いまさらだけど、外国語をマスターしたい!
でも、年齢的に今から勉強して身につくのかなあ。。。
なんて、考えているアラフォーのかた、次のように思っていませんか?
いっそ外国に行っちゃえば、 ちゃっちゃと早くマスターできるんじゃないの?
実は、アラフォー留学で会社を辞めて海外へっていう女性、多いです。また、アラフォーで国際結婚して、急に外国語を学ばなくちゃいけなくなっちゃったー!という人もいます。
こんにちは、アラフォーで「いきなり英語以外の外国語を現地で勉強する」羽目になった、まのん(@ManonYoshino)です。
私の場合はフランス語でしたが、はっきり言って、ものすごく大変でした。いまだに、全然、マスターできていません。毎日が修行です。
「外国語は、その言葉を話す国で習うのが一番!」とか「英語は英語で学ぶべし」とか言いますよね。
でも、アラフォー世代が新しく外国語を勉強するなら、まずは日本で基礎固めがオススメです。
その理由を体験をもとにご説明します!
目次
アラフォーで外国語、ここが難しい!
アラフォーから新しく外国語の習得?
アラフォーといえば、不惑の四十。四十の手習い。大人です。
新しいことに挑戦するのに、年は関係ないと言いますが、語学に関しては「あると思う」のです。
アラフォーに新しい外国語の習得は無理だ、と言っているのではありません。
もちろん可能なんです。
でも、ちょっとした工夫をすることで、「より早く確実に」外国語が習得できるのではないかと思います。
それは、基礎的な文法を、まずは自分がよくわかる言語(たとえば日本語!)で、きちんと勉強するということ。
アラフォーからの外国語学習の難点
40歳過ぎてから、新たな外国語の習得に苦しんだ経験からのお話です。
個人差があると思いますが、自分は「語学がスーッと頭に入っていかなくなった!」と感じました。
社会経験・人生経験があるので、語学も「理屈」が頭に入っていないと、なかなか理解できないんです。(※もちろん、いくつになっても柔軟に新しいことをすぐに学べる人もたくさんいます!)
外国語を、外国語でゼロから学ぶには、エネルギーが要る!
「この文章、なんでこうなるの?」
「この言い回しは一体どんな意味なの?」
「なぜ、この言葉がここに入るの?」
語学学習の過程ではたくさんのクエスチョンマークが頭に浮かぶと思います。
これを、いきなり海外で外国人の先生から、外国語で説明をされた場合、まず理解するのに時間とエネルギーを要します。
自分を振り返ると、20代前半のイギリス生活やカナダ生活では、面白いように英語が頭に入っていった(と思う。。)んですよね。
それにひきかえ、40代の自分の「頭の固さ」と「頭脳の持久力のなさ」、さらには「脳と舌の瞬発力のなさ」には呆れました(笑)。
アラフォーで外国語、いきなり海外で習い始めたらここが大変だった!
先生の説明を理解するのが大変
外国語の初心者が、いきなり現地でその言葉のみで習得するって、すごく大変です。
たとえばフランス語。フランスにいきなり行っちゃって勉強する場合。あたり前ですが、いきなり授業1時間目から、全部、フランス語です。
「そこに座ってください」
「お名前は?」
「じゃあ、紙に名前を書いてね」
「この書類に必要事項を書いて、来週の月曜日に提出してね」
まあ、ジェスチャーを使ってもらったりすれば、簡単な言葉はすぐに理解できます。
でも、すぐに「複合過去」の勉強に入るはず。各種の「代名詞」なんかも、入門から学習すると思います。
文法の説明…。外国語でされると、理解するのに時間がかかるんですよ、アラフォーは(自分はそうでした)。
外国語は外国語のままで理解しろっ!と言われても、なかなか「母国語を介さず理解」できないんですね。
日本人歴が長いので、どうしても頭の中では日本語で考えちゃう。
でもって、納得できないと、先に進めない。
なにしろ、長いこと会社で働いて「きちんと理論的に説明するべし!」「裏付けをとって証明すべし!」という習慣がついちゃってますから。
18歳の学生の柔軟さがないんです。。。。
瞬発力(脳と舌の!)が弱くて大変
耳から聞いたことを、すぐに素直に口から発することが、できない!
20代初めに英語を、20代終わりにフィランド語を、それぞれ学んだ筆者なのですが、あの頃には、「耳と舌が直結していた」んです。
それなのに、40代でフランス語を始めたら、耳と舌の間になにやら迷路ができたみたいで、聞いてもすぐに発音できない!!んです。
年ですかね?
聴力は30代から衰え始めるっていいますものね。
頑張ろうと思っても、耳も脳も口(舌)も、瞬発力がなく、持久力もなく、へとへとになりました。
完全初心者のクラスメートと話が通じなくて大変
自分が40代でフランス語を始めたとき、フランスの大学の語学コースに入りました。
クラス30名。
自分と、もう一人同世代のロシア人のおじさん以外、全員、中国人の若者ばかり。フランスの大学への進学や、大学院進学を目指している子たちです。
みんな完全初心者、かつ、中国訛り全開です。
話が通じない!!! 授業中のグループワークの大変さと言ったらなかったですね。フランス語を中国語で話してる?って感じです。
語学コース、周囲が若者ばかりで大変
20代はじめのイギリス生活では、クラスメートたちは自分と同年代が中心でした。
多少、話が通じなくても、学校のパーティーで盛り上がったり、パブやナイトクラブで騒いだり。恋をしたり失恋したり、笑ったり泣いたり。
でも、40代で通ったフランスの学校は、周囲が「娘や息子の年」。
友達ができないんですね。。。さびしかったなー。
文法書を原書で読むのが超むずかしくて時間がかかる!
フランス語初心者が、フランス語でフランス語を勉強していると(舌をかみそうですね。笑)、先生の話もわからないけれど、教科書や参考書も理解するのに時間を要します。
だって、文法の説明を読もうとしたら、まずそのフランス語の説明を理解しなくてはいけないんですもの。
時間かかりますよーー。
日本語の「フランス語文法」サイトや、日本語で日本人向けに書かれた文法書を読むと一発でわかるのにね。
アラフォーで外国語、「基礎は日本で」が早道!
日本で外国語学習を始めるメリット
授業を最初からきちんと理解できる
まず、日本の語学学校で学習を開始すると、「日本人向けに作られた」教材とカリキュラムなので、文法の基礎などがわかりやすいというメリットがあります。
また、先生が日本人であれば、基本の部分の説明を日本語で受けられるので、理解しやすいと思います。
外国人の先生であったとしても、日本人を教えることに慣れているので、わかるように説明してもらえます。
日本が好きで、日本に住んでいる人や、パートナーが日本人だという外国人の先生などは、日本語での説明も上手な方もいらっしゃいますよね。
参考書なども入手しやすい
日本語で懇切丁寧に説明された文法書などは、日本でのほうが入手しやすいですよね。
語学関係の参考書がずらーーーっと並んでいるのは日本の書店ならではかなあ、なんて思ったりしますね。
グループレッスンならクラスメートと励まし合える
「日本語で話してたら、外国語は上達しないでしょ」と言われそうですが。。。
外国で、外国語を学習しようとして30人に中国人学生の中にポツンと投げ込まれた経験からいえば、日本人のクラスメートと励ましあった方が、学習効率あがります。
レッスンに通うの楽しくなりますもの。
日本で外国語学習を始めるデメリット
もちろん、日本で外国語学習を始めるとメリットがあると同時に、デメリットもあります。
それは、アウトプットの機会がなかなかもてない!ということですね。
習った言葉を使うチャンスがない。。。
語学の学習は、インプット(習う)+ アウトプット(使う)が必要で、アウトプット量が多ければ多いほど上達するんですね。
確かに、海外にいれば現地語で話す機会は増大します。
お店で買い物するときも、お医者さんに行く時も、ご近所さんと挨拶する時も、現地語ですよね。
現地に住めば、かならずその国の言葉ができるようになる、というのは幻想です!
現地で仕事をするとか、積極的に社会活動をするとかでないと、挨拶程度の会話の繰り返しになります。
留学したけれど、日本人学生同士で行動し続けて「結局ほとんど外国語が身に付かず」に帰国する人はとても多いですよ。
でもね、アウトプット機会不足なら、手軽なオンライン会話があるじゃないですか!
英語はもちろん、他の言語だって対応しているオンライン講座がいろいろありますよね。ネット経由で手軽に気軽に会話レッスンが可能なので便利ですよね。
自分のペースで自由に英語学習を進めたいなら、オンライン英会話が便利です。初心者レベルでも、がっちりビジネス英語を鍛えたい人も、急ぎ英語を身に付けたい人も、あらゆるニーズに応えてくれるオンライン講座をご紹介します。
まとめ
語学の学習をするなら、やはり現地に行って学ぶのが早道というのが一般的です。
でも、社会経験の長い人ならば、基礎は日本で始めた方が早いのではと思い、その理由などをこの記事にまとめてみました。
- アラフォーで外国語を始めるときの難しい点
- アラフォーでの海外外国語学習の経験談
- アラフォーなら基礎は日本で勉強した方が早い
もし海外移住をお考えでしたら、または転勤などで近い将来海外(それも英語圏以外!)に住む予定がおありでしたら、ぜひ早めに「いたれりつくせりの語学講座」がいっぱいある日本でスタートしてみてはいかがでしょうか。