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【夏休みは日本の学校へ!】海外在住の子の体験入学5つのメリット

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海外在住で子育て中です。

夏休みに子どもを日本の小学校に通わせるという家庭が多いですよね。

体験入学の具体的なメリットが知りたいです。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshino)です。

海外に住んで、お子さんが生まれ、日本語教育にも頑張ろう!というかた。

 

先輩日本人ママたちから、

夏休みだけ子どもを日本の小学校に通わせるの〜

という話を聞いたことはありませんか?

 

確かに名案だとは思うけど、

手続きとか大変そうだし、

子どもも楽しめるかどうか…不安。

なんて思っていませんか?

 

実は、私もそうでした!

普段の保育園でさえ「ママと一緒にいる方がいい…ぐずぐず」という我が子。

数週間だけの日本の学校にとてもとても馴染めるとは想像できませんでした。

ところが結果は「案ずるより産むが易し」で、体験入学は大成功。

子どもにとって、日本の学校での時間は、毎年の帰省の一番の楽しみになりました。

 

この記事では、

海外在住の子どもたちを、短期間だけ日本の小学校に体験入学させるメリット

についてご紹介します。

 

この記事を書いている管理人は、体験入学で子どもが毎年貴重な経験をさせていただいてきました。

実体験に基づく情報です。

これから体験入学を考えたいという方の参考になればうれしいです。

 

成功する海外子育てファミリーの日本語教育についての情報はこちら★

【海外子育て、日本語どうする?】親子で取り組む日本語育児のコツ!

 

夏休みは日本の学校に体験入学!

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欧米の学校は6月が学年末。

いっぽう日本の学校は、夏休みの始まりは7月下旬ですよね。

この時期を利用して、日本の小学校に子どもを短期間通わせてもらうのが体験入学です。(もちろん、秋休みやクリスマス休暇など、他の時期に体験入学をする子どももいます)

実家の近くや、自分が卒業した母校などにお願いして通わせてもらうかたが多いようです。

 

「海外からの子どもの受け入れは、学校にとってもよい刺激になるから歓迎します」という学校もある一方、全面的に受け入れをしていない自治体もあるそう。

まずは希望するエリアの自治体の担当部署に問い合わせをされるとよいでしょう。

 

▼  日本の学校への体験入学について、準備や手続き、注意することなど詳しい情報は、ぜひこちらをご覧ください。

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【日本の小学校に体験入学】一時帰国の学校生活で豊かな日本語教育を!日本の小学校への体験入学。海外在住者が、夏休みなどを利用して子どもを短期間日本の小学校に通わせる体験入学は、子どもの日本語力育成と維持に大きな効果があります。どのように手続きを進めるのか、何をどう準備しておけばスムーズなのか、体験入学のすべての手順をご紹介します! ...

 

日本の小学校体験入学のメリットとは?

海外に暮らす日系の子供にとって、日本の小学校への体験入学は、代え難いメリットがたくさん。

中でも次にあげる3つの点は、子ども自身の財産にもなりうるものです。

メリット1. 日本語教育の要になる

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日本の小学校への体験入学の最大のメリットは「子どもの日本語教育の大きな軸になる」という点ではないでしょうか。

 

外国で生まれ育つ我が子に、日本語も自由に使えるように育てたい!と、多くの日本人親は願うもの。

ところが、小学校に入る頃には現地語が強くなって来るんですよね。

あっという間に日本語は遠い言語になってしまいます。

「日本語は難しいし、現地語しか話したくない」状態になる子がほとんど。

 

そういった厳しい環境の中で、日本語を習得するモチベーション(と時間!)を維持するのは、ほんとうに難しいんです。

 

日本の小学校への体験入学は、子どもの日本語学習継続にはすごく有効なんですよ。

 普段の日本語学習の成果を実感できる

 同年代の日本の子どもたちと交流できる

 子ども同士の会話を体得できる

 日本の社会生活を体験できるから、日本と日本語への興味が強くなる

 「来年もまた!」と次へのやる気につながる

 日本の学校でも「理解できる自分」でありたいから、学習意欲が続く

 

どんな言語でも、「どれだけ使っているか」が上達の決め手になりますよね。

 

メリット2. 子どものアイデンティティ構築

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体験入学を通して、日本を理解し、日本語に意欲を持てることは、子ども自身のプライドを育てます

国際結婚の子どもたちや、海外生活の長い家庭の子どもたちは、成長のなかで「自分のアイデンティティ」に疑問を抱く子が多いといいます。

「自分はどこの国の子?」

という疑問です。

 

もう一つのルーツである日本としっかり繋がることで、二つの祖国を持つ自分の存在をポジティブに捉えることができるようです。

体験入学を経験した(継続した)お子さんたちは、みんな「日本大好き」。

日本語学習に対しても、とても前向きなんですよね。

 

メリット3. 日本をより理解できるようになる

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たとえ短期間であっても、日本で学校生活を送ることで、「休暇で日本にいる」のとは全然違う経験をすることができます。

 普段は耳にしない、広範囲な日本語の言葉にふれることができる

 授業の内容も日本独特なものが多く、日本を深く知るよい機会となる

 友達との遊びも日本を知る機会となる

 

海外で暮らしていると、生で聞く日本語は「いつも同じ大人が、同じような調子で話す日本語」がほとんど。

日本語学校の先生や、日本人親や、スカイプ越しの日本の祖父母の日本語です。

日本の小学校に通うと、さまざまな先生方やクラスメート、上級生や下級生が話す生きた「今の日本語」が耳に入ってきます。

 

学校での授業も、海外の授業内容とは大きく違いますよね。

例えば、体育の授業で学ぶドッジボール、縄跳び、跳び箱、走り幅跳びなど、すべてが新鮮。

社会科で学ぶ、地元の産業や日本の地理などは、海外では知り得ないことかもしれません。

 

友達同士の遊びの内容も、日本独特だったりしますので、子どもには目新しくて楽しいようです。

 

メリット4. 日本に友達ができる

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何度か同じ小学校に通ううちに、気の合う友達ができるかもしれません。

 

もし親御さんと連絡が取れるようなら、「文通」をするのもよいアイディアです。(文通するには、 連絡先を交換し合うなど、最初は親同士のイニシアティブが必要)

手紙を書いたり、電話を掛け合ったり、交流の維持の方法はいくらでもある現代。高学年以降は、お互いにメールを送り合うようなったり。

 

一時帰国期間中以外にも、連絡を取り合える友達がいると、子どもにとっては日本語学習の強いモチベーションになります。

うちの子も、何人かのお子さんと住所交換をして手紙のやり取りを続けていました。

「来年行くときに、〇〇ちゃんたちと話が通じないと困るから、日本語頑張るよー」とやる気アップにも繋がっていました。

 

メリット5. 将来に渡っての子どものアドバンテージになる

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たとえどの国に暮らしていても、日本にルーツを持つ子どもたちにとって、日本語ができることはアドバンテージ

日本の文化を知った上での日本語習得なら、なおさら将来のキャリアの選択肢も広がるでしょう。

 

小さい頃から多言語環境で育った子のバイリンガル、マルチリンガルとしての能力は驚くべきものがあります。

大人なら一生懸命考えて通訳する外国語を、まったくなんの苦もなくパッと訳してくれたりするんですよ。

切り替えの早さがすごいんですね。

 

大人になって、どんな道を選ぼうとも、この

「多言語瞬時切り替え可能」という特殊能力

は、その子の生涯にわたっての強みになること間違いなしです。

 

▼  海外から見ると、日本の小学校は本当にすごいところがいっぱいあるんです。日本の小学校に体験入学した子供の視点からレポートします!

【日本の小学校はすごい!】海外在住の子どもが驚く日本の学校の良さ海外から見ると日本の小学校は本当にすごいところがいっぱい。毎年、 日本の小学校に体験入学した経験を持つ子どもの視点から、日本の小学校のすごさをレポート。あわせて、保護者として感じた日本の小学校を体験するメリットもご紹介します。...

 

体験入学にデメリットはあるの?

日本の小学校での体験入学、うちの場合は100%ポジティブ体験ばかりでした。

もし、あえて体験入学のデメリットを挙げるとすれば、次の3点かなと思います。

一時帰国の時期を学校に合わせる必要がある

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子どもを体験入学させたい場合、一時帰国自体を日本の学校の受け入れ可能時期に合わせなくてはなりません。

多くの体験入学家庭が、7月に一時帰国をするのはそのためです。

6月最後の土曜日の日本行きフライトには、「あ、体験入学だな」という家族の姿がちらほら。

子どもたちが教科書を入れたランドセルを背負っていたりして、独特の風景です(みんなとってもうれしそう)。

 

お正月に日本に帰りにくいというのも難点の一つ。

年末年始に合わせて帰国したいなー、と思っても欧州の冬休みと日本の冬休みのタイミングがとても微妙。

こちらの学校を1〜2週間休ませないと、日本の小学校への体験入学が難しいんです。

おまけに、新年は日本より休み明けがずっと早いし。

 

他のことがなかなかできない

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一時帰国は、大人にとっても楽しみで貴重な時間。

会いたい人、行きたい場所、いろいろあるはずです。

ところが、子どもが体験入学をすると、その期間中は他のことがなかなかできません。

家族で温泉旅行に行きたいなと思っても、お得に宿泊できる平日は学校なので行けず…。

独身時代の友達と会いたいなと思っても、子どもが学校に行っているので実家付近から離れることもできず…。

フルタイムで働いている場合は、取れる休暇期間にも限りがあるので、長期の一時帰国も難しいもの。

結局、体験入学のスケジュール優先になりがちなんですよね。

 

帰省の荷物が(とても)増える

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体験入学を予定しての一時帰国は、いつもよりさらに荷物が増えます。

日本政府から配布される教科書全部と、通学用かばんや学用品など、かさばるし重いんですよね。

特に、学年が上がるにしたがって教科書がどんどん重くなるんです。

子どもが体験させていただく日本の学校生活の思い出と比べたら、荷物なんて大したことないんですが、やっぱり大変…。

 

デメリットを少しあげさせていただきましたが、やはり体験入学にはメリットの方が断然大きいと思いますね。

 

▼ 海外で暮らす子どもたちが、 現地語同様に日本語も習得するのは、日々の努力の積み重ねが必要です。日本の小学校への体験入学については、次の記事でもメリットをご紹介しています!

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【国際結婚と教育】バイリンガルに育つ小学生へ、6つの学習ヒント!海外に住み子供を育てる日本人の多くが悩むのが、我が子の日本語教育。外国に住んだからといって自然にバイリンガルに育つわけではなく、実はかなり難しいことなのです。多くのご家庭で、子供の日本語教育をあきらめてしまいがちな小学生時期の学習ヒントをご紹介します!...

 

まとめ

海外に暮らす子どもたちが、現地校の休みを利用して日本の学校に通う体験入学。

家庭内だけでは限界のある日本語学習。

短期間でも日本の学校で過ごすことで、子どもの日本語への理解がグンと深まります。

また、日本の文化に触れ、同年代の子どもたちとの交流は、かけがえのない経験になるはず。

この記事では、日本の小学校への体験入学のメリットを5つのポイントにてご紹介しました。

生きた日本語に触れることのできる貴重な機会、体験入学。

「夏休みは日本で学校」、いかがですか。

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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