英語の最大の苦手はリスニング(聞き取り)。
でも英語で会話がスムーズにできるようになりたい!
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
英語を学ぼうとするとき、大きなハードルの一つとなるのが、リスニング(聞き取り)ではないでしょうか。
聞いて話し、話して聞く
会話というのは、この繰り返しですよね。
聞いて話し、話して聞く、リスニング&スピーキングがナチュラルにできると「語学が上手」な人になります。
リスニングは、英語を話す上でかなり重要。でも、難しい。何か、サクッと簡単に英語のリスニングが上達する方法はないの?と思っている人も多いと思います。
以前、リスニングで悩んでいた時に「サクッと簡単に上達できるかもよ」、と紹介された方法があります。
こちらの記事では、「サックと簡単に」を試した経験をレポートしたいと思います。
目次
英語のリスニングをなんとかしたい!
リスニングが苦手、という英語学習者のかたはとても多いです。
英語に限らず、他の言語でもリスニングには苦戦する人が多いようです。
相手が言っていることがわからない!
「あ、英語だ!」と思うと緊張して焦ってしまい、相手が言っていることがよくわからなくなってしまう。
聞き取らなくちゃと思うと、焦ってしまうケースですよね。
緊張と焦り。それは、リスニングは「完全受け身で、準備のしようがない上、待ったなしの真剣勝負」だからです。
書かれたものを見れば理解できても、ペラペラ〜っと喋られると全部の音が繋がって聞こえてさっぱりわからない、ということも起こりがちですよね。
聞き取れても、それに返すことができない
また、なんとなく聞き取れると思うけど、言いたいことが言えないケースもあります。
相手の言っていることはなんとなく聞き取れるけど、自分が話さなくてはと思うと、何をどう言ったらいいのかパニックになって固まってしまうという場合ですね。
聞き取れていても話せないというのは、実践不足らしいですよ。聞いて内容を理解出来る力があるのなら、うんと場数を踏むことでスピーキング力は伸びるらしいです。
そもそも本当に聞き取れない
問題は、聞き取れない場合、です。
まさに、頭の中の青空にうかぶ、クエスチョンマーク。
言いたいことはなんとか言えても、相手の言っていることが聞き取れないというケースがあります。
フランス語圏に暮らし、フランス語苦手歴をひたすら更新中の筆者もそうです。また、フランス語が母語の筆者の夫も、日本語だと同様に「自分の意思は伝えることができても、相手がナチュラルスピードで話し始めると耳にシャッターがおりてしまう」そうです。
フランス語の某先生曰く、「聞き取れない音は話せない。音を体で覚え込めばリスニングは簡単にできるようになる」そうなんです。
聞き取れない音は、話せない
フランス語を学び始めたとき、大学のフランス語講座を受講していました。
イギリスの語学学校では、わりとスムーズに「英語、いい感じかも?」という具合で、自分の上達を感じたので、フランス語でもその「いい感じかも?」を期待していました。
しかしながら、クラス30名中28名中国人という驚異的な環境で、全員ビギナーなため、中国語なまりのひどいクラスメートのフランス語はまったく聞き取れず。
その上、やたらと二人組、三人組のグループワークが多いんです。
このままだと中国語しか学べないと危機感を募らせて、個人レッスンも受けることにしました。
その先生から紹介された聴覚訓練法。
言語にはそれぞれ使われる音の周波数の幅があるそうで、「聞きとれない音は発音できない」のだとか。
トレニーング機器を用いて聴覚改善トレーニングを受けると、聞く能力がアップするのだそうです。
個人レッスン教授いわく、「フランス語の音の周波数と日本語の音の周波数は大きくずれているので聴覚改善トレーニングでリスニング力がアップすれば、会話も上達すると思います」。
そのトレーニング法がトマティスメソッドでした。
聴覚改善トレーニング、トマティスメソッド
トマティスメソッドとは、フランスの耳鼻咽喉科の医師アルフレッド・トマティス博士が見つけた「人間の声には、聞き取れない音は含まれない」という法則にもとづいて、聴覚・心理・発声の改善を行うトレーニングです。
トマティス博士は、
- 耳で聞きとれない音は発音できない。
- 聴覚の改善により発声にも変化が現れる。
- 聴覚の改善後、発声の改善も定着させることが出来る。
という三原則をベースに、聴覚改善トレーニング手法を開発したそうです。
ゆったりとリラックスして音楽や朗読CDを聴くだけでトレーニングになり、フランス語が聞き取れるようになり(効果があるであろう、とのこと)、胎教にもよいとのこと。
大学の座学では全然話せるようならず焦っていたし、妊娠中だったこともあり、トマティスメソッドを試してみることにしたのです。
ハリウッドで活躍するフランス人の俳優さんもトマティスメソッドで英語の発音を改善したと聞き、期待いっぱいでトライ。
トマティスメソッド体験
筆者の場合は、外国語の習得(この場合はフランス語)が目的です。
聞くマテリアルは、クラッシック音楽と『星の王子さま』の朗読CDでした。
2通りのトレーニング法を経験しました。
第一のトレーニング法
一つ目のトレーニング法は、ただ聞くだけ。
シェーズロングとよばれる長椅子に寝そべり、ヘッドホンをつけます。
ゆったりとした音が流れるのですが、段階的にフィルターがかかり、音は高周波・低周波切り替わります。かすかにキーキーどこかで雑音が入っているようなときもあれば、もにゃもにゃした音が聞こえるときもあります。
朗読CDも高音の声だったり、ノイズが入ったりしていたと思います。
「眠っちゃってもいいですよー」とのことで、妊娠中だったこともあり、ほぼ毎回、2時間ほど爆睡、でした。
第二のトレーニング法
もう一つは、音声を追いかけて自分も発音。
周囲と隔絶された小さなキャビンに入り、ヘッドホンをつけます。
そしてヘッドホンから聞こえてくる音声をひたすら追いかけて発音するんです。意味は理解する必要なく、耳から入る音を口から真似する、だけ。
これは最初の「聞くだけトレーニング」で爆睡タイムをエンジョイする習慣がついてしまっていて、とっても疲れてストレス溜まりました(笑)。
そして、週2〜3回、3ヶ月1クールだったと思うんですが、3クールがセットでした。ひとクール終わるごとにリスニングチェックが入り、聞こえる音域がかわったかどうかのテストがありました。
最終3クール終了後に総合チェックがありました。
その結果は。。。
チェック前から、「んーん、別に前よりも聞き取れるようにはなっていないよ?」とは思っていました。
と、一応、謙虚に考えていたら、結果はなんと!
「ほぼ変化はみられない」
がーーーーーん! 結構、お金かかったよね??? 才能がないってことか。
と、思いましたが、筆者の場合は第二クールと第三クールの間、出産と子育てで一年近くブランクが空いちゃったんです。(子供の一時預かり保育が始まるまでは子守がいないので行けなかった。。。。)
これは、クール間は3ヶ月程度でつながないといけないらしいです。。。
というわけで、トマティスメソッド体験自体は、フランス語力向上に役に立ったとはほとんどいえないのです。
が、居眠りしながら「聴き捨てて」いたはずの『星の王子さま』、なんとなくいまも声が耳に残っていて、けっこう、フレーズとか覚えているんです。
昔あった「睡眠学習法」みたいですよね。。。
日本でもトマティスメソッドのトレーニングはうけられるようですよ。