一人旅をしようと思っています。
でも、本当に楽しめるのか、実はちょっと心配。
女性で一人旅をしている人って、どんなふうに旅を楽しんでいるんでしょうか?
一人旅をしてみようと思っているかたへ。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
最近、女性の一人旅がぐんと身近な存在になってきた感じがします。
訪れてみたかった街を気ままに歩いてみたり、小さな温泉宿で、湯上がりのビールを飲みつつ大好きな小説を読んだり。
イメージは広がるけれど、本当に自分が一人で旅を楽しめるのかちょっと心配じゃありませんか?
女性一人旅をしている人たちは、どんなふうに旅時間を楽しんでいるのか?
旅には行きたいけれど、意外と知られていない「女性ひとり旅の楽しみ方」。
この記事では、旅立つ前のあなたに、一人旅の楽しみ方のヒントを8つのポイントでご紹介したいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
【この記事を書いている管理人の一人旅歴】
中学生時代から、一人でバスや電車で出かけるのが好きでした。
20歳以降は、さらにフットワークが軽くなり、海外への一人旅も年数回。
「そうだ、明日の土曜日は奈良に行って仏像三昧しよう!」的な国内一人旅も好きでした。
現在は、ヨーロッパ在住ですが移住前の海外ソロ旅経験は50回ほどです。
目次
女性一人旅って、どんなところが楽しいの?
「一人旅が楽しい!」…。
一人旅好きの女性は、いったいどんなところを楽しんでいるのでしょうか?
私が思うに、女性の一人旅のよさは主に次の3点かなと思います。
1. 何もかも自分だけのため
2. 自由で身軽、気を遣わずにすむ
3. すべてが非日常に溢れている
恋人や友達との旅は、感動をその場で分かち合えたり、美味しいものをワイワイ食べたり、その土地のお酒で盛り上がったり、楽しいものですよね。
でも、一人の旅にも代えがたい魅力があると思うんです。
何と言っても、全てが自分だけのための時間!
自由で身軽です。旅の仲間に気を遣う必要もありません。
何をしようが、どこへ行こうが、どんな思いつきの気まぐれ行動を取ろうが、自分次第(もちろん、周りに迷惑をかけないとか危険なことに首をつっこまないとか、限度がありますが…。)。
そして、一人旅はそのまま「非日常」。
仕事も、普段の自分も、すっかり忘れて「別の自分」になれちゃいます。
女性一人旅の楽しみかた8つのポイント
ではここからは、女子一人旅の楽しみ方を具体的にご紹介していきますね!
1. 好きを極めてみる
誰かと一緒の旅だと意外と難しいのが、「自分の好きなことを徹底的に極める」旅です。
同じ興味を持っている人、同じ程度の体力のある人、同じリズム(食事や睡眠など)を持っている人でないと、徹底的に何かを求める旅を楽しむのは大変なこと。
【例: 陶器が好きで、とことん好みのものを探したい】
焼き物や雑貨が好きな人なら、陶磁器の産地を訪れて、窯元を巡ったりする旅に憧れますよね。友達と一緒の田舎ワイワイ旅も楽しいです。でも、一人だと本当に気にいるものを徹底的に探せます。思う存分、時間を使えるのも一人旅ならではです。
【例: 歴史好き。ある歴史上の人物ゆかりの地を訪ねてみたい】
たまたま同じ興味の人が身近にいるなら別ですが、ある特定の興味を追いかけて旅をしたい時は、一人旅が一番。史跡巡りなどは、とくに自分のペースでまわれるのがいいですよね。
イギリス好きな私は、独身の頃は毎年2回ほどのイギリス旅行をしていました。
旅の大きな目的の一つが中世の城巡り。拠点をだいたい一箇所にしぼって、利便性のいい都市に滞在して、その地方の城を訪ねて歩くというかたち。
その旅の間は、カメラ、筆記用具が友達。日本の普段の自分を忘れて、完全に非日常の旅でした。リセット旅、という感じですね。
2. 目的のある旅を計画して楽しむ
好きを極めるのも楽しいけれど、「いちど試してみたかった」ことをやってみる旅。
別に特別なことでなくてもいいと思うんです。
例えば国内なら:
とことんローカル線を乗り継いでみる。
宿坊に泊まって座禅修行をしてみる。
ちょっと贅沢な温泉旅館やホテルでスパ三昧。
海外なら:
ルネサンス美術の宝庫、イタリアで美術館・教会めぐり。
モード、グルメの都パリ。街歩き、カフェ巡りを楽しむ。
一人旅が似合う大都会ニューヨーク。ブロードウェイでミュージカルを。
海外には、「ダイビング」「クライミング」などを目的に一人旅に出かける人も結構いますよね。
また、ユーレイルパスなどの鉄道パスを購入して「鉄旅」なんかも楽しいです。乗り降り自由だから、「風の吹くまま気の向くまま」。ホームに入って来た電車に乗って、行き着く先が「今日の行き先」という旅も可能です。
3. 交通手段を楽しむ
自分の自由に旅の形をつくれる一人旅。交通手段も自由に楽しんでしまいましょう!
- レンタカー(レンタサイクル)
- 船
- 定期観光バス etc…
自動車の運転が苦にならない人なら、レンタカーを借りてみませんか?
全行程ではなくて、目的地の最寄りの空港や鉄道駅からのレンタカーがおすすめです。1日とか半日とかのレンタルで、見知らぬ土地を訪ねるって楽しいですよ。電車やバスでは行けない(もしくは交通の便が悪い)ところもスイスイいけます。
観光地では、レンタサイクルも便利ですね。
電車や航空機の代わりに船の旅も面白いです。
なぜか水平線を見ていると「迷いが吹っ切れた」り、「新しいアイディアが浮かんだ」りするんですよね。不思議。夜の海も素敵です。
目的地に着いたら、定期観光バスも積極的に利用してはいかがでしょうか。交通の便がイマイチの名所を効率よく回れます。ガイドさんの案内もあったりして、一人旅にはすごく便利なんですよ。
4. 小説・映画の舞台を訪ねる
大好きな小説や映画の舞台となった場所を訪ねるのも、一人旅向けです。
よほどの人気作品は別ですが、「その地を訪れたいほど」ある特定の小説や映画にのめり込んでいて、かつ、ちょうどスケジュールの合う友人を探すのは至難の技。
だったら、一人で行きましょう!
例えば:
『男はつらいよ』ゆかりの地を訪ねる:
寅さんは渥美清さんが出演された48作品の中で日本中いろんなところを旅しています。映画を追いかけて旅をするのも楽しいです。
『赤毛のアン』の地を訪ねる:
少女時代に、『赤毛のアン』を一度は読んだという人が多いのでないでしょうか?アンにゆかりの地は、カナダのプリンスエドワード島。日本人女性の訪問者、多いらしいですよ。
私は、かなり前にロンドンで『ディケンズの街を歩く』ツアーに参加したことがあります。
ボランティア・ガイドが、ロンドン市内のチャールズ・ディケンズゆかりの地を解説しながら歩いてくれるんです。
普通に旅行していたら絶対に気づかない場所に入れたりして、めちゃくちゃ面白かったです!
5. 美術館・博物館を訪れる
美術館や博物館は、絶対に一人で行くのがオススメ!
これこそ自分だけのペースで自由に回りたいですよね。
かつてはソロ旅が多くて、今はいつも家族旅ばかりの私が、本当に痛感していることの一つです(自分が行きたい博物館を、自分のペースでまわりたい!)。
誰かと一緒だと、行きたいところに必ず行けるわけではなく(希望のすり合わせが必要)、展示物を見て回る熱意も速度も違うんです。
「たくさんのものを効率よく色々見て回りたい人」と「一つのものをじっくりゆっくり見たい人」が一緒に旅をするのって、どちらかが我慢しないといけないわけで。ストレスの原因になりますよね。
6. 旅の記録をとる
一人旅にでるなら、ぜひノートと筆記用具を持って行きましょう。
旅を記録してみませんか?
1日の行程、食べたもの、見たもの、感じたこと、泊まったところなどなど。イラストをちょこちょこ書いてもいいし、立ち寄ったお店のカードを貼ってもいいし、使ったお金の記録もどうぞ。
あとで振り返った時に、旅も、旅のメモも、とても貴重な思い出になっていると思います。
(スマホに記録すれば?とか、iPadじゃダメなの?とかの疑問もありますよね。ご自分のラクな方法でいいと思います。でも、私は手書きメモ&スクラップが「旅の思い出!」という感じで好きかもしれません。)
7. 宿そのものや、温泉を満喫する
何かを見に行くとか、体験するとかのアクティブな旅だけではなく、「ゆっくりする」一人旅も楽しいです。
「旅館に女性一人で泊まるのは、ちょっと…。」というのは、過去の話になってきています。
最近では、一人客OKというだけでなく、女性一人でも宿泊しやすいプランを出している旅館もあります。
一人でも泊まりやすい宿とは:
- 週末でも一人泊プランがある(=一人での宿泊を歓迎している)
- 部屋食や、個室食事処などの食事プランが選べる
エステやスパなどがある旅館やホテルで、たまの贅沢も素敵です。また、温泉地なら、湯巡りなどもできると楽しいですよね。
温泉旅館や、観光ホテルのなかには、「夫婦やカップルが好んで泊まる宿」や「家族連れ向けの宿」があります。
夕食がバイキング中心の宿は、やはりどちらかというと一人旅向けではないかもしれません(大きな会場で、一人だけで食事するのが気にならないならOKですが)。
旅行予約サイトや口コミ情報などである程度はチェックできるので、気になる宿があったら調べてみてはいかがでしょうか。
気になる宿があったら、電話をしてみるのもおすすめです。「一人で宿泊したいんですが、お食事とかはお部屋か個室でお願いできるんでしょうか?」など、聞いてみるんです。すると、その宿の「女性一人泊」への対応がわかることが多いですよ。電話での応対が丁寧で、一人泊客への配慮が感じられるような宿が安心ですよね。
8. 自分とじっくり対話する
一人旅の一番のメリットがこれです。
非日常の時間に自分を置くことで、自分の心の中の声に耳を傾けることができます。
特に、何か重要な選択をしなくてはいけない時や、迷っている時、ストレスが溜まってしまって疲れている時など、一人旅をおすすします。
とりあえず、現実の普段の生活は置いておいて、自分にとって大切なもの、大切な人、じっくり考えてみましょう。
重要な選択をしなくてはいけない時、私の場合はいつも旅の中に答えがありました。
女性一人旅の楽しみを始めよう
一人旅に漠然と憧れを持っていても、実際に行動に移すとなると最初は勇気がいるものです。
「一人じゃ寂しいかも」
「何かあった時どうしよう」
「一人きりなんて、友達がいないようで恥ずかしい」
いろいろ考えてしまいますよね。
でも、一度旅に出てしまえば、それらの不安は「取り越し苦労だった」と感じるのではないでしょうか。
最初の一歩の始め方
最初から「バックパッカーとして2週間の海外一人旅!」と頑張らなくてもいいと思います。
まずは、部分的な一人旅から始めてみてはいかがでしょう。
【友人や親戚を訪ねる旅】
遠くに住む学生時代の友人や、海外にいる親戚などを訪ねる。
滞在中に、ちょっと足を延ばして観光したり、1泊旅行をしてみる。
この場合、完全に最初から最後まで一人きりの旅ではないので、緊張も少なく気が楽ですよ。
【明確な目的を持った旅】
博物館や美術館などの特別展を見に行くとか、好きなアーティストのライブに行くとか。ある目的のためだけに行く旅を1泊2日でしてみる。
また、一人旅ビギナーなら、宿泊先はチェーンホテルやビジネスホテルが一人泊しやすいかと思います。
- シングルルームの室数が多い
- 出張などの一人泊が多い
- ホテル内のレストランに「おひとりさま」が多い
もともと一人泊客が多いところなら、「一人で恥ずかしい」こともありません。
朝食バイキングなども「おひとりさま」で食べている人がけっこういます。仲間がいるように感じて、気が楽ですよ!
慣れたら「自分だけの旅」を楽しもう
一人で旅をすることに慣れてきたら、「自分らしい、自分だけの旅」を企画してみてはいかがでしょうか。
さっと一人で旅立てるって、実はとても贅沢なこと。自由に動けるっていうことですよね(家族ができたり、子供が生まれたり、ライフステージによってなかなか一人きり自由に行動できない時もありますから、行ける時に旅を楽しむべし!)。
自分の好きなこと、興味のあること、行きたいところ、自由に旅を設計するのはとても楽しいことですよ。
まとめ
女性一人旅の楽しみ方を8つのヒントでご案内させていただきました。
自分と仲良くなれる一人旅は、自分がプロデュースするミニドラマのようなものです。その旅時間には、「別の私」を演出することもできる楽しさがいっぱいです。
ちょっとの勇気で、まずは小さな旅から始めてみてはいかがでしょうか。
きっと「もう一人の素敵な私」と出会えると思いますよ!