最近、もう英語をわざわざ勉強する必要はないんじゃない?って思います。
スマホで簡単に翻訳できちゃうし、「翻訳や通訳もAIに取って代わられる」時代が来るっていう人もいるし…。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
「もうわざわざ外国語を勉強する必要なんてないよ」という話、最近よく聞きます。
(チャット)
ネットゲームをしている中学生が、
「世界のいろんな人と遊んでいるんだ〜!」
と話してくれました。
翻訳ツールを使いながら遊んでいるんだとか。
まったく言語の通じない国の人と、翻訳ツールを使いながらコミュニケーションすることが可能な現在。
もう語学学習なんて意味ないんじゃない?という意見もチラホラ。
確かに、英語をはじめとした外国語をマスターするのって本当に大変。
それなりに時間も費用もかかるし、続ける根性も必要ですよね。
いっぽうで、どんどんテクノロジーが発達し、知らない言語も翻訳ツールでさっと理解できちゃったりします。
しかも音声付きで…。
では、本当に「もう英語学習には意味がない」のでしょうか?
私は、そんなことはないと思っています。
「英語が話せる人」の価値はなくならない、と考えるからです。
この記事では、
英語学習に意味がないという意見の検証
英語学習がこれからも有意義な3つの大きな理由
これからの英語話者に必要とされるスキル
についてお伝えしていきます。
英語の効果的な学習法についてもご紹介しますので、おつきあいいただければうれしいです!
目次
「英語学習はもう意味がない」って本当?
現実のこととして、
「英語学習は意味がない」
という意見があります。
英語は世界中で約15億人もの人が話す共通語。
第二、第三の外国語として、今現在も一生懸命に学んでいる人もたくさんいます。
英語学習には意味がないという意見
「英語を学んでも…」という考えには、いくつかの理由があります。
英語を勉強してもなかなか上達しないから
いくら勉強しても、いまさらバイリンガルにはなれないし、使えない英語なら意味がない…。
語学の習得って、かなりの忍耐力が必要でもあります。
がんばっているつもりなのに、そんなに簡単には上達しないことも。
どうせうまくならないなら、勉強する意味がないと思ってしまうのも仕方ないのかもしれません。
翻訳や通訳はAIが取って代わる時代だから
PCやスマホさえあれば、世界中の言語が簡単に日本語訳できますよね。
以前は、訳文が不自然すぎることが多かったんですが、最近は翻訳ソフトやツールの精度が上がっているように思います。
映画のように「字幕表示」できるツールも登場しましたね。
翻訳や通訳の仕事はAI に取って代わられる、とさえ言われています。
日本では英語を使わないから
日本では、確かに普段の生活で英語を使うことは少ないかもしれません。
仕事やプライベートで英語を使う環境にいないと、英語を使う場をわざわざ探す必要がありますよね。
英会話スクールに通う、国際サークルに参加する、外国人の集まるバーに行くなど、実際にはかなり努力しないと英語を使う場がないのが現状です。
英語を学ぶ意義はなくならない!
ここまで3つほど「英語学習に意味ない」という意見の理由をご紹介しました。
一つ一つをみると、「なるほど…」とは思います。
ですが、やはり「じゃ、英語なんて頑張って習得する意味はないよね」という結論には至りません。
「どうせ使わないから勉強しても仕方ない」という意見は、人それぞれに大切だと思うことが違うので、これは仕方ないこと。
例えば、音楽が大好きで楽器の演奏も好きな人もいれば、全く興味のない人がいるのと同じことでしょう。
でも、「翻訳ツールがあるから」、「AI に取って代わられるから」英語はもう勉強しなくていい!という理由は、ちょっともったいない考え方かなと思います。
私は、英語をマスターすることは、これからも大きなメリットであることに変わりはないと考えます。
次の項で、その理由をご紹介させていただきますね!
英語学習がこれからも有意義な3つの理由
テクノロジーがどんどん発達しても、コミュニケーションのツールである外国語を学ぶメリットはなくならないでしょう。
なかでも、国際共通語の英語は「マスターするとメリットがいっぱい」という言語です。
英語を使うことで「人生いろいろ得したな」と思っているのですが、英語学習はこれからも変わらず有意義だと感じます。
その理由は3つあります。
1)人間でなくてはできないコミュニケーションがある
2)英語ができると世界が広がる
3)英語ができると人生のオプションが増える
人間でなくてはできないコミュニケーションがある
言語は、コミュニケーションのためのツール。
文法という決まりがあったり、語彙や文型を覚えるとか、「学習」しなくてはいけない面もたくさん。
だから語学学習は、本気でやろうとすると時間もお金もかかるし、けっこう大変ですよね。
「翻訳ツールを使ってそれで済むなら、わざわざ勉強する必要ない」
という意見が出るのもわかります。
確かに、機械でサクッと翻訳してくれて、音声を使えば通訳もしてくれて、字幕まで作れてしまうので、わざわざ人間が苦労して勉強することない、と思えて当然かもしれません。
でも、人間同士でなくてはできないコミュニケーションもあるんです。
人間だからこそできること
私たち人間なら、外国人との会話の中で次のようなことが可能です。
● 相手の歴史・文化背景を考えながら言葉を理解する
● 話の流れから文脈で理解する
● 相手の話の「行間を読んで」理解する
● 相手の表情や声音から言葉の理解を深くする
● 相手の受け取り方に注意しながら、わかりやすい説明をする
これらは、機械翻訳ではかなり難しいことです。
相手の文化背景を知っている、語学をきちんと学んだ人間だからこそできることなんです。
ビジネスシーンでの優位性
海外の取引先や、外国人との商談。
最近はオンラインで行われることも多いですよね。ここでも翻訳ツールが活躍することが多くなりました。
オンライン会議でも、音声通訳や字幕まで出すことができるようになってきました。
でも、実際のビジネスシーンでは、「優れた語学力をもつ人間」のほうが翻訳ツールより圧倒的に有利です。
表敬訪問の名刺交換だけならまだしも、商談の場合はやはり人と人が直接話すのが絶対に早いし正確なんです。
相手の出方を見極めながら、言葉を選びながら、話を進める…。
これは、まだまだ機械にはできないことでしょう。
外国人と、深いコミュニケーションができる、という点だけでも英語を学ぶ価値は十分にあると思います。
英語ができると世界が広がる
英語の勉強が有意義だという2つ目の理由は、「世界が広がる」ということです。
全世界の英語話者数は約15億人とも言われています。
日本語話者数は1億3千万人くらいとのことなので、英語が話せるだけで(単純計算で)10倍以上もの人とコミュニケーションが取れることになりますよね。
圧倒的な量の情報を得られる
世界的に英語話者数が多いということは、それだけ出版物も情報も多いということ。
さまざまな論文なども英語で書かれていることが多く、そういった文献も、英語ができる人は自分で読みこなすことができます。
インターネット上の情報量も、英語が6割をこえるとか。
ソフトウェアの操作方法などを調べていると、英語にたどり着くことも多いですよね。
最先端の情報を得るのも、英語ができると圧倒的に得。
だいたいの国で言葉が通じる
世界を旅するとき、行き先の国の言葉が話せなくても、英語ができればなんとかなることが多いです。
空港や飛行機の機内、駅やホテルなど、旅行者が利用する施設では、だいたい英語が通じるはず。
ヨーロッパをぐるっと見回してみると、有名な観光地ではほぼ英語でオッケーのように思います。
ラテンの国(フランス、イタリア、スペインなど)は、いまいち通じないことも多いですが…。
生きる場所が広がる
英語を学んで、とりあえず不自由なくコミュニケーションが取れるようになった一番の収穫は「自分の生きていく場所が、日本から世界に広がった」こと。
海外が、観光で行くところというだけでなく、住む場所、働く場所として視野に入るようになりました。
「日本の中だけでなんとか生きていかなくては」という考えから、「住みたいと思う国でがんばってみたいな」に変わったんですね。
英語のおかげで得た自信ですね。
英語ができると人生のオプションが増える
生きる場所がぐんと広がる、というだけでなく英語が自由に使えると、人生のオプションも増えます。
英語ができると仕事に有利
まず、選べる仕事の範囲が広がります。
語学力を活かした仕事なら、収入アップも十分に可能でしょう。
実務経験や資格などにプラスして、英語が強いと就職には断然有利です!
英語ができるとプライベートもより楽しい
英語の有用さはキャリア面だけではありません。
もちろん、プライベートでも「英語話者ならではの経験」がたくさんできるんですよ。
まずは、海外旅行。
ホテルの予約やレストランでの注文など、旅の基本的なことがラクにこなせます。
現地での情報収集も、語学力がものを言います。
同じ旅行でも、たくさんの情報を理解できれば、現地ツアーに参加したり、イベントに参加したりも可能。
より充実した旅が楽しめますよね。
また、旅行中の出会いにも英語力が大きな助けになります。
日本国内でも、外国人と友達になったり、恋をしたりと、英語がポイントになって交友関係がぐんと広がることは多いですよ。
▶︎ 英語という言語をマスターすることで、人生に大きな変化が起きる?>> 【英語で人生変わる?】英語で得することを15の実例で紹介します!
これからの時代に求められる英語力とは?
ここまで、英語学習にはまだまだ意義がある、という点についてお話ししてきました。
ただ、これからの時代、本当に英語を活かして何かをしたいと思うなら、少し高いレベルを目指すべきです。
「日常会話程度なら大丈夫」というレベルなら、翻訳ツールに取って代わられる時代ですから…。
人間でなくてはできない異言語コミュニケーション。
「話せる」だけではダメです。
英語と一緒に次のようなスキルが求められるでしょう。
① 表現力
② 論理的思考力
③ 想像力
一つずつみていきましょう。
表現力
「英語の文章を翻訳ソフトで訳してみたけれど、いまいちよく理解できない…」
こんなことはないでしょうか。
外国語の会話で、デキる人とそうでない人の差は語学センスの差だといいます。
これは、英語に限らず、表現する力のあるなしかな、と思いますね。
相手が理解しやすいように、言葉を吟味して使うという能力。
機械にはなかなかできないことのひとつですよね。
論理的思考力
日本の学校教育の中で、あまり重要視されてこなかったのでは?と思うのが、「論証」と言われるもの。
相手が納得できるように、筋道をしっかり立てて、文章を組み立てていきます。
これをきちっとやるには、論理的思考力が必要です。
もちろん、国語の教科書には「説明文の組み立て」などとして、ちゃんと登場しますが、意外と覚えていない人が多いのでは?
仕事上では、結構使いますよね。
英語圏の人たちは議論好き。
小さい頃から、自分の主張をしっかり表現する癖がついています。
世界で通用する英語力を身に付けたいなら、論理的に物事を説明するスキルは重要でしょう。
想像力
想像力と言っても、小説を書くとか絵を描くとか、そこまでの話ではありません。
外国の人とコミュニケーションをはかろうとする時、想像力を働かせることはとても大切なのではと思います。
単純に、自分の言いたいことを英語に言い換えるだけじゃダメ。
相手の文化的・宗教的背景を考えて、彼らの言葉の裏にある思いを想像することが重要なんです。
これは、私自身が経験して痛感したことでもあります。
キリスト教の影響を受けて育った人の中にも、カソリックにはカソリックの、プロテスタントにはプロテスタントの文化があるんですよね。
そこを「想像して」コミュニケーションを図らないと、思わぬ誤解を生じてしまうことだってあります。
イスラム教徒の考え方や感じ方、ヒンドゥー教徒の考え方や感じ方、儒教に大きな影響を受けている国の人々の考え方や感じ方…。
それぞれの正義が違うんです。
だからこそ、異言語コミュニケーションには「想像力」が大切なのでしょう。
英語の効果的な学習法とは?
これからの英語学習は、「強いコミュニケーション力」をつけることが大切。
どうせやるなら、本当に使える英語を身につけたいものですよね。
英語学習を意味あるものにするために、効果的な学習法とはどんなものでしょうか。
忙しい社会人なら、次の3つのポイントを念頭に置いて勉強するといいと思います。
① スキマ時間を活用する
② 英語モードのスイッチを入れる
③ アウトプットを増やすための工夫をする
ポイント① スキマ時間を上手に活用して英語を勉強する
普通に会社員として働いていると、なかなかまとまった勉強時間ってとれませんよね。
英会話スクールなどに通うにしても、ありがちなのは
「急に夕方から会議で授業に行けなかった」
「授業の予約をしていた日に出張になった」
という、「勉強できない環境」になってしまうこと。
平日は時間がない、週末もいろいろ忙しい…。
こんな社会人は、スキマ時間を最大活用するのが英語学習のコツ。
通勤の電車で英語文法のおさらいや、語彙のインプットをしましょう。
英語の動画を見るのもいいですよね。
ランチタイムは、デスクランチでスマホアプリでサクッと英語学習。
例えば、通勤時に往復それぞれ30分ずつを英語学習にあてれば、毎日1時間。
週5時間は確保できますよね。
そして家では、短時間でいいので、学んだ英語を使う練習をしましょう。
アプリの音声を追いかけて発音してみるとか、英語で簡単な日記をつけるとか。
英語(外国語)学習には、インプットとアウトプット両方がとても大切です!
▶︎ スキマ時間を使って効率よく英語学習をするなら、リクルートの英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH」。私もスタディサプリを使ってみましたので、その使用感や詳細はこちらからどうぞ!
【スタディサプリ×ネイティブキャンプ】体験して実感したメリットとは?
▶︎ スタディサプリENGLISH 公式サイトをチェックしてみたいかたは、こちらからどうぞ!>> スタディサプリEnglish
ポイント② 英語モードのスイッチを入れる
「なんのこと?」って思っちゃいますよね。
週末英語合宿
「鉄は熱いうちに打て」といいます。
語学学習も同じで、気持ちが盛り上がっている時こそが伸びどきなんです。
だから、英語をがんばる勢いをつけましょう。
それは、英語圏への旅行でもいいです。気分がハイになりますよね。
週末英語合宿なんかも、英語モードに気持ちをいれていくよいきっかけになります。
▶︎ 週末2日間の英語漬け体験「英語合宿」については、こちらの記事で詳しくご紹介しています!眠っている英語ポテンシャルを引き出す訓練をしてみませんか?>> 【英語の緊急上達法】 すぐに必要な英会話力にはこの方法があった!
超短期語学留学
また、個人的に一番おすすめなのが、休暇を利用して行く1〜2週間の超短期語学留学です。
とても短い期間なので、これで急に英語がペラペラになるわけではありません。
でも、実際に海外の学校で学んでみる体験は、大きなモチベーションになるはず。
英語を使わなくてはどうにもならない環境に身を置いてみることで、「なんとかなる。もっとがんばろう」という気持ちになることでしょう。
▶︎ 忙しい社会人だからこそ、英語学習に勢いをつけましょう。まずは超短期留学で、英語で暮らしてみませんか?>> 【社会人こそ超短期留学!】海外で英語、短期でも効果的な8つの理由
▶︎ 1週間から行ける語学留学は総合留学エージェント「スマ留」について詳しく調べました!>> 【「スマ留」で実現する海外留学】おすすめ理由はわかりやすさと低価格
自宅でも英語スイッチはONできる
もちろん、お金を使わずに自分でできる盛り上げかたでもOK。
私は一人で勝手に「家では、英語しか読まない聞かない見ない書かない!」と決めていた時期がありました。
その時期はもちろん、英語力がぐんぐん伸びた時期でもあります。
ポイント③ 英語のアウトプット量を増やす
英語を自由に使いこなせるようになるには、文法や語彙などの知識も重要ですが、「場数を踏むこと」がさらに重要だと言われています。
アウトプット、です。
言葉は、コミュニケーションのツール。
思いを表現し、理解し合うためのもの。
どんなに机上の学習を続けても、使わなければ英語は上達しないんですよね。
英語を使う、というと「外国人と会話する」と思いがち。
でも、アウトプットの機会は他にもあります。
例えば、という意味で2つほどご紹介しましょう!
英語で書くことを習慣にする
例えば、英語で文章を書いてみることもアウトプット。
ほんの数行、簡単な内容でいいので、英語で日記を書くといいですよ。
1日の出来事や、思っていることを、無理しない範囲で表現しましょう。
続けていくと、確実に英語力が伸びていくのを感じるはずです。
▶︎ 思ったことを英語で書き出す英語日記。学んだ英語の文法や語彙を、自分の日常生活と絡めて使うので、英語の上達には最適です!>> 【英語日記は効果絶大】英語力が簡単にアップする8つのポイントとは
自宅でできるオンライン英会話を利用する
また、英語を使う機会を確実に増やすためには、オンライン英会話もおすすめです。
通学型の英会話スクールは、授業料も決して安くないうえ、通うための時間を作る必要がありますよね。
東京で働きながら外国語学習を続けた経験からいうと、これが意外と大変。
スクールの予約日に急な会議や出張が入ったり、単純に仕事が終わらずにオフィスを出られない…ということがよくありました。
その点、オンライン英会話は、自宅で空いた時間に授業を受けられます。
また通学型のスクールでマンツーマン授業を受けるより、授業料もかなりリーズナブル。
▶︎ オンライン英会話について、おすすめをまとめた記事もどうぞ!>> 【英会話オンライン講座を厳選】初心者からビジネスまで優良講座4つ
まとめ
語学の習得には、膨大な時間と忍耐が必要です。
「自分には語学センスがないのでは?」と悩む人も多いでしょう。
翻訳ツールの台頭やAI 技術の進歩で、「もう外国語を習う必要なんてないんじゃない?」という人もいます。
それでも、本当に円滑なコミュニケーションには人間同士の対話が大切なのではないでしょうか。
お互いの文化を理解して、相手の立場に立って言葉を選ぶ…。
これは人間だからこそできる「さじ加減」であり「思いやり」。
言葉を学ぶことは、異文化を知ることでもあります。
英語で自分の世界を広げてみませんか。