海外生活ってもっと楽しいものだと思っていたのに、ストレスだらけで困っていませんか?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
「外国暮らしができていいねえ、!」
とは、よく言われる言葉です。
いや、いや、いや、、、、。そんな気楽なことばかりじゃないですよね、本当は。
海外生活には、日本で暮らしている時とは違う種類の、しかも、かなり強烈で頑固なストレスがあるもので、この手の悩みを抱える人はたくさんいるのではないでしょうか。
海外赴任、留学、国際結婚などで海外にお住まいで、「もっかストレス全開でブチ切れそうです!」という方、海外生活ストレスを緩和する方法をお届けします!
目次
海外生活のストレスとは?
「欧米で暮らす=優雅、かっこいい」なんていうステレオタイプがあったのは昔の話ですよね。
かの野口英世博士も、夏目漱石先生も、みなさん海外ではいろんなストレスと戦っていらしたそうで。
一般庶民の私など、若い時は今以上にストレスでイライラすることも多かったですね。どんなことにストレスを感じるのかというと、主に次の5つではないでしょうか。
言葉の壁
多少、現地の言葉が得意でも、超えられない壁があります。
日本では、「英語ができます」というと特技ですが、アメリカでは「英語がネイティブではありません」ということでハンデになったり。。。
海外に移住してから、居住地の言語を勉強する場合は、壁がめちゃくちゃ高く感じることでしょう。
「言葉の壁」について、よろしかったらぜひご覧ください!
外国生活になんとなく憧れを抱いても、いざ国際結婚をしてみると、そこには色々な苦労もあります。代表的なものが言葉であり、ほとんどの日本人が海外生活をする中で言葉の壁で悩みます。外国語での生活による言葉の壁に負けないアイディアをご紹介します。
日本と比べて「不便に感じる」ことが多い
海外と言っても、どの国に住むか、都市部か地方かでもずいぶん違いますが、日本のサービスに慣れていると、いろいろなことを不便に思うことが多いです。
例えば宅配サービス。少なくともヨーロッパには、日本のようなきめ細かなサービスはありません。
ネットで買い物をしても、届くのは数日後、それも指定時間は午前か午後。しかも、その日にこないこともしばしば。もちろん、クール宅配とか、空港宅配便とかもないですね。
24時間開いていて、生活に必要なものがいろいろ買えて、おまけにトイレまで貸してくれるコンビニも、ヨーロッパではみかけません(アメリカには24時間スーパーあります。ロンドンにも24時間のミニスーパーがあるとか)。
しかも、かゆいところに手がとどく品揃え。お惣菜・お弁当・デザートなんて、日本のコンビニはすごいですものね。
基本、日曜日はお店は開いていない!という国が多いです(最近、大都市では日曜ショッピングOKというところがあります)。
アウェー感と孤独、ホームシック
いい年した大人でも、海外生活では孤独を感じ、ホームシックにかかることがしばしばです。
「他人のグラウンドで勝負させてもらっている」的なアウェー感は、いつまでもつきまとうもの。外国人ですから。
ホームシックで心身のバランスを崩した、という話も聞きます。
社会通念の違い
一つの例ですが。。。
お店で買い物をした時などによく感じますが、欧米では「お客様を敬う精神」というのはあまりないようですよね。
店員同士のおしゃべりに花がさいているところに、お会計を頼むと「これ以上ないくらい面倒臭い!」という態度を取られることも(笑)。
店員はにこやかで丁寧、と期待しているとがっかりすることが多いです。
食文化・食生活の違い
これは、外国ですからある意味仕方ないですけれど、食べ物のこと。
日本では気軽に当たり前に食べていたものが、外国では高価だったり手に入らなかったりします。
たらこ、明太子、納豆、干物、練り物、ミョウガや大葉などの薬味、和食に合う野菜など、地方だったら全く手に入りませんね。
ちょっとしたことですが、食の我慢はストレスのひとつの要因だったりしますよね。
海外生活のストレスに負けない5つの対策
海外生活のストレスについて、主な5つを紹介しましたが、次に、それら負けないためにはどうしたらよいのか見ていきます。
ここでも、5つのポイントがあります。
ストレスを認知する
海外生活にストレスを感じ始めたら、まず最初にすることは、「自分が今ストレスを感じている」ということを認識することだと思います。
よその国に暮らしているんだから、ストレスを感じて当然なわけで、その状態をきちんと認知してあげることが必要です。
認知してストレスを感じている自分を受け入れると、漠然とした不安や不満が軽減されるはずです。自分を、まず味方に取り入れるという意味です。
ストレスのもとを減らす工夫をする
「自分は今ストレスにさらされている」と認知したら、次はそのストレスの元になっているものを減らす工夫が出来ないか考えてみると良いと思います。
具体的に自分がしてきた工夫を紹介します。
言葉のストレス
英語圏で暮らし始めた頃は、できるだけ英語を使わなくてはいけない環境に身を置きました。
シェアハウスで英語ネイティブたちと暮らす、テレビや映画、雑誌・書籍など英語漬けの暮らしをする、などです。
生活習慣などのストレス
自分は外国にいるのだから、習慣や文化は違って当然!と自分に言い聞かせて日本と比べないようにしました。
生活の不便さは、あまり考えないようにして、品物の調達などは、できるだけ先取りしてアレンジするようにしています。
食生活のストレス
適度に和食を取り入れ、独身時代は週に1回は和食弁当をランチに持参していました。たまには日本食レストランに行ったりもしました。
現在は、日本に帰省する時には段ボール1箱分相当の食材を持ち帰っています。
孤独感
没頭できる好きなことを見つけるようにしました。日本の友達は懐かしいですが、日々を忙しく暮らしていると、アウェー感にもそのうち慣れます。
また、日本に住んでいても、仕事が忙しかったり、子育て中だと女友達にもなかなか会えないもの。
でも、海外在住の場合、日本に一時帰国すると集中的に友達とも会います。むしろ海外に引っ越してからのほうが、日本の女友達と過ごす時間が増えたかも。
ストレスと共存する
ストレスを嫌なものだ、なくしたい!と頑張るよりも、「仕方のないもの」として割り切ると、軽減されるように思います。
共存する、という考え方です。
海外での暮らしがストレスだから日本に帰ろう、という人がよくいます。確かに、外国にいることが強いストレスになている場合、自国に帰ればそのストレスはなくなりますよね。
でも、そう簡単に帰れない人も多いわけで。。。
大事なことは、どこにいてもストレスというものは人生にはつきものということではないでしょうか。
海外生活だからストレスを感じる!と思い込みがちですが、よくよく考えれば、自分は日本で暮らしていた頃、もっと強いストレスを感じて毎日過ごしていたんですね。
あのぎゅうぎゅう詰めの満員電車と、残業続きでドロドロに疲れていた日々のほうがよほど大変だったなあと思うようにしています。
ストレスを癒す
ある程度ストレスをかわしておいてから、癒しに入ります。
ひとそれぞれ、リラックスの方法はありますよね。
スポーツが好きな人は、プールで思い切り泳ぐとか、ジョギングするとか、なんらかのチームスポーツをするとか。サッカーやラグビーなど、地元の社会人チームに入るのもいいかもしれませんよね。
歌が好きなら、コーラスグループに入るとか、ヴォーカルレッスンを受けるとか。言葉の練習にもなって一石二鳥です。
それからお金はかかりますが、スパに行ってエステまで受けちゃうとか。
金曜の夕方は明るいうちから、うち飲みとか。
おすすめは、複数の解消法を決めておくということですね。
ストレス解消法リストを作ろう
ストレスには強度というか、レベルがありますよね。
もうー頭から湯気が出そうなくらいのストレス MAX 状態もあれば、ちょっとイライラ程度のストレスもあります。
自分にとってのストレス解消になりそうなことを、まずリストアップします。
そして、そのリストをストレス強度順に並べ替えます。
例えばこんな感じ:
ストレスレベル | ストレスバスター(退治法) |
1(ちょっとイライラ) | カフェでお茶。ココアやホットワインを飲む。 |
2(イライラ) | お気に入りのケーキ屋さんで、特製モンブラン。 |
3(ムカムカ) | 昼間からお風呂に入り、ベランダでワインを開ける。ちょっと張り込んだチーズとサラミと共に。 |
4(ドカ食いしそう) | アロママッサージを受ける。 |
5(明日会社行きたくない) | アクセサリーを買う。 |
6(泣きます!) | 今年のモードの服を買う。 |
7(マグマが喉元まできている) | 星付きレストランでランチ。 |
8(大噴火寸前!) | 週末をセレブなホテルで過ごす。 |
。。。食べ物での退治法が多いですね。
実際に、アメリカの田舎に単身赴任していた頃、自分で試した方法です。
このリストを作っただけで「わたしはもうストレスフリー♪」みたいな気持ちになってラクになったのを覚えています。
よかったらどうぞお試しください。
まとめ
結婚してヨーロッパにやってきた頃、英語圏と違ってフランス語圏なので、やたらめったらストレスでカリカリしていました。
そのとき、ネットを通じて海外生活にはストレスがつきもので、みんな悩んでいるんだと、改めて知りました。
自分だけがつらいんじゃないと思うだけでホッとしたのを覚えています。
この記事では、自分の体験をもとに海外で暮らす上でのストレスに対応するコツを次のようにご紹介しました。
海外生活のストレスについて
ストレスに負けない5つの対策
- ストレスの認知
- ストレスの元を減らす工夫
- ストレスと共存する
- ストレスを癒す
- ストレスに備える
日本を遠く離れた外国の暮らしには、華やかなイメージとはかけ離れた、地味な辛さもいっぱいあります。
ストレスとうまく共存して、毎日をリラックスして楽しめるといいですよね。