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【フランスのアペリティフ】気軽に楽しむフランス的ライフスタイル

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ホームパーティというと大げさだけど、ちょっとした大人の集まりを気軽に開きたい!そんなとき、フランス風に「アペリティフ」はいかがですか?

 

こんにちは、まのん @ManonYoshinoです。

友達を誘って、同僚を誘って、手軽に「おウチ飲み会」なんていいですよね。しっかりした「食事にご招待」というとなんだか大変そうだけれど、ちょこっと飲み会なら誘う方も誘われる方も、気が楽です。

クリスマス時期、バレンタインデー、桜の時期、ゴールデンウィーク、とにかく1年中、なんでも理由を作ってワイワイ楽しんでしまいましょうよ(昔、1年中いろんな理由で酒が飲める〜っていう歌がありました)。

 

フランス式の気軽なパーティー「アペリティフ」

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二人集まればアペリティフ

フランス人たち、なにかというと「アペリティフ」します。

日本でいえば、ご近所さんがちょっとやって来た時「まあ、お茶でも」といって縁側で、お茶とお煎餅なんか出しておしゃべりする、という感覚(今時は、縁側でご近所さんがお茶をよばれるなんてシーンないですよね)。

それをフランスでは、「ちょっと一杯いかが?」となります。アルコールの場合は、だいたい夕方以降が多く、さすがに昼間はカフェ(濃いエスプレッソ。フランス語ではエクスプレッソといいますね)かもしれないですが。。。

三人寄れば、というより二人でもアペリティフ。

アペリティフとは食前酒のことですが、かならずしもディナーの前のお酒のことだけではなく、食事どきの前のアルコール付きスナック、といった感じです。

なにしろ、夕食の始まりが遅いのが一般的なので、まずは何かちょこっとつまんで空腹を癒しながら、おしゃべりするんですね。

どんなときにアペリティフ?

普通の家庭の食事でも、週末などは食前酒からいただきます。

実家に親戚が集まったり、普段一緒に暮らしていない兄弟家族などが集まったら、もう絶対に夕食前に食前酒=アペリティフ!

話に花が咲きすぎていつまでも本番の食事が始まらなかったり。。。

友人を招いてのディナーの時も、ランチの時も、まずはお客様が到着したらアペリティフ。

「何飲む〜? えーと、ウィスキーでしょ、ポルト酒でしょ、パスティスでしょ、ワインもあるよ」という具合。

フランスのアペリティフ、シンプルバージョン

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こういうシーンではシンプルなアペリティフ

アペリティフとひとことで言っても、ごくごく簡単に飲み物中心なアペリティフと、けっこうしっかりお腹にたまるおつまみも出てくる「アペリティフ・グルマン(食いしん坊のアペリティフ)」があります。

次のようなシーンでは、シンプルな飲み物中心であることが多いですね。

  • ご近所さんが、夕食の前にちょっとおしゃべりにやってきたとき。
  • 子供同士が家に集まって遊んでいて、お迎えにやってきた親御さんたちとちょっと軽くおしゃべりするとき。
  • 一生懸命働いた1週間の終わり、夫婦でお疲れ様の乾杯をしたいとき。
  • 友人や親類をディナーに招待し、お客様が集まり始めてから、食卓について前菜が始まるまでの間。

 

と、まあ、特別な決まりがあるわけではなく、また、お腹いっぱいにするのが目的ではなく、家族や仲間と夕方集まっておしゃべりしたい時に、食前酒=アペリティフと銘打ってミニパーティーをするのです。

おつまみはどんなものが出てくるか

基本は、日本で言うところの「乾きもの」的なものが中心です。

「シップス」と発音するポテトチップス、ピスタチオなどのナッツ。ガトーサレ(塩味のお菓子)とよばれるおつまみ用のクラッカーなども登場します。

オリーブ(ブラック、グリーン)もよく出てきます。

あとは、フランスではソシソンとよばれる、サラミやドライソーセージを薄切りしたものが用意されることもあります。

このときのおつまみは、「できあい」であることが基本。袋からあけるだけ、ビンから出すだけ、冷蔵庫から取り出すだけ、といった調理不要なものが中心ですね。

フランスのアペリティフ、食いしん坊バージョン

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普通の食事並みのアペリティフ

「ディナー」と呼ぶほど堅苦しくなく、簡単に飲んでおしゃべりしたい時。

ディナーだと、通常、前菜からデザートまで終わると深夜近くなってしまったりするフランス。そこまで時間をかけて親しく話すほどの間柄ではないときや、職場の同僚を招いたりする時など、食いしん坊バージョンのアペリティフをすることがあります。

いろいろなおつまみ(つまんで食べられるフィンガーフード中心)が並べられて、アペリティフだけでお腹がいっぱいになるくらいです。

食いしん坊のおつまみアイディア

野菜でビタミン・ミネラルチャージ!

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  • ラディッシュやプチトマトなど、カラフルでころっとした野菜をカフェボウルに入れて。
  • スティック状に切った野菜(パプリカ、きゅうり、にんじんなど)+タプナードやブルーチーズのディップソース。
  • ピンチョス

ミニトマト + 小さいボール状のモッツアレラチーズ + バジル

アスパラやいんげんのベーコン巻き

小さい角切りにしたメロン + 生ハム(プロシュート)

基本中の基本、ハム・サラミ!

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簡単で美味しくて見栄えもするのが、生ハムやサラミ類を大皿に盛り付けたものです。

筆者の場合、竹製のトレーにパルマ産生ハムや各種のサラミを盛り付け、キュウリのピクルスやベビーリーフなどを添えたり。

手に入るのであれば、パテドカンパーニュ(田舎風のパテ)やリエットと、薄めに切ったパリパリ皮のバゲットも喜ばれます。パテにはコルニッションとよばれるミニきゅうりのピクルスが必須の付け合わせになります。

流行は継続中、ヴェリーヌ

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小さなグラスに、ちょこちょこっと美味しいものを詰め込んだヴェリーヌ。おしゃれだし、楽しいし、なによりも高級感がでます。

中身は、想像力をふくらませていろいろアレンジ可能です。よくあるパターンは、アボカドのクリームにスモークサーモンを乗せたものですが、そのほかにも自由自在。

一例をご紹介すると:

  • 塩気が強くて身がしまっているバイヨンヌハムやスペインのセラーノハム(生ハムです)を細かく切って、フロマージュフレと呼ばれる白いクリーム状のチーズと合わせたもの
  • カニのほぐし身と、ガーリックやハーブ味のクリーム状のチーズ、レモン汁をあわせ、その上にコンソメのジュレ(コンソメでゼリーを作ります)をのせたもの
  • 小エビをカレー粉とレモン汁、塩少々で和えたもの + パイナップル

 

カナッペいろいろ

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薄切りのパンやクラッカーに、いろいろなものを組み合わせてトッピング。

  • クリームチーズ&スモークサーモン
  • きゅうりとゆで卵
  • アボカドクリーム&海老マヨ
  • たらこクリーム(たらこ、クリームチーズ、レモン)
  • スクランブルエッグ&カリカリベーコン

と、言った感じで自由自在にアイディアを加えてみてはいかがでしょうか。

ミニピザやタルトなど、「お腹にたまる」系

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事前に用意しておけて、「おつまみ」というより「食事系」なのが、ピザやタルト類です。冷凍ピザシートやパイシートをつかえば、とっても簡単に用意ができます。

ピザは、事前に焼いておきます。そして、お客様が来てから、150度程度のオーブンで10分くらい温めれば OK!

タルトも、冷凍パイシートなどを台に使えば手軽にできます。

キッシュロレーヌ風のタルトなら、ベーコン(先に火を通しておく)200g、生クリーム、卵、シュレッドタイプのチーズがあればできます。

キッシュロレーヌ風タルトのかんたんな作り方:

  1. パイ型にパイシートを広げ、火を通したベーコンを均等に広げます。
  2. 生クリーム 200cc、卵3個、シュレッドタイプのチーズ 60g をよく混ぜ合わせ、塩・コショウ、ナツメグをひとふりし、①にかけ、200℃のオーブンで表面がこんがり色付くまで焼きます(だいたい30分くらい。オーブンの機種によって若干違います)

冷凍のパイシートは、ウインナーを包んで焼けばウィンナーパイに、クリームシチューの残りを包んで焼けばクリームパイに、、という具合で、ささっと「手の込んだ料理風」のものがつくれるので非常に便利ですよね。

チーズプレート

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木製のまな板やトレーなどの上に、チーズを数種類盛り合わせて、ぶどうやナッツなどを飾れば手軽なのにグルメ感ばっちりのチーズプレートができあがり。

チーズは輸入食材を扱うスーパーでもいろいろ揃うようになりましたし、インターネットでも気軽に買うことができますよね。パーティー用にセレクトされたフランス産のチーズはいかがでしょうか。

まとめ

手軽にささっと用意して、お酒とおしゃべりを楽しむ、フランス式アペリティフ。

いつもの「まずはビール!そして枝豆!」の晩酌もいいけれど、ちょっと気分を変えてヨーロッパ風に楽しんでみるのもおもしろいと思います。気分、変わりますよ。

おつまみは手軽にポテトチップスやナッツでもいいし、そこにちょこっと生ハムやサラダを加えるだけでさらにバージョンアップ。

お誕生日や、記念日などいろいろな機会にぜひフランス式アペリティフ、企画してみてはいかがでしょうか。

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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