イギリスに旅行に行きたいです。
でも、ちょうど一緒に行ける友達がいない。
女性一人旅でイギリスって危なくないのかな?
一人で旅しても楽しめるのかな?
イギリス大好き人間のまのん(@ManonYoshino)です。
古い伝統や文化と、最先端のファッションやミュージックが共存する国イギリス。
とっても魅力的な国です。
ただ、遠いヨーロッパまで海外一人旅って勇気がいりますよね。
行きたいけど…、でも一人じゃ不安…
すごくわかります!!!
でも、イギリスは女性が一人でも旅をしやすい国ですよ。
そして、一人旅の日本人女性をわりと見かけるのもイギリス。
一人旅をしてみたい、イギリスに行きたい…!
そう思うなら、ぜひ行ってみるべきかと思います。
この記事では、
イギリスが女性一人旅におすすめな理由
イギリスの旅の魅力
一人旅にロンドンが楽しい理由
イギリスを旅する前の豆知識
をご紹介していきます。
イギリスに行きたいけど、一人旅だとちょっと不安かも…というかた、ぜひご覧くださいね!
▼ 一人旅には、いろいろ不安もあるもの。慣れないうちは億劫に感じてしまうかもしれません。一人旅にありがちな不安と、その解消法をご紹介した記事はこちらから >> 【一人旅が不安?】旅慣れた人も心がけている、旅を楽しむ不安解消法
目次
女性一人旅にはイギリスがおすすめ
一人旅の海外旅行、今も昔も意外と女性に人気です。
「えー、勇気が出ない」
「一人で行ってもつまらなそう」
「なんか寂しい女と思われそう」
などと、いろんな意見がありますが、
どこに行っても一人旅の日本人女性、わりと見かけますね。
イギリスは旅アクセスがよい
一人旅女性にイギリスをおすすめする理由の第一番目が、アクセスの良さ!
直行便なら、日本を午前出発で、同日午後にロンドン着。
日本からの直行便は1日数便飛んでいるし、日本を出発した日の午後にはロンドンに着いてしまうんです。
これ、結構重要なことなんですよね。
知らない街に深夜に到着とか怖いじゃないですか。
また、見知らぬ空港での乗り継ぎも、一人旅ビギナーにはハードル高いですよね。
さらに、同日の午後にロンドンに着くので、時差の調整もラクなんです。
イギリス国内の公共交通機関網も整備されているので、女性一人旅でも移動がしやすいのも高ポイント。
地方の観光拠点へは、首都ロンドンから高速鉄道でアクセスできて便利です。
例えば、ロンドンからスコットランドの首都エジンバラまでは、4時間半前後の列車の旅。
ゆったりした座席で、窓外に流れていく北イングランドの絶景を堪能できます。
観光インフラが整っている
ヨーロッパの観光国といえばスイスが有名です。
とにかく世界各地から集まる観光客が、ラクラク楽しめるようにインフラが整っているんですよね。
イギリスもここ数十年で観光施設の質がぐんと上がりました。
ローマ時代の遺跡あり、中世の古城あり、近世の宮殿や邸宅ありで、見るものに事欠かないイギリス。
かつては、朽ちるに任せた廃墟状態のものも多かったのですが、多くの史跡が整備されて拝観しやすくなってきました。
12〜13世紀の城砦など、往時の姿をとどめながら、内外に手を入れて、誰もが危険なく訪れて古き時代を偲ぶことができるんです。
歴史ファンにはたまらない魅力あふれるイギリスです。
イギリスは日本人にとって馴染みのある国
日本からは地球の反対側。
地理的にも文化的にも「遠い国」イギリス。
でも、日本とのつながりは長く、江戸末期から明治にかけて、イギリスからは大きな影響を受けました。
日本の皇室とイギリス王室の交流は、テレビや雑誌でもよく報道されている通りです。
多くの留学生がイギリスに学び、多くのビジネスパーソンたちがイギリスで日本と彼の国とを結んで仕事をし、多くの若者がイギリスの音楽や文化に影響を受けてきました。
そして、たくさんの人々が「一度入ってみたい憧れの地」として、イギリスを旅してきました。
つまり、イギリスという国は、日本人の渡航の歴史が古く、積み重ねられた経験値が高いわけです。
イギリスに関する書籍も多いですし、日本人が知りたい旅の情報がいっぱいあります。
日本人にとって、旅をしやすい海外の国、と言えるのではないでしょうか。
比較的治安が良い
イギリス、「酔っ払って大騒ぎする若者たち」というイメージも、実はないことはないです。
でも、それはほんの一部のこと。
旅の間は、緊張感を持って行動するという基本を守ればいいだけだと思います。
危険なエリアを事前に知って、そこにに近づかないようにし、夜間の独り歩きは避けるようにしましょう。
その基本ができていれば、イギリスは安全に旅を楽しむことができる国です。
▼ 女性一人の海外旅行にぴったりなイギリス。おひとりさま旅行でイギリスを満喫できる理由と、より安全により楽しく旅をするためのコツとは?
イギリスの旅の魅力
ここからは、イギリスの旅の魅力について、いくつか絞ってご紹介します。
イギリスは歴史・文化遺産の宝庫
イギリスと簡単に言っていますが、本来の名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。
1066年にノルマンディー公ウィリアムがイングランドを征服し、以後、王国としての基礎が固められていきました。
イギリス王室は、日本、デンマークに続いて世界で三番目に長い歴史を持つそうです。
(イギリス王室のシンボル、バッキンガム宮殿)
17世紀の名誉革命で、他の欧州諸国に先んじて絶対王政から立憲君主制へと移行したイギリス。
産業革命をいち早く起こし、20世紀前半までは、世界を牽引する強大国でした。
イギリスは、世界のリーダーとして長い歴史を持っているんですね。
堅固な中世の城砦から近世の優美な宮殿、カンタベリー大聖堂を代表とする息を呑むような宗教建築など、優れた建築物が全国至るところに残されているんです。
(ドーバー海峡を望む高台にそびえ建つドーバー城)
さらに、世界中から収集された文化遺産の数々も注目すべき点。
大英博物館をはじめとする博物館・美術館には、エジプトやメソポタミアの遺物から、大英帝国の煌びやかな栄華を彷彿とさせる美術品まで、実際に目で見てまわることができます。
数々の歴史的建造物が現存する理由の一つは、イギリスという国が1,000年以上もの間、王室を頂点に侵略されず分割されずにきたからではないでしょうか。
イギリスは音楽・ファッションの発信地
古い伝統を大切にするイギリスですが、一方で世界を席巻する「新しいもの」の発信地でもあります。
ブリティッシュロックがその代表。
1960年代以降、世界の音楽シーンに大きな影響を与えてきたのがブリティッシュロックです。
ビートルズ、ローリングストーンズ、デヴィッド・ボウイ…、誰でも一度は耳にしたことがあるような伝説のバンドやアーティストの名前が並ぶイギリスのロック界。
イギリスに行きたい理由の一つ、という人も少なくないのではないでしょうか。
イギリスといえば、ファッションの発信地でもあります。
バーバリーやアクアスキュータムなどの、いかにも英国という感じの高級ブランドはあまりにも有名。
一方で、80年代に一世風靡したロンドンのパンクファッションなどは、時代の先をいく先鋭的なものでした。
プライマークやトップショップなどのプチプラファッションも、充実しています。
イギリスでは王室の伝統を間近でみられる
日本の皇室は世界で最も歴史のある王家ですが、皇室行事を身近に見られる機会はとても限られています。
でも、イギリスでは王室がとても身近な存在(もちろんロイヤルファミリーに直にお目にかかれるわけではありませんが…)。
ロンドンでは、バッキンガム宮殿の衛兵交代式を間近で見学することができます。
(王室騎兵乗馬連隊が闊歩する姿を間近で見ると圧巻!)
宮殿内部の見学も可能なのがすごいところ(夏季限定、予約制)。
バッキンガム宮殿にほど近いホース・ガーズでは、王室騎兵乗馬連隊の交代式を本当に間近でみることもできるのですが、これも圧巻ですよ。
自然景観が独特で美しい
緑の緩やかな丘陵、イングランド南東海岸の石灰岩の白い崖、荒涼としたきたイングランドの大地…。
大陸の乾いた空気とは違って、どこかいつも湿り気を帯びたイギリスは、景色もなんとなくしっとり。
木々の緑も、あっけらかんと明るいフランスなどと比べると、しっとりと濃いのがイギリス。
イギリスの景色は、他の欧州諸国とはかなり違っています。
日本とももちろん違うので、独特な景色を楽しむことができるんですね。
できれば長距離列車で旅をして、車窓からの景色を楽しんでみてください。
▼ 歴史と伝統の国、イギリスならではの旅や体験は他では味わえないものばかり。イギリスでこそやってみるべきこと、行ってみるべきところ、味わってみるべきこととは?
一人で楽しめる街ロンドン
イギリスの首都ロンドンは、古き良きイギリスと最先端のイギリスを両方楽しめる街。
世界的観光地としての歴史も古く、旅がしやすい街でもあります。
ロンドンはおひとりさまが似合う街
ロンドンは世界有数の観光都市でもありますが、ビジネスや文化、学問の都市でもあります。
学生、ビジネスマンや数々のプロフェッショナルたちが闊歩する街。
なので、日中のロンドンの街中は、単独行動をしている人が圧倒的に多いんです。
一人で歩いている、というのが普通。
だから、気後れせずに「おひとりさま」でいられます。
名所旧跡をまわり、美術館で巨匠の作品に触れ、ショッピングを楽しみ、カフェでゆっくりお茶やランチ。
ね、イメージ湧きませんか?
▼ 一人旅にぴったりのロンドンでの滞在を安心して満喫するヒントを集めた記事はこちらから!
ロンドンは旅に便利な街
ロンドンが一人旅におすすめな理由の一つが、「旅に便利」という点。
交通網が発達していて、バスや地下鉄が「これでもか!」というくらい張り巡らされています。
また、女性一人旅にはうれしい「空港アクセスが抜群」という点もアドバンテージ。
ヒースロー空港からは、電車、バス、地下鉄で簡単にロンドン中心部に到着できます。
特に、ヒースローエクスプレスという空港特急は優れもの。
空港から、ロンドンのターミナル駅の一つパディントン駅まで、わずか15分ほど。
しかも日中は15分間隔とかで運行してるんです。
ホテルの数も多いですよ。
超高級ホテルから格安B&Bまで、予算やお好みに合わせて選ぶことができます(ただ、ロンドンのホテルは全般にお高いです)。
さらに、ロンドン発のバスツアーもたくさん。
市内観光はもちろんのこと、日帰りバスツアーも数多く出ています。
日本語のツアーも、いろいろな観光地向けに用意されていますよ。
日本語の現地ツアーといえば、JTB系列の「マイバスヨーロッパ」。
ロンドンの名所だけでなく、ウィンザーやコッツウォルズなどのバスツアーも運行しています。
効率的に観光地を回りたいという人にはおすすめかも!
ロンドンは歴史・文化遺産が凝縮されている街
ロンドンでは、イギリスだけでなく世界の文化遺産を間近に見ることができます。
大英博物館は、やはり必見。
曜日や時間帯によってはかなり混みますが、入場料無料で古代エジプトやメソポタミアの遺物を拝観できます。
工芸品や美術品ならビクトリア&アルバート博物館。
絵画ならナショナルギャラリーやテートギャラリー。
世界に名だたる博物館・美術館が多く存在するロンドンならではの楽しみ方でしょう。
しかも、これらの博物館や美術館の大半が入場料無料です。
また、イギリスの歴史を肌で感じたいという人は、ぜひロンドン塔へ。
その歴史は11世紀にまで遡り、以来、城砦として宮殿として監獄として、イギリスの歴史と共に存在してきたロンドン塔。
一度は訪れてみたい文化遺産です。
ロンドンはショッピングも楽しい
ロンドンの楽しみ方の一つがショッピング。
大小店舗が集まるオックスフォードストリートやボンドストリート。
超有名百貨店のハロッズや、中世風ハーフチェンバー建築が目を引くリバティ、高級食料品のフォートナム&メイソン。
古着やアンティーク雑貨を探すなら、ポートベロやカムデン・ロック・マーケット。
モードを一気にチェックしたいならウェストフィールドショッピングセンターやカナリーワーフエリアのモールへ。
古き良きロンドンの気分に浸りたいなら、バーリントン・アーケートやピカデリーアーケードなど、クラシックなアーケードをのぞいてみてはいかがでしょう。
いろいろなショップを見ながら街歩きするだけでも、ロンドンは楽しいですよ。
▼ 一人旅が楽しい街ロンドン。世界的に有名な観光スポットだけでなく、美術館や博物館も数多く楽しみ方も多種多様!
イギリスを旅する前の豆知識
「よし!イギリスに行ってみよう」と思ったら…。
旅の情報をチェックするのはもちろんですが、イギリスの「普通の姿」も知っておくと面白いかもしれません。
また、女性の一人旅を「心地よく楽しむ」アイディアも知っておくと便利です。
イギリス、普段のすがた
例えば鉄道パスを買って、ゆっくりイギリスを旅するとしたら…。
名所旧跡を見学した後には、「イギリスで暮らすってどんな感じなのかな」なんて興味が湧くのではないでしょうか。
個人的な感覚では、イギリス生活って、結構日本と違います。
アメリカやオーストラリアなどと比べると、その差がはっきりするはず。
なんとなくクラシックで質素。
「他とは違う」ことに誇りを持っている感じ。
ホテルではなく、ベッド&ブレックファースト(特に家族経営の小さな民宿がいい!)に滞在すると、「一般庶民のイギリス」を体験できるかもしれません。
▼ 「イギリスで生活する」ってどんな感じなのでしょうか。普段の暮らしの中で日本との違いを痛感する場面とは?
イギリスの食事はどうなのか
「イギリスって良いところだけど、食事がねえ…」というのは、世界的な定説。
確かに、一般家庭の食事は質素と言えるでしょう。
そして、変化に乏しいですね。
1週間単位で同じメニューが繰り返される…という感じ。
でも、ここ最近でずいぶん変わりましたよ。
レストランや食事のできるパブ(ガストロパブ)でも、食材のバラエティがぐんと増えていると思います。
そして、味のバラエティも確実に増えていて、美味しいものに出くわす確率が高くなりました。
ひと昔前は、「肉、じゃがいも、グリンピース、以上!」でしたから。
▼ イギリスの食事はイマイチ、というのが定説ですが、本当のところはどうなのでしょう。イギリスと日本の違いを食べ物の観点から考察した記事はこちらから!
女性一人の海外旅行の困ること対策
ヨーロッパ一人旅のリピーターたちが「これには困った」とあげる2つのこと。
それは、食事とトイレ。
どんな点が「困る」のでしょうか。
海外一人旅の食事、どうする?
これは…、一人旅永遠のテーマではないでしょうか。
旅慣れした人でも、「ヨーロッパで一人で晩ごはん」は、かなりハードルが高いものなんです。
現地の人たち、一人ではレストランに行かないですから。
でも大丈夫。
ちゃんと、色々対策はあるものなんです。
ざっくりまとめると次のような感じ(詳しくは、こちらの記事でご案内しています!)
ビジネスタイプのホテル内のレストランを利用する(一人客が比較的多いので気が楽)
外食しやすいエリアに宿泊し、カフェなど一人で気軽に入れそうな店を選ぶ
テイクアウトしてホテルで現地の味を楽しむ
ちょっと値のはるレストランはランチで楽しむ
▶ 海外一人旅リピーターにも、「これが苦手…」という人が多いのが一人ごはん。いろいろ試してみた「一人ごはん対策」をまとめた記事はこちらからどうぞ!
海外一人旅、トイレが困る
日本ほどトイレが整備されている国もないかも。
どこに行っても、だいたいトイレが見つかりますよね。
コンビニでも、きれいなトイレをお借りできるところが多いです。
ヨーロッパは、本当にトイレが見つからずに困るケースが…。
また、一人旅の移動では大きな荷物を一人で管理する必要があるので、これも頭痛のタネではないでしょうか。
「トイレの困った」も、事前の対策が大切なんですよね。
▼ 女性の海外一人旅で、意外と困ってしまうポイント「トイレ」。荷物はどうしたらいいの? トイレが見つからなかったら? 一人旅のトイレの不安解消に!
▼ 女性一人の海外旅行、実際に行こうと計画するといろいろ困りごとが出てきます。対策は、事前の対策や心の準備です!
まとめ
女性の海外一人旅のおすすめ旅行先としてイギリスをご紹介しました。
日本からの空のアクセス抜群で、観光インフラも整っているイギリスは外国人が旅をしやすい国。
言葉の面でも、英語は私たちにとって最も馴染みのある外国語なので、ヨーロッパの中では比較的コミュニケーションがラクです。
大都市圏では、世界各国からのビジネス客や留学生が多いので、一人で行動する外国人がとても多いんですよね。
「おひとりさまが気にならない」のも、イギリスは一人旅向きと言えるでしょう。
日本人も多く暮らすイギリスなら、現地情報を事前にチェックしておけば、一人旅の不安もぐんと軽減されます。
次の海外は、一人でも楽しいイギリスへ行ってみてはいかがでしょうか。