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【イギリスで日本人がびっくりすること】「えっ!」と驚く意外なこと25選

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画像ファイルイギリスへの語学留学を考えています。

でもイギリスって生活するにはどうなんだろ?

知っておいたほうがいいことって何かな。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshino)です。

日本人にとって、古くから馴染みのある外国の一つ、イギリス。

英語は学校の必須科目なので、アメリカ同様にイギリスもよく耳にする国名のひとつですよね。

 

また、日本もイギリスも立憲君主国。

日本には皇室が、イギリスには王室があって、いずれも長い歴史を持っています。

イギリス王室の話題は日本でも常に注目を浴びるので、親近感を持っている人も少なくないでしょう。

 

でもイギリスって、同じ英語圏でもアメリカとは文化も人々の価値観も違うようです(アメリカは、かつてイギリスから多くの人が移り住んで発展した国なんですが…)。

だから、いざイギリスに住み始めると、その独特な様子にびっくりすることがあります。

 

イギリスに強い憧れを持っていて、イギリス文学だけでなく、さまざまなイギリス文化論の本を読んでいた筆者。

それでもいざイギリスに行ってみたら驚くことがいっぱいでした。

 

この記事では、

 イギリスに行くと日本人がびっくりすること

を25のポイントでピックアップしてご紹介します。

イギリス旅行やイギリス生活を考えているかたへのヒントになればうれしいです!

 

目次

イギリスはちょっと不思議な国

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学生の頃、イギリスに語学留学した友達が何人かいて…。行ってみたら想像していたのと違っていた、と。

それって、良くなかったという意味?

そうではなく、イギリスってすごくイギリスっぽい、みたいな?

なんかわからないようで、わかる!

 

イギリスといえば、20世紀半ばまでは世界をリードしていた国。

かの大英帝国ですよね。

早々と議会制を取り入れたり、産業革命で人類の暮らしを大きく変えた立役者です。

でも、そのあとは「斜陽の国」と言われ、なんとなく「アンティークな国」みたいなイメージを持ってしまった人も少なくないでしょう。

アメリカに比べて、ちょっといろいろと遅れている…という感じで。

 

そんなイギリス、実際に行ってみると、

想像していたよりずっとステキ

なんか不思議な魅力のある国

といったポジティブな感想を持つ人が多いんです。

 

歴史と伝統の国だけあって、さすが奥が深い。

だから、訪れるたびに、いい意味でも、そうでない意味でもびっくりすることがある!

 

イギリス大好きのリピーターとして、イギリスのびっくりを25個ほどあげてみました。

イギリスで日本人がびっくりすること

1イギリスのびっくり <言葉と人々>

 

 

 

 

 

 

 

イギリス英語が聞き取れない
2イギリス英語の語彙が意外
3イギリス人のフランス好き
4アメリカ英語と区別したがる
5とても社交的
6ソーリー頻発
7ものすごい音で鼻をかむ
8待つことを苦にしない
9イギリスのびっくり <生活>

 

 

 

 

 

 

冬の天気がいつもよくない
10室内が寒い
11古いものを大切に使う
12浴室の使い勝手が良くない
13水の使用量に厳しい
14お湯をふんだんに使えない
15皿洗いの方法が怖い
16イギリスのびっくり <飲食>

 

 

 

 

 

本当にパブがどこにでもある
17大酒飲みがけっこういる
18パブの食事がかなりいける
19食事のメニューが定番の繰り返し
20カレーと中華料理が好き
21意外とコーヒー派が多い
22イギリスのびっくり <観光>

 

 

 

田園風景がまるで絵画
23中世の建築をいたるところで拝観できる
24王室や貴族の宮殿や邸宅を拝観できる
25美術館や博物館の多くが無料

次の項から順にご説明しますね。

 

イギリスのびっくり <言葉と人々>

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イギリスに憧れていた10代の頃、初めてヒースロー空港に降り立った時の衝撃は忘れられません。

「英語が、英語じゃない…!💦」

 

日本の学校で習った英語は、ほぼ全部アメリカ英語だったんですよね。

だからイギリスについてまず最初に衝撃を受けたのは、英語が「英語に聞こえない」ということでしたね(笑)。

英語はもともとイギリスの言語なのにね。

 

びっくり1. イギリス英語が聞き取れない

日本で英語を学習する場合、「イギリス英語を習う」と特に指定しない限り、多くの場合はアメリカやカナダの英語ではないでしょうか。

仕事で英語の会議に慣れている人も、

「イギリスに行くとなかなか聞き取れない…」

と感じることが多いよう。

独特な発音とイントネーションは、慣れるまで聞き取りにくいと感じるもの。

 

びっくり2. イギリス英語の語彙が意外

イギリス人がよく使うボキャブラリーも、実はアメリカ英語とは違うものだったりします。

 

例えば、エレベーター。

日本人の多くが、エレベーターはそのまま (Elevator) という言葉を使うのではないでしょうか。

でもイギリスでは、リフト(Lift) です。

 

例えば、セーター。

セーターは外来語で、Sweater が日本語的になったものですよね。

アメリカではそのままスウェター(Sweater)。

でもイギリスでは、ジャンパー(Jumper)なんです。

ジャンパーは、日本ではジッパー付きのジャケットのことですよね。

 

▼ イギリスでは、日本人になじみのある英語とは違う言葉が使われることがよくあります。当然通じると思って使っても別の意味だったりして戸惑うことも。

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【日本人はイギリス英語が苦手】よく使うあの英語が通じないって本当?イギリスでは、私たち日本人になじみのある英語とは違う言葉が使われることがよくあります。当然通じると思って使っても別の意味だったりして戸惑うことも。代表的な例をご紹介します。...

 

びっくり3. イギリス人のフランス好き

イギリス人とフランス人は犬猿の仲、という説があります。

世界史で習った「百年戦争」はとても有名ですが、その後も19世紀に至るまで、たびたび戦いを繰り返した二つの国。

さぞかし仲が悪いんだろうと思いがちですが、イギリス人はけっこうフランスが好きなようなんですよね。

 

夏冬の休暇シーズンのフランスでは、イギリスナンバーの車をよく見かけます。

フランスに別荘を持つこともイギリス人の間では人気のよう。

イギリス人の男の子たちも「フランス人の彼女がいた」ことが自慢だったり。

「なんとなく気に入らないけど、おしゃれで憧れてしまうご近所さん」みたいな。

 

びっくり4. アメリカ英語と区別したがる

イギリスの語学学校に通っていた頃…。

何度言われたかしれない、

「それはアメリカ英語だから!」

という言葉。

 

学校の先生だったり、ステイ先のホストファミリーだったり、イギリス人の友達だったり、いろんな人から言われましたね。

間違っているわけではないけれど、アメリカ英語だから正統な英語じゃない…というニュアンス。

 

こんなにこだわるものなんだ

とびっくりしますね。

 

びっくり5. とても社交的

イギリス人って、全くの見ず知らずの人でも

目が合うとにっこり微笑む

んですよね。

 

それはもうほんと自然な笑顔で…(…とはいえ、これは欧米ではごく普通だったりもする)。

また、ちょっとした会話がとても上手でもあります。

スーパーのレジ待ちの列で、レストランやカフェで、人々がとても自然に「軽い会話」をしています。

イギリス=頑固な紳士の国、なんて思っていると社交性にびっくりするかもしれません。

 

びっくり6. ソーリー頻発

「欧米の人は簡単には謝らない、ヘタに謝るとこっちが悪いことになるから注意を!」とよく言います。

確かに、自分の非を認めたがりません。

 

かと思えば、イギリスではごくごく頻繁に

ソーリー(sorry)

を聞くことになってびっくりするでしょう。

 

ただ、これは謝罪のソーリーではなくて、

「ちょっと失礼」

的な表現。

 

道で誰かとすれちがいざまにぶつかりそうになった時に、ソーリー!

狭いところを通してもらいたい時に、ソーリ〜!

ちょっと聞き直したい時に、ソーリー?

 

まさに、日本でいうところの「ちょっとすみません」。

 

英語の教科書では、

相手に聞き直す時には、I beg your pardon? と言いなさい

と習いましたよね。

 

誰かにぶつかりそうな時や、狭いところを通してもらいたい時は、Excuse me でしたよね。

イギリスでは、とにかくソーリーソーリーでびっくりするかもしれません。

 

びっくり7. ものすごい音で鼻をかむ

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シーンっと静まりかえった教会の中で、みんなが必死でペンを走らせる試験会場で、電車の中で、

いきなり「ブーッ!」

と、派手な音で鼻をかむイギリス人。

 

初めてこの場面に出会うと、日本人はびっくりします。

 

どちらかというと、人前で鼻をかむ音をたてるのは恥ずかしいこと、という日本とは対照的です。

本当に見事に大きなブーッという音を立てるので、笑っちゃうかも。

鼻をかんだハンカチ(!)や紙は、まるめてポケットにしまう人が多いです。

もちろん、再利用のためですよ…。

 

びっくり8. 待つことを苦にしない

長い列を作って粛々と自分の番を待つイギリス人。

銀行のATM、公衆トイレ、パン屋の店先などなど、とにかく1列に列を作って待つ彼ら。

「おい、早くしろよ💢」

なんてイライラする人もみかけません。

 

昔、イギリスといえば「パンク」のイメージだった筆者。

ロンドンなどの大都市には怖いイメージさえ持っていました。

なんかやたらとモノを壊している若者がいる、という感じで…。

 

ところが、イギリスに行ってみて、意外とみなさん秩序をしっかり守っていることを知りました。

「自分の権利を守りたいから他人の権利も尊重する」、ということなのでしょうか。

長い列でもじっと待ち続けるイギリス人だからこそ、古い伝統がずっと受け継がれているのかもしれません。

 

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イギリスのびっくり <生活>

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イギリスで日本人がびっくりすること、普段の暮らしについてです。

 

びっくり9. 冬の天気がいつもよくない

ロンドンといえば霧の都。

イギリスといえば雨。

こんなイメージをお持ちのかたも多いのではないでしょうか。

 

ロンドンの緯度は北緯51度30分。

これは、日本でいうとどこにあたるのかというと、

「どこにもあたらない」

が答えになります。

ロンドンは、北海道の最北端よりも北なんです。

 

なので、当然、冬の日照時間は短くなりますよね。

冬至の頃は、朝8時過ぎに日がのぼり、午後4時前に日没。

北欧ほどではないですが、夏と冬では極端に昼の時間が変わるんですね。

 

なんとなく曇り。

ときどき雨がパラつく。

イギリスにはそんな記憶があります。

でも、年間降水量でみると、イギリスは決して雨量が多いわけではないんですよ。

日本の方がずっと雨量は多いですね。

 

びっくり10. えっ、室内が寒い?

よく、「欧米ではセントラルヒーティングが普及しているので、冬でも室内は暖かい」といいますよね。

日本の多くの家屋は、エアコンやオイルヒーターなどで居室のみを暖房をするので、廊下やトイレが極端に寒いですよね。

 

それに比べると、イギリスの家の中は、確かに「室内にいながら、吐く息が白い」ということはないでしょう。

 

でも、本当に暖かいかというと、それは疑問。

 

各部屋に設置されたパネルヒーターに温水を循環させて暖める方法なので、じんわりあったかいという感じ。

古い建物で断熱効果が薄いと、実際はあまり暖かくならないことも。

真冬で室温18度くらいだと、ちゃんと厚着しないと寒いですよ。

 

びっくり11. 古いものを大切に使う

アンティークのマーケットがあちこちで開かれているイギリス。

使わなくなった古いものを、個人が販売するブーツセール(ガレージセール)もさかんです。

親世代や祖父母世代の使っていた家具を、若い世代が貰い受けて使い続ける…なんていうこともよくある話。

古い家具を補修しながら使うの人も多いですね。

街中でUpholstery(アプホルスタリー)というお店を見かけることがあるんですが、これはソファや椅子の張り替えをしてくれるところ。

古くなったから捨てる、ではなくて、きれいに直して使い続けるわけです。

 

びっくり12. 浴室の使い勝手が良くない

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最近の日本の浴室、本当に便利です。

キッチンなど離れた部屋からのパネル操作でお湯張りができて、適温キープしてくれて、掃除もラクラク。

 

イギリスは古い建物が多く、もともと浴室としてデザインされていない小部屋を転用しているケースもあり、使い勝手はイマイチ。

絨毯を敷いた部屋の片隅にバスタブが置かれていて、そこにはお湯の蛇口と水の蛇口がそれぞれ離れてついている…という浴室も。

この場合、シャワーがないのでかなり不便なことになります。

なおかつ、お湯の蛇口はお湯のみが出て、水の蛇口は水だけが出るとなると、バスタブにためた温水で入浴・洗浄・すすぎの全てを行うことに。

キレイになったんだか、それともかえって不衛生なのか、納得がいかない入浴となることでしょう。

 

びっくり13. 水の使用量に厳しい

これは「ホームステイあるある」なのかもしれませんが…。

イギリスの一般家庭にステイしたことのある人は、ほぼ全員が「水を無駄遣いしないで」と言われていました。

入浴回数の制限(週に何回まで…など)はよくある話。

 

イギリス人が水の使用量に敏感なのは、水道代が高いためだと言われます(これはイギリスだけでなく、フランス人も同じ)。

また、ホームステイの学生を受け入れているイギリス家庭の多くは、ボランティア精神からしているわけではない、という背景も。

家のローンの支払いの足しにとか、家族の生活費の足しにホームステイ受け入れをビジネスとして展開しているわけです。

だから、水の使用量やトイレットペーパーの使用量にピリピリするんですね。

 

びっくり14. お湯をふんだんに使えない

熱いお湯をたっぷり使ってゆっくり入浴したり、シャワーを浴びたり。

日本人にとっては、バスタイムは1日のリラックスタイムでもありますよね。

でもこれ、イギリスでは「贅沢」のひとつ。

 

イギリスでは、水の使用量に敏感なだけでなく、お湯の使用量にも敏感にならざるを得ないんです。

タンク式の給湯システムを使っている家庭が多く、1回お湯を使い切ってしまうと次にタンクの中に新たに注水された水が熱くなるまで時間がかかります。

いわゆる瞬間湯沸かしシステムではなく、溜めた水を温める方式。

タンクがあまり大きくなく、一人シャワーをするともうお湯がなくなる、というケースが結構多いんですよね。

キッチンでお湯を使った後にシャワーに入ると、冷水を浴びることになりかねないわけです。

 

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びっくり15. 皿洗いの方法が怖い

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知る人ぞ知るイギリス式食器洗い法。

  • シンクに食器洗い用洗剤をたら〜っとたらし、ぬるま湯をはる。
  • そこに汚れた食器を入れる。
  • 柄付きブラシを用いて食器の汚れを落とす。
  • そのまま泡付きの洗い水を切ってフキンなどで拭く。

以上。

 

ほーら、洗剤水、洗い流してないですよ。

さっと洗剤水(汚れ水)の水気を払っておしまいなんですよ。

 

筆者がイギリスで暮らした数十年前、初めてみた時はショックでした。

でも、今も変わらず続いている方法だそうです。

カナダやオーストラリアなど英連邦の国でも、この方法で洗う家庭がいまだにあるそう。

水がもったいない、温水がもったいないという考えもあるでしょう。

でも、

「洗剤は消毒になるから洗い流したら意味がない」

と真面目に言っている人もいました(ビックリ!)。

 

ちなみに、イギリスで食器洗い洗剤のボトルをよくみたら、

「洗剤はきちんと洗い流しましょう」

って書いてありましたね…。

 

▼ もっと知りたいイギリスの日本の暮らしの違いについて、こちらの記事もぜひご覧ください!

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イギリスのびっくり <飲食>

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ここからは、いろいろと評価が分かれるイギリスの食についてのびっくりです。

 

びっくり16. 本当にパブがどこにでもある

イギリスといえば「パブ」というくらい、パブはイギリスの文化そのものだという人もいます。

 

パブは日本でいう普通の居酒屋とは若干違い、

飲み物を提供する地元民の社交の場

です。

 

最近は食事が売り物のパブも多くなりましたが、伝統的なパブは「飲み専門」。

このイギリスのパブ、本当にどこにでもあります。

小さな村でも、1軒はパブが…。

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少し前までは、一つのパブに2つの入り口がありました。

一つはパブリック・バー。

もう一つはサルーン。

パブリック・バーの方は労働者階級のための場所で、サルーンは中流階級のための場所だったんだそうです。

女性が入れたのはサルーンだけだったという時代も…。

今も、古いパブだとその名残りがあって、入り口が2つというところもあります(でも別に社会階級別ではありません。誰でも入れます)。

中世の姿をそのまま残すパブもあって、歴史的建造物で乾杯!なんていうこともできます。

 

びっくり17. 大酒飲みがけっこういる

日本でも終電間際になると、酩酊して千鳥足の人、よくいますよね。

毎年、お花見の季節には、泥酔して救急搬送される人も。

 

世界中どこでもお酒の好きな人は多いですが、イギリス人のなかにも

なんでそこまで飲まなくてはいけないの?

と聞きたくなるほどの大酒飲みがいるんですよね。

 

毎日お馴染みのパブに出かけるという習慣の人のけっこういます。

ラガーやビターなどのビールを、浴びるように飲む。

パブではパイントという単位(イギリスの1パイントは568ml)で出されます。

「昨日は10パイント(5.7リットル!)飲んだぜえ」

なんて自慢する人も。

 

びっくり18. パブの食事がかなりいける

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通常、パブでは、つまみといえば小袋のポテトチップスくらいしかありません。

基本、食事はできない場所という感じですね。

でも、最近はガストロパブと呼ばれる食事が売り物のパブも増えているよう。

 

主に供される料理は、イギリスの伝統的な庶民料理、フィッシュ&チップスやステーキ&キドニーパイ、ソーセージとマッシュポテトなど。

これが、結構美味しい食事を出す店が多いんですよ。

 

以前からパブでも昼食時には食事もできたんですが、メニューは限定的でした。

ガストロパブは、昼も夜も営業していて、雰囲気も味もいい感じでお財布にもやさしいんです。

 

びっくり19. 食事のメニューが定番の繰り返し

イギリス人家庭に滞在するとびっくりすることの一つが、食事メニューのローテーション。

80年代のイギリス映画に『旅する女/シャーリー・バレンタイン』という作品があります。

この中で、夕食が曜日ごとに決まっていて…というシーンが出てきて、夫にムカついた主人公が「ステーキの日」に卵を出すんですね。

それで夫婦喧嘩になり…、という感じでストーリーが展開します。

 

実際にホームステイをしたときも、同じような感じでした。

  • 月曜日は目玉焼きとソーセージとポテトフライ(イギリスではチップスという)
  • 火曜日はスパゲッティ
  • 水曜日はカレーやチャーハンなどのライス料理
  • 木曜日はソーセージを使ったプディング
  • 金曜日はフィッシュ&チップス

という感じで…。

判で押したように、これがループで続きます。

 

びっくり20. カレーと中華料理が好き

かつてイギリスの統治下にあったインドと香港。

イギリスに行ってみると、その影響は一目瞭然。

インド系の人々と中華系の人々が多く、どこにいってもインド料理店と中華料理店を必ず見かけます。

しかも、インド料理店と中華料理店はわりとハズレがない!

そのためか、イギリス人全般、カレーと中華料理が大好きなよう。

語学学校のカフェテリアにもカレーは常にメニューにあったし、中華料理も気軽にテイクアウトして食べている人が多いです。

 

びっくり21. 意外とコーヒー派が多い

イギリス人は一日中紅茶を飲んでいる、なんていうイメージを持っている人も多いかもしれません。

これまで、さまざまなエッセイ本などで「イギリス人と紅茶」について紹介されてきてのは事実。

そして、イギリスの紅茶はどこで飲むより確かに美味しいんです。

でも、現実にはコーヒー派が結構多いですよ。

特に若い世代はコーヒー。

イタリアンコーヒーや、シアトル系コーヒーのお店も多いですし。

 

▼ 意外と知られていない、イギリス人の普通の食事にふれながらイギリスと日本の違いを食べ物の観点から探ってみた記事はこちらから!

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イギリスのびっくり <観光>

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びっくり22. 田園風景がまるで絵画

田舎の風景が美しいのは世界共通。

特に、イギリスの田舎はゆるやかな丘陵が続いて、教会の尖塔が見えたり、中世の古城が見えたりして美しいです。

ヨーロッパどこにいっても共通していることなんですが、店舗が集まる商業圏と住宅地が分かれていて、さらに自然な景観が楽しめる田園がまた分かれているんですよね。

ちょっと街を離れると、「賑やかな看板」や「ネオン」が全く見えないところもいいなと思います。

まるで18〜19世紀の絵画そのもののような風景が広がっているのが素敵です。

 

びっくり23. 中世の建築をいたるところで拝観できる

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日本も文化遺産が数多く残されていて、往時を偲ぶことができますよね。

イギリスも文化遺産の宝庫。

古いものはローマ時代に遡ります。

ノルマンディー公ウィリアムのイングランド征服(1066年)以降の城砦建築も各地に残っており、「つわものどもの夢のあと」を訪れることができます。

島国イギリスの海岸線守備のために築かれた中世の城たちは、その天守閣からの景観は抜群。

また、過度に商業化されていない廃墟感抜群の古城も多く、「そこに確かに息づいていた人々」に思いを馳せるのもロマンチック。

さらに、宗教建築にも優れたものがたくさんあり、世界遺産に登録されているカンタベリー大聖堂やダラム大聖堂などは本当に圧巻の佇まいです。

 

びっくり24. 王室や貴族の宮殿や邸宅を拝観できる

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イギリス王室の居城バッキンガム宮殿やウィンザー城はあまりにも有名。

衛兵交代式も間近でみると実に感動的です。

でも、それだけでなく、バッキンガム宮殿もウィンザー城も実際に拝観することが可能なんです。

日本で言えば、皇居の宮殿内を一般公開しているようなもの。

イギリス王室、すごいですよね。

また、貴族や富豪の大邸宅にも一般公開を受け付けているところが多く、その豪華なインテリアや調度品を直にみることができます。

 

びっくり25. 美術館や博物館の多くが無料

これはイギリス観光でもっともびっくりすることの一つ。

国立の美術館や博物館の常設展はほとんど入場無料なんですよ。

大英博物館、ナショナルギャラリー、テート・ブリテン、帝国戦争博物館、ロンドン自然史博物館、などなど。

古代エジプトのミイラも、ゴッホやラファエロやダヴィンチの絵画も、ターナーやコンスタブルの絵画も、無料でみることができるんです。

考古学ファンや美術ファンには嬉しい限りでしょう。

 

▼ 歴史と伝統の国、イギリスでこそやってみるべきこと、行ってみるべきところ、味わってみるべきことをご紹介します!

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まとめ

実際に行ってみると、なんとなく想像していたイメージとはちょっと違うことも多いイギリス。

紳士の国、歴史と伝統の国、誇り高き人々、パンク発祥の地、などステレオタイプのイギリスと、現実のイギリスはちょっとズレているかもしれません。

でも、そこがイギリス。

不便さがちょうどいい感じだったり。

意外と義理と人情にあふれていたり。

イギリスはいいところですよ~。

 

ABOUT ME
吉野まのん@英語生活
英語で暮らし、フランス語に悩み、日本語教育にも頭を抱えるヨーロッパ在住の昭和組。受験英語は超苦手だったのに「言葉としての英語」に惹かれ卒業後はイギリスに。カナダ・アメリカ・東京で長年働いたのち、ヨーロッパ移住。英語や外国語に関することや仕事のこと、外国生活のあれやこれやを発信中。

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