英語と旅行

【英会話初心者のディープなイギリス体験】無謀で自由な80年代の旅

 

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80年代といえば、イギリス発信のブリティッシュロック全盛の時代。

パンクファッションの若者がロンドンの街を闊歩していました。

 

こんにちは、まのん@ManonYoshinoです。

はるか昔の初海外は19歳の春。学校の友達と二人で、学生旅行専門の旅行会社で航空券や鉄道パスなどを購入しての自由旅行でした。

その時の衝撃の体験の数々が、「英語をモノにする!」決意につながりました。大げさに言えば、初イギリスが人生の方向を決めた、ということになります。

【英会話ができないけどイギリスへ】初めての海外はホンモノ珍道中」に続き、英語生活のきっかけになった無謀かつ自由なイギリス旅の体験談です。

 

 

英会話初心者のディープなイギリス体験

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80年代のイギリスとは?

「鉄の女」サッチャー首相が大ナタをふるってイギリス全体を揺り起こしていた、あの時代。まだまだ「斜陽の国」「英国病」の影が濃かったと記憶しています。

だからこそ、すべてがスローで、すべてに味があったような気がするのです。

元祖ビジュアル系バンドとか、パンクとかが流行っていた時代です。

(でもこの話題に「おお、そうだったよね」と共感していただけるのは、昭和に生まれ育った人だけですね)

情報が限られているから無謀で自由

今のように、どこにいくにも自分の携帯を持っていけて、ほぼどこでもネットがつながり、世界中の情報が手にはいる時代とは違っていました。

海外旅行の情報も、市販のガイドブックや、その国の暮らしを紹介した書籍から得るものが中心です。

ホテルや交通についても、ガイドブックに掲載されているものを信じるしかありませんでした。

それだけに、ヨーロッパは遠く、イギリスも本当に「異国」だったんです。

行く先々で日本とは違う文化に触れて、ほんとうにカルチャーショックの連続。わずか3週間の旅なのに、日本に戻ったら三年くらい不在だったように感じるほど(浦島花子現象)でした。

ブリットレイルパスの「自由」

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イギリスと言えば鉄道旅

ヨーロッパといえば鉄道旅。イギリスも同様です。

20世紀のヨーロッパ鉄道旅の鉄板アイテムは2つありました。ひとつは「トーマスクックの時刻表」。そしてもう一つは、鉄道パスです。

ユーレイルパスがとても有名ですが、国ごとにそれぞれ外国人観光客向けの鉄道パスを発行しています。イギリスも同様で、「ブリットレイルパス」と呼ばれています。

無謀が可能になる自由

ブリットレイルパス、現在ではイギリスの地方ごとのパスや、フレキシーパスと呼ばれる連続しない使用日を選んで使えるパスもあります。でも、80年代半ばは、それほど種類がなかったように記憶しています。

でも、有効なパスを持っていれば、特急列車を含めて乗り降り自由。何回でも、どんな遠くでも行けちゃうんです。

自由度が高い!

例えば、こんなことが可能なんです:

朝、鉄道駅に行って最初に来た電車に乗って行けるとこまで行こう!

今日は疲れているから、片道4時間・往復8時間、特急列車に乗って景色を楽しむ日にしよう!

天気がいいからロンドンから日帰りでウェールズに行っちゃおう

ブリットレイルパスで実際に行った無計画旅

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湖水地方さくっと訪問

80年代、日本人がイギリスに行ったら必ず訪れる定番観光地のひとつだった、湖水地方。

(その他の定番は、ブロンテ姉妹の「ハワース」、シェイクスピアの「ストラトフォード・アポン・エイボン」、スコットランドのエジンバラ、オックスフォードにケンブリッジ!)

今も変わらず人気の訪問先なのかどうかはちょっとわからないですが、かつては高校の教科書にも、湖水地方をこよなく愛したウィリアム・ワーズワースの詩が載っていて、湖水地方の美しさといえばイギリスの美しさの代名詞みたいな紹介がされていました。

「とりあえず有名だから、さくっと半日くらい行ってみよう」と、時刻表も見ることなしにのんきに考えました。

実は無謀だった「さくっと湖水地方プラン」:

リバプールからプレストン(Preston)へ出て、そこから適当に北上する電車に乗る。

途中、オクセンホルム(Oxenholme)に行けばもう湖水地方

あとはウィンダミア(Windermere)まで行ってちょこっと湖水地方を味わってこよう!

ネットで検索すると、このルート、完全な的外れだったわけではなくて、3時間弱で行けます。日帰りももちろん十分可能なわけですよね。

でも、レイルパスさえ持っていれば乗り降り自由なので、行き当たりばったりでもなんとかなるかなと甘い考えで、来た電車にあまり確認もせずに乗ってしまいました。

「さくっと湖水地方」計画撃沈

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とりあえず、電車に乗ってスタート。途中、ちょうど運良くやってきた北上する特急に乗り換えました。これで湖水地方にはあっという間にいけるとホッとしたのを覚えています。

あれ?おかしいなと気付いたのはランカスター(Lancater)で停車して出発した後のこと。

全然止まらない、ずーっと止まらないんです。しかもローカル線じゃなくて、乗り心地のいいインターシティだし。

だんだん不安になって乗降口の行き先・停車駅表示を見に行きました。

行き先は、グラスゴー・セントラル(Glasgow Central)と書いてあって、途中の停車駅は、二人がこの電車に乗り継いだプレストン(Preston)以降は、ランカスター(Lancaster)とマザーウェル(Motherwell)のみ。

マザーウェルって、どこよ???

予定外のスコットランド

とりあえず、マザーウェルまで行って慌てて下車しましたが、そこで気付いたのは、もう湖水地方どころかイングランドとスコットランドのボーダーを越え、スコットランドにいたということ。

イングランドとスコットランドボーダーには、古くからの軍事的な要衝の地カーライルがあります。結構有名な土地なので、ふたりはなぜか「絶対どんな電車でもカーライルには止まるはず」と信じて疑わなかったんですよね。

でも、ランカスターのあとは、マザーウェル。かつての軍事的要衝の地は「通過」でした。

 

マザーウェルって、スコットランドのどのへん? と、思って駅で国鉄マップを見ると、なんとほぼグラスゴー手前。カーライルよりかなり北に来ています。

そういえば、空気が「北」っぽい。

時刻はすでに夕方になろうとしていました。もうどう頑張っても湖水地方に「ちょこっと行ってくる」は無理。それどころかちゃんとリバプールまで戻らなくちゃと、大慌てでした。

後にして思えば、ランカスター到着前に「ランカスターをでるとマザーウェルまで止まりません」放送は繰り返されていたんですね。だって、確かに車内放送で「Stopping at Lancaster, Motherwell, and Glasgow Central terminal…」と繰り返されていた記憶があるんです。

でも不確かだったので、まさか途中カーライルで止まらないはずはない!と思ってしまったわけです。トホホ。

英語がもっとできたらと大後悔。

 

その旅では、イングランド・ウェールズとまわりたいところがいっぱいだったので、スコットランドはプランに入っていなかったのです。

ま、ぜんぜん見所のない街ではありましたが、「とりあえずスコットランドにも行ってみた」ということでポジティブにとらえることにして、街のさびれたウィンピー(チェーンのハンバーガー屋さん)でベーコンエッグバーガーを食して、あっという間のスコットランド滞在を終えたのでした。。。

騒音ホテルと朝食

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ソールズベリーの宿

イギリス南部ウィルトシャーにあるソールズベリー。イギリスの代表的なゴシック建築であるソールズベリー大聖堂がある街です。

この地の目的は、大聖堂のほかにストーンヘンジ。観光旅行の王道をたどっているわけですね。

さて、ソールズベリー。

ガイドブックにユーザーの意見として駅前のB&Bがとてもよかったと書いてあったので、早速そのB&Bにトライ。

すんなり、空室あり、値段もリーズナブル。

B&Bとは言っても、民家が空室を貸しているものではなく、パブの2階が客室というもので、名称はホテルでした。そのため、パブ営業時間23時までは酔っ払いの声と音楽でめちゃくちゃ賑やか。そのあとも、いつまでも周辺がガヤガヤうるさく、隣の部屋もうるさく、寝不足になりました。

後にも先にも、あれほど騒音の激しい宿はありません。

朝食はコレステロール満載

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よく眠れないまま朝になり、「朝食」の時間。

ごく普通のイングリッシュブレックファーストを、しょぼつく目で粛々と食していた私たち。隣のテーブルには、やたらとおしゃべりな中年男性が、賑やかに食卓につきました。なにやら私たちにもいろいろと冗談を言って聞かせてくれているらしい(さっぱりわかりませんでしたが)。

おじさんのテーブルには、通常のイングリッシュブレックファーストとは違い、トーストと、カゴに山盛りのたまご。ゆでたまごらしい。

イギリス人のゆでたまごの食べ方は、次のような感じです。

  1. エッグスタンドにゆでたまごをセット。
  2. ゆでたまごの上方、上から4分の1ほどのところを、ナイフで横にコンコーン!と叩く。
  3. 殻にヒビが入ったところで、ぐいっと横一直線にナイフを差し込み、一気に分断する。
  4. ティースプーンを持ち、まず、切り取られた上4分の1に張り付いている白身をすくって食べる。
  5. エッグスタンドに鎮座する残り4分の3のゆでたまごに、ちょろっと塩・胡椒をふり、スプーンですくっていただく。

イギリス人全員がこの食べ方をしているかどうかは調査したわけではないので、断言できませんが、ほぼどこのB&Bでも「ゆでたまご」を注文している人はこの食べ方でしたし、ホームステイ先でもみんなこの食べ方でした。

もちろん、ゆでたまごは半熟、というより、半熟にすら至っていなくて、白身は緩く固まっているものの黄身はどろ〜りと「準液体?」状。

だからスプーンですくって食べるんですね。

で、隣のテーブルのおじさん。

コンコーン、カキーンと横切りのゆでたまご&スプーンという食べ方を初めて見た筆者と友人は、興味深く様子を見ていました。

食べる、食べる。バスケットのゆでたまごを次から次へとエッグスタンドに差し込み、割ってはスプーンですくい、、、の連続。少なくとも5〜6個は食べていたと思います。

こんなに一度にゆでたまごを食べる人を見たことがなかったので、とてもびっくりしました。

まとめ

英会話力がほぼゼロだった頃の、80年代イギリス初めて旅行。

情報もあまりなく、語学力もなく、お金もない旅行者だった当時、初めての海外旅行の印象はとても強いものでした。憧れのイギリスで、見るもの聞くものすべて新しかったのを覚えています。

英語がよくわからないからこその、無謀かつ自由な旅でした。

よろしければさらに続くイギリス旅、続き「【英会話初心者のイギリス旅】無知だからできたアナログ自由旅体験談」もお付き合いくださいね!

 

 

 

 

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