英語で話す(スピーキング) PR

【英語で話したい!】英会話の上達に「受験英語」は役に立つの?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

画像ファイル

 

「英語は受験のときに詰め込んだけれど、それ以来全く使っていなかったから、結局何の役にも立っていない!」という人、結構多いですよね。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

海外で暮らしていると、日本から駐在で来ていらっしゃるご家族とお話しする機会がよくあります。

英語圏ではない現在の筆者の居住地では、現地語のフランス語しか通じないことがほとんどですが、それでもいろいろな国から来ている駐在員の家族同士は英語が共通言語。

「フランス語も苦手だけれど、英語も受験以来だから。。。」といいつつも、結構なんとかかんとか外国人同士、意思疎通させている奥様がたはたくさんいます。

それを見ていると、「学校英語は役に立たない」「受験英語は実践には使えない」、とは言えないなあと思うのです。

受験英語で頭に詰め込んだものとは?

画像ファイル

 

自分の大学受験に関しては、もうはるか昔のことで、実際にはあまりよく覚えていないというのが正直な話です。

地方の公立高校に通っていたので、首都圏のように受験のための予備校や塾でばっちり鍛えていたわけでもなく、その先の夢ばかり追いかけていた高校生でした。

しかしながら、高校1年から英文解釈の課外授業があったので、「構文」と「読解」をしっかりやらされたなーということは覚えています。

それから、親が購入を決めた「もう、ひたすら、ずーっと作文をし続ける」という教材があって、元来なまけものなのにそれだけは夏休みから粛々と続けた思い出があります。

そのおかげか、わりと書くことには抵抗がなくなったのに、「(  )にあてはまる語を選んで記号で答えよ」的な問題は全然ダメでした。

当初の志望校2校の受験に撃沈してから、滑り止めまで落ちた後、奇跡的に拾ってくれた学校がありました。

「え?偏差値的にD判定でしょ」という、その学校に滑り込んだ理由は、「ひたすら作文」学習のおかげだと思っています。

英語の試験が全記述式。便箋のような回答用紙に、考えを自由に英語で書く、というものでした。

受験準備の英語の勉強で詰め込んで、それきりと思っていた受験英語ですが、よく考えると今も当時詰め込んだ構文が日々の生活英語に生かされているんですよね。

 

また、急に夫の駐在で海外に暮らすことになった女性たちの話を聞いていても、「日本の受験英語は強い!」と思わざるをえません。

「話せなーい」などといいつつも、昔取った杵柄で、ちょこちょこ単語や構文は覚えているため、なんとか言いたいことは言えるわけです。

そうして錆び付いた記憶が、毎日の避けられない英会話で研ぎ澄まされて、ちょっとぐらいの会話ならできるようになるんですね。

何かを学ぼうと努力した経験に無駄はないって本当ですよ!

 

受験英語の強み

画像ファイル

 

学生時代、英文法の学習にすごく時間を費やしませんでしたか?

教室でも勉強したし、入試のための参考書や塾でもやったでしょ?

その後まったく使わずに「記憶から消えたもの」と思っていたことでしょうが、若い頃の新鮮な脳に焼きついた知識は、結構残っているものじゃないでしょうか。

まず高校受験のとき、真剣に中学3年間の英語の基礎を勉強した人なら、英語を話すための最低限の基礎は学んだはずです。

さらに大学受験も経験した人なら、もっと深くつっこんだ学習をしたことでしょう。

英単語も暗記したでしょ?

イディオムも暗記したでしょ?

英語の重要構文150とか、参考書、買ったでしょ?

そして、英文解釈でたくさん英語を読まされませんでしたか?

全部しっかりやった真面目な受験生だったみなさんは、きっと英語を話すための重要な基礎ができているはずなんです。

あとは、基礎の上に応用と実践をのっけていけばいいだけだと思います。

受験英語の弱点

画像ファイル

 

それはもちろん、「話す」訓練が含まれていないということに尽きるのではないでしょうか(英語でのスピーチが試験に含まれる場合は別ですよ)。

確かに、「ヒアリング」という学習は昔もありました。

筆者の受験時の英語に「ヒアリング」が必ずあったかどうか、全く記憶にないんですが、高校の授業でも、英語検定などでも必ず「ヒアリング」が含まれていました。

でも、こと「ヒアリング」に関しては、とーーーっても簡単な文章だったように覚えています。スピードもゆっくりで。

最近は、「ヒアリング」というより「リスニング」と言われるようになったようですね。実際に、英語圏で学ぶときも、Hearing(聞く)ではなく、Listening Comprehension(聞き取り)と言います。

Hearはただ耳に入ってくる音を聞くことで、Listenは能動的に理解しようとして聞くといこと、です。

イギリスの語学学校でも「聞き取りの授業」は、明確に Listening Comprehension と呼ばれていました。

 

聞き取りは、言語を聞き分ける聴覚が出来上がってしまっている大人の場合、やはり外国語の基礎が理解できていないと、とても難しい作業だと思うのです。

だから、学校英語や受験用の英語で、みっちり文法や構文など、英語の仕組みを勉強していれば、その語彙や言い回しが音と紐付けされれば、比較的スムーズに聞き取れるようになるのではと思います。

あとは、慣れ、ですかね。

聞き取れる言語は、話せるわけですから。。。(失敗を恐れずに話す機会をたくさん持てるようにすれば、です)

受験英語で得たものを実践に活かそう

画像ファイル

受験英語では、英語の基礎となる知識をおそらく書いて、音読して、復習して覚えたことと思います。

「もうすっかり忘れた」と思っていても、地道に脳裏に焼き付けたものは、ちょっとしたきっかけで意外と思い出せるもの。

もし、もう長年英語から離れてしまっていて、「あ、でも、もう一回やってみようかな」と思うのなら、大人のために書かれた英語のおさらい参考書を手に取ってみるのもいいかと思います。

忘れたと思っていた英語の基礎知識がよみがえるかもしれませんよ。

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください