初めてフランスを旅行します。
アメリカとかアジアなら旅行したことあるけれど、フランスの様子がわからない…。
持って行った方がいいものってなに?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
海外との自由な行き来がまたできるようになって、
「そろそろヨーロッパに行こう! まずはフランスに行きたいな」
なんて考えていらっしゃるかたも多いかと思います。
海外旅行、それも初めての訪問地なら、調べることも準備することもいっぱい。
旅の計画や予約が一段落したら、次は持ち物、ですよね。
「フランスなら、だいたいなんでも日本と同じもの売ってるでしょ」
と思われるかもしれません。
確かに、だいたい揃います。
でも、日本人には使いづらかったり、旅行者ではなかなか探せなかったりするものも。
また、旅先に限って「あ、あれが今すぐ必要だ!でも持ってない」ってことが起きたりするものなんですよね。
そもそも貴重な旅行先では、快適に過ごしたいし、旅の時間は有効活用したいですよね。
この記事では、
フランス旅行で必要なもの
フランス旅行に持っていくと便利なもの
フランス旅行で困ること
についてご案内します。
フランス生活15年以上なのに「日本の快適さを忘れられない」筆者が選んだ、「フランス旅行あると助かるグッズ」、どうぞごらんください!
目次
フランス旅行に必要なものとは?
フランスを旅するにあたって、「これは必要」というものは具体的にどんなものでしょうか。
必須のアイテム、持っていくと便利なもの、情報についてそれぞれご説明していきますね。
海外旅行の必須アイテム
どこに旅行をするのでも「これだけは絶対」というものがあります。
- パスポート
- 航空券
- クレジットカード
- 旅行保険
パスポート
当たり前ですが、パスポート。
これがないと、まず出国できませんよね。
有効期限を確認し、万一のためにパスポートの写真ページのコピーを「紙」と「データ(写真などでスマホに保存)」で持つといいです。
そして、パスポート用写真も念のため持参するといいかもしれません。
航空券
航空券は、ほとんどの場合 eチケットで、空港でのチェックインの際にスマホ上に表示させればOK。
念のために eチケットの控えを印刷して持っていると、さらに安心かと思います。
クレジットカード
クレジットカードも必須。
しかも、フランスでは暗証番号の入力も求められるので、これもすぐに思い出せるようにしておきましょう(とくに外国発行のカードならなおさら暗証番号が必要)。
旅行保険
旅行保険は、必須ではないですが強くおすすめします。
万一の病気や怪我で入院、なんていう場合、多額の費用が請求されることもあるので「備えあれば憂いなし」です。
その他、メガネのスペアやコンタクトレンズ、常備薬なども必ず持って行ったほうがいいでしょう。
持っていくと便利なもの
フランスへの旅行に、「持っていくと便利」なものにはどんなものがあるのでしょうか。
➡︎ あると便利なものを先にチェックしたい人はこちら!
まず、旅行中にないと困ってしまうものや、ないと不便なものがあげられます。
これは、衣類やトイレタリーなどの旅の快適性をキープできるものであったり、現地で使えるポケットWi-Fiであったり。
そして、現地でも調達できるけれど、探すのが手間なものも持参すると便利です。
これは、例えば生理用品とか、ソーイングセットなどがあります。
現地情報や言葉はどうすればいい?
旅で必要な現地の情報はどんなふうに入手すればいいのでしょうか。
また、フランス旅行では英語だけでなんとかなるのでしょうか?
旅行者が現地の生きた情報を入手するには?
私たち在仏日本人はどこから現地情報を得ているかというと、それはネット上の情報だったり、テレビやラジオや、家族や友達からの口コミだったり。
また、在外公館に「在留届」を提出している海外在住者は、大使館からもメルマガ形式で情報が入ってきます。
旅行者はどのように現地情報を入手すればいいのでしょうか?
おすすめする方法は3つです。
① ネット上の情報(在住者ブログ、在住者ツイッター)
② 現地日本語情報紙
③ 外務省のたびレジ
① ネット上の情報
フランスの現地情報を日本で入手する方法は、やはりネットかなと思います。
頻繁にパリやフランスのローカル情報をアップしているブログは、参考になる貴重な情報源。
そして、SNSも最新情報の宝庫です。
ツイッター上には常に新しいパリ情報が出てきますので、パリ在住で情報通のかたを見つけてフォローするといいかもしれません。
ただ、ブログもツイッターも書いている人の主観が入っているので、参考程度に留めておいて、実際には自分で調べる必要もあります。
見たい観光スポットがあるのなら、開館時間や入場料などは公式サイトで最新の情報をチェックしてくださいね。
② 日本語情報紙
また、日本語フリーペーパーのウェブ版も要チェック。
フランスでは、パリの日本語情報紙「OVNI(オヴニー)」が有名です。
パリの最新情報や、季節や時事コラム、レストランやイベント情報が掲載されています。
パリの日本語情報紙 OVNI (オヴニー)のウェブ版はこちらから:
③ 外務省のたびレジ
『たびレジ』というのは、外務省の海外安全情報の無料メール配信サービス。
登録しておくと、交通機関のストライキ、事件や災害など旅行する国の現地情報がリアルタイムで届けられるので安心です。
また、日本の留守家族や友人などを連絡先として登録しておくと、同じ情報が送られるそう。
心配して帰りを待ってくれている大切な人たちへの安心にもつながりますよね。
外務省『たびレジ』をチェックする:
▶︎▶︎ https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_campaign/
フランス旅行で「言葉」はどうすればいい?
主要な観光地をまわるのなら、英語でなんとかなります。
フランス人は英語を話したがらない
と言われてきましたが、最近はすごく変わってきていますよ。
「話したがらない」のではなくて、「話せない」もしくは「上手に話せないから英語を使うのが苦手」なフランス人たち。
でも、学校での英語教育に力を入れてきているらしく、若い世代は英語が話せる人が多くなりました。
「英語で話したい!」と積極的に思っている人も多そうですよ。
でも、やはり誇り高きフランス人の国。
挨拶くらいは簡単なフランス語を覚えておくと、お店やレストランでのやりとりもスムーズです。
▼ 旅行で使う基本フレーズと単語の組み合わせで、旅のフランス語を覚えられる一冊!シチュエーションごとにたくさんの表現例があるので、初心者でも使いやすい会話集です。
▼ 「フランスでは英語が通じない」とよく言われますが、フランスの英語事情と快適な旅をするためのコミュニケーションのヒントをお届けします!
フランス旅行に必要なもの
ここからは、フランス旅行に必要なものを具体的にご紹介していきます。
必要なものとは、裏を返せば「フランス旅行で日本人が不自由に感じる」点を補うものです。
あとの項で詳しくお話ししますが、フランスを旅して「これ不便。あれないの?困るなあ…」と思うのは次のような点。
- ホテルの設備がイマイチ
- 出先でネット接続できない
- トイレが見つからない
- 帰りの荷物、重量オーバーにならないか不安
- 昼間は暑いのに朝夕寒い
- お腹の調子が悪い、どうしよう
これらの不便や不安を解消できるものが、「フランス旅行に必要なもの」です。
フランスのホテルで快適に過ごすために
ホテルのお部屋は、ロケーションによっても、また、ホテルが年季の入った作りか近代的かによっても場所によっても、その快適度は違ってくるもの。
でも、ごく平均的なホテル(5段階の星評価で3つ星くらい)の設備はだいたい似たり寄ったりでしょう。
フランスのホテル、設備やサービスなどの観点から5段階(星の数)のクラスに分けられます。
だいたい4つ星以上だと日本のシティホテルと同じような快適度かな、と感じます。
ミニバーやエスプレッソマシーン、湯沸かしポットなどがついているのもこのクラスから(ホテルによる)。
3つ星までのホテルに宿泊する予定なら、快適ステイのために次のようなものを持参するといいかもしれません。
● スリッパや室内ばき
● 携帯湯沸かし器
● 耐熱シリコンカップ
● お気に入りのお茶やコーヒーなど
携帯湯沸かしは、昔から根強い人気の『リトルボコボコ』が軽量でコンパクトなのにあっという間にお湯が沸くのでおすすめ!
ちなみに、筆者は20年以上前に購入した『リトルボコボコ』をいまだに愛用しています(笑)。
そこまでしてなぜ湯沸かし器を?と思われるかもしれませんよね。
ホテルのお部屋でホッと一息、コーヒーやお茶を飲みたくなるからです。
そして、体調がすぐれない時に、わざわざ外のレストランに行かないでもインスタント味噌汁やスープや雑炊を作れるからです。
また、旅行中に下着や靴下などを洗いたい場合は、旅行用の洗剤ミニパックか小分けにした洗剤を持参するといいですよ。
フランスでは、旅行中にホテルで手洗い…という概念がないようす。
日本のホテルによくあるバスルームの洗濯干し用のワイヤーもないし、小分けの洗剤も売られていません。
ネット環境確保で安心旅を
21世紀の「安心旅」には、スマホとネット環境が必須。
旅にはぜひ、
● 持ち運びできる現地で使える ポケットWi-Fi(もしくは現地のSIMカード)
● モバイルバッテリー(フランス用アダプターも一緒に)
を持っていきましょう。
もちろんフランスでも公共の場やホテル、ショッピングモールなどあらゆるところでフリーWi-Fiが使えます。
でもイマイチ速度が遅かったり、セキュリティに不安が…。
また、海外旅行中に「今、絶対ネット接続必要!」になるのは移動中が多い!
ということで、出発時に日本からフランスで接続可能なレンタル Wi-Fi を準備していくのがおすすめです。
慣れた方は、現地でプリペイドSIM を購入するという方法も。
ネット環境が確保されていることで、どんな点が安心なのかというと…。
✔︎ 街歩きで、Googleマップなどのガイダンス機能が使えて、行きたい場所に迷わず辿り着けます。
✔︎ 近くのカフェやレストランなどを簡単に見つけられます。
✔︎ フランスでよくある「トイレが見つからない!」問題も、近くのカフェや公共施設をスマホで探せるので便利です。
✔︎ 「ああ、フランス語でなんていうのかわからない!」ときも、スマホの翻訳機能で問題解決!
安心・安全のためのちょっとした投資です。
▶︎▶︎ フランスへの旅?「いつでもつながるネット環境」が安心ですよ!
海外旅行、非日常時間を満喫するには最高です。
でも、慣れない異国の街では不安なこともたくさん。情報検索したり、メールやメッセージの送受信や、ナビに不可欠なのはインターネットですよね。
必要なときにいつでもネットに繋がるようにしておきたいもの。
空港・カフェ・レストランやホテルなど、無料で接続できるWi-Fiも多いのですが、けっこうデメリットもあります。
安全性が心配、速度が安定していない、そもそも必要な時に必ず使えるわけじゃない!…など、無料Wi-Fiだけだと限界がありがち。
安定した速度で安全に接続したいなら、海外用レンタルWi-Fi を出発前に借りておきましょう。
コンビニでも受け取れるグローバルWiFiがおすすめです。
海外Wi-Fiレンタル 「グローバルWiFi」公式サイト>>海外パケット定額
グローバルWiFi
サポートも充実していて、電話・メールだけでなく、SkypeやLINEでもOK。もちろん24時間サポートを受けられます。これは海外旅行者にとっては重要ポイントですよね!
フランスでのお買い物に
フランス旅行といえば、「お買い物が楽しみ!」という人も多いでしょう。
モードや雑貨、お菓子や食材など「日本におみやげとして持って帰りたい」ものがいっぱいですよね。
ついつい買いすぎて、スーツケースに入り切らない!なんていうこともありがちです。
フランスでは現在、お買い物時に無料の袋はもらえません。
お店によっては、プラスチックの手提げ袋に入れてくれたり、シンプルな紙袋に入れてくれるところもありますが、基本は、レジ袋は「ナシ」か、あっても「有料」。
みなさんエコバッグか、大判の買い物袋を持参して買い物に出かけます。
エコバッグは現地で買うのも人気
旅行には、エコバッグなどの買い物用の袋を持っていきましょう。
また、現地でエコバッグを買うのもおすすめ。
おみやげとしても人気なんです。
スーパーやデパート、雑貨店などでオリジナルな柄のエコバッグが売られているので要チェック!
日本人に人気なのは、モノプリやピカールのエコバッグ。
個人的に使いやすくて好きなのは、オランダ発の雑貨店「Hema(エマ)」のエコバッグ。
安くて丈夫で、たたみやすくて最高です。
折りたたみボストンも旅の必須アイテム
エコバッグも便利ですが、海外旅行には折りたたみのバッグも超便利です。これは、私自身が長年の旅の経験から、必須アイテムにカウントしているもののひとつ!
折りたたみのボストンバッグ、機内持ち込み手荷物に入れておくのがおすすめです。
- 空港で買ったものをまとめて運べる(おみやげ、ペットボトル、スナック類)
- ボストンやリュックなら、コートや機内で使うトイレタリーなどを収納して足元に置くと足置きになる
- 旅先でのサブバッグとして活躍
ね、便利でしょ?
荷物が増えたらどうする?
ヨーロッパへの海外旅行、地味にストレスなのが機内預け荷物の重量制限。
1個につき23キロで、スーツケース自体の重さも含まれるので、いろいろ詰め込むとあっという間に23キロに達してしまいます。
帰りの空港に着いてから
「重量オーバーです。追加料金を払ってください」
と言われるのってストレスなんですよね。
しかも、国際貨物で一番割高なのが、この機内預け荷物の超過料金!
楽しい旅行の締めくくりには、ぴっちり重量23キロ以内におさめてスッキリした気持ちで空港に向いたいものです。
で、活躍するのが携帯用のデジタルスケールです。
これ、本当に便利なのでおすすめです。
以前は、
「大丈夫かな?重すぎないかな?」
といつも心配しながらチェックインしていた私。
「重すぎるとまずいから、このコンフィチュール買いたいけどあきらめよう」
「絵本は重くなるから2冊まで」
なんて事前にチマチマ心配していたんですよね。
デジタルスケールを持ち歩くようになってから、すごくラク。
ストレスフリーで空港へ向かえるようになりました。
▼ フランスの店員さんの対応がイマイチだった、という体験を聞いたことはありませんか?フランスのお店で、心地よく買い物のためのコツをご紹介します!
旅先の体調管理に持っていきたいもの
フランスはかなり乾燥していて、水も硬水の地域が多いです。
日本とは時差も8時間(3月末から10月末は7時間)あるため、旅行中に無理を続けると体調を崩してしまう場合もあります。
快適に旅を続けるためにも、次のアイテムはぜひ持参しましょう。
● 上着・ストール
● 常備薬
肌寒い時のために
例えば夏のフランス。
最近は猛暑に悩まされがちです。
でも、日本のように何ヶ月も暑いわけではないんです。
猛暑日が1〜2週間続くと、ちょっとだけ涼しい日があったりして、朝夕は肌寒く感じることもあります。
カーディガンやストールなど、軽く羽織れる1枚を持っていきましょう。
また、春や秋のフランスでは、足元が冷えることも多いです。
ホテルの床で足が冷えてしまうことも。
靴下やスリッパを持参して、足元の冷えをガードしましょう。
1日の寒暖差が激しいので、暖かい上着や、高機能インナーなどがあると安心です。
常備薬は必ず持参
鎮痛剤や総合感冒薬、かゆみどめなどは現地で探すのは結構大変。
処方が日本とは違うので、日本の売薬に慣れた人には、鎮痛剤などは強すぎることも。
体調が悪いな、というときに服用するのは慣れたものが一番。
ぜひ荷物に入れておきましょう。
また、薬ではありませんが、慣れた食品をほんのちょっと持っていくと安心です。
フリーズドライのお味噌汁や雑炊なども、重くないのでちょっとだけ持っていくと胃が疲れたときやプチ不調のときにいいかもしれません。
▼ フランスでは、医療機関の受診には予約が必要で、その予約もなかなか取れないことも…。フランス人の風邪や怪我などの自宅ケアや、彼らの健康への関心はどんな感じ?
その他のおすすめグッズ
フランスでは意外と簡単に見つからない、次のグッズもぜひスーツケースに入れておきましょう。
● 爪切り
● ソーイングキット
爪切り
日本で使われている爪切り、あれを欧米で見つけるのってけっこう難しいです。爪切り用のハサミかヤスリで爪をととのえるのが普通のよう。
旅先って、荷物を持って運んだりするため、普段より手先が乾燥するような気がします(フランスは空気が乾いているし)。
爪が割れたり、欠けたりすることも…。
爪切り、あると便利です。
ソーイングキット
ソーイングキットも、持っているといざという時に便利。
ボタンがとれた、スカートの裾がほどけた…とか、けっこう旅先に限って起こりがちなので。
除菌シートや小型のアルコールジェル
手指の除菌だけじゃないんです。
実は、フランスは公共の場のトイレがとても少なくて、汚れていることが多いのです。
公共の場のトイレは、便座がついていないこともよくあります。
座るのに勇気が必要な状況…。
そういうとき、トイレットペーパーにアルコールジェルをちょっとつけてお尻が触れそうな部分を拭く!
気休めかもしれませんが、持っていると役に立つもののひとつです。
(現在は、薬局やスーパーで気軽に買えるようになりました)
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まとめ
コロナ禍も落ち着き、「そろそろヨーロッパに旅行に行きたいな」と思う人も少なくないでしょう。
何を持っていけばいいのか、旅先によって迷うことも…。
フランスも日本人には人気ですが、
● 気候はどうなのかな?
● お店のサービスはどうなのかな?
● ホテルはどんな感じなのかな?
など、わからないことも多いと思います。
この記事では、「フランス旅行に持っていくと便利なもの」を中心にご説明しました。
日本の旅先なら簡単に見つかるものでも、海外だとなかなか見つからないもの(しかも、いろんなものがいっぺんに揃う「日本のコンビニ」もありませんし…!)。
旅の時間を快適に有意義に過ごすための参考にしていただけましたら幸いです。
Bon Voyage、どうか楽しいフランスの旅を!