海外旅行が好きで、いつか外国に住んでみたいなと思う。
でも今どき海外と日本って、そんなに違うものなのかな?
日本にあるけど海外にはない、そんな「これって日本!」というものってなに?
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
インターネットで世界中とリアルタイムで繋がれる今、「ノマド生活」といって拠点にこだわらない生き方をする人も増えていますよね。
世界と日本、もはや「ボーダレス!」と思いがちですが、いやいや、海外から見たら日本はかなり独自の路線をいっています。
それがはっきり見えるのが、「日本にしかないもの」にフォーカスした時。
海外旅行や海外滞在を考えているなら、
日本独自のものや文化
に注目してみませんか。
世界に誇れる日本らしさや、ユニークな日本らしさ、そして、ちょっとうれしくない日本らしさを集めてみました。
この記事では、日本にあって海外にない「日本ならではのこと」について
日本にしかない サービス
日本にしかない暮らしの文化
日本でしか見かけない街の様子
日本らしい年中行事
日本ならではの季節イベント
の5つのカテゴリーでご紹介します。
海外旅行や滞在のミニ情報としてお役に立てましたらうれしいです!
日本にあって海外にないものとは?
日本ならではの「もの」や「文化」。日本に住んでいると、あたりまえのことすぎて普段あまり気にすることは少ないかもしれません。
でも、海外から来た外国人や、日本を離れて暮らす日本人から見ると、「ああ、これぞ日本!」というユニークな点がたくさんあるんです。
日本ならではの「もの」や「文化」
この記事で取り上げていくのは、日常の暮らしにみる「日本独自のもの」。
- 日本にしかないサービス
- 日本にしかない暮らしの文化
- 日本でしか見かけない街の様子
- 日本らしい年中行事
- 日本ならではの季節イベント
あくまでも庶民レベルのことに絞ってご紹介していきたいと思います(注:「海外」と表現していますが、こちらで紹介するのは欧米諸国との比較です。)。
ご紹介していく「日本にあって海外にないもの」を、まずは一覧表にしました。
日本にあって海外にないもの | ||
日本にしかないサービス | 旅館の非日常感が贅沢すぎる | |
コンビニが万能すぎる | ||
宅配便がすごい | ||
美容室のレベルが高い | ||
100円ショップが神 | ||
日本にしかない暮らしの文化 | 暮らしの中の規則 | ゴミ出し規則が厳しい |
ご近所自治会がある | ||
学校の規則が多い | ||
職場の規則が多い | ||
お祝いとお返し | ||
おつきあいの習慣 | お悔やみと返礼 | |
お土産のやりとり | ||
お土産のやりとり | ||
お土産のやりとり | ||
日本でしか見かけない街の様子 | 通勤客が電車で爆睡 | |
女性が夜道を一人歩き | ||
バッグを置いて場所取りする | ||
子どもだけで登下校 | ||
屋外に自動販売機 | ||
お風呂の設備がすごい | ||
トイレの設備がすごい | ||
日本らしい年中行事 | お正月 | |
節分 | ||
お節句 | ||
卒業式・入学式・入社式 | ||
お盆 | ||
お月見 | ||
年末行事 | ||
日本ならではの季節イベント | お花見 | |
超大型花火大会 | ||
夏祭り |
日本はユニークな国
次の項から「日本にあって海外にないもの」を具体的にあげていきますが、まずは
日本はとてもユニークな国である
ということ。これは間違いないです!
日本はご存知の通りの島国で、17世紀前半から19世紀半ばまで鎖国をしていました。なので、当然、日本独特のしきたりや文化が育ったわけですよね。
で、幕末の開国以来、西洋諸国と足並みを揃えるべく富国強兵策を取り、近代化を進めた…と歴史の授業で習ったと思います。
第二次政界大戦後、急激な経済成長を経て主要先進国のひとつになり、欧米の文化を柔軟に取り入れてきました。
そのため、欧米と似ている部分と、独特な文化や習慣が共生したユニークな環境が育ったわけです。
欧米から見ると、アジアの国の一つ日本。
でも、多くの欧米人が、「日本は他の国とは全然違うんだよね。すごく特別。」と言います。
ヨーロッパや北米に暮らしてみて、かつての単純な「欧米の金持ちの東洋趣味」から抜け出して、日本独特の文化がそのままに浸透しつつあるなと感じますね。
▼ 外国では、日本ではごく当たり前の常識と思われていることが、全然違っていたりします。現地で生活すると小さなびっくりの連続。海外で生活すると見えてくる、日本人がびっくりすること30連発!
日本にしかないサービス5選
海外で暮らしてみると、日本の行き届いたサービスがとても恋しくなります。
日本に滞在経験がある外国人の話を聞いてみても、多くの人が日本のサービスを絶賛してやみません。
ここであげるのは次の5つです。
旅館の非日常感が贅沢すぎる
日本の旅館は、私たち日本人だけでなく、外国人にとってもワンダーランド。
豪壮な建物の大規模旅館から、情緒あふれる和風建築の小さな宿まで、非日常が散りばめられていますよね。
「美しい自然を堪能しながらの露天風呂は最高!」
「旅館のきめ細やかなおもてなしに感動した!」
日本の旅館に宿泊した外国人からは、こんな感想が聞かれます。
とにかく贅沢の極み、日本の旅館は究極の癒し空間ですよね。
コンビニが万能すぎる
日本のコンビニエンスストアの存在は偉大です。
本当になんでも揃ってしまい、ATMまであり、清潔なトイレまでお借りすることができるなんて超コンビニエント!
ヨーロッパでも、最近は深夜まで営業するミニスーパーも登場していますが、日本のコンビニのサービスの幅の広さには足元にも及びません。
暗い田舎道、ぽつんと現れるコンビニの明かりにホッとする人も少なくないのではないでしょうか。
宅配便のサービスがすごい
配送日時を細かく設定できて、ドアツードアのサービス。
おまけにコンビニや一般商店など、取次店が多いうえに、その取次店から発送もできちゃうのがすごいんですよね。
しかも翌日配送が可能って、世界スタンダードから見たらびっくりのスピードですよ。
美容室のレベルが高い
美容師さんの留学先としてロンドンやパリは有名。でも、お客の立場から言えば、ロンドンやパリよりも東京。
日本の美容院では、美容師さんの技術も優れていると思うし、そのきめ細やかなサービスは突出しています。
イギリスでもフランスでも、サービスはおおむね雑ですよ。
切った髪の毛が襟足に入り込むし、カラー染料が顔に付いていたり、ドライヤーの熱風で火傷しそうになったり…。
サービスでマッサージをしてくれるなんて、日本だけでは?
100円ショップが神
海外在住者からみると100円ショップは、一時帰国の大きな楽しみの一つ。
日用雑貨が無駄に高い欧米から見ると、あらゆるカテゴリーの商品が100円(+消費税)で買えてしまう日本の100円ショップはありえない存在。
毎回、「えーっ、こんなに買ってもこの値段?」とびっくりします。
しかも、その数倍も値段が高い欧米商品よりずっと品質がいいですよ。
▼ 海外生活で日本人が恋しくなるものとは?日本では「ごく普通のもの」が海外では手に入りにくいものもあります。海外の日本人に送ると喜ばれるものはこちら!
日本にしかない暮らしの文化7選
「ああこれは、日本にしかないなあ」と思う、暮らしの中のことを6つ選んでみました。
暮らしの中の4つのよくある規則
なにかと規則を細かく作ってしっかり守る…。けっこう厳しくウォッチしたりするのも、日本によくある光景です。
ここでピックアップしたのは、次の4つの「よくある規則」。
- ゴミ出し規則
- 自治会の規則
- 学校の規則
- 職場の規則
ゴミ出し規則
これは地方自治体によって大きく差があるようですよね。でも、おおむね、指定の日に集積所に持っていくパターンではないでしょうか。
指定ゴミ袋を購入し、袋に記名し、指定時間帯に出す。
間違っても、早く出したり、別の袋で出してはいけない…。
燃えるゴミの日に不燃物を混ぜたりすると、ご近所さんに叱られたりなんかして。
厳しいですよね。
海外でも一応、自治体でゴミの出し方の決まりがあるよう。
現在、筆者が住んでいる地域ではゴミの種類ごとに自治体指定のゴミ箱があります。
曜日によって出せるゴミが決まっているので、指定曜日の朝までに家の前に出しておけば収集車がピックアップしてくれる仕組み。
自治会・町内会の規則
ご近所さんの自治組織があるのも、すごく日本的。
ずっと昔からある地域の互助のしくみが現代も続いているものですが、今のような組織になったのって実は第二次世界大戦のちょっと前。
今の自治会や町内会は任意加入ですが、地方だとけっこう結束が強いですよ。
ごみ収集場所の提供や清掃、冠婚葬祭のサポート、お祭りや防犯・防災などの活動をしています。
で、けっこう決まり事が多いです。
組内で弔事というときは、必ず各家一人ずつ手伝いを出さなくてはいけない…とか。
ご近所さんとのお付き合いは、もちろん欧米でもありますが、日本のように組織を作り会費を集めて運営…なんていう仕組みは珍しいかもしれません。
学校の規則
日本の学校、とっても規則が多いですよね。高校の生徒手帳にびっしり「しなくてはいけないこと」と「禁止事項」が書いてありました(笑)。
海外生まれで海外育ちの子が日本の学校に行ってびっくりすることの一つが、その決まりの多さ。
「冬休みのしおりをもらったらさー、あれダメこれダメっていっぱい禁止事項書いてあってびっくり。休み中なのにね」
昔は、「給食は三角食べをしましょう」なんていう決まりもありました。
職場の規則
職場にもいろんな規則ありますね。服装の決まりとか、車通勤NGとか。
でもどちらかというと風紀のための規則というより、職務に関わる決まり事が多いですよね。
飛行機を使う出張で、どんな条件をクリアしたらビジネスクラスOKとか。
昔、わずか1週間だけ有給休暇を使って海外に所用のために行こうとしたら、お局様に
「前例がないから、あなただけ1週間の有給なんてダメです💢」
と言われて絶句したことがあります(笑)。
おつきあいに見る3つの日本らしい習慣
親戚、友人、職場、子どもの学校など、いろいろなおつきあいというものが存在します。
ここにも、海外にはおそらく存在しない、「日本らしい」習慣を見てとることができます。
お祝いとお返し
お祝いの種類も多岐に渡るのが日本文化の難しいところ。
出産祝い、入学祝い、卒業祝い、就職祝い、結婚祝い、引っ越し祝い…などなど、うっかりすると忘れそうですよね。
そして、お祝いを贈られたほうは、お返しをするというのも日本ならでは。
これら、すべて「のし袋」や「のし紙」というものを使うわけですが、その「のし」になんと書くかも常識を問われる悩ましい問題。
お悔やみと返礼
お葬式のやりかたって宗教によっても、国や地域によっても大きく違いがあると思います。
日本のように、参列者全員が黒の礼装をし、斎場の受付で現金を包んだ香典を渡し、遺族側からは返礼の品をいただくという流れはかなり独特ではないでしょうか。
斎場に贈る花籠や盛籠なども、仏式や神式だけの文化でしょう。
その後の法要の際にも、同様なやりとりがあります。
そして、不祝儀袋の表書きにもいろいろな決まりがあるんですよね。
お土産のやりとり
旅行をしたら家族や職場にお土産を買う。
出張で出かけたのに、職場の人々にお土産を買って帰り、翌日のお茶の時間に配る。
一時帰国で日本に帰るときに、会う予定の人々それぞれにお土産を持っていく。
日本ではなんの疑問も抱かない光景ですが、海外から見るとお土産のやりとりは「日本の不思議」のひとつかもしれません。
どこかに出かけて「家族や友達にお土産を」、とういうのはよくあることですが、さすがに出張帰りに職場の人に配るお菓子を調達するのは珍しい話。
「お土産を必ず用意する」ってけっこう疲れるルーティンですよね。
日本でしか見かけない街の様子7選
「日本にあって海外にないもの」、次は街の様子です。
日本語の看板があるとか、電車の広告が賑やか、とかそういうことはひとまず置いておいて、ここでは外国人がびっくりする6つのポイントをご紹介します。
通勤客が電車で爆睡
朝の電車、夜の電車、運よく席に座れた人が爆睡している姿、よく見かけますよね。
船漕いじゃって、両隣の人にイヤな顔されたりして(笑)。
あれ、欧米ではまず見かけないですよ。
危ないもの。
都市部の地下鉄やバスでは、うっかりすると犯罪に巻き込まれることもあります。居眠りしていたら財布やバッグを盗まれる可能性だって大。
スマホを手に持っているだけでも「危険!」と言われるわけですから。
女性が夜道を一人歩き
仕事からまっすぐ家路についても最寄駅に着いたらすっかり夜が更けている、ということが多い日本の都市部。
残業で深夜の帰宅になっても、飲み会や食事で午前様になっても、最寄駅から歩いて帰るという女性は多いと思います。
これは日本だから通用することで、同じことを欧米ですると都市部・田舎関係なく危ないですね。
バッグを置いて場所取り
カフェなどで、バッグや私物を置いて場所を確保し、飲み物を買いに行く…。
わりと普通にある風景。
パリで同じことをしたら、スリの格好の餌食です。
テーブルの上にスマホや財布を出しているだけでも危ないと言われます。
子どもだけで登下校
ランドセルをしょった子どもたちが、通学路を賑やかに歩いていく、というのは日本だけかもしれません。
一人で電車通学する小学生もいますよね。
子どもだけでの登下校、欧米では滅多に見かけず、基本はスクールバスや保護者の送迎が必要です。
それだけ日本は安全な社会ということなんですよね。
屋外に自動販売機
とくに周りに店舗などもないのに、道端にポツンと鎮座する自動販売機。
日本では普通に置かれているこれらの自動販売機ですが、欧米では存在しないものの一つ。しかも日本の自動販売機、買える飲み物のバラエティがすごいですよね。
なかにはスープやお汁粉まで買えるものも。
お風呂の設備がすごい
湯船に浸かる文化のある日本、浴室設備メーカーの力の入れ方が違います。
「取説がないと何が何だかわからない!」と言いたくなるほど細かい設定が可能な給湯システム。
お姉さんの声で「お風呂が沸きました!」と教えてくれますよね。
バスタブの細かいデザインや、滑らない浴室フロア。
そして浴室乾燥機。
日本のお風呂の設備はすごいです!
欧米では、バスタブ、水栓、床のタイル、シャワーブースのガラス壁がそれぞれ売られているくらいで「ハイテク感」ゼロですから。
トイレの設備がすごい
日本に来た外国人が驚くことの代表がトイレ。
空港に着いてすぐに利用することが多いので、よりいっそうトイレに感動(びっくり)するみたいです。
トイレの壁に設置されているパネルの複雑さといったら…。しかも、トイレごとに少しずつ設備が違ったりして、迷う迷う。
水洗ボタンも、後ろにあったり、パネルにあったり、自動洗浄だったりね。
便座が暖かい、というのも衝撃らしいですよ。
▼ 海外在住者が感じる「日本の良さ」。日本に住んでいると当たり前のことでも、外から見ると「本当はとってもすごいこと」もあります。一時帰国のたびに思う日本の良さをピックアップしました。
日本らしい年中行事7選
日本には情緒あふれるいろいろな行事があります。
欧米では経験していないぞ、という日本らしい年中行事をご紹介します。
お正月
お正月はもちろん、どの国でも1月1日だけは祝日。でも2日から通常通りというところが多いのではないでしょうか。
クリスマスは盛大に祝うけれど、お正月はとくに何もしないのが普通かと思います。
特別な料理を作り、特別な飾りを用意し、大いに祝い、大いに飲んで食べるのは日本ならでは。
節分
最近はあまり気にしていない人もいるでしょうが、いまだに子どもたちの教育の場では健在な「節分」。
神社での豆まきも節分の風物詩です。
豆をまいて鬼を追い払う、という儀式も日本ならではのユニークなものですよね。
しかも、節分に用意した炒り豆を年の数だけ食べると1年間健康でいられる、というのもなんともトラディショナル。
お節句
桃の節句と端午の節句が有名ですが、これも独特な日本の風習。
節句ということで、もともとは中国からの影響でしょうが、今のお節句の形は日本だけでしょう。
3月の桃の節句は雛人形、5月の端午の節句は兜や武者人形と、子どもの健康と幸せを祈る日本ならではの行事です。
ちなみに雛人形を購入した際、外国人夫は人形店に展示されている雛人形の価格を見て大いにショックを受けていました(笑)。
卒業式・入学式・入社式
高校や大学の卒業は欧米でも大いに賑やかに祝いますよね。
でも、幼稚園の卒園式から始まる、日本の学校の節目の式典はとても日本的だし荘厳で素敵だと思います。
子ども一人一人の名を呼んで卒業証書を渡すなんて、「全てをきっちり仕上げたい」日本らしいですよね。
「校歌斉唱」についても、そもそも学校の歌なんてないよ、というのが外国の常識。
また、新卒採用を大規模に行なっている企業の入社式も日本独特の季節行事と言えるのではないでしょうか。
お盆
欧米のクリスマスと同じく、日本ではお盆。
年間最大の宗教行事です。
でも、4日間に渡って行われる、自宅での先祖をしのぶ行事ということで、もちろん欧米にはないもの。
クリスマスはせいぜい24日のイブのミサと25日のミサくらいですから。
この時期にだけまとまった休みが取れる、という人も少なくないので、各地へ向かう主要道路や公共交通機関の大混雑も毎年の夏の風物詩ですね。
お月見
世界の国々には作物の実りを感謝するお祭りがいろいろありますが、月に御供物をして農作物の収穫を感謝する「お月見」はすごく日本的。
すべてのものに神様が宿る、という日本古来の考え方があります。
お月見は、旧暦の8月15日(十五夜)の月に御供物をして祈る日本ならではの行事ですね。
年末行事
年の瀬が迫ってくると、お正月を迎える前の様々な行事が各地で行われますよね。これも「お正月」を1年で最も大切な節目と考える日本独特なもの。
例えば、酉の市。
1年を無事で過ごせたことに感謝し、来る年の幸せを祈願するお祭りです。
同様に、浅草の羽子板市もお正月用品が並ぶ年末の風物詩として有名ですよね。
それから、1年を締めくくる行事が大晦日の除夜の鐘。
遠くから響いてくる鐘の音を聞くと「ああ日本だなあ」としみじみ感じるもの。
108あると言われている人間の煩悩を払って、清らかな気持ちで新年を迎えたいという願いが込められているそうです。
そして、同時に始まる寺社への初詣も日本の季節情緒いっぱいの行事ですよね。
日本ならではの季節イベント4選
最後に、日本ならではの季節イベントを4つ選んでみました。
お花見
お花見って、特に型式とか決まりはないのに、桜の季節になると全国各地で行われる日本独特のイベントです。
日本人は桜に対して特別な思い入れを持っていると言われています。
「ニッポン=サクラ」みたいなイメージを持つ外国人も少なくありません。
桜の見頃は確実な予測が難しくて、満開になるとあっという間に散ってしまうという、「はかないが故の希少価値」があるんですよね。
そして確かに美しいんですよ、満開の桜って。
夜桜を見上げながら気の合う仲間とパーティー、楽しいですよね(寒いけど)。
超大型花火大会
花火は海外にもあります。大きな花火大会も、もちろんあります。
でも、日本の有名花火大会は、世界各地で開かれているものとは規模が全く違いますよ。
あんな何万発も続く巨大花火大会は日本だけ。
しかも、露店が並び、随所で花火ピクニックが開かれているという、「全力でお祭り!」な花火大会は日本にあって海外にはないものです。
夏祭り
日本の夏祭り、全国いたるところで伝統的なお祭りが受け継がれているという点がすごいです。
世界中、いろいろなところで「お祭り」はあります。
ものすごく有名で大勢の観客で賑わうものもたくさんありますよね。
でも、京都の祇園祭を筆頭に、日本ほど歴史を感じる伝統的なお祭りが、随所で行われるというのは少ないのではと思います。
しかも日頃勤勉で有名な日本人が、仕事を休んでまでお神輿を担ぎ、山車を曳き、大酒を飲み、大声で叫ぶというのが非日常すぎて感動ものだと思いますね。
紅葉狩り
日本の紅葉、桜と並んで「日本の美」の代表と言えるでしょう。
山や森など自然の中の紅葉も素晴らしいですが、庭園や寺院などの緻密に作られた環境での紅葉の美しさも胸を打ちます。
もみじの深い赤の美しさは格別で、日本以外ではあそこまでの圧倒的な赤を見ることは少ないのではないでしょうか。
日本の紅葉狩りが他の国とは違うのは、歴史的建造物などとの複合美にあると思いますね。
▼ 移住して海外で生活することは、日本人にとってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。移住したい人が知っておくべき経験者からのヒントも併せてお届けします。
まとめ
日本は世界レベルで見ても、カスタマーファーストの国、サービスの国。
そして、生活の利便性の高さは、おそらく世界No.1と言っても過言ではないはず。
海外に行ってみると、
日本にはあれがあるのになあ…、なくて不便だなあ…!
と改めて気付かされることがとても多いんです。
あると便利なサービス、ないと困るあの設備、そして「ザ・日本」な行事や習慣の数々。
暮らしていると「当たり前」だと思っていることも、海外から見たらびっくりすることだったり、不思議だったりするもの。
海外旅行や海外滞在のさいは、その違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
そして、「郷にいれば剛に従え」精神で、その国々の文化やマナーに合わせて安全な旅をなさってくださいね。