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【国際結婚で後悔?】「海外生活、こんなはずじゃなかったのに…」になる理由6選

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画像ファイル外国人の彼と結婚したい!

でも「国際結婚は大変だよ、後悔するよ」という意見も…。

実際に国際結婚をした人は、どんなことを後悔しがちなの?

 

こんにちは、まのん@ManonYoshino)です。

国際結婚をして海外移住、あっという間に15年以上の月日がたってしまいました。現地語であるフランス語力ほぼゼロという状態で結婚生活をスタートしたのですが、さんざん戸惑い続けた日々でしたね(笑)。

 

結婚前も今も、わりと国際結婚カップルが多い環境の中にいるのですが、いろいろな夫婦の形があるようです。

 

SNS上では、国際結婚の難しさや苦労に関する投稿をよく見かけます。「後悔している」という声も少なからずあります。

国際結婚で感じがちな「後悔」とは、どんな点なのでしょうか。

 

この記事では、

 国際結婚を後悔してしまう理由6つ

 円満な結婚生活を続けていくヒント6つ

ご紹介していきます。

 

「これから国際結婚をする」というかたや、今まさに「自分の国際結婚に疑問を持ち始めた」というかた。疑問へのヒントになればさいわいです。

 

国際結婚に後悔している人が多いって本当?

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「国際結婚したけれど後悔している」…。これ、よくSNSで発信されているメッセージ。

本当にそうなのかな?と思ってネット検索してみると、確かに国際結婚で大変な思いをしている、苦労している、という記事がけっこうあるんですよね。

「大変な目に遭っている」からこそSNSで発信したり、記事に書いていたりするのだと思うのですが…。

実際に身の回りではどうなのかというと、ネットで話題になるような問題を抱えているカップルは、ほぼいません。喧嘩や口論の話はよく耳にしますが、「仲良し夫婦の痴話喧嘩」程度のようです。

もちろん、中にはさんざん揉めた挙句離婚したというカップルもいます。仲の良かった友達も、揉めに揉めて長年別居を続けたあと離婚しました。

夫婦仲良さそうに暮らしていても、実は「国際結婚は苦労が多い」とか「国際結婚を積極的には勧めないかも…」という人が多いかもしれません。「夫のとの結婚は全く後悔していないけれど、生活の中では後悔していることがある」という意見も。

国際結婚、「ちょっと後悔している」と思いがちな理由について考えてみました。

 

国際結婚を後悔してしまう理由とは?

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国際結婚を「後悔する」理由には次の6つが考えられます。

国際結婚を後悔してしまう6つの理由

  1. 結婚後の生活の予測が難しい
  2. 外国人生活はストレスが多い
  3. 言葉の壁は意外と厚い
  4. 文化の違いの影響は大きい
  5. 仕事に悩む人も多い
  6. 自分の慣れ親しんだ母国が遠い

一つずつ見ていきましょう。

 

結婚後の生活の予測が難しい

なかなか思い通りにいかないのが人生。自分一人ならまだしも、結婚生活は相手の都合や考えも絡み合っていくので自分の計画通りにはなりません。

結婚には「タイミング」というものがありますよね。男女ともに結婚した時期について、「そろそろ結婚をというタイミングだった」などと言うことが多いのではないでしょうか。

生まれた環境が違うだけでなく、言葉も宗教や文化も違う二人が家庭を築くのですから、暮らしていく上でさまざまな問題点が出てくるのは仕方のないこと。

妻も夫もお互いの言語がバッチリで、どちらの国に住んでも仕事に就けるだけの経験・資格などを持っていればそれは理想的。または、結婚するまでにその状態まで準備できていればいいわけですが、現実にはそう簡単ではありません。

そして、結婚するタイミングでは見えていなかった問題点が、のちのち表面化してくることも多いものです。国際結婚なら、なおさらかもしれません。

 

「こんなはずじゃなかった」

「実際に暮らしてみてわかったけれど、自分は海外生活向きではない」

そう思っている人は少なくないでしょう。

 

外国人生活はストレスが多い

結婚して海外生活になった場合、「外国人」として暮らすのって、意外とストレスを抱えがち。

査証などの事務的な部分も面倒が多くて、常に「自分は外国人」という意識を持って暮らしていくことになります。

日本人がヨーロッパや北米などの白人社会で生きていく時、やはり「異国の地で頑張り続けていかなくてはいけない緊張感」みたいなものがあると思うんですね。

アウェーですから。

また、時には、アジア人差別を感じることも…(しょっちゅう嫌な思いをしているという人もいる一方、ほとんど感じないという人もいます)。

自分が配偶者の国に住む場合だけでなく、逆に配偶者が日本に住む場合もけっこう大変。さまざまなシーンで配偶者のサポートに回る必要があるし、配偶者の海外ストレスの受け皿にもなるわけですから、忍耐力も必要かと思います。

 

言葉の壁は意外と厚い

自分の国でなら「ごく普通の一般の大人」な自分も、配偶者の国では「言葉のハンデを背負った半人前」になりえます。

留学していたなど、もともと配偶者の国の言葉に馴染みがある場合はラッキー。でも、そうでない場合は、結婚や移住と同時に学び始めるので少なくとも最初は辛いでしょう。

電話をかけたり、役所と掛け合ったり、理不尽なサービスに対して苦情を言ったりという「普通の大人が普通にできること」に不自由を感じるのって地味にストレスです。

長く一緒にいても、微妙な言葉のニュアンスの誤解による口論もよくあるようですよ。

そんなとき、「なぜ自分は言語の違う国の人と結婚しちゃったんだろう?」なんて後悔することも…。

言葉の壁は、大人世代には意外と厚いなと身を持って感じていますね。

 

文化の違いの影響は大きい

「国際結婚で感じる文化の違い」なんて簡単に言いますが、文化の違いの影響は人の生活そのものに関わってくる大きな問題です。

 

食文化の違い

食べるものの嗜好の違い、食事に対する考え方の違いなど、夫婦として生活を共にしていくとより鮮明に表面化してくるかもしれません。

恋人時代は、興味深く相手の食文化に感動していた人も、ずっと続く日常の生活の中では違いに疲れてくる自分を感じるでしょう。

例えば、体調不良の時に食べたいものなどは違いが明確に出てくるもののひとつ。

日本人の多くは、病気の時の食事というと「おかゆ」「煮込みうどん」などを思い浮かべるのではないでしょうか。

そんな時に、例えばフランス人なら「バターで和えたパスタ」と「ハム」を思い、イギリス人ならバタートーストとミルクティーが浮かぶはず。

食に対する価値観の違い、長い夫婦生活のなかでは最も折り合いのつけ難い部分かもしれません。

 

宗教への考え方

一般に日本人は、宗教に対する関心度が低めですよね。

もちろん熱心なキリスト教徒の人たちもいるでしょうし、イスラム教徒やその他の宗教に熱心な人もいるでしょう。

でも、日本はある特定の宗教を国全体でバックアップしている、というわけではありません。

生まれた時は神社にお参りし、結婚はキリスト教会で挙げ、亡くなったら仏式にお弔い…と実にフレキシブルな日本人。

いっぽうで世界には宗教をとても尊ぶ国も多く、そういった国では、宗教イコール生活なんですよね。

なんらかの宗教に熱心な国の人との結婚は、「なんでもオッケー」な日本人にとって異郷の生活。馴染めないことも少なくないのではと思います。

 

教育への考え方

子供の教育への考え方は、同じ日本人同士でもそれぞれの家庭で違いますよね。それでも、長期の休みには宿題が出たり、学校以外にも塾に通ったり、通信教育を受けていたりするのが当たり前、というのはだいたい日本どこにいっても同じような感じでしょう。

これ、海外では「ありえない」と思われてしまうことも。

長期休暇が頻繁にあって、宿題なんか出なくて、学校も休暇中は完全にお休みしてしまうというのが、欧米の標準です。

「子供は大いに遊んで大きくなるもの。勉強は体に悪い」という考えの人いますから、だいたいが真面目で教育熱心な日本人とは意見が合いませんよね。

 

家族のつながり

ラテン系の民族は親や兄弟や親戚など、血縁関係のつながりをとても大切にする人が多いのですが、このあたりの文化も日本とは温度差があるかもしれません。

「毎週末、義実家に集まってランチがあって苦痛」

「夏休みやクリスマス休暇は週単位で義実家に泊まり込む。ストレスマックス!」

という話はよく聞きます。

親族間ヒエラルキーみたいなものがあって、例えば目上には逆らえないとか、男性優先社会なども、今の日本にとっては全盛期の遺物。馴染めずに「こんな環境に住まなくてはいけないことを後悔」する人も…。

 

仕事に悩む人も多い

結婚相手の国に住む場合、仕事に悩む人が少なくありません。

もともとその国で仕事をしていて、土地の人と出会って結婚した、という場合は問題も少ないでしょう。

でも、自分も含め周りをぐるっと見回すと、「たまたま縁のあった相手が外国の人で、結婚のために海外移住した」という人がけっこういるんですよね。

この場合は、結婚以前に積み上げてきた職務経験があっても、その経験を活かした仕事に就けるとは限りません。

言葉の問題もあるでしょうし、住む国によって必要な資格も知識も経験も違うからです。

国際結婚の移住といっても、受け入れる国にとっては「単なる一人の移民」なので、現地の人々との競争に勝って理想通りの職に就くのはかなり難しいのが現実。

自分の場合は、夫の結婚は1ミリも後悔していないけれど、せっかく積み上げてきたキャリアを放棄した形になったことは今も残念に思っています。

 

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日本が自分の慣れ親しんだ母国が遠い

国際結婚で海外移住した人の場合、やはり日本が遠い点はつらいところ。自分自身も若く、親も元気なときでも「心許せる友達がすぐ近くにいない」など、日本を遠く感じるもの。

でもおそらく国際結婚移住をいちばん後悔するのは、親が病気や高齢になったときではないでしょうか?

とにかく心配。ちょっと具合が悪そうだと、「大丈夫かな?」「倒れているんじゃないかな?」などいろいろ不安になりますよね。すぐには様子を見に行くことも、助けに行くこともできないジレンマ。

また、大きな問題としては親が要介護になったときでしょう。

近くに兄弟姉妹がいて、それぞれで分担して親のサポートをできればいいですが、遠隔地の自分が手配するしかなくて苦労している人たちをたくさんみてきました。

そしていざという時、間に合わない場合が多いのです。

急いで航空券を手配して、飛行機に飛び乗って…。

私も、同じようなシチュエーションの経験が2度ありますが、いまだにずっと後悔が残っています。

 

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円満な結婚生活を続けていくヒント

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国際結婚・海外移住にはいろいろな難しさがあり、「なぜこの生活を選んだの?」と後悔してしまう場面もあるかもしれません。

それでも「この人こそ運命の人!」と閃いて結婚したパートナーとは、ずっとずっと長く円満に暮らしていきたいですよね。

円満に国際カップルとして生活を続けていくためのヒントを6つお届けします。

 

国際結婚円満のヒント
  1. 「分かり合えなくて当たり前」と考える
  2. よいコミュニケーションを心がける
  3. 現地語に強くなる努力を惜しまない
  4. 今いる場所での自分の立ち位置を作る
  5. 相手の立場に立って考えてみる
  6. いざという時の自分だけの蓄えを確保しておく

 

少しご説明しますね。

 

「分かり合えなくて当たり前」と考える

日本人同士でも分かり合えないことって多いですよね?

親子でも兄弟姉妹でも、理解し合えないがために喧嘩をしたりします。男性と女性の間でも物事の見方が違っていたりして、理解に苦しむことだってしょっちゅう。

ですから、異文化の中で生まれ育って、母語も違う相手となんでも簡単に分かり合えるはずがないのは当然のことでしょう。「いちいち言葉にせずとも夫婦なら通ずるものがある」なんて期待するほうが間違いですよね。

縁あって結ばれたパートナーですが、そう簡単には「分かり合えない」ものだと割り切ることが大切です。

 

よいコミュニケーションを心がける

外国人夫に「察してよ!」は、たぶん、通じないと思います(たとえ同じ日本人でも「察してくれない」男性がほとんどでは?)。

末長く円満に暮らしたいなら、日頃からしっかりコミュニケーションをとる必要があります。自分の言い分を伝えることも大切ですが、相手にしっかり理解してもらおうとする努力も必要です。

パートナーの話を丁寧に聞くようにすると、コミュニケーションが円滑にいくでしょう。

 

現地語(共通語)に強くなる努力を惜しまない

結婚して海外に住むなら、やはり現地語に強くなることは必須。

ときどき「彼は日本語得意だから、うちは日本語オンリーでいいの」というかたがいます。うらやましい限りですが、現地語はやはり習得すべきだと思います。

子供ができると、成長に伴って学校や習い事、子供の友達の保護者たちと関わることが多くなります。その際、現地語ができないと困る事態に…。

また自分自身のリスクヘッジのためにも、現地語力は強い味方になります(海外でいざという時に頼りになるのは、お金と語学力と人脈!)。

 

今いる場所での自分の立ち位置を作る

国際結婚で相手の母国に住む場合、できるだけ「自分の立ち位置」を確保するといいですよ。

それまでのキャリアや交友関係を日本に置いて、ゼロから新天地という場合はけっこう大変。

でも、精神的に健康な結婚生活の維持のためには、家庭以外にも「自分の居場所」を見つけるべきです。

仕事をするのもいいし、趣味のアクティビティを見つけるのもいいし、なにかしら家庭以外の社会とのつながりを持っていると心の健康にもいいと思いますよ。

 

相手の立場に立って考えてみる

結婚して月日が経つと、つい初心を忘れがち。恋愛中は、「彼はどう思っているかな?」「彼ならどうするかな?」と相手の気持ちや立場を考えていたはずなのに…。

相手の立場に立って考えてみることは、夫婦となってからはさらに重要なことのように思います。

残念なことに離婚に至ったカップル何組かを知っていますが、よく「救いようのない」喧嘩をしていたんですよね。とにかく相手を責めていたな、と。

思いやりを忘れないカップルでいたいですよね。

 

いざという時の自分だけの蓄えを確保しておく

海外生活、いざという時に自分を助けてくれるお金、これは自分だけの名義のものを確保しておいたほうがいいですよ。

もちろん、結婚後も「自分の収入」を得る手段を持っていたほうが確実です。

夫婦といえどももとは他人。ましてや文化や言葉の違いで修復不可能な関係に陥ってしまうことも決して他人事ではないんです。そんなときは先立つものがたよりになります。

また、自分の両親に何かあって金銭的にサポートしたいとか、急な不幸で帰国などという場合、自由に動けるお金があると安心ですよね。

自分の心の平安のためにも、自分だけの蓄えをキープしましょう。

 

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まとめ

国際結婚で夫婦関係はうまくいっているよ、という人たちでもみんな一つや二つ後悔の念を抱きながら暮らしているようです。

結婚は縁とタイミング。国際結婚だって同じです。

全てを完璧に準備した上で、白馬の王子様を待つことは現実には不可能。だから準備不完全でも新しい環境・新しい生活に飛び込むしかない場合もありますよね。

「この人が運命の人!」と信じて飛び込んだ異文化での暮らし。長い間には「こうしておけばよかった」「これをしなければよかった」といった後悔の気持ちが湧いてくることもあるでしょう。

でも、誰とどんな環境で結婚したとしても「多少の後悔はつきもの!」、と思ってできるだけポジティブに「今目の前にある暮らし」を大切にしていきたいものですよね。

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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