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【イギリスはディープで面白い!】頑固な国の新しい姿と変わらない姿

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イギリスについては、さまざまな評価があります。

古くからいろいろな人が、エッセイなどでその魅力について語っています。旅行者や滞在者たちも、イギリスのよい面やそうでない面について、多くを発信してきましたよね。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

頑固だと言われつつも、常に新しい時代を作り上げてきたイギリス。

筆者にとっては、憧れ焦がれた初めての海外旅行の地でした。英語という言葉を、「不可解な学問、習得不可能な言語」から、「楽しく暮らすための言葉」に変えてくれた国でもあります。

イギリス大好き人間で、結婚を機に欧州に移住することになったときも、「イギリスに近くなるから、ホームシックにかかってもきっと大丈夫だろう」と思ったくらいに、イギリスは愛着のある国です。

でも、実際のイギリスってどんな感じなんでしょうね。こちらの記事では、近年の変化を感じる部分、変わらない部分をご紹介したいと思います。

 

イギリスはディープで面白い

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現代のイギリスのイメージは、さまざま

イギリスという国や文化、ライフスタイルなどについては、これまで本当に多くの書籍が出版されています。

それぞれ著者の社会的立場などによって見方も違うし、イギリスでの滞在スタイルも様々でしょうから、一概に「これが正しい」なんてことはありませんよね。

紳士の国、女王陛下の国、霧がどんよりと街を包む国、紅茶の国、食事がまずくて有名な国、古臭くて堅苦しいところ、などなど手に取る本によって描かれているイギリスの姿は様々です。

行きたい海外、イギリスは9位

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そして、イギリスという国には、みなさんいろいろなイメージをお持ちだと思います。

今や自由旅行のお供の定番となった『地球の歩き方』(参照:地球の歩き方 人気旅行先ランキング【海外】)の、2017年実施のアンケート調査によると、行きたい海外旅行先としてイギリスは9位とのこと。

あれ、意外とランキング順位低い?と思ったのは私だけかな。

でも、イギリスで出会った「もともとイギリス好きな日本人」を除いては、イギリスが好きで好きで。。。という日本人の知り合いって、いないかもしれません。

アジア大好き♪とか、アメリカ大好き♪とか、フランスやイタリアなどの欧州諸国が好きという人は結構いるんですけれどね。

歴史的建造物が好きとか、何か特別な思い入れのあるものがないと、もしかしたらイギリスに目がいかないのかもしれません。

「え?イギリス? なんか古いものを大事にしていそうで、堅い人が多いイメージ」と言われたこともありました。

80年代には、ブリティッシュロックが結構ポピュラーで、ロンドンに憧れる女子って多かったんですけれど。。。

変わっていくイギリス

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イギリスというと、「頑固で変わらない」イメージがあるようです。でも、着実に変わっている部分も多いんです。

うれしいサプライズ

ここ数年、イギリスを訪問するたびに「うれしいサプライズ」を感じます。

それは、かつて暮らした「英国病からの脱却にもがいていた少しうらぶれたイギリス」から比べると格段に便利になったということ。

全体的に明るくなった、と感じるのは筆者だけでしょうか。

街角には、かつての気難しいおじさんが店番をしていた雑貨屋や八百屋がなくなって、代わりにチェーンのミニスーパーが小綺麗な店構えで遅くまで営業しています。ここでは、日本のコンビニのようにサンドイッチやサラダ、デザート、カットフルーツなども置いてあったり、日用品も置いてあるので便利です。

さすがに24時間営業ではないようですが。。。

観光がぐんと便利に

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また、格段に利便性が上がったのが、各地の観光施設です。

かつてのイギリスでは、中世の崩れかけた古城が「崩れかけた姿のまま、つわものどもが夢のあと」という感じで、さびれたままになっていました。

しとしとと冷たい雨の降る中、朽ちた古城を訪れる、、、というイメージがあったのですが、ここ数十年で観光施設として整備が進んだなあと思います。

ドーバー城の例

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例えば、ドーバー海峡で有名なドーバー城。白い石灰岩の崖の上にそびえる中世の古城は圧巻です。フェリーでフランス側のカレーやダンケルクからイギリスに到着するときのあの姿は感動モノ。

城郭内は綺麗に整備され、カフェテリアやレストランもあります。キープと呼ばれる天守閣のなかには、中世の城の暮らしが再現されていて大人から子供まで楽しめます。

また、第二次世界大戦中には崖の中のトンネルに通信基地が置かれ、坑内病院として負傷兵の治療に使われたドーバー城。その様子も、臨場感あふれる見学コースとしてガイドツアーで見ることができます。

 

誰にでもわかりやすい展示や説明で、戦争中のドイツ軍との熾烈な戦いの様子もうかがい知ることができるのです。

半日は家族で楽しむことができる歴史テーマパーク状態。お弁当を持ち込めば、英仏海峡を目下に眺めながらのパノラマピクニックも素敵です。

これは、ドーバー城に限ったことではありません。

各地の古城や歴史的建造物で、同じように観光のための設備の充実が進んでいます。(もちろん、昔のように安価に入場できなくなってしまい、家族で数千円相当の入場料が必要になっています)

かつては古城はオカルト映画の世界だった

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筆者が初めてドーバーを旅した時には、薄暗い天守閣内は、冷え切っていて、人影もなく、かつてこの城に幽閉された貴族が壁に刻んだ文字が悲しく残っていたという印象。ぐるぐると石の螺旋階段を降りていくうちに、タイムスリップして現代には戻れなくなるんじゃないか?なんて怖くなったり。。。

ドーバー以外でも、地下のダンジョン(地下牢)には中世の拷問具が置かれていたりして、どこにいっても全体に「忘れ去られた過去」感があって、「古城=オカルト」といったイメージだったのです。

 

変われば変わるものです。でも、万人にわかりやすくなったという点で、この観光施設の劇的進歩(?)は特筆すべきものがあると思うのです。

反面、古き良き懐かしい風景が変わってしまっていることに一抹の寂しさも感じるというのは勝手な話ですよね(笑)。

変わらないイギリス

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とはいえ、新しく便利に変わっていく部分もあれば、頑固に変わらない部分も多いようには思います。

変わらない地方の良さもある

基本、田舎はそれほど変わっていないように思うのです。

正しくは、田園地帯や荒野、海岸リゾート以外の海辺、です。都市部や市街地以外の景観はあまり変わっていないと思います。各地、街道沿いにショッピングモールや大型スーパーができているという部分を除いては。

もうこれは全世界的なことなので、イギリス自体が変わった・変わらないという話ではないですものね。日本も地方に行けば、国道沿いの大型店は見慣れた風景ですよね。

 

古い街や村には、パブがあり、教会があり、ハイストリートと呼ばれる目抜通りには小さな商店が軒を並べるすがたも、あまり変わっていません。

いたるところにランダバウト(roundabout)と呼ばれる環状交差点があり、車がくるくる回って器用に目的の方向に出ていく姿もイギリスの風景。

目の覚めるようなパステルカラーのコートを着た老婦人が、買い物して歩く姿もイギリスの風景です。

ときどき、味も変わっていない(たまに、トホホ。)

ガストロパブと呼ばれる、料理自慢のパブが各地で流行っている一方、時々びっくりするような「味のない食事」に出会ってしまうところも、変わらないイギリスかなあ、なんて思います(要するに、おいしくない食事、です。。)。

基本、こと地方に限っては、「ひと」と「田舎の風景」は変わっていないよう感じますね。

おわりに

と、偉そうにイギリスの話をしてしまいました。まあ英語が多少わかりにくくても、サービスがとっても遅くても、塩気のない&めっぽう塩辛い食事に閉口することがあっても、イギリスは大好きです。

スルメのような国、イギリス。噛めば噛むほど味が出ます。

ヨーロッパ旅行をお考えでしたら、ぜひイギリスにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。やみつきになるかもしれませんよ。。。

 

 

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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