一人旅をしてみたいけれど、いろいろ気になります。
寂しい人だと思われるんじゃないかな。
周囲の目が気になってしまいそう…。
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
一人でヨーロッパに行くと言ったら、
「へ〜、海外一人旅なんて変わった人ですね」
と言われたことがあります。
面と向かって言われたのは後にも先にも1度きりですが、やはりそういうふうにみられるのかな…、と気になりました。
現在はヨーロッパに暮らす筆者ですが、移住前は国内・海外ともに一人でどんどん旅行するタイプでした。
その理由は、
● 行きたいところ、見たいものがある。
● 自分のペースで自由に旅をしたい。
● 仲の良い友達はちょうど子育て中。
などなど。
つまり、
どうしても一人旅をしたかったわけではないけれど、
でも誰かがいないと行けないわけでもないので、
一人旅をしていた…
という感じです。
ただ、やっぱり「一人旅をしている自分の姿」が気になっていました。
友達も夫もいない寂しい独身女と思われていないかな?
旅先で「孤独な旅をする変わった女」と見られないかな?
一人で夜の外食は気まずすぎて嫌だな…。
旅に行きたい、でもタイミングよく一緒に行ける人がいないし、一人旅しようかなと悩んでいる人、けっこういるのではないでしょうか。
この記事では、
一人旅で気になることと解決アイディア
をご紹介したいと思います。
「行きたいところがあるけど、一人旅しようかな、どうしようかな」と迷ってしまうときの参考にしていただけましたらうれしいです!
目次
一人旅で気になること
一人旅が大好きで、「旅をするなら絶対一人に限る!」という人もいます。
でも、「旅をしたいけれど、一人旅だとちょっと不安だな」という人も多いでしょう。
一人旅の不安のなかには、旅の安全だとか、言葉の心配だとかの他にも、「自分の気持ち」への不安もあるのではと思います。
それは、女性の一人旅特有の部分もあるかもしれませんが、「人の目が気になる」「恥ずかしい」という点ではないでしょうか。
一人旅だと周囲の目が気になる
誰もそんなに他人の行動に注目していない…。
そう思っても、やはりなんとなく気になりますよね。
逆の立場で言えば、「一人旅らしい女性」を見かけると、一人なのかな?と気になったりもするもの。
女友達と一人旅についての話題になると、「自分には無理」というタイプの人はだいたい次のようなことを言います。
寂しい女だと思われそう
変な人だと思われそう
(一人旅してるって言ってる本人を前にして「一人旅は変な人だと思われそう」って言ってしまうところが、笑えますよね)
一人旅の「一人ごはん」が恥ずかしい
リピーターの人に多い一人旅の悩みが「食事」。
実際に「一人旅の一人ごはん」を経験したことで、その気まずさが身に染みているということでしょうか。
オフィス街でのランチタイムに、一人でお昼を食べることってありますよね。
同僚と交代でお昼を取るとか、お昼に用事を済ませた帰りに、などなど、ひとりランチは普通にある風景。
なのに、旅先の「一人ごはん」は、なぜか居心地が悪いんですよね。
周りはみんな仲間でワイワイ食べているのに、自分だけ一人でポツーンと食事って、やっぱり周囲の目が気になってしまって落ち着かないもの。
観光地や温泉やホテルは、カップルや家族、仲間と旅をしている人が圧倒的多数だからなんでしょうね。
▶︎ 一人旅に行こうと思うけれど、いろいろ不安もあるもの。ありがちな不安と、その解消法をご紹介します。
▶︎ 女性一人の海外旅行なら、事前に「困りがちなこと」の対策や心の準備をしておけば安心です!
一人旅だとなぜ気になるの?
上記に書いた、一人旅の「周囲の目」「一人ごはん」。
一人で行動するシーンは、普段の暮らしでもたくさんあるのに、「一人旅での一人行動」は居心地の悪さを感じてしまう。
なぜなんでしょうか。
人から言われたことがある
筆者のように、人から直接「一人旅なんて変わった人ですね」と言われると、やはり周囲の目が気になりますよね。
特に、周りがファミリーやカップルばかりの場合は、めちゃくちゃ居心地が悪いこともあります。
定期観光バスや、観光名所のガイドツアーなども、グループで参加するひとがほとんど。
そんな中にぽつんと一人で参加すると、「自分って変わった人だと思われてるんだろうな」なんて思っちゃいます。
実は、誰もそんなに他人の私に注目してないはずなんですけどね。
自分自身が実はそう思っている
これは、本当にそうかもしれません。
「一人旅してる自分って、一緒に旅する彼氏も友達もいない寂しい女かも…」って、内心では思っていることがあるといいます。
正直に言えば、私もそうでしたね。
他の旅行者が、恋人とアツアツ旅だったり、家族旅だったりするのをみていると、なんとなく惨めな気持ちになることも確かにありました。
「一人旅サイコー!行きたいところに気分次第で行けるし〜!」と思って来たはずなのに、
いいなー、カップル旅!私も、いつかは愛する人と来てみたい
なんて願っていたこともありますね。
経験したことがあるから
周囲の目が気になるのも、一人ごはんが恥ずかしいのも、本当に実感するのは経験してこそ。
すごくマイナーな観光スポットをまわる定期観光バスに、一人で乗車したことがありました。
私を除いては、みなさんグループ。
「おねーちゃん、ひとり?へえ、ひとりで寂しくないの?」
と聞かれて、やっぱりそう見えるんだなと思いました。
また、一人ごはんについては、何十回一人旅をしても慣れることがありませんでした。
一人ごはんがカッコいい人っているじゃないですか。
ああいうふうにはなれないな、自分ってダサいなあと思っていました。
極め付けは、仕事でイベント企画をしていた時。
「クリスマスにロマンチックな宿でパーティーを開く」という命題のもと、ロケハンでいろいろなホテルをまわっていたんです。
リゾート地のペンションに「ロケハン宿泊」したんですが、食事時が参りました。
私以外、全部のテーブルが恋人旅行。
自分史上、最悪の居心地でしたね(笑)。
一人旅が気になるときの解決アイディア
「一人旅、周囲の目が気になったりして不安だけど、やっぱり行きたい!」
というとき。
私は、行きたいところがあって、時間的&予算的に行けるのなら、ぜひ行くべきだと思います。
旅は、「その時そこに行けるタイミング」というのがある、人生の一期一会だと思うからです。
ここからは、気になる点をどうカバーしたら一人旅を楽しめるのか、についていくつかアイディアをご紹介していきます!
周囲の目が気になるなら
旅はしたいけれど、周囲の目が気になってしまうという人。
まずできることは、考え方をシフトすることです。
一人旅に対する、自分自身のネガティブなイメージを洗い出してみましょう。
◆ 一人旅に対して自分が持つネガティブイメージ ◆
- 一人旅をする人は、一緒に旅する友達も恋人もいない寂しい人
- 一人旅をする人は、人の目が気にならない変人
- 一人旅をする人は、ナルシスト
などなど、いろいろ心の奥底には、ネガティブイメージがあるんじゃないでしょうか。
どれも本当かもしれません。
でも、こう考えてみましょうよ。
一人旅できる人はすごいんですよ。
一人でプランを立てて、旅費を用立てて、(海外なら)言葉の壁を越えて、未知の世界に飛び込んでいく勇気があるんですから。
しかも、現地でさまざまなハプニングを上手に乗り越えて、グローバルに楽しめちゃう才覚もあるという(でも実はこれ、子育て中で、一人自由な旅はできなくなって初めて気づいたこと)。
自分自身が持っている「一人旅する自分への偏見」。
これを見直してみませんか。
一人の食事が恥ずかしいのなら
一人ごはんが苦手…というのは、仕方のないことでもあります。
ヨーロッパでは、特に夜のレストランに一人で食事に来ている人は本当に少ないです。
レストランは、誰かと特別な時間を楽しむためのもの…、でもあるので。
なので、旅の一人ごはんについては、自分がリラックスできるように事前に考えておくといいですよ。
国内旅行なら、ビジネス客が多いホテルのレストランで食べるとか、テイクアウトしてお部屋ディナーにするとか。
温泉旅館でも、一人客用に「個室食事処」や「部屋食」が選べるところだと安心です。
海外旅行でも、都市部ではビジネス客が多く利用するホテルに泊まって、ホテル内レストランやルームサービスを利用する方法があります。
予算を抑えたい旅行なら、地元スーパーでお惣菜やデリのテイクアウトを楽しむのもおすすめです。
▶ 海外一人旅リピーターにも、「これが苦手…」という人が多いのが一人ごはん。いろいろ試してみた「一人ごはん対策」をまとめた記事はこちらからどうぞ!
なぜ一人旅を選ぶのかを考えてみる
そして、もうひとつ。
どうして一人旅を選ぶのかを考えてみるといいかもしれません。
「一人旅は寂しい人」って、本当でしょうか。
筆者は一人旅を多くしてきましたが、実は自分の中のネガティブイメージと戦いながらの旅でした。
一人で旅するのが好きだから、一人旅を選んでいたわけではありません。
「今、旅に行きたいから、とりあえず一人でもいいから行っちゃえ!」みたいな感じ。
でも、一人旅リピーターの多くは私のようなネガティブ思考ではないようです。
本当に一人で旅をしたくて、一人旅を選択している人も多いんです。
「一緒に行く人がいないから、仕方なく一人で寂しく旅をしている」わけではないんです。
確かに私自身も、一人旅を重ねていくうちに、その素晴らしさを知るようになったんですね。
私は歴史好きなので、史跡訪問が主な目的。
思う存分時間を使って、史跡を見て回るのは、やはり一人旅ならでは楽しみなんですよね。
旅は、単純に楽しいだけでなく、非日常な空間のなかでいつもと違う自分と対話する時間でもあるわけです。
一人だからこその貴重な体験をすることも多々あります。
人からどう思われるかを気にして、人生の貴重な体験を逃すのはもったいないなあと思いますね。
▶︎ 国内・海外一人旅リピーターが、一人旅で得られるかけがえのない経験をたっぷりご紹介します。
まとめ
一人旅してみたいけれど、いろいろ気になって実行に移せない…。
周囲からどんなふうにみられるのか、けっこう気になりますよね。
旅のあいだの孤独感や、おひとりさま食事も、「一人旅で気になること」の代表と言えるでしょう。
確かに多少のデメリットもある一人旅ですが、それ以上のメリットもたくさんあります。
「一人旅してみたいな、でも…」という人は、思い切って一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
きっと新しい自分を発見できると思いますよ!