イギリスでしかできないことってなんだろう。
語学留学で長期滞在を考えています。
イギリスに行く前に「これはイギリスだけの貴重な体験だよ」ってことがあれば知りたい!
こんにちは、イギリスが大好きなまのん(@ManonYoshino)です。
今も昔もイギリスは人気の渡航先。
海外旅行としても人気ですが、留学先として選ぶ人も多いようです。
英語は日本人にとって、必ず学習する必須科目ですし、世界史の授業でもたびたびイギリスが登場しますよね。
それだけイギリスは私たちには馴染みの深い国のはず…。
ところが、実際に行ってみるとビックリしてしまうことも多い未知の世界だったりして、
「想像していた国とは違う…💦」
と感じる人も。
一度行ったらハマってしまう人も多いイギリス。
この記事では、
イギリスらしいってどういうこと?
イギリスでしかできないことって何?
という疑問におこたえしていきます。
「イギリスならでは」のおすすめ体験やスポットで、イギリス滞在を最大限楽しんでみませんか!
目次
イギリスのどこが「イギリスらしくて特別」なのか?
イギリス好きの人がよくいう言葉…
「ああ、なんかすごーくイギリス的!」
でも、イギリス的っていったいどういうことなんでしょうか。
でも、イギリス好きの人って、文句言いながら「だけど愛するイギリスなんだよな〜」という感じなんですよね
イギリスらしさ① 歴史と伝統
イギリスはヨーロッパ諸国の中でも歴史の古い国。
王室の歴史の長さとしては、世界で3番目なんだそうですよ(ちなみに1番古いのは日本の皇室で、2番目はデンマーク王室)。
伝統あるイギリス王室ですが、国民は王室の話題が大好き。王室は常に人々の注目の的で、常にゴシップ紙を賑わせています。
イギリスの歴史といえば、11世紀のノルマン・コンクエスト以来こんにちに至るまで、いろいろ山あり谷あり。
大きなところでは「名誉革命」とか「産業革命」とか、世界史に大きく残る画期的な出来事がありましたよね。
ぐるっとまとめてしまうと、中世以降、第二次世界大戦までは世界のリーダー的役割をこなしてきて、現在もG7のひとつとして先進主要国。
誇り高き英国民の国です。
イギリスらしさ② イギリス人気質
「イギリスらしさ」は、イギリス人の持つ気質に大きく影響を受けていると言えます。
「イギリス人はケチである」
という説がありますが、確かに長く大切にものを使う人が多いですよね。
イギリスのあちこちに古代ローマ時代から中世の建造物が残されています。美しい城砦建築や宗教建築が、気の遠くなるほどの長い年月を経て、私たちの目の前に今も佇んでいるのは圧巻です。
誰でも拝観しやすいように整備されていて、一般公開されている城砦建築がいたる所にあるんです。
イギリス人は、古いものを尊ぶ一方で、実は新しいものを受け入れるのも上手。
王はいても、政治には直接関わらないという立憲君主制が17世紀にはすでに成立していました。
まだまだ封建主義的社会が一般的だった頃ですよね。
そして、歴史の授業では必ず出てくる有名な19世紀の産業革命は、イギリスがその始まり。世界の産業界をリードする立場で、大英帝国の発展に大きく寄与しました。
ここから世界がぐっと近代化されましたよね。
さらに、私たちにとってイギリスをぐんと身近な存在としているのは、ロックやポップミュージックではないでしょうか。
昭和の時代に生まれた筆者にとっての「イギリスらしさ」といえば、まず真っ先にロンドンの音楽シーンが思い浮かびます。
イギリスのアーティストたちこそが、20世紀後半からの世界の音楽シーンを劇的に変えてきた存在。
ビートルズ、ローリングストーンズ、クイーンなど世界のミュージックシーンを牽引する偉大なアーティストを次々に生み出しているのもイギリスです。
イギリスらしさ③ イギリスの味覚
イギリス好きという人の中には、「イギリスの食べ物」にこそイギリスらしさを感じるという人も少なくないでしょう。
硬水で淹れる紅茶に、濃い牛乳を加えたミルクティは、イギリスでしか味わえない特別な味。
くちゃくちゃと歯ごたえのないソーセージも、たまに無性に食べたくなる不思議な味覚です。
モルトビネガーをたっぷりかけたフィッシュ&チップスの、あの油とお酢の混じった匂いもイギリス的。
筆者もいろいろな国を旅してきましたが、イギリスほど「ああ、イギリスに来たなあ」と思わせる食べ物の香りや味があるところはないんですよね。
美味しいかそうでないかは別の問題ですが…。
イギリスでしかできないこと20選
イギリスに滞在するなら、そこでしかできないことを体験したいですよね。
ここでは、定番アクティビティや「勉強になる」アクティビティなど、厳選したものを20ほどピックアップしました。
イギリスに滞在?おすすめのアクティビティ20選 | ||
1 | イギリス王室を知る | バッキンガム宮殿・衛兵交代式を見学する |
2 | ウィンザー城を見学する | |
3 | ケンジントン宮殿を見学する | |
4 | イギリス英語を堪能する | 語学学校に通ってイギリス英語を学ぶ |
5 | イギリスの歴史を肌で感じる | 歴史の舞台を訪ねる |
6 | 歴史的建造物を見学する | |
7 | 歴史上の人物ゆかりの地を訪ねる | |
8 | イギリス文化を堪能する | 博物館・美術館巡りをする |
9 | イギリス文学ゆかりの地を訪ねる | |
10 | ブリティッシュロックの聖地を訪ねる | |
11 | ミュージカル・演劇を鑑賞する | |
12 | キャラクターの聖地を訪ねる | |
13 | ロンドンを探訪する | ロンドン名所巡りをする |
14 | ロンドンバスで夜のロンドンをめぐる | |
15 | 老舗デパートを楽しむ | |
16 | 地下鉄のエスカレーターでキスをする | |
17 | イギリスならではの食を試してみる | 紅茶文化を楽しむ |
18 | イングリッシュブレックファーストを楽しむ | |
19 | イギリスならではの食事を楽しむ | |
20 | イギリスならではのデザートを楽しむ |
次の項から、ひとつずつご紹介していきますね!
イギリス王室を知る
バッキンガム宮殿と衛兵交代式を見学する
バッキンガム宮殿を見学する
言わずと知れたイギリス王室のロンドンの居城、バッキンガム宮殿。
ロンドンを訪れて、バッキンガム宮殿を正面に望む大通りザ・マルに立つと、きっと「ああロンドンに来た!」と思うはず。
バッキンガム宮殿は、夏季の限定期間内なら内部も一般公開されます(その他の季節も公開日あり)。
現在も王室が使っている絢爛豪華な宮殿内は一見の価値ありです!
衛兵交代式を見学する
「すごく混むから大変だよ」とよく言われている衛兵交代式。
でも、イギリスのイメージにもなっている赤い制服の衛兵たちが闊歩する姿や、騎馬隊の圧倒的な雰囲気は、とてもイギリス的。
日程が許すなら、ぜひ見学したいもの。
ちなみに、「すごく混んで人垣で見られない」と言っても、広い範囲から見ることができるので行ってみるべきかと思います。
ウィンザー城を見学する
ちょっとロンドンからは離れますが、電車の便も頻繁なのでウィンザー城を訪れるのもおすすめです。
ウィンザー城は王室が週末を過ごす場所で、現在、居住者がいるお城としては世界最大だそうですよ。
もちろん内部も一般公開されているので、壮大なスケールのイギリス王室の城を実際に見て回ることができます。
お城だけでなく、ウィンザーの町も可愛いのでぜひ時間をとって訪れることをお勧めします。
ロンドンからの日帰りツアーもたくさん出ています(日本語ツアーもあり)。
ケンジントン宮殿を見学する
美しいケンジントンガーデン内に位置するケンジントン宮殿も、イギリス王室を知るには必見の場所。
かつてはダイアナ妃の住まいとして有名でしたが、今はケンブリッジ公爵ご夫妻がお子様たちとお住まいです。
イギリス英語を堪能する
私たち日本人にとって、まず学ばなくてはいけない外国語が英語ですよね。
英語、すなわちイギリス語なんですが、じつは日本ではあまり馴染みがないんです。
教科書で学ぶ英語はアメリカ英語が中心。
発音もアメリカ式で学ぶ人がほとんどなのでは?
ボキャブラリーもイギリスは独特。
初めてのイギリスでは、言われていることがわからなくて本当に困りました。
トラックではなくてローリー。
トランクではなくてブーツ。
ドラッグストアではなくてケミスト。
イギリス英語の発音、慣れるとわかりやすいんですが、地域によっても大いに違うんですよね。
独特なイギリス英語の音が聞けるのはイギリスならでは。
ぜひぜひ楽しんでみてください。
▶︎ イギリス英語を学ぶならやはり留学するのが一番。人生観変わるイギリス生活とは?>>【留学で人生は変わる? 】イギリス生活で変わった8つの素敵なこと
イギリスの歴史を肌で感じてみる
イギリスにあってアメリカやカナダにないものといえば、「長い歴史」。
日本にも古い建造物が残されていますが、イギリスはそれ以上かと思います。
どこに行っても何百年も前の建物が残っていたりして、歴史の中を歩いているような気がするんですね。
歴史の舞台を訪ねる
イギリスの歴史というと、「よく知らない」という人が多いかもしれませんよね。
現在も続くイギリス王室は、ノルマンディ公ウィリアムが1066年にイギリスに上陸して、それまでのサクソン人の王国を征服したところから始まっています。
その舞台が、上陸地点であるイギリス南岸のヘイスティングス。
そして、実際の戦場となったバトルです。
イギリス各地に、歴史の転換点になるような出来事が起こった場所や建物が残されており、そういった地を訪ね歩くのも楽しいでしょう。
ロンドン観光の目玉である、ウェストミンスター寺院やロンドン塔も何度もイギリス史に登場します。
歴史的建造物を訪ねる
中世からの歴史的建造物が比較的良い状態で保存されているイギリス。
お隣のフランスは18世紀の革命時に破壊されてしまったものが多いのですが、イギリスは城砦建築・宗教建築ともに今も拝観可能なところがけっこうあります。
保存団体として有名なのはイングリッシュ・ヘリテッジ。
全国の歴史的建造物の保存・公開を行なっているので、サイト必見です。
古城を見てみたいなら、ロンドンから近いところではドーバー城やボディアム城。
宗教建築ならカンタベリー大聖堂やダーラム大聖堂やヨークミンスター。
スコットランドまで足を伸ばせるなら、エジンバラ城は圧巻です。
【 イギリスの文化遺産を訪ねるならここをチェック! 】
イングリッシュ・ヘリテッジ: English Heritage website
英国政府観光庁: https://www.visitbritain.com/jp/
歴史上の人物ゆかりの地を訪ねる
古い建築物が残っているということは、歴史上の人物ゆかりの地として訪れやすいということ。
例えば、エリザベス1世。
世界史で習ったのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
彼女の居城だったハットフィールド・ハウスや、恋人レスター伯との逢引の地ケニルワース城などを訪れて往時を偲ぶのはいかがでしょうか。
また数々の戯曲で知られるウィリアム・シェイクスピアゆかりのストラトフォード・アポン・エイボンも、多くの観光客に人気の地です。
例えば…、こんな旅もある!
<リチャード3世とミドラム城>
イギリス北部にも、中世の古城が多く残っています。
その一つ、ミドラム城はシェイクスピア劇の悪役リチャード3世ゆかりの地。
イングリッシュ・ヘリテッジが管理していますが、俗化されていなくてほどよい廃墟感が中世の趣をかもしだしています。
公共交通機関でたどり着くのは大変ですが、イギリスの歴史を肌で感じたい人にはおすすめです。
イギリスの文化を堪能する
ヨーロッパの中でも長い歴史を持ち、近代では大英帝国として世界に君臨したイギリス。
かつては広大な植民地も持ち、そこから集められた数々の美術品は今に伝えられています。
イギリス文化は古いものを大切にするだけではありません。
1960年代以降、世界の音楽シーンを牽引してきたのもイギリス。
最先端ファッションの発信地でもあります。
博物館・美術館巡りをする
イギリスで「すごいもの」のひとつが、全国にある国立の博物館や美術館の常設展示は入場無料だということです。
かの有名な大英博物館も、世界の巨匠の名画が集まるナショナルギャラリーも、無料。
エジプトのミイラや、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ウィリアム・ターナーの絵画も無料で拝観できます。
ロンドン市内だけでも、かなりの数の博物館や美術館があり、その分野もバラエティに富んでいます。
特に博物館については、自然史博物館、戦争博物館、交通博物館、海洋博物館など、分野も多岐にわたっているので主要なものを見て回るだけで何日も必要なくらいです。
イギリス文学ゆかりの地を訪ねる
英文学が好き!という方なら、ゆかりの地訪問も楽しいもの。
シャーロック・ホームズといえば、ロンドンのベイカー街221B。
ホームズとワトソンが下宿していたと言われる架空の住所でしたが、現在はシャーロック・ホームズ博物館となっています。
また、ロンドンといえば「チャールズ・ディケンズ!」というくらい人気が高い19世紀の文豪ディケンズ。
こちらも、ファンが多くてディケンズゆかりの地をたどるウォーキング・ツアーなどもあります。
彼の書いた代表作の一つが、『クリスマスキャロル』。
何度か映画化もされていて、今もなおクリスマス時期には繰り返しテレビで放映されている国民的作品です。
ブリティッシュロックの聖地を訪ねる
ビートルズファンなら、ロンドンのアビーロードやリバプールのペニーレインでしょうか。
80年代ロックのファンなら、ロンドンのカーナビーストリートやキングスロード。
以前ならパンクファッションといえば、ケンジントンマーケットでしたが、今はもう閉鎖されて当時の面影はありません。
それでも、ロンドンのカムデン・マーケットなど、ファンなら一度は訪れてみたい場所なのではないでしょうか。
ミュージカル・演劇を楽しむ
ロンドンといえばミュージカル!という人も少なくないでしょう。
ロイヤルオペラハウスやシェイクスピアズ グローブを始め、多くの劇場では世界的に有名なミュージカルや演劇を楽しむことができます。
もちろん、地方の劇場でもいろいろな演目がかかっていて、実に気軽に楽しむことが可能なんです。
幕間に劇場内のバーでワインなどを楽しむのも、「ああ外国にいる」という気分が盛り上がるのではないでしょうか。
イギリスらしいキャラクターの聖地を訪ねる
例えば、『ハリー・ポッター』のファンなら、ロケ地巡りも楽しいかと思います。
ロンドンだけでも、キングスクロス駅や趣あるレドンホールマーケットなど、映画の撮影に使われたスポットを実際にみることができます。
または、映画になった『パディントン』。その撮影スポットもロンドン市内にいろいろあります。まずは、その名の通りパディントン駅。
そして、タワー・ブリッジ。ロンドンに到着したパディントンが郵便トラックでこの有名な橋を渡るシーンが冒頭に出てきます。
▶︎ 一人で行っても楽しいイギリス旅。女性も旅しやすいのはなぜ?>> 【イギリス女性一人旅!】海外一人旅にイギリスがぴったりな8つの理由
ロンドンを探訪する
イギリスといえば、まず誰でもが頭に思い浮かべるのが首都ロンドンではないでしょうか。
ロンドンを徹底的に楽しむのも、イギリスでしかできないことですよね。
いくつかアイディアをご紹介しましょう!
ロンドン名所めぐり
とってもベタですが、ロンドンの名所巡りこそ一番にすべきことかなと思います。
観光ガイドに必ず出てくるような、
● バッキンガム宮殿
● トラファルガー広場
● ピカデリーサーカス
● ロンドン塔
● タワー・ブリッジ
● ウェストミンスター寺院
● 国会議事堂
このあたりは、一度は見ておきたいもの。
実際、これらの名所を見てまわると土地勘も出てくるので観光しやすくなります。
ロンドン塔とタワー・ブリッジ(この二つは隣り合わせ!)以外はロンドンの中心にあって、歩いて回れるエリアです。
ロンドン観光バスに乗ってしまうのも一つの手かもしれません。
ロンドンバスで夜のロンドンをめぐる
ロンドン市内、地下鉄網もとても発達していますが、バス路線も網の目のよう。
このバス路線を利用しない手はありません。
特に、二階座席の先頭に座れれば高いところからロンドンの通りを上から見渡せます。
狭い通りをビルの軒下ギリギリに走り抜けるロンドンバス、スリル満点。
そして、目抜き通りを走る路線は、夜もおすすめです!
老舗デパートを楽しむ
ロンドンには日本でも有名なハロッズのほか、いくつかユニークな百貨店が揃っています。
リバティプリントで知られるリバティや、食品のフォートナム&メイソンなど、他の国では経験できない特別な雰囲気があるので、買い物だけでなく観光としてもおすすめです。
ハロッズの豪華絢爛な雰囲気も素敵ですが、ロンドンの中心街に突如現れる木組みのチューダー様式がユニークなリバティも必見!
地下鉄のエスカレーターでキスをする
ロンドンの地下鉄、かなり深いところを走っている路線もあります。
そして、年季の入ったエスカレーターも長い長い。
傾斜が急な上に、意外とスピードがあるのでスリルを感じるかもしれません。
そして、せっかくのロンドンなので、ロマンチックな演出も…。
恋人と一緒のロンドンなら、長い長いエスカレーターでキスを交わしてみませんか?
彼が下に立ち彼女が一段上に立つことで、二人の唇の高さがちょうどキスにピッタリになるという。
よく見かける風景です。
▶︎ 女性一人が旅をしやすいロンドンとは?>> 【ロンドン女性一人旅】「おひとりさま」のロンドンはこう楽しもう!
イギリスならではの食を試してみる
イギリスといえば、「素敵なところだけれど、食べ物が美味しくない」と言う人が多いです。
日本人に限らず、実はこれ、世界共通の認識。
確かに、他のヨーロッパ諸国と比べると「外食をすると、とても美味しくないもの」にあたる確率は高め。
これは、いちいち味のバラエティにこだわることを美徳としてこなかった、イギリスの風潮もあるかなと思います。
「規則正しく体内に必要なエネルギー(食物)を摂取し、勤勉であること」、みたいな…(個人的な感想ですが)。
でも、イギリスには「そこでしか味わえない」美味しいものもあるんです。イギリスでしか楽しめない食について、いくつかご紹介しましょう。
紅茶文化を楽しむ
イギリスといえば紅茶。
お土産にいただくのも圧倒的に紅茶が多いですよね。
イギリスの硬水で淹れるお茶は濃いんですが、そこに新鮮で濃厚な牛乳をたっぷり入れると他の国では味わえないイギリスならではの味になります。
イギリスの紅茶、いろいろな楽しみ方があるんですよ。
アフタヌーンティー
イギリスのアフタヌーンティー、有名ですよね。
紳士淑女が優雅に午後のお茶を楽しむイメージでしょうか。
確かに、本格的なアフタヌーンティーは本場イギリスでもかなりのお値段です。
かの有名なサヴォイホテルでいただくアフタヌーンティーは、一人65ポンド(日本円で約11,000円)。
紅茶の老舗フォートナム&メイソンでいただくアフタヌーンティーも同じく一人65ポンドだそう。
クリームティー
日本では馴染みのない言葉かもしれない、クリームティー。
午後のお茶の時間におやつとして食べるものですが、スコーンのサイズが大きくてボリュームがあることが多いです。
内容はとてもシンプル。
ポット入りの紅茶と牛乳(たっぷり)、スコーンとクロッテドクリームにジャムです。
クロッテドクリームはこってりと濃いクリームで、デボン州やコーンウォール州が産地として知られています。
見た目はクリームというより、ゆるめのバターという感じ。
半分に割ったスコーンに、このクロッテドクリームをたっぷり乗せ、その上にさらにジャムを塗っていただきます。
これがイギリスの濃いミルクティーと絶妙なコンビ。
ご想像通り、「高カロリー」なおやつです…。
イングリッシュブレックファーストを楽しむ
「イギリスのご飯はまずいけど、朝食は世界で一番美味しい」と言われている、有名なイングリッシュブレックファースト。
その代表的な中身は…
- フルーツジュースもしくはフレッシュフルーツ
- シリアルとミルク
- 卵料理(目玉焼きやスクランブルエッグなど)
- ソーセージ
- ベーコン
- 焼きトマト
- マッシュルームソテー
- ベイクドビーンズ
- 薄切り食パンのトースト
- バター、ジャム各種
- ミルクティー(ポット入り、少なくとも2杯はおかわり可能)
と、こんな感じ。
確かに、ちょっと頑張れば明日の朝食にも揃えられそうですよね。
ただ、イギリスのベーコンとソーセージ、かなり独特なのでなかなか日本では同じようにはいきません。
あと、牛乳も味が違う気がしますね。
特に、ねちゃっとした歯応えのソーセージ、慣れるとクセになります。
このイングリッシュブレックファースト、内容にもバラエティがあるんですね。
畜肉に血を混ぜたブラック・プディングや、ニシンの燻製キッパースを牛乳でゆでたものが出されたり、コーンフレークなどの乾燥シリアルの代わりにオートミールや、小麦のミルクがゆ(ポリッジ)が供されることも。
▶︎ イギリスの朝ごはん、そんなに美味しいの?詳しくはこちらをどうぞ!>> 【イギリスのおいしい朝ごはん】イングリッシュブレックファースト
イギリスならではの食事を楽しむ
お茶と朝食以外にも、「これはイギリスで試してみるべし」という代表的なお料理があります。
それはソーセージ料理とフィッシュ&チップス。
こんがり焼いたソーセージにマッシュポテトを添えた「バンガー&マッシュ」。
焼いたソーセージに、ヨークシャープディングの生地をかけてオーブンでこんがりとさせた「トッドインザホール」。
そして、イギリス料理(スナック?)の代表、「フィッシュ&チップス」
これらは、料理を出すパブで気軽に食べられるので(しかもパブだと高確率で美味しい)、是非お試しを!
イギリスならではのデザートを楽しむ
イギリスとスイーツのイメージがつながらない…という人もいるでしょう。
フランスのような繊細なスイーツを思い浮かべるとガッカリするかもしれません。
イギリスのデザートは、ガツンと甘くて見た目は素朴というものが多いように思います。
おすすめは、トライフルとルバーブパイのホットカスタードがけ。
トライフルは、リキュールに浸したスポンジにフルーツやカスタードクリームと生クリームを乗せたもの。
「本当に美味しいトライフルに出会うと、めちゃくちゃ美味しい」です。
そして、ルバーブを甘く煮たものを入れたパイに、甘くて温かいカスタードクリームをたっぷりかけたものもイギリス的。
機会があったら、ぜひ試してみていただきたい一品です。
▶︎ イギリス人はどんなものを食べているのでしょうか。日本との違いはどこ?>> 【イギリスの食事は本当に美味しくないの?】食べ物から探るイギリスと日本の違い
まとめ
イギリスは日本人にとって「一度は行ってみたい外国」の一つとして不動の人気の国。
伝統と文化を重んじるイギリスは留学先としても人気です。
ところが、実際に行ってみると想像していた「欧米の国」とはちょっと違うカルチャーもあったりして、ハマってしまう人も多いんですね。
その場に行かないと体験できないことや、みられないものもたくさんある、魅力いっぱいの国、イギリス。
イギリスに行くなら、どうかいろいろ楽しんでみてくださいね!