海外で暮らしてみたい!
仕事で海外生活なんて憧れるし、国際結婚で海外に住んでいる人もなんとなく毎日が充実していそう。
海外生活が向いている人にはどんな特徴があるのかな?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
海外に一度は住んでみたいな、と考えていませんか?
いろいろな形での海外滞在が可能な今、
「外国で暮らしてみたい」
と思うなら、試す機会を作ることはそれほど難しくありません。
難しいのは、「海外での自分らしく充実した生活を続ける」こと。
せっかく夢を持って日本を飛び出しても、
「海外生活は甘くなかった…」
「海外生活って思ったより大変すぎ」
というふうに、辛い経験になってしまうこともあるんですよね。
この記事では、海外生活が気になるというかた向けに
海外生活が向いている人の特徴
をご紹介していきたいと思います。
目次
海外生活に向いているタイプとは?
留学や駐在、国際結婚などいろんな形で海外で暮らす日本人って多いですよね。
この記事では、「向いている人の特徴」を15ほどあげますが、最初に結論を言ってしまうと、
なんだかんだいっても、住んでる国が好きなことが一番大切!
かと思います。
もし「あの国に行きたいけど、自分には無理かな…」と思われる場合は、好きという気持ちが絶対無二の第一条件ですので安心してくださいね!
- 居住する国が大好きな人
- 楽観的な人
- ポジティブ思考な人
- 考え方や行動が柔軟な人(こだわりが強すぎない人)
- 外国語が好きな人
- 我慢強い人
- 自分の考えをはっきり言える人
- 人付き合いが上手な人
- 度胸がある人
- 自立心旺盛な人
- 個性を大切にしたい人
- 孤独に強い人
- 工夫するのが好きな人
- 料理好きな人
- 好奇心旺盛な人
海外生活に向く15のタイプ
ここからは「海外生活に向いている人、15のタイプ」について、ひとつずつ見ていきたいと思います。
居住する国が大好きな人
海外で20年以上を過ごしてきて、どんな性格や資質よりも一番海外向きの人の条件がこれだと思っています。
住む国(海外での居住国)がとにかく大好き!
習い事とかする時に、「好きこそ物の上手なれ」って言いますよね。
あれと同じ。
住む国が大好きでたまらない、という人はもう無条件にその国で暮らすことに向いています。
よくあるのは、「好きな人がいる国だから、そこに住みたい!」という話。
実際に「好きな人の国だから」移住した立場としては、それだけでは不十分かなと感じますね。
「彼」とか「夫」とかのための海外暮らしって、それだけだと不安定。
やはり、その国の文化や言葉や風土に愛着を持てる、ということが幸せな海外生活にはとても大切かと思います。
楽観的な人
海外生活は、愉快なことばかりじゃないです。
生まれ育った日本とは勝手の違うことばかりなので、あまり細かいことを気にしない人のほうがラクでしょう。
「まあ、なんとかなるでしょう」と笑えるくらいでちょうどいいかもしれません。
言葉の壁があったり、文化的な考え方の違いを感じたり、まあいろいろあるので、神経質に考えない性格だと海外で得ですね。
▼ 海外生活に疲れた…と感じる理由は?そして、海外生活の疲れから来るストレスはどうやって解消すればいいのでしょうか?
ポジティブ思考な人
楽観的な人…というのと若干にていますが、ポジティブに物事を考えられる人は海外で強いです。
欧米では、仕事でも恋愛でもなんでも、自分をぐいぐいアピールできるくらいでちょうどいいわけです。
前向きに考えて行動できる人が海外向きと言えますね。
考え方や行動が柔軟な人
日本とは勝手が違うことが多い海外。
すべてにおいてアバウトな人たちが多い国もあれば、グイグイと押しが強い人たちが多いお国柄も。
人々の価値観の違いは、彼らの働く姿勢にも大きく関わってきます。
わかりやすくいうと、お店でもお役所でも、国によって仕事の流儀が違うということ。
日本と同様なサービスを期待すると悔しい思いをしたり、イライラしたりすることも多いかもしれません。
「まあ、このへんでいいか」と柔軟に受け止める姿勢が大切かと思います。
こだわりが強すぎると海外では疲弊するもとに…。
外国語が好きな人
言葉、ものすごく大切です。
「住んでいれば自然にその国の言葉ができるようになる」
と、いう人がいますが、いやそんなことないです。
自然に言語習得できるのは幼児だけじゃないですかね。海外生活の満足度を大きく左右するのが、言葉の習熟度だと思います。
「英語ができれば大丈夫じゃない?」
というのもちょっと違う。
英語話者は世界で約15億人だとか言われていますが、やはり居住する国の言葉はマスターしたいもの。
外国語を学ぶのが好きな人、外国語でのコミュニケーションが好きな人は、海外生活に向いているでしょう。
▼ 海外生活では「言葉」が大きなストレスになることも。「海外生活の言葉ストレス」との付き合い方をご案内します!
我慢強い人
欧米の人はリラックスして暮らしている、なんて幻想ですよ。
確かに時間やスペースに余裕のある暮らしをしている人は多いけれど、だからといってみんながみんな自由奔放に生きているわけでもないし。
私たちは海外に行ったら「アジアの端っこからきた外国人」。
外国の生活では、我慢することなんて山のようにあるので、我慢強さが必要です。
▼ 海外で暮らす時、意外とたいへんなのが住むところを探すこと。とんでもない驚き物件の体験談はこちら!
▼ 楽しそうに見える海外生活ですが、実際はけっこう大変なことが多い…。海外生活を楽しむコツはこちらの記事からどうぞ!
自分の考えをはっきり言える人
欧米社会では自分の主張がはっきりしていることが美徳。
控えめすぎると逆に「自信のない人」のレッテルを貼られてしまい、軽くみられます。
英語では、必ず主語から文を始めますよね(他のヨーロッパ言語も同様)。自分はこう考える、自分はこうしたい、などはっきりと考えを主張できる人が海外向きかなと思います。
アメリカ人同僚と一緒に人材コンサルティングをしていた頃、彼らの人材評価基準の一つが「自己主張できるかできないか」でした。
「この人は自分の主張をはっきり言えないからダメ」
「もじもじしていて印象が薄いからダメ」
といった具合。
控えめな人には、「控えめなところが欠点」と、思いっきりネガティブ評価を下していました。
こんなふうに、欧米では「自己主張してなんぼ」なんですね。
人付き合いが上手な人
気軽に誰とでも素早く打ち解けられる人は、海外生活でもラクです。
人付き合いが上手な人は、見知らぬ異文化の地でもネットワークを築くのが上手なんですよね。
これは外国で生きていく上で、とても大きなアドバンテージ。
そして、人と会って話すのが好きで、初対面の人とでも気後れしない人は、概しておしゃべりも好き。
外国語上達の一番の近道は、おしゃべり好きであることですよ!
度胸がある人
多少のことでは物おじしない度胸は、海外生活をするうえで重要。
特に、外国で暮らしていて感じるのは、外国語の上達には度胸が座っている人が有利だということ。
多少わからないことがあっても、知らない語彙が出てきても、自分の言い分をはっきり主張できる強さはとても大切なんです。
また新しい環境では、「やってみよう」という挑戦をいとわない度胸も成功の秘訣かと思います。
自立心旺盛な人
日本は生まれ育った自分の国なので、勝手がわかっています。言葉に不自由を感じることもなく、特に「自立心を持って頑張る」ことなく日々を過ごせてしまいます。
でも海外では、誰かがお膳立てしてくれることを待っているわけにはいかないんですよね。
自分でなんでもやる覚悟が必要。
特に単身渡航の場合は、仕事を探し、家を探し、家具や日用品を買い揃え…など、基本的には全部自分。
ゼロから生活を組み立てていくので強い自立心は必須です。
個性を大切にしたい人
欧米社会では個性的であることが尊ばれます。
みんな「人と違った自分の個性」を大切にするんですね。
海外から日本に行った人が、
「日本の若い子がみんな同じような格好だった」
とコメントしますが、日本の「みんな同じであるべき」文化が苦手、という人は海外向きかもしれません。
孤独に強い人
日本の家族や友達に簡単に会えない海外生活。
異文化の中での暮らしでは孤独を感じる人も多いでしょう。
独身であろうが、家族と一緒であろうが、やはり得体の知れない孤独感というものがついてまわるんですよね。
「これが異郷での暮らしというものかな」
なんて思ったりして。
孤独であることに耐性がある人のほうが海外向きですね。
▼ 大人になると友達作りが難しいと言われますが、海外で友達を作るコツと、寂しくてたまらない時の対処法についてご案内します。
▼ 日本人が海外生活で寂しくなる理由と、具体的な対処法を経験談も交えてご紹介します。
工夫するのが好きな人
海外では、さまざまなことが日本とは勝手が違います。
言葉や文化以外でも、日用品や食品など
「あれが欲しいけれど見つからない…。困った」
というものが結構あるんですよね。
そういう時、自分で作ってしまえる人はいいですよね。
または、現地にあるもので工夫して使うことで生活満足度は向上します。
▼ 海外生活で日本人が恋しくなるものとは?日本では「ごく普通のもの」が海外では手に入りにくいものもあります。海外の日本人に送ると喜ばれるものはこちら!
料理好きな人
これは長年海外で暮らしてきて痛感することです。
料理が好きで上手な人は、現地生活満足度をグンと上げることができます。
これまで海外で本当に多くの日本人と出会いました。
みなさん、ほぼ100%、日本食が大好き。
年齢を重ねれば重ねるほどその傾向は強くなるようです。
味噌やこうじ、納豆などを手作りしたり、糠漬けを作ったり。
手打ちうどんや、好みの菓子パンを作ったり。
和菓子も手作りで…という人もけっこういます。
料理好きな人なら、限られた食材の中でもレベルの高い和食を楽しむこともできますから。
▼ 日本人が海外生活で特に辛く感じることの一つが食生活のようです。外国でも日本の食卓を再現できるちょっとした工夫を集めてみました。
好奇心旺盛な人
いくつになっても失わない好奇心。
これ、海外生活を楽しむためには大切なことです。
「行ってみたい」
「見てみたい」
「知りたい」
未知の言葉や文化を、楽しみながら体験したり学んだりしたいという意欲。
海外向きな人の資質のひとつでしょう。
海外生活で特に重要な資質とは?
ここまで海外生活に向いている人の15の特徴をご紹介してきました。
「ええーっ、自分は全部に当てはまらないよ。海外向きじゃないってこと?」
と思われるかもしれませんね。
いえいえ、そんなことはありません。
この記事を書いている自分も当てはまるのは数個ですから。
でも、海外での生活に特に重要な資質というものがあると思います。
それは次の3つです。
1. 居住する国が大好きな人
2. 楽観的な人
3. 我慢強い人
なかでも、住む国がとにかく好き、という人はもうそれだけで海外向きと言えてしまうかもしれません。
好きという情熱こそが、もっとも強い「海外向き資質」だと思いますよ。
また、いろいろくよくよ考えず、物事を自分にとってプラスに考える楽観性もとても重要。
細かく気にしていたら大変です。
人種差別など、すごく気になる人もいるんですが、ほとんど気にならない気楽体質な人もいるんですよね。
現実に本当に差別はありますが、受け取り方ひとつかも?と思えることもあります。
さらに、我慢強さもとても大切。
なかなか自分の理想通りにいかないことも多いのが海外生活ですから。
まとめ
「海外で暮らしてみたい!」
と憧れる人は少なくないですよね。
旅行では体験できない、生活して初めてわかる異文化の暮らし。
楽しいことも、興味深いことも多い一方、現実にはシビアな点も盛りだくさんです。
どんな性格の人なら海外で充実した暮らしをできるのか?海外生活が長い筆者も、実は今もよく考えることです。
この記事にご紹介した「海外生活に向いている人の15の特徴」は、本当に長く海外で活躍している人が持ち合わせている資質。
でもなんといっても一番大切なのは(しつこいようですが…)、
住んでいる国が好きなこと
だと思います。
そして、どの国も「腰を落ち着けて暮らしてみないと本当の良さはわからない」もの。
海外生活をしてみたい人は、いちど「住んでみたい国」にまとまった期間滞在してみるといいかもしれません。
自分が海外生活向きかどうか、試してみる価値はありますよ!