英語が上手になりたい!と思って、コンスタントに学習はしているつもりなのに、なかなか思うように上達しない。。。なんて悩んでいませんか?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
日本人が実務レベルの英語を習得するには、なんと 3,000 時間もの学習時間が必要だというお話は【衝撃の報告!】英語習得に3,000時間必要ってホント?でふれました。
大人が3,000 時間もの英語授業を受けようとすると気が遠くなりそうですよね。英語が得意な日本人ってみんなそんなに勉強しているのかな〜?と疑ってみたくなるかもしれません。
秘密の抜け道みたいな「特急英語上達法」はないのでしょうか。
目次
英語習得 3,000 時間、現実には?
週1の英会話教室だけだと、こんなに時間がかかる!
週1回1時間の英会話教室のみで3,000 時間の学習をすると、かかる時間は:
57.69 年!
週1回1時間 x 年間52週 = 52時間
3,000時間をこなすには、3,000 時間 ÷ 52 = 57.69(年)。
なんと、週1回ちょこっと勉強するだけだと単純計算では57年半という長い年月が必要です‼︎
よく大人の英語学習というと、「週1回英会話教室に行っていまーす。でもなかなかできるようにならないんです」という人がいます。あたりまえですよね。
実際には英会話教室に通ってまで英語を習得しようという人なら、教室だけでなく自主学習としてリスニング教材を使うなど、週1時間以上は勉強していることと思います。
英語習得をスピードアップさせるには?
さて、英語習得の近道について、です。
英語漬けの環境がやはり一番いいけれど。。。
やはり、一般的には一気に集中して取り組むというのがベストだとは思います。英語を話さなくてはいけない環境に自分を置いて、かつ、集中的に勉強もするということです。
その意味では海外留学が最適です。ただ、現実には英語の語学留学をしたからといって誰もが英語ペラペラになって帰ってくるというのは幻想です!
ぼーっと暮らしていては英語圏に住んでも英語は上達しません
イギリスの語学学校の学生だった当時、日本から来た語学留学生の大半は「来る時よりは英語がわかるようになったけれど、とても仕事で使えるレベルではない」という状況で帰国していきました。
カナダでも多くの日本人が語学学校に通うために渡航してきましたが、やはりなかなか仕事で使えるレベルにはならないようでした。
在カナダ数十年という日系一世たちだって、「すごい!」レベルの人にはなかなかお目にかかれなかったですよ。
じゃ、上達には近道はないのかというと、筆者の経験から言えば、「あります」。
英語上達の近道:スタートダッシュ
英語をマスターするぞ!と決めたら、最初はエネルギーをそこに集中することが大切だと思います。
まさに、スタートダッシュ。
初めのヤル気と勢いで、イングリッシュ・ハイ状態に持って行きましょう。つまり、こういうことです。
英語習得スタートダッシュのポイント
1)集中するスタートの時期を決める。
2)英会話学校や、語学学校の講座を受ける(できれば集中講座がいい)。
3)可能なかぎり、目にするもの、耳にするものを英語に絞る。
雑誌、書籍、映画、テレビドラマ、ラジオなど
4)英語日記を毎日つける(難しいことは書く必要なし)。
5)英語の文章、会話集を音読する。
6)簡単な音声データを聞き、書き取る(ディクテーション)。
7)余暇はできるかぎり英語漬け。この機会に国際交流サークルなどに参加する。
英語習得スタートダッシュ時に必ずカバーすべきこと
1)基礎文法
文法の知識は絶対に必要です。「話す英語には文法なんて勉強する必要ない」という人が時々いますが、英語を習得したいなら中学程度の基礎文法は必須だと思います。わかっていないと、かならずどこかでつまずいてしまいますよ。
日本人の多くは、中学・高校でかなりの文法知識を学んでいるはず。「すっかり忘れちゃった〜」という人でも、中学の基礎文法の参考書をみっちり勉強したらきっと記憶が蘇ると思います。
2)発音をきちんと学ぶ
これも、「発音なんて気にする必要はない」という人がいるのですが、英語の発音をきちんと理解していないとリスニングが上達しないんです。
聴き取れない音は発音できないといいます。裏を返せば、発音できない(=正しい発音を知らない)音は聴き取れないということですよね。
だから、聴き取れない言葉をマスターすることはとても難しいはず。
自分の情けない経験談ですが。。。
現在、フランス語圏でほぼ永遠にフランス語に悩み続けています。未だに、とにかく聴き取りもスピーキングも苦手。
かつてフランス語学習に必死で取り組んで数年たったとき、聴き取れない理由にようやく気づきました。
家具の話をしていたとき、当然のように発音したある言葉に夫が「?」。そこだけ通じないんです。実際に文字を見せて大笑い。
「それ、全然発音違うよ〜。」
いつまでたってもリスニングが強くならないは、フランス語の言葉を音で理解してないから。
ボキャブラリーは結構豊富に頭に詰め込んであったのに、それが実際のフランス語の音として頭に入ってなかったんですね。
だから知っている言葉を目の前で話されていても、それがその言葉だと気づけないという情けなさ。。。
英語だって同じことですよね。ボキャブラリーが音として頭に入ってなかったら、いくら文字と意味を知っていても聴き取れないし、発音できないから会話にならない〜!
言語にとって音はとても重要なんですね。
3)音読
できれば音声データ付きの文などを音読するといいです。そして、録音してみるのもいい勉強になります。
英文を声に出して読むことで、文法力の強化にもなるし、ボキャブラリーにも強くなれると思うのです。
「【英語習得に 3,000 時間⁇】楽しみながら英語上達を早める秘訣」で、さらに英語習得の近道についてふれていきたいと思います。