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海外在住?日本の親の介護を不安に思うなら備えたい10のポイント!

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国際結婚をして海外に住んでいます。

だんだん高齢になっていく日本の両親のことが、とても不安。

 

国際結婚や仕事などで日本を遠く離れて海外に暮らすかたへ。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

日本に親が元気でいてくれて、帰省を楽しみに待っていてくれるって幸せなことです。

でも、帰省の度に、親が急に年を取ったような気がして心配になったりしませんか。

いつか介護が必要になる日がきたらどうしようと思っていませんか?

 

この記事では、

海外に住んでいて、日本の親とは同居ができない。

でも、高齢になった親のことがとても心配。

というお悩みに、海外在住者が考えておくこと・知っておくとよいことをご紹介します。

 

日本に住む親の介護をしたり、見送った経験のある海外在住の日本人女性たちの体験談を元にお届けします。

 

海外在住の日本人が悩む親の介護

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国際結婚を決めた当時には「遠い未来の話」だった親の老後。

でもあっという間に親も取っていくんですよね。

 

海外に住んでいると、親に何かあってもすぐに行くことができないもの。

弱ってきた親の、ちょっとした日常のサポートも遠くからだと難しいんですよね。

 

海外から日本の親の老後とどう関わる?

 

親が元気なうちは、わりと日本国内に住んでいる人と同じ感じです。

  • 定期的に電話やスカイプで連絡をする。
  • 定期的に日本に帰省する。

 

問題は、親が急病で倒れたとか、入院が必要になったなどという時。

けっこう、皆さん苦労されているようです。

 

  • 兄弟姉妹に頼れる場合は、協力してケアをする。
  • まとまった期間の帰省できれば、その間は自分が積極的に動く。
  • 頼れる兄弟姉妹がいない場合は、なんとか調整して自分が即帰省する。

 

わりと私の周辺では、ご自分が帰省してお世話している人が多いようです(学齢期のお子さんがいる場合はかなり大変)。

この場合、ご主人の理解と協力、金銭的・時間的な余裕が必要ですよね。

 

どんなことが不安?

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親とは遠く離れた国にいる日本人は、親の老後についてどんな不安を持っているのでしょうか。

簡単に会えないので、病気の進行に気づけない

急に倒れても、すぐにはかけつけられない

入院が必要になった時、ずっとそばにいられない

在宅介護をしてあげることは難しい

親に会いにいく(手伝いに行く)時間や費用をどうすればいいのか

 

おそらく、みんながモヤモヤとした不安な気持ちを持っているんだと思います。

でも、毎日の暮らしが忙しくて、目の前のことで精一杯。

 

そして、親の介護が必要になる日は、「ある日突然」やって来てしまうんですよね。

 

海外在住なら親の老後に備える10のこと

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日本の親のことは気になるけれど、そればかり考えているわけにもいかないですよね。

でも、不安。

とても、心配。

 

万一の事態に備えて、無理のない範囲で備えておいてはいかがでしょうか。

備えることには、「遠距離からでもできること」4つと「一時帰国の時にしておくこと」6つがあります。

この10の備えで、漠然とした不安な気持ちが少しラクになります。

いざというときに、落ち着いて行動できると思います。

遠距離からできる備え

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遠距離にいてもできる備えは、次の4つです。

① 定期的に連絡を取る

② 日本の福祉の仕組みを調べる

③ お金を蓄えておく

④ 夫婦間での理解を深めておく

 

それぞれみていきましょう。

定期的に連絡を取る

 

多くの人が、定期的に日本の実家とは連絡を取り合っているようです。

ビデオ通話で孫と話すのを、何よりの楽しみにしているおじいちゃん・おばあちゃんも多いです。

うちでは毎週、決まった曜日にスカイプしてました。

ちょっとした変化に気づくことができるし、元気な様子なら安心できますよね。

 

日本の福祉の仕組みを調べておく

 

介護や高齢者医療について、ネットニュースなどでは、暗い話題が多いです。

ネット上の記事を読んでいると「お先真っ暗」な気分にさえなりがち。

 

不安をやわらげるには、正確な情報を知ることだと言います。

この際、日本の福祉の仕組みを調べておくといいですよ。

ご実家のある自治体でも、ホームページなどで高齢者福祉についてたくさんの情報を提供していると思います。

事前に大枠を知っておくだけでも、気持ちがラクになるはず!

 

いざという時のお金を蓄えておく

 

やはり、ない袖はふれない。

いざ親が病気、急に一時帰国しなくてはいけないとき、必要なのはお金ですよね。

航空券だけでなく、親の病気や介護での帰国は、日本滞在中も何かと出費がかさみます。

(入院時にも、いろいろ必要な買い物があったりするんですよ。また、移動のレンタカーやタクシー代なども積もり積もれば結構な金額に…。)

 

急な事態に備えて、すぐに使えるお金を蓄えておくことをおすすめします。

 

夫婦間での理解を深めておく

 

日本人同士のカップル以上に、親の介護については話し合いが必要かと思います。

 

「親の介護のために、夫と別居…。」

日本なら、昔からこういう話を聞きます。

親の介護のために、仕事を辞めてUターンするひともいますよね。

 

欧米の男性、これを理解して快諾してくれる人はそんなに多くないんじゃないかな。

介護別居をしないまでも、親が急病の時は日本に帰省したいということを、あらかじめ伝えておくべき。

夫やパートナーの理解が得られないと、二人の関係までギクシャクしてしまうので。

 

一時帰国時にする備え

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日本への一時帰国。

楽しいですよね〜。

でも、親が高齢になって来たら一時帰国を利用して、少しずつ「いざという時の備え」をしましょう。

一時帰国時にする備えは、次の6つです。

 

① 親の医療事情を知る

② 地元ネットワークを強める

③ 兄弟姉妹、近くの親戚と連携できる体制をつくる

④ 地元の民生委員と顔つなぎする

⑤ ネット通販、宅配サービスの手配

⑥ 高齢者向けサービスをチェックする

 

こちらも、それぞれみていきましょう。

親の医療事情を知る

 

国際結婚などで海外に住む娘家族が帰省してくるとき。

親としては、普段会えない娘たちに心配をかけたくないと、一生懸命元気なところを見せてくれます。

普段の健康不安は、あえて言ってくれないことも。

 

「老化の本当の姿」や「慢性疾患を抱えた普段の生活」は、スカイプ越しでは把握できないんですよね。

だから、一時帰国した時こそが親の健康状態をしっかり把握するチャンスなんです。

 

かかりつけ医がいる場合、定期検診などには同行することをお勧めします。

医師と一度会っておくと安心ですよね。

 

地元ネットワークを強める

 

大学進学を機に親元を離れたという人も多いでしょう。

親が高齢になって来たら、帰省時には地元ネットワークを強める努力を!

 

海外在住者の一時帰国って、まとまった期間を実家で過ごすことが多いですよね。

実家のご近所さん、行きつけのお店などにも顔を出して挨拶。

地元の同級生とも、旧交を温めてみる。

自分が楽しめるだけでなく、地元情報にも詳しくなれます。

とても重要です!

 

兄弟姉妹、近くの親戚と連携できる体制をつくる

 

海外に暮らしていても、兄弟や親戚ともメールやSNSを通じて簡単に連絡を取り合えるもの。

でも、会って話すのって、ぜんぜん濃度が違うんですよね。

「何かあった時は、迷惑をかけるかもしれない」と、実家近くの親戚に伝えて多くといいかと。

 

「近くに住んでいるんだから遠慮しないでいいよーー!」

なんて温かい言葉が返ってくるかも。

 

地方に親世代だけで暮らしていると、急な事故や入院などの事態の時には、やはり近隣の親類に連絡が行くことって多いんですよね(近所の人は、誰と誰が親戚とか知っているので)。

そのつもりがなくても、迷惑をかけてしまうこともあります。

なので、帰省の時には、実家近くの親類と積極的に交流しておくとよいかと思います。

 

地元の民生委員と顔つなぎする

 

実家のエリアの民生委員、どなたかご存知ですか?

高齢の親が心配、というとき、担当の民生委員さんに挨拶をしておくといいと思います。

なにかと気をつけてくれるはず。

 

うちの実家のエリアの民生委員さんのお話:

「夜、門を閉める9時ごろ、近所の高齢者世帯の電気がついているか、ぐるっと見ているよ。

何かあると心配だもんね。」

ご近所ネットワーク、本当にありがたいです。

親世代が地道に築き上げてきた信頼のたまものなんですよね。

 

ネット通販、宅配サービスの手配

 

ちょっと体調を崩したりすると、とたんに高齢の人は「買い物弱者」になってしまうんですよね。

地方では、暮らしの中では車の運転が必須。

でも、高齢になると運転も危なくなったり、出歩けなくなります。

 

そういうとき、たくましく楽しく生きていくツールの一つがネット通販や、生協の宅配サービス。

ただ、身体も気持ちも弱った高齢者が新しく何かを始めるのは大変。

本当に、簡単なことでも「できない、もう、むりだ」になっちゃう。

だから、元気なうちに、一緒に始めてあげるといいと思います。

 

高齢者向けサービスをチェックする

 

インターネット上で調べられる情報には、やはり限りがあるんですよね。

日本にいる時でないと、一歩踏み込んだ情報収集が難しいこともあります。

 

自治体の福祉サービス

例えば、地元自治体の福祉サービス。

窓口に行って直接聞いたほうが、話も通じやすく細かい情報も得られます。

いざ、介護保険の申請を、というときに頼る先が地域包括支援センター。親の状態に不安があるなら、どんなサポートが受けられるのか、窓口に行って聞いてみるのもいいのでは?

 

見守りサービス

また、「見守りサービス」の導入を考えてみるのもひとつのアイディアです。

高齢者だけの世帯が増えていることから、いろいろな企業が「見守りサービス」に参入し始めているようですよ。

家電製品の使用状況から、高齢者世帯をウォッチするシステムもありますし、セキュリティ会社の見守りシステムもあります。

セキュリティ会社の見守りシステムは、実家を万一の犯罪から守るだけでなく、高齢の親の万一の駆け付けサポートまでありますね。

帰国の際に、親と一緒に業者の説明を受けてみるのもいいのではないでしょうか。

 

海外在住だと、親の介護はここが難しい

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親が高齢になった時、海外に住んでいるといろいろ難しいことが多いです。

日本国内にいても、たとえ近くにいても、年を重ねていく親をどうサポートするかは難しい問題ですよね。

海外在住者にとって、特に難しい点をあげてみます。

① 実家での本当の様子がつかみにくい

② すぐに行けない

③ 時差がじゃまをする

④ 兄弟姉妹との連携が難しいこともある

⑤ パートナー(夫)の理解を得られない

⑥ 自分(と自分の家族)の生活もある

 

それぞれのご家庭の事情にもよると思います。

こちらに挙げたのは、管理人自身や友人が実際に経験して痛感したポイントです。

一つずつみていきます。

実家での本当の様子がつかみにくい

頻繁にメールやSNSで連絡を取っていても、実家での本当の様子ってつかみにくいです。

ある年齢以上の高齢者には、スマホを使いこなす人も少ないのが現状では?

しょっちゅうLINEなどでチャットをする「元気なじいじとばあば」ばかりじゃないんです。

 

そして、電話やビデオ通話のときには、「最も元気で、最も明るい様子」を見せていることも多いかも。

実際に帰省して、ある一定期間を一緒に過ごして見て、はじめて親の本当の様子がみえてくることもあるんですよね。

 

すぐに行けない

日本国内に住んでいても、何かあった時にすぐに行くのは難しいです。

海外だと、航空券の手配から日本の到着まで2日とか3日とか必要なことも多い。

急には休めない仕事をしている場合や、小さい子供がいる場合も、すぐに駆けつけるのが難しいですよね。

 

時差がじゃまをする

普段の連絡の時も、時差を考えないといけない。

日本とカリフォルニアだと、17時間の時差。

日本とロンドンだと、9時間の時差。

 

実家に連絡するちょうどいい時間と、こちらの連絡できる時間がかみ合わないこともあるんです。

気になることがあっても、「日本の程よい時間」まで待つことも。

 

兄弟姉妹との連携が難しいこともある

一緒に育った兄弟姉妹も、結婚して家庭を持ったりすると「別の家の人」。

ぞれぞれの配偶者の意見もあるし、家族構成や経済状態も違う。

みんなが同等に親と接せるわけじゃないんですよね。

 

誰か一人が頑張ることになってしまうケースも多いんです。

よくある話が、海外在住者が長期で介護帰国して孤軍奮闘、というケース。

 

パートナー(夫)の理解を得られない

上記の、「海外在住者が長期で介護帰国してがんばる」ケースだと、外国人夫の広い心と経済力が欠かせないかもしれません。

 

結婚して自分と家庭を持ったはずの妻が、実家のために何ヶ月も家を空ける…。

このことを、外国人夫がどう思うか?

仕方ないとは理解しても、受け入れられないパートナーは、意外と多いと思いますよ。

介護帰国をきっかけに、結婚生活が破綻するという例も少なからずあるようです。

 

自分(と自分の家族)の生活もある

フルタイムで仕事をしている人は、そう簡単に長期で介護帰国はできないですよね。

また、学齢期の子どもがいる場合も、長期での帰国は難しいものです。

子どもを夫に預けて介護帰国しているあいだに、「日本語を話さない子」になってしまったというケースも聞きます。

 

現実にうまくいかなかったこと

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私も、親の急病や入院などを経験しました。

その中で、うまくいかなかったと後悔することがたくさんあります。

急な変化に対応するのが難しい

自分が首都から遠く離れた田舎に住んでいて、親も田舎暮らし。

ドアツードアの移動時間が本当に長いんですよね。

急な変化に対応するのが難しい!

特に、緊急で帰国する時。気が張っているからか、帰国後の数日はほとんど眠れず、体力勝負でした。

 

親のほうも、急な変化には対応できないんですよね。

急に夫婦の片方が要支援・要介護などと言われても、どう消化したらいいのかわからない…、という感じ。

 

気持ちに寄り添うのが難しい

これは、海外在住だからというわけではないですが…。

離れて暮らしている親の気持ちって、なかなか理解できないんですよね。

 

後になって、「あのときこう言っていればよかった」とか「あんなこと言わなきゃよかった」とか後悔の嵐です。

自分が年を重ねると、高齢になっていく焦りと孤独が少しずつわかるようになってきました。

 

子ども同伴の帰国には限界がある

孫と会うのが何よりも楽しみという日本の親たち。

でも、高齢になって弱ってきた時の帰国では、子ども同伴だとけっこう難しいんですね。

 

病院の付き添いや、入院中の諸手続き・医師との面談、介護サービス関係の面談など、子供を連れていけない場面が多い。

また、家で親が急変した時など、子どもを預ける先がなくて困ったこともあります。

 

夜間に急に親の具合が悪くなった時、救急車を呼ぶにも、子供をどうしたらいいのか一瞬パニックに。

 

現実には、日本の親の病気などの一時帰国の場合は、夫に預けたり、義両親に預けたりする方が多いようですね。

 

まとめ

国際結婚などで海外に暮らす日本人の多くが抱える不安の一つが、日本の親の老後のこと。

いつまでも元気でいてくれたらいいけれど、誰でも確実に歳はとっていくんですよね。

この記事では、海外に住みながら日本の親の老後にどのように向き合って行ったらいいのか、経験談をもとに不安を和らげるためのアイディアをご紹介しました。

 

海外在住者が親の老後に備えてしておきたいこと
遠距離からできること① 定期的に連絡を取る
② 日本の福祉の仕組みを調べる
③ お金を蓄えておく
④ 夫婦間での理解を深めておく
一時帰国時にすること① 親の医療事情を知る
② 地元ネットワークを強める
③ 兄弟姉妹、近くの親戚と連携できる体制をつくる
④ 地元の民生委員に挨拶をしておく
⑤ ネット通販、宅配サービスの手配
⑥ 高齢者向けサービスをチェックする

 

「いざというとき」は、本当に急にくるもの。

親の老後や健康不安に、少しでも準備をしておかれてはいかがでしょうか。

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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