海外生活でありがちなことってなに?
日本に住んでいる時とは違う、
外国暮らしならではの「あるある」を知りたい!
こんにちは、まのん(@ManonYoshino)です。
日本人の海外在住者は約130万人とか。
これって日本の総人口から見たら、1%。
単純に考えて、日本人の100人に一人は外国暮らし、ということになりますよね。
世界中どこに行っても、その地で頑張る日本人の人たちがいます。
海外が身近になったと言っても、すぐに簡単に海外移住できるわけではないですよね。
旅行なら簡単ですが、外国で長期に渡って暮らすには「滞在許可証(ビザ)」が必要。
それなりに準備も資金も、または資格もいるでしょう。
「いいなあ外国暮らし〜!」
と思っている人も多いことでしょうが、「いいなあ」というようなことばかりではないのが海外生活。
この記事では、
海外で生活する日本人が経験しがちな「海外生活あるある」
を7つご紹介します。
住む国によって状況はさまざまですが、どこの国に住んでも共通するポイントを集めてみました。
これから海外移住をされるかた、今まさに海外生活スタートしたよというかた、ぜひご覧くださいね!
*ここにご紹介する「あるある」は、管理人やこれまで関わってきた日本人のかたたちから聞いた、「個人的な経験値」がベースです。人によって、住む国やエリアによってもさまざまな「あるある」が存在することをご承知おきください。
目次
海外生活あるある ① サバイバル能力がアップする
海外生活、そんなに「夢のように楽しい」ことばかりじゃないです。
どちらかというと、生活者になってしまうと、「大変…」と思うことの方が多いかもしれません。
でもそのおかげで、海外で生きていくことを通じて、「難しい環境でもなんとかしてみよう」というサバイバルの力がつくんですよね。
異言語、異文化の中では、買い物に行くことだってちょっとした冒険。
医療機関、銀行、役所の手続きにも、勝手がわからないし、相手の言っていることがよくわからないし、勇気が必要だったりするんですよね。
海外旅行をしたことがある人は、そのあたりの「冒険感」を感じたことがあるのではないでしょうか。
また、環境への順応力も強くなる気がしますね。
あるものでなんとかする、その場所にあった暮らし方をする、といった順応力が求められますから。
気候への順応もそうですが、水質や湿度なども日本と違うんですが、みなさんいろいろ工夫して上手く暮らしているようですよ。
▶︎ 海外生活で得られるものは、異文化体験や言語習得だけではない!海外で暮らして感じた変化とは?
海外生活あるある ② 日本と比べて不便すぎる
海外生活者が感じる「生活への不満」の一つが、暮らしの利便性ではないでしょうか。
なにしろ、日本っていろんなサービスが至れり尽くせりですものね。
「外国だから、その国の仕組みに慣れていないだけじゃない?」
という意見もあるでしょう。
確かにそれも一理あります。
ただ、やっぱり日本の生活利便性は世界的に群を抜いています。
日本に滞在経験があったり、実際に暮らしたことのある外国人の多くが、日本の便利さをほめたたえますね。
手ぶらでスキー場に行けるのがすごい。宅配便の人が家まで荷物取りに来てくれて、旅行先で受け取れて、帰りも家まで宅配便で送れる!
日本のコンビニすごすぎ。あんな小さなスペースにだいたい何でも揃ってるし、ATMまである!
日本の100円ショップやドラッグストアはパラダイス。日本に行ったら買いまくります!
しかも日曜日も夜まで開いてるなんて凄すぎる〜!
これら、日本を一歩出ると、お目にかかれないんです。
海外だと、医療機関は土日完全お休みですし、平日の診療も完全予約制のところが多く、予約がかなり先になるところも。
また、美容院やデパート、ショッピングセンターや商店など、少なくとも欧米では日曜日はお休みになるのが一般的。
それを考えると、日本は「いつでも必要なサービスにほぼアクセスできる」と言う点ですごいと思います。
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海外生活あるある ③ 言葉の壁に苦労する
これは、大人になってから外国語を学んだ場合、どこの国に行っても共通して言えることかなと思います。
英語圏なら、学校で勉強していたから…なんて言いますが、そんなことないない!
学校で習う英語では、「気後れせずに話せる」レベルになるって、かなり難しいのではないのではないでしょうか。
はたから見たら英語がすごく上手に思える人でも、本人からしたら「いや、まだまだ…」だったり。
ましてや、その他の外国語になると、本当に言葉の壁に苦労することが少なくありません。
▶︎ 海外生活では「言葉」が大きなストレスになることも。言葉の壁にどう立ち向かうか、ストレスを軽くする方法はこちら!
海外生活あるある ④ ときどき日本に強烈に帰りたくなる
外国で生活することを夢見て飛び出した海外。
海外で暮らす日本人の人たちは、勉強したい、働きたいなど、それぞれに頑張って海外移住への道を切り拓いたことと思います。
また、自分の意思というより、家族の転勤や結婚で海外に暮らす人も多いでしょう。
どんな理由で海外生活を送っていようが、日本は「慣れ親しんだ自分の祖国」。
「日本に行けるチャンスと渡航資金があるなら
いつでもいきたいーー!」
と思っている人が少なくありません。
海外で出会う日本人のほぼ全員が「やっぱり日本はいい」と言います。
ないものねだりというか、なかなか行けない遠くの祖国だからこそ、日本が懐かしくてたまらなくなるんでしょうね。
そして、無性に日本に帰りたくなるわけで…。
留学生活に疲れたとき、会社で無力感に苛まれたとき、国際結婚の配偶者とうまく噛み合わないとき、などなど、「帰国熱」がぐんと加熱するんですよね。
何年海外に住んでも、定期的にホームシックになる人も多いのではないでしょうか。
▶︎ 海外生活は、楽しいけれど大変なことも多いもの。「どうしようもなく日本に帰りたい!」と思ってしまった時、どうすればいい?
海外生活あるある ⑤ 一時帰国が何より楽しみ
海外在住日本人にとって、最高の楽しみの一つが日本への一時帰国。
こう言う気持ちって、すごく若いときにはあまり理解できていませんでした。
でも、海外に定住するようになって、仕事をしたり家庭を持ったりしてからは、がぜん「一時帰国は、1番の重要事」に。
たぶん、定期的に日本に一時帰国している多くの日本人のみなさんは、一時帰国を軸にした年間計画を立てているはず。
一人で海外生活をしていたころは、時間とお金が調達できればスイッと帰っていました。
サクッとスーツケースに必要なものを詰め込んで、身軽に気軽に。
家族を持つようになってからは、一時帰国がもっともっと大袈裟なものになりました。
半年以上前から航空券を手配したり、日本での予定を組んだり。
子どもが学齢期になってからは、日本の学校への体験入学の手続きや、制服・学用品の手配をしたり。
周囲の日本人、みんながこんな感じ。
みなさん、バッチリ準備を重ねて一時帰国の途につくんですよ。
そして、びっくりするほど大量の食料品や日用品・薬品・化粧品などを、日本から持ち帰ってきます。
段ボールで何箱か運んでくる人も多いですよ。
なかには、飛行機では運びきれず船便で別送するケースも…。
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海外生活あるある ⑥ 独特な食生活をしがち
郷に入れば郷に従えと言いますが、食生活に関してはなかなかそうはいかないのかもしれません。
日系人が多く暮らすカナダでは、日系二世・三世がたくさん。
生まれも育ちもカナダという人たちも、やはり親世代からの日本的な食生活を受け継いで暮らしているのをみかけました。
もちろん、駐在員や学生、永住権を取って暮らす人たちも、現地での生活が長ければ長いほどその食生活は和食寄りに…。
会社員時代、忘年会の福引景品の一番人気は、「日本食スーパーお買い物券」でした。
ヨーロッパに暮らす人も同様です。
国際結婚家庭では、週のうち何度かは和食というお宅が多いよう。
海外生活年数とともに、それまで以上に日本食が好きになったり、恋しくなったりというケースも。
とはいえ、和食材は割高ですし、地方ではなかなか手に入らないという場合もあります。
納豆、味噌、麹、麺類などを手作りする人も多いです。
和菓子や、菓子パンなどを手作りする人も…。
家庭菜園で和食に合う野菜を栽培している人もいます。
自分に関して言えば、結婚するまでは特に和食にこだわりはありませんでした。
肉、ワイン、チーズがあればOKという感じでしたが、結婚して子どもが生まれてからは食育の意味も込めて積極的に和食も作るように…。
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海外生活あるある ⑦ 友達作りが意外と難しい
学生時代は、わりと友達作りは難しくないですよね。
クラスメート、部活、サークル、バイトの仲間など、いろんな人と知り合い友情を深め合う機会がいっぱいありますよね。
社会人になっても、日本で働いている場合は、同期の仲間や同僚、学生時代からの友達や趣味の友達など、遊んだり飲みに行ったりする仲間たちに事欠かないという人が多いのではないでしょうか。
年齢が上がるにつれて、社会的立場が違ってきたりすると、友達作りは難しくなります。
海外でも、友達作りは意外に難しいんですよ。
まず、現地の友達を作るのがかなり難しいです(なかには、すごく上手に友達の輪を広げる人いますが…)。
これまで、4カ国で生活してきましたが、同性の現地人の友達は本当に数えるほどしかできていません。
異性の友達(純粋に友達!)ならわりと簡単にできるんですが、あれはなぜなんでしょうね。
多くの人は、海外に行っても同じ国の人たちと仲間を作ります。
どこに行っても「日本人会」とか「日本人の集まり」があり、お互い情報交換したり助け合ったりしています。
駐在員には駐在員の集まりがあり、現地採用スタッフは一緒にはからみません。
同じ駐在員でも、業種ごとに固まったりもします。
学生やワーホリ、若い移住者たちも、彼らなりに集団になります。
ただ、狭い社会なので、うまく付き合っていくことがとても重要。
そのため、お互いに適度な距離感を保ちつつ、気を遣いながらお付き合いすることが多いようです。
腹の底から笑い合える、といった友達を作るのは意外と難しいものですよ。
▶︎ 大人になると友達作りが難しいと言われますが、海外で友達を作るコツと、寂しくてたまらない時の対処法とは?
まとめ
海外生活者の、住んで暮らしてみて初めて知る「共通のあるある」をご紹介しました。
外国で充実した生活をしているように見える人でも、アウェー生活にはストレスがつきもの。
まず、日本ほどサービスが充実している国も少ないんですよね。
そのため、言葉や文化・習慣の違いもあるので、海外在住者によくある「海外生活あるある」も、「ない!」「違う!」にまつわるものになりがちです。
これから海外生活を始めるというかた、今まさに海外生活の真っ只中でストレスを感じているかた、
大丈夫だよ、みんなも経験してるよ〜!
という気持ちをお伝えしたいと思い記事にしました。
貴重な外国の時間、ぜひぜひ「面白いな、海外!」をたくさん発見してみてくださいね。
▶︎ 外国では、日本ではごく当たり前の常識と思われていることが、全然違っていたりします。海外で生活すると見えてくる、日本人がびっくりすることとは?