こんにちは、まのんです。
外国に暮らして、働いてみたい!と夢に描き、日本を飛び出して到着したカナダ。一つずつ問題をクリアして念願の労働許可証も手に入れ、会社員生活を送りました。
労働許可証を手にしたからといって、若者の貧乏生活がリッチに変わるわけでもなく、それはそれは約しい暮らしでした。。。 ただ、当初は周囲の友人たちもみんなお金もなく、やりくりしてやっと暮らしている状態だったので、お金がないことが苦しいとはあまり思いませんでした。
質素な生活の中にも、面白いこと楽しいことが山のようにありました。あれは、20代前半独身だったからこその愉快さだったのでしょうね。
春の訪れ
カナダの冬は寒いです。そして、気温が低く「寒い」期間が長いんです。10月くらいから寒くなり始め、4月はまだ寒いくらいだったと思います。
でも、春はやってくる。
気温は低くても、春は春。芽生えの季節、恋の季節ですよ。
冬が厳しい分、ちょっとでも「春めいて」くると、ウキウキするもの。イースター(復活祭)あたりにはもうすっかり気分も街も春!
春の気分盛り上がる日照時間
何が春のシンボルかというと、カナダ文化にさほど詳しいわけではないので、「これ!」と明言はできませんが、個人的には、「太陽」を春のシンボルとして挙げたいと思います。
12月20日過ぎの冬至のあと、新年明けると日々少しずつ日が長くなっていきます。当たり前ですが、東京より緯度が高いため、ヨーロッパほどではないですが冬至と夏至の日の出・日没の開きが大きいですよね。
そして3月中旬にはサマータイムが始まるので、よりいっそう、日が長い。
まだまだ酷寒とよべる日があっても「サマータイム」。これで、何となく全国的に、春到来という感じになります。正しくは、Daylight saving time。
そして、春のあの匂い
これは、筆者に限ってのことかもしれませんが、春の匂いといえば、あれ。
まだ肌寒い風に乗ってただよってくる、こんがりと焼けた肉汁の匂い。ホットドッグです。
春っぽくなった、今日はちょっとだけ暖かいぞ!なんていう快晴の日があると、とたんに人々は外にでたがります。
そして道端には、ホットドッグの露店。とにかくいい匂いなんですよ!
昼時にはやはり買ってしまいますね。
ホットドッグ用のパン(少しこれも焼いてくれる)に、好みのソーセージを注文し、はさんでもらいます。そこに、露店備え付けの薬味をバーン。
- 刻み玉ねぎ
- ピクルス
- レリッシュ(ピクルスを刻んだソースですが、ちょっと甘くて青っぽいスウィートレリッシュがホットドッグスタンドには置いてある)
- ケチャップ
- マスタード
あたりが定番でしょうか。遠慮なくどっさりのせて、歩きながら、もしくはそのへんの石段にでも腰をかけていただきます。おいしいですよ。
ちなみに、ソーセージの種類にもいくつかあって、ふつうにホットドッグちょうだいというと、ビーフの太くて長いウィンナーソーセージが主流。チキンやベジタリアンもあるらしいです。
こだわりたい人は、ちょっと1ドルくらい高くなるけれど、イタリアンやポーリッシュ(ポーランド風)、ジャーマンなど、ボリュームとカロリーが上乗せされたものも注文できます。
目の前でこんがり焼かれているソーセージは、とても胃袋を刺激するので、カロリーを気にする人は空腹時にその近くに行かないほうが賢明です。
春の匂い、です(笑)。
自宅でBBQするときのホットドッグだと、トマトやチリソース、ハラペニオペッパー(青色唐辛子のピクルス)、チーズやマヨネーズなども登場します。
先に「お昼行ってきまーす」とでていった同僚が、外で売っていたホットドッグを手にオフィスに戻ってきたときには、(筆者の場合は)まず間違いなく、自分もあとから買いに行っていました。。。
春の我慢
日本でも同様のことですが。
春になると、女性はやはり「季節感をまといたい」ですよね。重いコートは脱いで、さっさと春色の新しいトレンチコートに変えたくなりませんか。
寒いカナダでもその気持ちは同じ。
都会は特にその傾向が強いのかもしれませんが、サマータイムが始まるとやはり装いも春にしたくなるのが女こごろです。
ショッピングモールやデパートだって、もう冬のセール終了後は春のモード一色ですものね。
オンタリオ湖から吹きつけてくる風は、肌に突き刺すように寒いけれど、明るい太陽はやはりやさしくて、暗い色ばかり着ていた冬服から春の服に変えるわけです。でも、寒いので我慢が必要。
特に太陽が隠れると途端に寒さはますし、夕方以降はうんと寒くなったりします。油断していて大風邪をひいてしまったなんていうことも。
春はやせ我慢の季節でもありますね。。。(東京でもそうです。まだまだタイツにウールのコートを着ていたい時期に、我慢して春色スカートに薄手コートをはおり、電車待ちの駅で震えることなんて毎年の恒例行事のようなもの)
夏の季節感に続きます。