英語力をもっとアップさせたいんだけれど、リスニングがどうも苦手。。。
楽しく簡単にリスニングの力がつく方法ってないのかな?
英語を学ぶとき、日本人にとっての大きな壁はリスニングだと言います。
話すのはまあなんとかできるようになっても、リスニングはどうも苦手で、相手の言っていることがよく聞き取れないことって多いですよね。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
リスニング、私も苦手です。英語も未だにリスニングは「得意!」とは言えませんが、現在住んでいるところの公用語であるフランス語のリスニングと言ったら、涙が出るほど苦手!
でも、英語のリスニングを楽々強化できる秘訣は知っています。
それは海外テレビ。効きますよ、この方法!
この記事では、英語のリスニングの力を楽しみながら強くする「テレビ」について、ご案内していきたいと思います。
目次
英語のリスニング向上には海外テレビが効く!
外国語の上達はステップごと
外国語って、勉強して日常的に使っていると、階段を上るようにステップを踏んで上達していくように思います。
なかなか聞き取れないと思っていた言葉が、ある日突然、「あれ?聞き取れる!」。
うまく思ったように話せないなあと悩んでいたけれど、ふとした瞬間に堰を切ったように言葉が出てくるようになる。
英語が楽に使えるようになったきっかけ
自分の話なんですが。。。
学生時代の締めくくりにイギリスに渡って、それ以来、毎日の暮らしで英語は使い続けてきました。
でも、最初は本当に聞き取れないし話せない状態でした。「ちょっと頑張って英語で暮らしている」という感じ。
その後、「英語使う暮らしすごーく楽しくて楽チン」状態に移行したキッカケというのはいくつかあります。
そのなかの一つは、多分、一時期とてもテレビを見続けてたということだと思います。
最初に夢中になった海外テレビ番組
もともとがテレビっ子
もともと、昭和の田舎生まれ田舎育ちなので、100%テレビっ子です。
70年代、80年代の地方の娯楽と言ったら、テレビ。人気番組は、家族とチャンネル争いをしても見ておかないと翌日の学校の話題についていけないくらい、テレビは生活の中の大きなポジションを占めていました。
数ある番組のなかでも、小さな頃から大のドラマ好き。
それでイギリスの語学学校に通い始めてすぐ、大好きだった俳優コリン・ファース主演のテレビドラマが始まると知り、毎週木曜日のドラマの時間はホストファミリーとともにテレビを観ていました。
憧れ俳優のドラマがスタート
もちろん、まだまだ英語はよく(というより、イギリス英語は壊滅的に。。。)聞き取れていませんでしたが、ドラマは画像や俳優の動きや表情でストーリーの流れくらいは把握できるものです。
そのドラマは、第一次世界大戦前夜を舞台にした時代小説が原作。
こう言うと、話がむずかしそうですが、「大河ドラマ」なので、大筋は限られた英語力でもわかりやすいように思います。
逆に、現代もののホームドラマは、セリフだけで理解しなくてはいけない部分も多く、むずかしいこともあります。
というわけで、始まりは憧れのコリン・ファース様のドラマだったというわけ。
英語のリスニングに役立つ海外ドラマ
その後も、カナダに住んでいる間もテレビドラマは大好きで、その時々で放映されているものを次々と観ていました。
カナダでは社会人として暮らしていたので、家に帰ってから観るテレビ番組は時代物よりもお気楽なコメディー系中心になりました。
仕事でストレスがたまることも多かったので、せめて家では気楽に大笑いできるものを好むようになったんです。
『チアーズ(Cheers)』 自然なスピードの英語を、コメディで。
シット・コム(sitcom)、シチュエーション・コメディsituation comedy)と呼ばれる、お笑いドラマが好きで、なかでも『チアーズ(Cheers)』は最高でした。
これは、ボストンにあるバー『チアーズ』を舞台に、そこに集まる人たちのウィットに富んだ会話が(ボケとツッコミの応酬)面白くて観ていましたが、何よりも主題歌が好きだったんです。
外国で、自分のアイデンティティを確立したい!と、もがいていたころ、ときにどうしようもなく孤独で、その孤独をどうやって癒したらいいのかわからないでいたときに、『チアーズ』の主題歌が流れると、なんだか自分もそこに居場所があるような気がしてホッとしたり。
みんなが君の名前を知っていて、君がそこに来たことをいつでもみんなが喜んでくれる、そんな場所に、ときには行きたくなる。。。
みたいな内容の曲でした。
『ロザンヌ(Roseanne)』 庶民的な言い回しが、結構役にたつ。
アメリカのコメディエンヌ、ロザンヌ・バーが主演した、その名前がそのままついたコメディドラマです。
ロザンヌ・バーとジョン・グッドマンのふくよかコンビ(メタボコンビ)が夫婦役で、その夫婦と子供たちの成長、毒母や妹との葛藤など、どこの家庭でもありそうな小さな問題・大きな問題を取り上げたドラマでした。
あまり裕福ではない、文化的でもない、アカデミックでもない、平凡な家庭が舞台。
スラングもたくさん登場するし、悪い言葉もときには出てきます。
だから、面白いんです。
会話にスピードもあるし、ギャグもあるし、皮肉もたっぷり。言葉が生き生きしてるなーと思って楽しんで観ていました。
(カナダ人の友人たちには「もうちょっと文化的な番組のほうがよくない?」と言われましたが。。。)
ここで見聞きして、自分の中に浸透した言い回しとか、言葉のリズムとか、ナチュラルな英語がのちのち、いろいろな国の同僚たちと議論したり、仕事の枠を超えた友情を育てるのに本当に役に立ったと思っています。
『フルハウス』
日本でもあまりにも有名なので、わざわざ説明することもないでしょう。
妻を失った父と、かわいい三人姉妹の物語。
突然、妻に先立たれ小さな娘たちを抱えた父親を、親友と義弟が助けて、男三人で子育てするんですよね。笑いあり、涙ありの、にぎやかな生活が描かれます。
筆者がカナダで暮らしていた時期、ちょうど会社から帰るとこの『フルハウス』と『ロザンヌ』が続けて放映されていて、その2番組を観るのが、外から戻って荷物を置いて一息つくときの日課でした。
『コロネーションストリート』 いろんな「訛り」に強くなる
イギリス北部の架空の街で繰り広げられる、ソープオペラ(メロドラマ)で、ただ単にイギリス北部の英語が聞きたくて見ているうちにやめられなくなっちゃった、という感じでした。
個人的に、イギリス北部、とくにヨークシャーの英語がなんとなく好きなんです。よく聞きとれないけど!
さて、このドラマ。
狭い社会で、あきれるほど問題が起きて、出演者みんなが眉間にしわ寄せて、真剣に悩んでいるー、という印象が残っています。
「あー、日本の昼のメロドラマににてるーーー」と思っていました。
実際、同じジャンルなんですよね。
観ていたのは、もう20数年前だし、『ロザンヌ』や『チアーズ』ほど真剣に観ていなかったので詳細は覚えていないんです。
なんと、調べたら、初回の放送は1960年で、現在も続いているらしいです(ギネスブックに登録されているらしい。参照:Wikipedia)。自分が生まれる前からあって、今も続いているなんて、イギリス人、すごい。
イギリスの連続ドラマの王道ともいうべき『イーストエンダーズ(Eastenders)』よりもさらに長寿です。
議論に使える語彙が増えるニュース番組
海外でも、もちろん朝夕はニュース番組がもりだくさん。
英語圏に住んでいたときや、出張や旅行で滞在するときは、朝はニュース番組を欠かさず見ていました。
難しいことネタというよりも、政治ニュース、社会のニュース、天気予報などをざくっと流し聞きしながら朝食をとったり身支度したり。
それだけでも、新鮮な話題がわかるので同僚との話や、街で知らない人とのスモールトークに役立ちます(*スモールトークについては、「【英語初心者でも今すぐ使える!】英語のスモールトークって何?」でご紹介しています!)。
英語力アップに効果的な「CM」!
さらに、今から振り返るに、意外とリスニング力の強化に役立ったなあと思えるのが、コマーシャル。
DVDとかではなくて、海外で普通にテレビを見ていると、コマーシャルが入ります。
日本と同じように、時間帯によって、そして番組の内容によって、いろんなスポンサーがCMを流します。
同じCMを何度もなんども見ることもあるので、ものの名前や表現方法が、いつの間にか頭にこびりついてしまうことも。
ソープドラマ系のドラマを繰り返し見ていたら、CMのおかげで「家事」に関する語彙が増えました(笑)。その時間、主婦や高齢者が主な視聴者だったんでしょうね。
プライムタイムの番組のCMで胃薬や痛み止めの宣伝が繰り返されたため、その方面の語彙が増えたことも。
まとめ
振り返ると、こと英語に関しては、ほんとうに多くの時間をテレビやビデオ(VHSなんて、いまや過去のものになってますね)とともに過ごしたんだなあーと、気づきました。
テレビドラマ、リスニング力向上に、ぜひぜひ利用してみてください!
はじめまして!年下のアメリカ人の彼ともっと仲良くなりたくて、ネットサーフィンしていてたどり着き、とても興味深く楽しませてもらってきます。
テレビドラマを観るとの事ですが、字幕なしの方が良いんでしょうか?
字幕を見て意味を知るより、表情や流れから掴んだ方が良いですか?
ぎんなんさん、
コメントありがとうございます!
とてもはげみになります!!
テレビドラマですが、英語の字幕ならとても勉強になるかなと思います。
言っていることが聞き取れない時に、目で見るとわかりやすいです。
日本語字幕だと、やはりラクなので、日本語のほうを追いかけてしまうんですよね。
字幕の言葉は、オリジナルの台詞とは違うことが多いようです。
お気に入りのドラマを見つけて、何度も見ることが、私の場合効果的でした。
台詞を覚えちゃうくらい見ると、いつの間にかボキャブラリーも自然に身につくし。
お役に立てれば幸いです!