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【カナダ生活は大変?】暮らすと見える「10の困ること」と対処のヒント

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画像ファイル海外で暮らすなら、カナダがいいかも。

なんとなく「カナダはいいところ」というイメージ。

でも本当のところはどうなの?

 

こんにちは、元カナダ永住者のまのん@ManonYoshino)です。

20代半ばの数年間をカナダで過ごしました。

全く別の地で暮らす今も、カナダは特別な思い入れのある地です。

 

「外国に住んでみたいな」という人に、

おすすめしたいのはやっぱりカナダ。

 

カナダって、日本人には暮らしやすい国だと思うんですよね。

とはいえ、カナダ生活には、「なんて大変なんだ!」と思うことっだってあります。外国ですから…。

 

この記事では、

 カナダ生活で日本人が感じる「大変」なこと

 カナダ生活の大変を乗り越えるヒント

をお届けします!

 

カナダで暮らすということ

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カナダ生活にはメリットが多い

カナダって、馴染みがあるようで「実は意外と知らない」国じゃないでしょうか。

アメリカ合衆国の北にあって、ウィンタースポーツが盛ん。

『赤毛のアン』の国。

自然豊かな美しい国。

日本と同じくG7の国の一つ。

英語とフランス語を話す国。

 

でも、それだけじゃないですよ!

カナダには日系企業も多く進出し、10万人以上もの日系人が住んでいて、日本とはとても深いつながりがある国なんです。

日本人が暮らしやすい国ということなのでは、と思います。

 

▼  カナダ生活の良いところとは、どんなところ?カナダで暮らすメリットを、文化面と生活面からリストアップ!

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苦労も実は多い

とはいえ、どの国に行っても「外国人として暮らす」生活には、いろいろな苦労がつきもの。

「海外に住めていいねえ〜」

と言われることも多いですが、やはりカナダ生活だって辛いことはあります。

私は独身会社員としての生活経験しかありませんが、それなりにシビアでした。

駐在員や帯同家族、日系移民として暮らすみなさん、さまざまな苦労を重ねていらっしゃるようです。

 

カナダ生活の大変なこと

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「カナダいいよ!」と常日頃いろんな人に言っている筆者ですが、カナダ生活の大変な点をリストアップしていきたいと思います。

自分で暮らしてみて感じたことと、カナダ生活体験者から聞くこと両方をご紹介しますね。

 

最初に、一覧表でご紹介しておきます。

カナダ生活で日本人が感じる「大変なこと」
気候冬は本格的に寒い
夏の日差しが強い
仕事と暮らし言葉
仕事に関すること
金銭に関すること
生活利便性
住居に関すること
日本との距離
人間関係家族や友達のこと
日本人社会

 

気候がけっこう厳しい

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カナダの国土は広いので、一概には言えないんですが…。

冬はかなり本格的に寒い

カナダといえば、行ったことのない人も「寒い国だよね」と言います。

事実、本当にその通りです。

南部のオンタリオ州でも、冬はかなりの寒さ。

カナダ最大の都市トロントも、真冬の風の冷却による体感温度はマイナス10度以下という日が続いたりします。

外でバスを待っていたりする間に、「鼻の穴が凍りだす」感覚。

 

どんより曇った空、パラパラと思い出したように雪が舞う…。

ちょっと詩的ですが、毎日だとメンタル疲弊しますね。

 

首都オタワや、フランス語圏のモントオールはさらに寒いです。

そこから想像するに、山岳地帯や北部の冬は、そうとうなものだと思いますよ。

 

夏の日差しがすごい

冬が厳しいから夏は涼しくて快適か、というとそうでもないです(笑)。

日本と比較すると、湿度はそれほど高くなく、真夏日がずっと続くわけではないですが、暑い時は暑い!

そして、お肌の大敵、紫外線。

対策をしないと、すごく日焼けします。

東京と比較しても、特に紫外線量が多いわけではないのに、ギラギラの日差し。

夏の日照時間の長さと、湿度が影響しているのでしょうか。

 

シミ、増えます(笑)。

 

仕事と暮らし

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カナダで暮らしてみようかな、と思う人が気になるのが仕事や生活面でのことではないでしょうか。

言葉のこと

カナダの公用語は英語とフランス語です。

え、フランス語?全然できないけど、どうしよう。
大丈夫、フランス語圏以外では英語オンリーで十分暮らせます!

 

「英語がクリアでわかりやすい」ということで、語学留学先として人気のカナダ

確かに、英語を学ぶには良い環境です。

国民全体の教育レベルも高く、高等教育進学率も先進国の中でもダントツ。

語学学校だけでなく、各種カレッジ(専門学校)も多いし、社会人向けの生涯教育もさかんです。

 

英語が話せる、聞き取れる、という日常会話レベルを目指すならカナダは最適。

でも、カナダ人に混じって生活していく上で、言葉のハンデはついてまわりがちです。

なぜなら、英語で会話ができるのはカナダでは「普通」であり、ネイティブ英語話者でないことは「ハンデ」になるからです。

 

仕事に関わること

カナダで就職して働いたのち、東京に戻って驚いたこと…。

それは待遇の大幅な違い!

「ぼぼ職歴ゼロ」の状態で、カナダへ渡った私の年収は食べていくのがやっとという状態でした。

東京では、各種福利厚生付きで3倍近い収入。

 

カナダで、外国人が高収入な仕事に就くのは簡単ではないと思います。

大学・大学院に正規留学し、卒業後に現地就職するなら話は別かもしれません。

でも、言語面でのハンデもあるので、生粋のカナダ人に勝って就職にこぎつけるのは、けっこう難しいことだったりします。

 

日本人(日系一世含む)の人たちをみていると、やはり日系企業で働く人がけっこう多いようですね。

 

金銭面

カナダで生活していた頃、収入が低いのに生活費や税金は高いなーと感じていました。

家賃もそれなりに高いです。

また、消費税がめちゃくちゃ高かったですよ。

その上、レストランなどではチップを置く必要があり、一般的に言われる15%程度を請求額(消費税を含まない金額)に加算します。

最終的に払う金額で「えっ、高っ!」となることも。

 

さらに、カナダ生活で大変だったのは「タックスリターン」。

確定申告です。

日本で会社員をしていると、会社で年末調整をしてくれますよね。

あれを自分でやらないといけないんです。

(よくあるのは、払い過ぎているケース。この場合、還付金が受け取れるので、タックスリターンはちゃんとやるほうがいい)

でも、なんだかよくわからない部分が多くて、毎年悩みました。

 

日本より不便

日本の社会生活の便利さを基本に考えてしまうと、世界中どこに行っても「不便」を感じますね。

いつでも買い物できたり、宅配便が痒い所に手が届くようなサービスだったり、お客さまサービスが丁寧だったり。

このへんを求めると、「カナダ生活って辛い…」となってしまう可能性は大きいです。

 

住居に関すること

欧米の住宅というと、広いスペースの美しいお部屋というイメージありませんか?

確かにカナダの住宅は一戸建てもアパートも「洋風」です。

でもピンからキリまでありますよ。

 

私の場合は予算が非常に限られていたので、住居探しは本当に大変でした。

何度も引っ越しを繰り返して、2年目でようやく居心地の良い住み家に辿り着いたという感じです。

 

トロント市内で、安全で清潔で生活利便性のいいアパートを借りると、東京と同じくらいの家賃負担(お給料はうんと少ないのに!)。

安い物件には、当然安い理由があります。

一人でも払い切れる金額の物件は、

  • めちゃくちゃ郊外で車がないと無理
  • 交通の便が良いところだと間違いなく不潔

でしたね。

ゴキブリさんが天井からパラパラ降ってくる、なんていうアパートもありました(泣きました)。

家族でカナダ滞在している駐在員の方々の、「会社が借り受けている瀟洒なお宅」が本当に羨ましかったです(笑)。

若い世代は、カナダ人でも収入が少ないので、ハウスシェアをしている人がほとんどでした。

 

▼ カナダでの住居探し体験をいくつかご紹介しています。今だから笑えますが、当時は「大変」でした(笑)。

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【怖い海外アパート探し!】今だから笑える、不思議&びっくり体験談海外で暮らす時、意外とたいへんなのが住むところを探すこと。実際に自分で足を運んで比べてみて決めるのですが、とんでもない驚き物件がけっこうあるんです。カナダやアメリカのフランスの、今となっては笑い話となるビックリ体験をお届けします。 ...

 

日本との距離

太平洋を挟んで日本とは、「いちおう隣国」のカナダ。

日本と西海岸のバンクーバーは直行便で約9時間。

まあまあ近い距離です。

でも、東部オンタリオ州へはかなり遠いです。

直行便を使っても12時間ほど。

時差も西部で日本とは17時間、東部で14時間なので、日本の親族と電話で話すときにタイミングを見計らってかける必要があります。

 

もちろん、距離がある分、帰省費用もかかりますね。

緊急で帰国しなくてはいけない時など、すぐに帰れないし、費用もかかるので結構大変です。

 

人間関係に関すること

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誰かに支えられたり、励まし合ったり…。

それは万国共通。

人間関係に悩むことも、もちろん海外でもあります。

外国に住んでいるからこその悩みもあります。

 

家族や友達とのこと

私のカナダ生活は独身の頃のこと。

だから家族がいる暮らしは、経験していません。

ただ、国際結婚の家庭ならではの大変さというのはわかります。

カナダ社会で嫁や妻という立場で暮らしていくのは、きっといろいろな気苦労があるだろうなと思います。

 

海外で暮らしていると「本当の意味での友達ができない」という人もいます。

生粋の同性カナダ人の友達って、意外にできにくいものかもしれません。

私が本当に仲良くしてもらっていたのは、移民二世だったり、異性の友人たちでした。

 

日本人社会

海外生活では、日本人コミュニティには本当にお世話になることが多いです。

困った時にはお互いに助け合う、そんな文化があります。

一方で、日本人社会は狭いので気を遣う部分も。

トロントでは、企業派遣の駐在員や研究者、学生、永住者などいろいろなバックグラウンドを持つ日本人が暮らしています。

お互いにあまり交わらないな、という印象がありました。

 

カナダ生活を楽しむために

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カナダ生活は、必ずしも毎日がパラダイスなわけではありません。

日本を離れてのアウェー生活は、大変なこともあります。

ここからは、元カナダ永住者である筆者が考える、カナダ生活を楽しむために「これは大切!」というポイントをご案内したいと思います。

やはり英語力

英語力は、やはり強いに越したことはありません。

暮らしを楽しむためには、少なくとも聞き取る力と話す力が必要かと思いますね。

英語の読解力や書く力は、基本ができていればとりあえずなんとかなるかな、という感じ(仕事には必須ですが)。

英語はコミュニケーションのための必要不可欠な道具なので、カナダで充実した暮らしをしたなと思うなら、がんばってマスターしましょう!

語学留学から慣らしていくという方法もアリだと思います。

 

▼ 英語の語学留学、日本人におすすめなのはカナダです。その理由は、こちらの記事でくわしくご説明させていただいています!

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人脈作りは大切

筆者の場合、カナダでの暮らしは本当にいろいろな人の助けがあってこそ成り立っていたと思います。

– 偶然知り合いになった日本人の友人たち。

– 親日派のカナダ人の友人たち。

– 会社の同僚や上司。

– 取引先の人たち。

 

困った時に相談できる人がいて、一緒に笑える人がいて、泣きたい時に泣かせてくれる人がいて…。

人に恵まれたカナダ生活でした。

これからカナダで暮らしていきたいなという人は、ぜひぜひ積極的にいろいろな人と交流を持つことをおすすめします。

 

▼ 「カナダ人はいい人が多い」って本当?大らかで親切な彼らの素敵なところをたっぷりご紹介した記事はこちらから:

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頑張りすぎない

海外で、外国人として生活していく時、「なるようにしかならない」ことがたくさんあります。

なかなか自分の国のようにはことが運ばないことも多いんですよね。

理不尽に思えることもあるかもしれません。

 

カナダで仲良くしていた人たちからよく言われた言葉があります。

「Take one day at a time」

先のことばかり心配しないで、まずは今日を大切にしよう、という感じですね。

うまくいかないことが多くてキリキリしていた当時の私。

もっとゆったりリラックスしようよ、大丈夫だよという励ましの言葉です。

 

自分の求める未来のために、最善を尽くすことは大切。

でも、頑張りすぎないことも大切かと思います。

心地よく暮らしていくためには、ほどほどのところでリラックスする時間も必要ではないでしょうか。

 

お試しをしてみる

カナダでの長期生活を考えるなら、本格的に渡航する前に「お試し」をしてみることをおすすめします。

自分に合うかどうかは、実際に行ってみて「感じてみること」が一番。

 

いろいろな国を旅行していると、

「ああ、この国ってなんか自分に合っている」

という感覚を覚えることがあります。

水が馴染むという感じ。

 

逆に、

「ちょっとここは住めないな」

と思う国(街)もあります。

 

じっくり時間を使っての長期旅行か、できればちょこっと暮らしてみるといいかもしれません。

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まとめ

カナダは、日本人にとって遠いようで近い国。多くの日系企業が進出し、日本人もたくさん暮らしています。

その一方で、あまり日本人に知られていない国でもあります。

英語が比較的わかりやすく、都市インフラも発達しているので暮らしやすい国カナダ。

メリットが多く語られるカナダですが、あえて「大変なこと」をリストアップしてみました。

それでも、総合的にみてカナダは日本人にとって住みやすい外国。

語学留学や海外移住を考えるなら、ぜひカナダも選択肢として検討されることをおすすめします!

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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