、一人旅にも他では味わえない素晴らしさがあります。
「行ってみようかな、でも…」と思うかたは、まずは身近な旅から始めてみてはいかがでしょうか。
きっと新しい発見があるはずですよ!