海外に一人で旅行する人の目的ってなに?
まだ経験ないけれど、最近「一人旅」が気になっている。とくに海外一人旅に興味あり。
なかなか同じタイミングで同じところを旅行したい友達が見つからないから。
みんなは、どんな理由で海外一人旅をするんだろう?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
「おひとりさま」という言葉が定着し、女性の一人旅も珍しくなくなりましたよね。
それでも、「一人旅に興味はあるけど勇気が出ない…」という意見をよく耳にします。
日本国内も海外でも、一人旅をけっこう経験しましたが、「勇気が出ない」という気持ち、実はよくわかります。
旅のアレンジも意外と手間だし、旅行中も一人だとちょっと不安。
でもね、一人旅のひと、多いですよ。
海外を一人で旅している日本人女性って、意外といるんです。
そして、ハマってしまって一人旅リピーターになっている人も少なくありません。
この記事では
海外一人旅をする目的
を5つのポイントでご紹介していきます。
一人で海外旅行してみようかな、でも心配…というときの参考になりましたら嬉しいです!
◆ この記事を書いている管理人の一人旅歴 ◆
20代初めから国内&海外への一人旅を年数回(海外渡航回数は100回以上)。
現在はヨーロッパ在住、移住前の海外ソロ旅経験は50回ほど。
目次
海外一人旅に出る目的
一人で海外を旅する人は、どんな目的を持って一人旅を選ぶのでしょうか。
これまで出会った一人旅好きの人たちの話を聞いていると、
どうしても行きたいところを訪問する
やってみたいことに挑戦する
といった、強い目的意識を持っているようでした。
自分も、国内・海外一人旅を経験しています。
あえて一人旅を選ぶときと、どうしてもという目的があるとき、その両方でした。
海外一人旅5つの目的
よくある海外への一人旅の目的は次の5つでしょう。
1. 行きたいところがある
2. 日常を完全に離れたい
3. 自分へのごほうび
4. 海外でやりたいことがある
5. 自分にチャレンジしてみたい
どうしても「今」行きたい、どうしても「それ」をしたい、などの強い気持ちを持って一人旅に出かける人が多いんじゃないでしょうか。
意外に思うかもしれませんが、海外一人旅リピーターがイコール「孤独を愛する人嫌いの旅人」ではありません。
行きたい気持ちが「一人じゃ不安」といった一人旅のマイナス部分を大きく上回るというだけ。
実は、不安だったり、寂しかったり、一人ごはんが苦手だったりするものなんです。
5つの目的については、後から詳しくご紹介しますね。
▼ 海外一人旅、リピーターでも「これは苦手」という人が多いのが「おひとりさまディナー」。どうすれば楽しめるの?
▼ 多数の一人旅を経験してきた筆者が正直に明かす、一人旅の実は「楽しくない部分」。難点を克服するコツもご紹介しています!
なぜあえて一人旅なのか?
ここで少し、「なぜあえて一人で旅をするのか」についてふれておきたいと思います。
一人旅の目的とかぶる部分でもありますが、特に女性が一人旅を選ぶ理由は次の4つではないでしょうか。
1. 自由に動きたい
2. こだわりがある
3. リセットしたい
4. ちょうどいい旅仲間がいない
自由に動きたい
女子旅、グループ旅は楽しいですよね。
おしゃべりに花が咲き、いく先々で感動を分かち合い、名物料理を食べながら盛り上がる…。
その点、一人旅は話す相手もなく、食事もちょっと寂しいもの。
でも、友達や家族と一緒に行く旅は、日程を決めたり、ホテルを決めたり、一人旅のように自分だけで決められれないのが難点。
また、海外旅行のように週単位でずっと行動すると、お互い気疲れするんですよね。
急に不機嫌になって黙り込んでしまう…、という人も意外にいて、旅を楽しむための旅行に来たのか、相手のご機嫌とりに来たのかモヤっとすることも。
「自分本位に自由に動きたい!」という理由で一人旅を選ぶ人は多いようですよ。
旅にこだわりがある
これは、自分がまさにそう。
「イギリスの古城を巡って、中世の雰囲気の中でボーッとしたい」というワガママな願望があって、一人旅を繰り返していました。
アジアのリゾートとか、アメリカとかですと、「行きたい、行きたい!」という友達が見つかるんですが、ヨーロッパの古城ってある意味ニッチ。
まとまった休暇と予算にプラスして、「歴史好きのこだわり」を持ち合わせた人でないと一緒にいけないんですよね。
「巡礼の道を歩きたい」とか、小説や映画の舞台をまわりたい、なんていう人も一人旅を選ぶようです。
リセットしたい
仕事のストレスで爆発しそう
恋の終わりの気持ちの区切りをつけたい
などなど、女性特有なのかもしれませんが、一人旅はリセット旅でもあるんですよね。
海外一人旅は、ふだんの自分をいったん日本に置いて、新しい自分と出会うリセット旅でもあります。
ちょうどいい旅仲間がいない
海外一人旅を選ぶ理由のナンバーワンがこれかもしれません。
海外旅行って、国内旅行の気軽さとは別物ですよね。
近場ならまだしも、アメリカやヨーロッパ、アフリカなどは距離も時差もそうとうなもの。
その分、まとまった休暇の取得が必要ですし、旅の予算も安くありません。
同じ期間休みが取れて、予算もバッチリとれて、行き先も見たいものもほぼ同じ…、という奇跡のような旅仲間はそうそう見つからないんですよ。
それでも行きたい気持ちを優先させるなら、一人旅という選択肢を選ぶことになるわけですね。
▼ 「なぜ一人で旅をしたいの?」 たくさんの海外・国内一人旅経験から、一人旅女子の心理について考えました。
海外一人旅の目的1 行きたいところがある
ここからは、海外一人旅をする人の旅の目的についてご紹介していきます。
まずは、どうしても「行きたいところがある」とき。
先述のように、自分が行きたい場所を楽しく旅行できる友達って、なかなか都合よくいないものですよね。
休みも予算確保も興味もバッチリ合わせる自体が大変なこと。
ですので、「なんとしてでも行きたい!」気持ちが強い人は、一人旅を選択することも多いです。
世界遺産や史跡
自分の例で言えば、例えばイタリア。
ヨーロッパの他の国にはわりと訪れていたんですが、ラテン系の国には縁がなかった私。
でもルネサンス美術には人一倍の興味を持っていました。
ぽっかり時間的余裕ができたとき、「今がその時!」とばかりにパパッと予約してローマとフィレンツェを堪能。
一人で行ったからこそ、憧れの絵画との時間をじっくり楽しむことができました。
それから数年後、家族と行ったら自分のペースでまわれなくて疲れた思い出が…。
宗教建築巡りや古城巡りなども、一人旅のほうがゆっくり楽しめるという人が多いかもしれません。
美術館・博物館
個人的な意見ですが、美術館や博物館は一人で行きたい場所。
まず、どんなものを見たいのかは、人それぞれ違いますよね。そして、展示物が多ければ多いほど、見て回るスピードに個人差があります。
じっくり見たいのに、旅の仲間と一緒だとペースを合わせる必要が出てくるんですよね。
せっかく遠い海外まで高いお金を払ってきたのに、もったいない…。
一人旅だと、自分の興味のあるところだけ、好きなだけ、見て回れます。
海外一人旅の目的2 日常を完全に離れたい
海外一人旅の2つ目の目的は、日常を休む、ということ。
いつもの生活や、いつもの自分を休んで、リセットしたいなというときにぴったりなのが一人旅なんです。
海外一人旅は究極の非日常
一人で旅する海外は、まさに究極の非日常。
まず日本を離れ、飛行機で飛んで、時差も言葉も違う国に降り立つ時点で「かなり非日常」です。でも、友達や家族が一緒だと、結局はいつもの自分達の暮らしの延長でもあるんですよね。
女子旅に行ったけど、
「ずっと会社の愚痴を言い合っていて、よりストレスが溜まっただけだった」
「恋愛の悩みを話していたら、全然景色を楽しまないうちに目的地だった」
なんて経験ありませんか?
仲間との旅は楽しいけれど、完全に日常を切り離すのは難しいんですよ。
その点、一人の海外旅行は、最初から最後まで「いつもの自分」を封印して、いつもと違う自分を楽しむことが可能です。
▼ なぜ一人旅を選ぶの?その魅力はどんなところなの?一人旅の魅力について、疑問にお答えします。
リセットに最適な環境
一人旅の海外旅行は、「リセット」に最適な環境でもあります。
忙しい毎日の中で、ストレスが心に澱のように溜まっていく…という感覚をご存知の方も多いでしょう。
「今の自分がなんかイヤ」
「心機一転、やり直したい」
なんていう時、切り替えのきっかけがあるといいですよね。
海外一人旅では、見知らぬ土地で一人きりの時間をまとまって過ごすことができます。自分を見つめ直すための時間がたっぷりとれて…。
だから、海外一人旅は「切り替え=リセット」に最適なんです。
海外一人旅の目的3 自分へのごほうび
海外一人旅の3つ目の目的は、「自分へのごほうび」です。
がんばりの一区切りに海外
何か大きなプロジェクトを担当していて、無事に終わったら「ごほうび」として大好きな異国の街でぜいたくステイするとか。
資格試験に合格したら、憧れのロンドンを旅するとか…。
がんばった自分に、「ごほうび」をあげる目的での一人旅。
わりと多いかもしれないですよね。
たとえばこんな「ごほうび」を
<例1.フランス(パリとブルターニュ地方)>
フランスを旅して、世界遺産の都パリに滞在。
ショッピングに文化遺産巡りにとパリを楽しんだ後は、本場のタラソテラピー。世界遺産と癒しを一緒に満喫できます。
<例2.アメリカ(ニューヨーク)>
ニューヨークを一人で旅するのも、ちょっとぜいたくな「ごほうび」。
美術館や博物館をじっくり見て回るもよし、ミュージカルやお芝居を観るもよし。
スタテン島へのフェリーから眺める自由の女神は、「ああニューヨークにいる!」という気分にさせてくれます。
<例3.イギリス(ロンドン)>
ロンドンも「ごほうび一人旅」にはぴったりの行き先。
数々の美術館や博物館、歴史的建造物をまわるだけでも、短期間の旅行では足りないくらい見どころいっぱいなロンドン。
古き良きイギリスの雰囲気を今に伝えるシックなショップや百貨店巡りも最高です。
海外一人旅の目的4 海外でやりたいことがある
海外一人旅の4つ目の目的は、「海外に行ってやりたいことがある」というもの。
ライブに行く
ミュージカルやお芝居、クラシックコンサートが好きという人もいるでしょう。
また、海外ミュージシャンのライブに行きたいという人もいますよね。
好きなバンドのためなら、たとえ遠い外国だって行きたいというファンの心理、よくわかります(自分もそうでした)。
鉄道旅をしたい
スイスの氷河特急は世界的な人気。
この目的のためにスイスまで行く、というくらいです。
また、沢木耕太郎さんの『深夜特急』に触発されて、鉄道旅にあこがれる…という人も少なくないのではないでしょうか。
私自身は、イギリスの鉄道旅が大好きでした。
鉄道パスを買って、風の向くまま気の向くままに、ホームに着いた電車に飛び乗ってそれから目的地を決める…なんて楽しいですよ。
語学を学びたい
英語に限らず、いろいろな外国語の学習は今も昔も大人気。
どうせやるなら本場に行って勉強しよう、という人も多いですよね。
長期の留学でなくても、1週間単位から入学OKな語学学校もけっこうあるので、語学を学ぶ一人旅というのも一つのアイディアです。
▼ 海外へ一人は不安?休暇を利用していく超短期留学なら、語学力のブラッシュアップをかねてミニ海外生活も楽しめます!
海外一人旅の目的5 自分にチャレンジしてみたい
海外一人旅の目的の最後、5つ目です。
「自分自身を試してみたい」という目的で、旅立つ人もいます。
外国語の力だめしをしたい
せっかく勉強した外国語、どうせならその言語が実際に話されている国で試してみたいですよね。
実は全然通じなかったり、意外とスイスイ話せちゃったり。
現地に行ってみないとわからないことも多いもの。
勉強していたことが使えたという場合は、自信につながります。うまく行かなかったという場合には、次へのモチベーションになるでしょう。
外国語は、実際にネイティブ相手に使ってみないと、本当の言語感覚はなかなかつかめないものです。
一人で行動できる自分を証明したい
海外一人旅は、自分の可能性を試せる旅でもあります。
旅のプランニングから、各種予約、現地での行動など、すべて自己責任。自分でやるしかないんですよね。
しかも外国語でのやりとりも含まれます。
計画的に進めないと、予約漏れがあったりして現地で慌てることに。
全部うまく行って無事にすべての行程を終えると、自分への自信につながります。
孤独時間も楽しめる自分を実感したい
一人旅って、楽しいけれども孤独でもあります。
家族連れやグループが多い観光地や、夕暮れ時などは
「ああ一人なんだ」
とつくづく思うかもしれません。
孤独が苦手というのは、「一人旅をしたいけれど、自分には無理」と思う人の理由のひとつです。
でも、「孤独=さびしい」ではないんですよね。
個人的には、一人旅の楽しさの一つが「孤独な時間」だと思うんです。
その時間をあえて持つからこそ、ふだん一緒に過ごす人々に対する感謝の気持ちを確認できるわけですから…。
▼ 海外一人旅は他ではえがたい貴重な経験の宝庫。「一人旅の経験が人生を変えた」という人も…。
まとめ
海外一人旅をする理由…。
私自身は、2つの目的を持って旅に出ていました。
日常のリセット(ストレス解消)
興味あることを追求
あえて一人旅を選び、リピーターになっていく人たちの多くは、その自由さを一番の理由に挙げます。
自分が行きたいところにいき、自分のペースで旅をする…。
いちどその味を知ると、また行きたくなるのが一人旅なんです。
行ってみたいけれど、一人旅は不安という人も多いでしょう。
一度、不安な気持ちは置いておいて、思い切って出かけてみるといいですよ。
意外と一人旅の旅行者は多いものです。
そして、その旅をきっかけに新しい自分に出会えるかもしれません。
一人旅、チャレンジしてみませんか。