英語がもっと話せたらいいのにな!と思いませんか?
せっかく英会話を習っても、いざ話そうと思うと覚えたつもりのフレーズが出てこない、なんてことありませんか?
こんにちは、まのん (@ManonYoshino)です。気楽に楽しみながら、英語という言葉と一緒に毎日を過ごしています。
受験英語に取り組んでいた頃、聴き取れなくて悩んでいた頃、ボキャブラリーの乏しさに恥をかいていた頃、「もっと簡単に英会話を楽しむことができたらいいのに。。。」、といつも思っていました!
英語という言葉を楽しむ、そして、英会話を楽しむ
学校英語、受験英語の罪
かつてかなりマイナーなヨーロッパの言語を学びたくて、東京のある語学学校の週末コースに通っていたことがあります。
クラスにはいろんな目的を持った生徒がいました。ミーハーな目的の人、文学的な興味を持った人、結婚相手の母語だからという人、ほんといろいろ。
その中に、定年を迎えられた学校の先生がいらしたんです。彼女は、純粋に「言葉を楽しみたくて」そのコースを受講されていました。
楽しくて仕方ないというのが周囲に伝わるほど生き生きとして、授業に参加される様子に我々若年者たちはとてもポジティブな影響を受けたものです。
「言葉を学ぶことは、新しい世界を知ること」なんですよね。
とにかく難しく詰め込ませようとする受験英語で、すっかり「英語は小難しい学問」だと思わされていたことに気づかされました。はっきり言って学校の英語は、あまりおもしろくもない教科でしたもの。
文法の知識は絶対必要なのか?
言葉を話すためにはやはり最低限のきまり、つまり「文法」がわかっていないといけないですよね。
よく、「英会話には文法なんていらないよ」、という人がいます。
それはちょっと乱暴な考えですね。言葉の決まりごとがわからなかったら、会話にならないですから。
でも、「文法を気にしていたら会話が進まないよ」というのは本当です。
スポーツや音楽などだって同じですよね。楽しむためには、最初の基礎訓練は必要ですよね。テニスだってスノボだって、やはり最初は基礎の基礎から習わないと楽しめるようにはなりません。
英語で言ったら、それは中学程度の基礎文法ではないでしょうか。そして、基本的な発音の決まりごとも知っておく必要があります。
だって、会話は一人ではできないので、相手の言うことを理解する必要があり、そのためには言語の音のルールがわかっていないと理解できないからです。
英会話を難しく考えすぎかもしれない
学校での英語の時間で、すっかり「英語は難しい」と洗脳されてしまったみなさん!英語(英会話)を難しく考えすぎかもしれないですよ。
実際の会話は、シンプルな語彙や構文しか使われていないことが多いものです。
まずは次のシチュエーションを想像してみてください。
家族の夕食のとき、明日の予定を話していて。。。
夫)あ、明日さー。職場の飲み会なんだ。
妻)ふうん。じゃ、晩御飯いらないの?
夫)うん、多分遅くなるし。
妻)でもあまり遅くならないでね。明後日から出張でしょ?
これを英語で言いますね。
夫) Ah, before I forget…, I’ll be going out with my colleagues for a drink tomorrow night.
妻) Okay. Then, you will not have dinner at home?
夫) Yeah, I guess I’ll be coming home late.
妻) But, try not to stay out too late. You will be on business trip from day after tomorrow, won’t you?
こうやって文字にすると、ほとんど、中学校で習ったレベルの語彙ですよね。「こんな簡単なフレーズなら誰だってわかるよ」と思われるかもしれません。
でも実際の日常の会話なんて、それほど難しいことを言っているわけじゃないと思います。日本語だってそうでしょう?
筆者の周囲には、こちらヨーロッパの本社に派遣されてきた日本人の駐在員のご家族が何組かいらっしゃいます。駐在員であるご主人はともかく、奥様方は「受験英語以来の外国語だわ」とおっしゃる方がほとんど。
それでも「中学・高校で習った英語」で、「苦手〜」だといいつつも、なんとか生活を楽しんでいらっしゃいます。それだけ、やはり日本の学校で習った基礎が実践にも役立つんですよね。
難しく言わなくてもいい、そう思うだけで少し気が楽になりませんか?
まとめ: もっと気楽に楽しもう
繰り返します!
毎日の会話の英語ってそんなに複雑じゃないはず!毎日の、暮らしの中の英語の会話は、そんなにアカデミックな内容で話してはいないんですね。
- I think / I thought / I’ve thought 〜.(〜って、思うんだよねー)
- I want / I wanted / I’ve wanted 〜.(私、〜したいのよねー)
- I feel / I felt / I’ve felt 〜.(〜って感じるのよー)
こんな感じで主語( I, you, he, she, 固有名詞)に、しょっちゅう使う動詞( be, think, want, feel, say, tell, eat…. など)をくっつけて、目的語をアレンジして文を作っているだけ。。。というケースが多いです。そして、現在形、過去形、過去完了形の3つが使い回せれば大体オッケー、という感じ。
すごく大雑把な言い方ですが、ホントですよ。
もちろん、もっと常に高尚な会話をしている家庭やカップルはいるのでしょうが、カジュアルな場面ではそんなに難しいことを言ってはいないことが多いと思います。
だから、英語の音になれれば、だいぶ聴き取れるようになるし、聴き取れるようになれば会話はそんなに難しく感じなくなると思うのです。
おおらかに構えて、まずは英語を楽しんでみませんか?