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【英語で働く海外】実録!アメリカの田舎で会社員しよう(1)

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こんにちは、まのんです。

東京の外資系で働いている頃、駐在員としてやってくる外国人スタッフの、その家族をみて「いいな〜、リッチで、気楽で! うらやましいなあ」と思っていました。

 

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海外で働いていた経験はあったものの、それは現地採用の、あくまでも「日系移民」としてで、給与も福利厚生も、日本から派遣されてきた駐在員の待遇とは雲泥の差があったんです。

そのとき、駐在員っていいなあ、と思っていました。

そしてそののち東京で働くようになった時、欧米からやってくる駐在員の暮らしぶりを見るようになり、ここでも自分たち「現地採用」とは待遇がずいぶん違うなあと感じました。

 

なぜ駐在員の妻がうらやましかったのか?

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首都圏で働く多くの会社員は、非常につらい通勤生活を送っていますよね。

がんばってマイホームを手にいれたお父さんたちは、朝は早くに家を出て、最寄りの駅までバスに揺られ。。。 そして軽く1時間くらいは満員電車に詰め込まれる。

もちろん、筆者自身も長いこと経験しましたが、一緒に働いていた外資系勤務のサラリーマンたちも例外ではなく、夏は猛暑で朝から汗だく、冬は着膨れ+暖房でギューギューになった通勤電車で会社に到着。

ヘトヘトですよ、朝から。

 

ところがですよ、外資のオフィスには、やはり朝から何てことなく爽やかな人たちもいるんです。それは、本社採用で駐在員として日本にやってきた人たちですよ。

(まあ、独身・高給取りの日本人スタッフが都心のマンションから通ってまーす、なんてこともあるにはあるけれども、少数。)

なぜか?

それは、この方達、ほぼ全員が、花の東京で職住超接近、なわけです。

「オフィスまで歩いて5分」(なんてったって住居が港区ナントカ、とか渋谷区ダイカンヤマ、とかだったりね)

「社用車で10分」

「運転手のお迎えでスイスイと15分で到着」

という具合です。

 

大手外資系企業の駐在員の典型的な、東京ライフのスペックは以下の通り

  • 都心の一等地の広〜いマンション(または、一戸建て)100平米は当たり前。
  • カンパニーカーと呼ばれる、会社払いの高級車
  • 年に1〜2回の会社払いのホームリーヴ(本国に帰る一時帰国)
  • 掃除はメイドさん
  • 「住み込みお手伝いさん」が、子供達のお世話(一部の話ですが。。。)
  • もちろん、「駐在員手当」付き。

 

家族同伴の駐在だと、もちろん家族も駐在員生活の恩恵を受けられます。基本は、「派遣先の国に行っても、本国にいるのと同等のレベルの生活が保障される」こと。だから、住居のスペースも広いんですね。

で、そういう人たちを横目に見ながら仕事する現地スタッフとしては、駐在員の奥様が実に優雅に見えましたね。

駐在員妻は子供のお世話と、自分のお稽古事とボランティアなどを楽しんでいるようで、理想の奥様生活をエンジョイしているように見えました。(実際は、子供の教育のことなど、結構大変なことも多く、苦労される奥様たちも多いのですが。。。)

 

と、うらやんでいたら、自分にも回ってきました。

いや、「駐在員妻」ではなく、自分の「駐在」の話が。。。あくまでも、労働するのは自分です。おっさん街道まっしぐらで前半生を生きておりましたので。。。

ちっとも優雅じゃない自分の駐在生活

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駐在なんて、自分には縁のないことと思っていたのですが、あれよあれよと言う間に上層部で話がまとまってしまって「転勤の辞令」が出てしまいました。

しかも大都市のセレブな高層マンションとかでも、郊外の邸宅でもなく、娯楽など何もない本当の田舎の、ごくごく普通の2LDKでした。

「あそこに独身のまま行かされたら、生涯独身かもしれない」と言われる、辺鄙な土地。

辺鄙な場所だけに、東京の単身向けマンションの2倍はあるんですが、現地の水準だと「中の下」。

 

おかしいよね、おかしいよねーー? 日本に来る本社の若手駐在組は、港区某所に100平米のセレブマンション。日本人で同じような場所に住めるのは芸能人とか、青年実業家じゃない?なのに、こっちからアメリカに派遣されると、現地水準の中の下。

最寄りの店まで3キロという僻地あまり新しくないアパートは、毎週、どこかしら故障箇所が見つかりました。入居した翌週には、すでに地下の共有洗濯機が故障。玄関の鍵を数本渡されたのに、ちゃんと使える鍵は1本だけ。

家賃1ヶ月100万円とか150万円とかのセレブマンションに暮らす東京の駐在員とは雲泥の差。。。。

 

朝がとても早い

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出張では何度か訪れていたアメリカのオフィス。

1週間仕事で滞在するのと、そこに住むのとでは全然違います。

まず、就業時間。ビジターの場合は、会議なり研修なりのスケジュールで動くので「お客様」待遇です。でも、そのオフィスのスタッフとして仕事をすると、現地の就業時間に当然合わせることになります。

東京ではフレックスタイムで10時までに出社し、そこから実働7時間すれば、いちおう定時ということになっていましたが、アメリカでは8時半までに出社。

雪が多い地方かつ、車で30分の距離だったので、寒い季節の出勤は結構たいへん。

それでも、8時半どころか「7時には会社にいるわ!」という人もいてビックリ。全体にみなさん朝は早い!

5時に起きて、6時過ぎに家を出るのだそうです。「魚河岸に買い出しですか?」というような早朝じゃないですか?

 

まだまだ続きます

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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