旅行が大好き!
一人で海外旅行にも行きますが、「海外一人旅なんて変わってるね…」とか「一人で旅行なんてさびしいね〜」などコメントされるのがイヤ。
海外旅行に一人で行くってそんなに「おかしなこと」なのかな?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
一人で行く海外旅行に対して、いろんな意見を言ってくる人っているんですよね。
旅好きな自分も、バンバン一人旅していた頃に面と向かって言われたことがあります。
「一人で海外旅行って、なんか、変な人ですよね」と…。
(そういうコメントを本人に向かって堂々という人のほうが変わっている)
一人旅は寂しそうとか、おかしな人とか、友達いない悲しい人とか、みなさん意見はあるでしょう。
「そんな人の意見なんか聞かずに堂々と行けばいい!」と言うのは簡単ですが、やはり人からどう見られているかは気になりませんか?
この記事では、
海外一人旅をすると「おかしい人」と思われるのか?
海外一人旅を選ぶのは本当はどんな人なのか?
海外一人旅の憂鬱な点を乗り越えるポイント
についてご案内していきます。
モヤモヤした気持ちをスッキリさせて、行きたいところに飛んでみませんか?
目次
海外一人旅すると「おかしい人」と思われるの?
正直なところ、女性の海外一人旅については「あれこれ言いたがる人はいる」というのが現実です。
でも、一人で海外を旅している日本人女性は、決して珍しい存在ではないですよ。
何にでもコメントしたがる人というのは、どこにでもいるわけで…。
いちいち気にしていたら、せっかくの未知の世界との出会いや感動体験を逃してしまうことになるかもしれません。
海外一人旅をする人のイメージとは
海外一人旅をする人に対するイメージとはどんなものなのでしょうか。
インターネット上の情報や、友人・知人に聞いた中では、次のようなイメージが持たれているようです。
● 自立心の強い大人
● パワフルで好奇心旺盛
● ひとり好きで群れるのが嫌いな人
● 協調性のない変わり者
● 友達のいない寂しい人
ポジティブなイメージもあり、もちろんネガティブなイメージを持つ人もいます。
50回以上は一人渡航をしている私ですが、個人的には「友達のいない寂しい人」と思われるのはなんとなくイヤですね。
特に、観光地などで周りがぐるっと「楽しいグループ旅行」や「ラブラブ恋人旅行」だったりすると、恥ずかしいような惨めなような暗い気持ちになりがち。
自分で選んで一人旅をしているにもかかわらず、です。
▼ 一人旅ができる(楽しめる)タイプと、逆に一人旅には向いていないタイプとは?一人旅を楽しむコツとは?
海外一人旅する人は現実にはどんな人か
では、イメージではなく現実にはどんな人が一人旅をえらんでいるのかというと、「行動的な人は多いが、みんなごく普通の真面目な人」かなと思います。
とくに「冒険心あふれる強い女」だけが一人旅をしているわけではないですよ。
旅をしていると、同じく「あ、一人旅だな」と思う女性を見かけます。
意外と「一人旅同士で友達になる」というケースは多くないのですが、話をしてみるとみなさん「しっかりと目的を持って、あえて一人で来ている」よう。
そして、日本人女性の単独行動は珍しくないです。
一人を満喫している人も多く、「おかしな人」でも「かわいそう」でもないのが本当のところです。
海外一人旅のメリット面をみてみると…
すでに一人で行く海外旅行を経験している人からしたら、そのメリットをよく知っているからこその一人旅でしょう。
筆者自身が感じてきた一人旅のメリットには次のようなものがあります。
- 自分好みの旅ができる
- 自分のペースで変更も自由
- 食事も自分のペースで選べる
- 気遣いストレスがない
- ワーケーションもできる
- 新しい出会いのチャンスもある
これらメリットについては、別記事「【一人旅の問題点】初めての一人旅が心配な人が知るべきメリット&デメリット!」で詳しく解説しています。
ここでは、最も大きなメリットを2つご紹介しましょう。
自分好みの旅ができる
海外旅行には、まとまった費用も時間も必要です。
ヨーロッパに行くには、往復の移動だけでもドアツードアで3日はつぶれてしまうのが難点。ですので、最低でも1週間の休暇を取らないといけないわけです。
例えば私ならこんな旅を計画します。
- イギリスに渡航し、北イングランド中心に回り11〜13世紀建立の城砦を見学したい。
- 多少天気が悪くても、長距離を歩いても、目的の古城を見てまわりたい。
- 昼間の行動量が多いので、夜はテイクアウト&部屋飲みを基本にしたい。
- ホテルは当たり外れの少ないチェーン系で、四つ星以上にする。
- 有給休暇が取れるのは5月中旬。
- 普段めちゃくちゃ忙しく働いているから、飛行機は直行便限定でプレミアムエコノミーを利用する。マイレージ使えたらビジネスクラスを利用する。
もうここまでガチガチに「自分好み」が決まっていると、誰かと予定や予算を合わせるのは至難の業。
このプランに「わ〜、素敵、自分のやりたいこととピッタリ一致。一緒に行こう!」と乗ってきてくれる友達はそうそういないんです。
お金と時間をけっこう使うので、海外旅行はやはり自分の好みだけを追求する時間にしたいな、と思いますね。
気遣いストレスがない
1泊2日の温泉旅行なら、女友達とワイワイ出かけるのも楽しいですよね。
それでもよほどリズムの合う友達でないと、それなりに気を遣って疲れるもの。急に不機嫌になって無口になり、どう対応したらいいのか困ってしまう…という女性もけっこういるんですよね。
こういった気分の波が激しい人と旅行すると、本当に気疲れして楽しさ半減どころか激減。
その点、一人旅は気遣いストレスがないのが大きなメリット。「きれい!」「おもしろい」「つまらない」「くだらない」「ウキウキする」「イライラする」などなど、自分の感情に正直に過ごせるわけです。
ラクです。
▼ 一人旅の問題点と、それを大きく上回る「行くべきメリット」をご紹介します。
海外一人旅の憂鬱な点をどう乗り越える?
「特に超社交的でもなく、パワフルでもない、ごく普通の日本人、でも海外一人旅はベテラン」の私。
その私が、一人旅をするたびに「この点は憂鬱だなあ、一人で来なきゃよかったかなあ」と思っていたポイントは次の3つです。
たぶん、同じ気持ちの旅行者は多いのではないかな、と思います。
● 人の目が気になる
● 一人でいるのが寂しくなる
● 一人ごはんが苦手
それぞれのポイントについての対処法を考えてみました。
人の目が気になる
自分が他人からどうみられているか、やはり気になるものです。
「一人旅している自分は、いかにも恋人も友達もいない寂しい女に見えているんじゃないかなあ」とか考えると恥ずかしいし萎縮してしまいがち。
せっかくの旅なのに、自分の姿をマイナスにとらえてしまっては楽しくありませんよね。
自分が気にするほど他人は見ていないとは言いますが、それで「誰も他人のことなんて気にしていないよ」と、よく言いますよね。そうは言っても、自分が「変な人」「ひとりぼっちの可哀想な女」と見られているかも…と気になってしまいがち。
ではどうすればいいのでしょうか?
筆者自身、一人旅では「寂しい女の一人旅」のように見られるのが気になることがたびたびありました。
でも、定期的に日常を離れ、海外の空気のなか史跡や博物館を自分のペースで訪ねたい気持ちが強く、結局いつも一人旅に…。
そんな筆者の対処法は次の3つです。
- 偏見を持っているのは自分だと認識する
- 服装とメイクに気を配る
- 目的をしっかり持って旅をする
偏見を持っているのは自分だと認識する
一人旅の自分を他人がどう見ているか、本当のところはわかりませんよね。
「寂しい女」、「変わり者」、といったイメージは自分自身が持っている偏見でもあるわけです。
まずは、そこを認識することから始めましょう。
海外に来て、一人でサクサク旅ができる自分を「すごいな」と褒めてあげてはいかがでしょうか。
家族と一緒に行動している今、一人旅をしている女性を見ると
うらやましくてやきもち妬いちゃう!
と感じる自分がいます。
颯爽としていてカッコいいな
とも思います。
こういうふうに一人旅の女性をポジティブに見ている人も実際にいるわけですよ。
安心してくださいね!
服装とメイクに気を配る
よく、「海外旅行でブランド物を身につけているとスリに狙われやすいから、綺麗な格好をしないほうがいい」なんていいますよね。
まあ一理ありますが、あまりくだけた格好だとお店やレストランで「それなりな対応」をされてしまいますので要注意。
さかんに一人旅をしていた頃は、ひとりだからこそキチンとメイクをして、それなりのクオリティの服装を…と心がけていました。
気分もアップするし、堂々と行動できるのでおすすめです。
なにより、店員やウェイターなどから軽くみられることもなく、ちゃんとリスペクトある対応が期待できるはず。
目的をしっかり持って旅をする
旅のテーマは人それぞれですが、何がしたくて一人旅なのかをはっきりさせると、「人目が気になって落ち着かない」と悩む時間がなくなります。
一人旅向きなのは、博物館や美術館、史跡めぐりなどで、これらはじっくり一人で見て回りたいという人も多いのではないでしょうか。
例えばロンドンには有名なウォーキングツアー「London Walks」というのがあるのですが、一人参加者がけっこういます。
テーマに合わせたガイドツアーで、知りたかったロンドンの裏町などを解説付きで見てまわるもの。
これなど「ここが知りたい、見たい!」というはっきりした目的を持った旅にピッタリ。
人目を気にしている暇がないですよ。
▼ 一人旅をしたいけれど、周囲の目が気になる?その心理と、リラックスして一人旅する解決アイディアをご紹介します。
一人が寂しくなる
一人旅をしてみたいけれど…、と迷う人からよく聞くのが、「一人だと寂しくなったら困るし不安」という話。
確かに、ちょっとおしゃべりしたり、感動を分かち合ったりする旅の仲間がいないってつまらないですよね。特に、大勢の観光客みんなそれぞれ恋人や友達、家族と楽しんでいる中に、ポツンと一人いるのは寂しいもの。
しかも海外旅行の場合は、国内と比べて旅行期間が長いことが多い! 週単位でずっと一人で過ごしたら、誰かとおしゃべりしたくなりますよね。
旅先で旅行者同士で仲良くなるとか、現地の人と友達になるとか、現実には意外にチャンスがないことも。
ここは考え方をシフトしましょう。
一人旅で感じる寂しさは、まさに一人だからこそ体験できること。あとで振り返ると、きっと「あの時間も素敵だったな」と思えるはず。
一人で異国を旅する時、夕暮れのちょっと心細く切ない気持ち…。誰かと一緒の旅では味わえない、自分だけの特別な時間です。
一人旅は、「一人の寂しさに浸り、自分を振り返る旅」でもあります。
一人ごはんが苦手
これは、筆者自身もとても苦手です。
何度、海外一人旅を経験しても、ずーっと苦手なままでした。でもだからこそ、いろいろ対策を考え続けてきました。
レストランなどでの居心地悪さ対策
ヨーロッパを旅すると、夕食時間に単独でレストランに入るのはかなり心理的ハードルが高いもの。
基本、レストランでの夕食は恋人、夫婦、友人と楽しむものだからです。
カップルや仲間どうしで会話しながら食事している人たちの中で、ポツンとひとりテーブルを囲む居心地の悪さといったら…!
でも、ランチタイムならぐっと入りやすくなります。特に、ビジネスランチを取る人が多いブラッスリーやビストロといった大衆食堂系のお店なら、一人で食事をするのが苦になりません。
また、カフェであれば昼でも夜でも一人で入りやすいお店が多いですよ。
ホテル内レストランを利用する
ビジネス系ホテルのレストランやカフェは、おひとり様が利用しやすいところです。出張の時など、どうしても一人で食事をしなくてはいけない場合がありますよね。
だから一人客が多いんです。
そしてこういったレストランは、長時間かけて食事を楽しむというより、サクッと済ませたい人が多い。
これは、一人旅リピーターの友達もおすすめな方法だと言っていました。
移動中に食事をする
筆者は、ヨーロッパを旅する際には鉄道パスを使うことが多かったのですが、長距離列車は風景を楽しみながら軽食をとるのにピッタリ。
乗車前に駅や近くのスーパーなどでサンドイッチやデザートを買い込み、車内でピクニック。
車内販売が回って来たら熱い紅茶やコーヒーもプラスして、一人時間を満喫していました。
ホテルで部屋飲みディナーを楽しむ
個人的には、この方法が一番好きです。誰にも気兼ねなく、湯上がりスッピンで地元のグルメを楽しめるからです。
例えばこんな感じ…。
まず、1日を博物館で過ごしたあと、デパートの食品売り場や、デリやベーカリーで、
- パテやハム
- 量り売りのチーズ
- タパス風のおつまみ
- パン
- フルーツタルト
- ワイン
などを調達。
その後、ホテルに戻ってバスタブに泡風呂を作ってゆっくり入浴。
湯上がりにはワインを開けて、テイクアウトグルメを堪能。
いかがでしょう、けっこういい感じでしょう?
▼ 旅の一人ごはん、さらに詳しくはこちらの記事もぜひどうぞ!
気になるネガティブコメントへの考え方
さらに、海外一人旅(特に女性の一人旅)に対するネガティブコメントもやはり気になってしまうかもしれませんよね。
まず、ネットで出てくる一人旅へのネガティブコメントは、「気にしない」ことが一番です。
いろいろな考えの人がいて、なんに対しても「アンチ」は存在します。
SNSなどで誰でも匿名で批判コメントを言えてしまうため、知る必要のない「嫌なこと」も目に入り耳に入って来てしまうんですよ。
ですので、一人旅することについて「おかしい人」「変な人」「友達いない寂しい人」などのコメントを見かけても、外野の雑音だと思って気にしないようにしましょう。
面と向かってネガティブコメントをする人には、「人をわざわざ嫌な気持ちにさせる悲しい人だな」と思って適当にかわしておくのが良いかと思いますよ。
▼ 女性一人の海外旅行、行きたいけれどやっぱり不安?安心して旅を楽しむためのコツをお伝えします!
まとめ
ソロ活、ソロキャンプなどなど、「おひとりさま」のステータスがぐんとあがってきました。
海外に一人で行ってみたいと思っていたけれど、勇気が出なかった人が今がチャンスかもしれません。
「海外一人旅なんて、おかしいのでは?」そんな外野のコメントは軽く受け流しましょう。
海外旅行にはまとまった時間(休暇)と、それなりの予算が必要。
一緒に行ける人が現れるまで待っているより、行ける余裕があるなら一人でもぜひ行ってみましょう。
得るものがきっとたくさんあるはずですよ!