英語で働く日本

【外資系の小さい会社へ転職するなら必読!】デメリット全部見せます

 

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日本に事業所を構える外資系企業といっても、多種多様です。その規模も、誰もが知っている超有名大手から、駐在員たった一人のミニオフィスまで、さまざま。

英語などの外国語を活かせる仕事を探すとき、人材紹介会社や転職サイトなどを介して紹介される転職先に多いのは中小規模の会社。特に、小さい外資系企業からの求人がけっこう出てきます。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

外資系専門人材紹介コンサルタントを経て、外資系企業にも長年勤務した経験から、メリットやデメリットなどさまざまご紹介させていただいています。

小さな外資系企業で働くプラス点をご紹介した記事(以下の参考記事)に続いて、今回は、これはタイヘン編です。小さな企業で働くデメリットを、現場の経験からお届けします。

【参考記事】小規模外資系企業で働くメリットやポジティブ体験は、以下の記事でご紹介しています!

 

外資系の小さな会社で働くデメリットは、やはりある?

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外資系の小さな会社には、なぜその規模なのかという理由がいくつかあります。

その例として:

  • 日本での現在の事業規模が小さい
  • 日本での事業規模は小さく限定している
  • 日本での立ち上げ時期
  • 本国の組織も小企業

 

規模が小さいためのデメリットは明らかにあり、それはスタッフ数が少ないがために業務のやりくりに無理が生じている場合や、組織自体が小さくて経営が安定していないという場合もあります。

外資系の小さな会社で、日本の現地スタッフとして働く場合、さまざまなデメリットがあるということを理解しておく必要があるでしょう。

小さな外資系の求人が多い理由

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外資系転職を希望して、実際に職探しを始めると気づかれると思うのですが、中途採用の求人は中小企業がとても多いんです。

なかでも、「あれ、このポジション、面白そう!」と思える求人に多いのが、スタッフ数20名以下の小さな会社だったりします。

それにも理由があります。

  • 日本のオフィスの立ち上げ時期で、積極的にスタッフを募集しているから。
  • 小さな会社は、人によって合う合わないがあり、辞める人も多いから。
  • 人数が少ないため、トップや他の社員との相性が重視され、そりが合わずにやめる人がいるから。

小さな外資系ならではのデメリット

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オフィスの日常面でのデメリット

雑用が多い

庶務部門がなかったり、経費が限られていることも多く、備品の買い出しや、清掃などまで社員が行うケースもあります。

また、部署や職務に関係なく電話応対や来客応対など、意外なところに時間をとられがちです。

インフラが未発達

すべてが整っている中規模以上のオフィスと違って、ビルの1室にオフィスを構える小さな会社では、インフラ整備もイマイチだったりします。

IT専門スタッフがいない場合、OA機器なども自分たちで設定・保守をすることも。

常識が通じない

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外国人トップのワンマン体制だと、特にその傾向が強いかもしれないのですが、「常識」でははかれない部分も出てきます。

独自のカルチャーというか。

カオス状態であることも

立ち上げ時期だったり、本社スタッフの急な交代(首のすげ替え)時期などは、それまでの社内の常識がひっくりかえるようなカオス状態にある場合も。

上が変わると社内人事までガラッと変わってしまうこともあります。

求人広告に応じて意気揚々と就職したあなたを待ち構えているのは、殺伐とした戦場のようなオフィスかもしれません。

福利厚生が未発達

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なにしろ人数が少ないので、福利厚生が充実していない会社が多いようです。

健康保険や厚生年金などの法定福利厚生はあっても、その他の各種手当などは全くない場合もあります。通勤費も出ないケースも。

また、「退職金制度なし」だったり、法人会員の優待制度などが全くなかったり。もちろん、小さなオフィスにはロッカールームや休憩室など存在しないことも普通です。

組織面でのデメリット

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ワンマン体制であることが多い

意思決定が単純明解でメリットとも言えますが、小さな会社では「社長と社員」という構図でワンマン体制であることが多いです。

その社長(日本法人の代表)の性格いかんでは「朝令暮改」状態で、スタッフは振り回されるケースもありますね。

安定度が未知数

外資系企業は、規模の大小を問わず「撤退」というリスクがあります。日本市場からの撤退や、本社の組織変更で日本の会社がなくなってしまうことも。

また、日本企業以上に成果主義の企業も多く、求められている業績が出せなければ急なリストラなどもありえます。

専門部署がない

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実際に小さい会社で働いて痛感したデメリットがこれです。

ある程度の組織だったら、「その道の専門部署」というのがありますよね。製品開発の仕事をしていた時に、専門部署がない困難さと危うさというのを経験しました。

  • 研究開発部がない:自分で調べるしかない
  • 技術部がない:自分で調べ、外部専門業者にも意見を聞くしかない(有料。予算が下りないとできない)
  • デザイン部がない:パッケージデザインは印刷会社と自分で手がける
  • 法務部がない:関連法規に違反していないか、きちんと守れているか、すごく心配で綱渡り。
  • 広報部がない:全部自分で取材を受け、プレスリリースも発行。経験がないためすごく時間がかかり、素人っぽいものしか作れない

上記は、困ったことのほんの一部。後で思い返すと冷や汗ものです。

専門外も勉強して頑張るしかない

小さな会社に入社すると、全くの素人が、専門外の業務も学ぶ必要が出てくることもあります。

ネットワーク管理や、業界団体への代表出席、出版、翻訳、翻訳などなど例をあげればきりがないほど。本来の業務もこなしながら学ぶのは、結構なプレッシャーです。

デメリットがメリットに変わる2つの実例

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ベテラン秘書、「小さい会社の洗礼」を受ける

人材紹介コンサルタント時代に、ある「立ち上げ時期のフランス企業」にご紹介したAさん。

セレブ秘書のチャレンジ

外資系秘書として20年のキャリアをお持ちでした。

転職時の彼女のネックは、年齢。ずいぶん昔のことですが、当時45歳だった彼女には、年齢が高いためになかなか良いオファーが出なかったんです。

洗練された上品な佇まいの彼女は、ベテラン外国人秘書の貫禄抜群。秘書として要求されるスキルは全部持っていて、希望年収もそれなりに高かったのです。

難しい職場がやりがいに

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彼女にようやく興味を持ってくれたのは、「とにかくマルチに活躍できる語学力抜群のアシスタントが欲しい。年齢はとやかく言わない」という、かなり難しい職場。この日本人ポジション以外はフランス人5名。

採用はすぐに決まりましたが、セレブな環境でしか仕事をしたことのなかった彼女には、泥臭い立ち上げオフィスは驚きの連続。しかも全員フランス語。

最初は弱音を吐いた彼女。でも、3ヶ月の試用期間中に「マルチタスキングのスーパーアドミニストレーター」という新しい立ち位置にやりがいを見つけてくれて無事就職されました。

見方・考え方を変えて見事に「小さな会社のデメリットをメリットに変えた」わけです。

満身創痍、アシスタントから管理職へ

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また別の例です。

最初はアシスタントで

英語が得意で社長付きアシスタントとして、外資系の小さな会社に就職したBさん。

こちらの外資系も、スタッフ数5名というごく小さな会社。おまけに、少し前に本社から新しい社長が到着して、すべてのスタッフが総入れ替えになったばかり。

全部手探り状態だったそうです。インフラも、全く整っておらず、少しずつシステムを改善しながらの作業。

しかも、怒鳴るわめくの超ワンマン社長で、半年もたないスタッフがほとんどだったそうです。年がら年中人材紹介会社とは求人のやり取り。

広い業務を担当後、キャリアアップ成功

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でも、Bさん、そのカオスな環境がためにただのアシスタントで終わらずに、広報からマーケティング業務の全域までを担当し、そののちの転職に大成功。

結局、幅広く経験したことにより知識も豊富になり、マーケターから部門長までキャリアアップしていったそうですよ。

こちらも、外資系の小さい会社でのデメリットに立ち向かい、メリット=キャリアップに変えたわけですね。

まとめ

安定面や、日々の業務のやりやすさから言えば、残念ながら外資系の小さな会社には「デメリット」と感じられる点が多いようです。

それでも一人何役もこなす必要があったり、専門外の知識も要求されたりと、自分のキャリアの枠を超えて成長できる可能性があるのも、小さな会社ならではです。

語学力を存分に発揮できるチャンスも多いので、もし気になる求人が出たなら一度トライしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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